著者
山田 秀和
出版者
医学出版
雑誌
美容皮膚医学beauty
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.64-68, 2021-02
著者
吉村 耕治 山田 有子
出版者
一般社団法人 日本色彩学会
雑誌
日本色彩学会誌 (ISSN:03899357)
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, 2020

<p> 新しい色名は,いつの時代でも創られている.21世紀の日本車の新色名に,「グロリアスグレーメタリックモリブデン鸞鳳(らんぽう)」や「デミュアーブルーマイカメタリックモリブデン瑞雲(ずいうん)」がある.これらは最高級車センチュリーの色名で,その塗装には日本の伝統工芸の漆塗りを参考に,層を重ね,研ぎと磨きを加えることで奥深い艶や輝きが追求されている.そして,敢えてカタカナと漢字を併用することによって,高級感が表出されている.その他にも,「シリーンブルーマイカ摩周(ましゅう)」や「ブラッキッシュレッドマイカ飛鳥」などもある.四季や時の移り変わりによる景色の変化が,車のボディカラーにも表現されており,トヨタのジャパンカラーセレクションパッケージ(12色)には,「紅,仄(ホノカ),茜色,天空(ソラ),群青,紺碧(アオ),白夜(ビャクヤ),翡翠(ヒスイ),常磐色(トキワイロ),胡桃(クルミ),黒曜,白光」が用いられている.21世紀になってから,「白夜,白光,夜霞」なども車のボディカラーとして採用され,「エモーショナルレッド」や「アティチュードブラックマイカ」のような感情を表出する色名が増加している.</p>
著者
山田 圭飛
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.25-25, 2009

地方都市では大都市圏と違い人口が少なく,対面販売機能しか持たない店舗においては広告の費用対効果が低くなる傾向がある.そのため地方の個人経営規模の商店では情報戦略化におけるコスト意識が高くなり,地域間の情報格差が発生している.情報機器,インフラは急速に進歩を続けて,利用するべき店舗事業主の情報リテラシと大きなギャップが生じている.地域活性化が求められている中,地方都市では限られた経済圏・人口の中で,より濃密な顧客情報戦略が求められている.著者も,モバイル対応の地域クチコミサイト「ハコレコ」にて地域飲食店の情報戦略化の支援を行っている.その中で利用促進の一環として,期間限定イベント「レコレース」というポイントレースを行った.本研究では「レコレース」にて収集したユーザデータを分析し,今後の地域商店における情報戦略化に向けての考察を行う.
著者
森 禎三郎 藤村 匠 山田 洋平 狩野 元宏 佐藤 健二 浅沼 宏 星野 健 長谷川 奉延 黒田 達夫
出版者
特定非営利活動法人 日本小児外科学会
雑誌
日本小児外科学会雑誌 (ISSN:0288609X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.4, pp.841-849, 2019-06-20 (Released:2019-06-20)
参考文献数
38

総排泄腔遺残症・外反症や性分化異常症では,生命予後やQOLは改善されてきたが,生殖機能における長期的予後は十分に改善されているとは言えない.当院では小児外科,小児科,泌尿器科,産婦人科でチームを形成し,症例ごとに治療を行っている.今回,外陰部形成術を施行した5例を後方視的にまとめ,術式の選択と至適な手術時期について検討した.原疾患は総排泄腔遺残症が2例,総排泄腔外反症,先天性副腎皮質過形成症,原発性性腺機能低下症が1例ずつであった.外陰部形成には,結腸間置法,skin flap法,pull-through法,total urogenital mobilization,骨盤腹膜利用法をそれぞれ用いた.外陰部形成術を行う疾患は多岐にわたり,病態も多様なため,症例に応じたアプローチが必要である.疾患に応じて手術時期を設定し,乳児期より多科連携による治療戦略のロードマップを描くことが重要である.
著者
山田 慶男
出版者
一般社団法人 日本ゴム協会
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.122-130, 1979-02-15 (Released:2013-03-05)
参考文献数
13
被引用文献数
1 1

1 0 0 0 OA 奈良朝文法史

著者
山田孝雄 著
出版者
宝文館
巻号頁・発行日
1913
著者
重川 純子 山田 篤裕
出版者
社会政策学会
雑誌
社会政策 (ISSN:18831850)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.71-84, 2012

本稿では,一般市民によりフォーカス・グループを形成し,最低生活(誰にでも最低必要な基礎的生活)の定義,そこに含まれる財・サービス,購入場所・頻度まで,話し合いで決める手法を東京三鷹市で実践し,得られた最低生活費を政府統計と比較した。三鷹市における最低生活費の月額(含住居・食料費)は単身男性19万3810円,同女性18万3235円であった。また子どもの住居・食料費以外の月額は,5歳児4万1897円,小5男子3万3969円,同女子3万4201円,中3男子5万7464円,同女子5万7681円となった。これらを政府統計と比較した結果,裁量幅の大きい選択的な支出が抑えられているとはいえ,支出構成について一定の妥当性があることを確認した。また,いくつかの課題はあったとはいえ重要な結論の一つは,日本でも段階を踏めば一般市民が参加することで最低生活費を算出することは十分可能だということである。

1 0 0 0 OA 月下の光景

著者
山田 眞史
出版者
小樽商科大学
雑誌
小樽商科大学人文研究 (ISSN:0482458X)
巻号頁・発行日
vol.85, pp.275-340, 1993-03-31
著者
山田 斗志希 遠山 和大
出版者
富山大学総合情報基盤センター
雑誌
富山大学総合情報基盤センター広報 (ISSN:21883181)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.43-49, 2020-12

本稿では,筆者(山田)が制作した講演会のポスターについて,制作に使用したソフトウェアをどのように使用したのか,これについて制作過程を交えて具体的に解説する。
著者
白崎 将瑛 山田 雅輝 佐藤 力郎 柳沼 薫 熊倉 正昭 玉木 佳男
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.240-245, 1979
被引用文献数
1 7

A series of field trapping of males of the peach fruit moths was conducted with synthetic pheromonal compounds, (<i>Z</i>)-7-eicosen-11-one (compound A) and (<i>Z</i>)-7-nonadecen-11-one (compound B), in apple and peach orchards in Aomori and Fukushima Prefectures. Polyethylene capsule and polyethylene cap were better than two different rubber septa as dispensers of synthetic pheromonal compounds A and B (20: 1 ratio) at the level of 0.1 to 0.3mg per dispenser, though no difference was observed at the level of 1.0 to 3.0mg per dispenser. Trap catch of male moths increased as the amount increases from 0.1 to 3.0mg per dispenser. Synergistic effect of compound B on trap catch was not observed, and compound A alone was enough as a bait for male peach fruit moths. Additions of (<i>E</i>)-isomers of compounds A and B, and (<i>Z</i>)-and (<i>E</i>)-7-alken-11-ones of carbon number 17, 18, 21, and 23 at the level upto 10% of 20: 1 mixture of compounds A and B showed no effect on the attractiveness.
著者
山田 育穂
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.435-442, 2020-10-25 (Released:2020-10-25)
参考文献数
16

本研究では、空間解析において標本調査により収集された空間データを用いることが及ぼす影響を明らかにすることを目的として、統計的シミュレーションに基づく検証を行った。分析対象地域内に他より高い属性値を持つ空間単位のクラスターが存在する様々な空間パターンを確率的に発生させて、そのクラスターを検出する空間解析を、母集団全体を用いて行った場合と特定の抽出率で得た標本に基づき行った場合とで、結果がどのように変化するかを分析した。空間解析に使用したのは、空間的自己相関の分析に広く用いられるローカルMoran統計量である。分析の結果、第一種の過誤については、その発生回数・空間分布共に母集団に基づく解析と標本に基づく解析の間に大きな差はないことが分かった。一方、クラスターの検出力は、標本の抽出率が低下すると共に低下すること、その傾向は特にクラスターの辺縁部で顕著であることなどが明らかとなった。今後は、一定の検出力を保つために必要な抽出率あるいは標本数などについて、他の空間解析手法も含めた包括的な検証が望まれる。
著者
秋山 麻美 永合 徹也 山田 希 佐野 公人
出版者
一般社団法人 日本有病者歯科医療学会
雑誌
有病者歯科医療 (ISSN:09188150)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.43-47, 2008-04-30 (Released:2011-08-11)
参考文献数
12

今回我々は, パニック障害の既往を有する患者に対して静脈内鎮静法を施行し, 術後に不穏状態を呈した症例を経験した. 患者は18歳女性. 過換気発作を伴うパニック障害があり内服加療中である. 静脈内鎮静法下に抜歯術および歯科処置を行うこととした. 初回は下顎右側埋伏智歯の抜歯術を予定した. ミダゾラム5.0mgで至適鎮静状態が得られ処置時間15分で終了した. 帰室後より過呼吸発作が出現したがビニール袋による呼気再呼吸にて症状の改善が認められた. 2回目は下顎左側埋伏智歯の抜歯術を予定した. ミダゾラム5.0mgで至適鎮静状態が得られるも痛みの訴えとともに過呼吸状態を呈したため, 局所麻酔薬およびミダゾラムを追加投与し処置時間30分で終了した. 処置終了後より過呼吸発作が出現したため, ミダゾラム3.0mgを投与した. 症状の改善を待ち帰室としたが, 帰室後より不穏症状および過呼吸発作を繰り返した. パニック障害を有する患者では, 環境の変化や疼痛などのストレスを契機にパニック発作を起こす可能性がある. 不安や疼痛などに対する周術期全般にわたる慎重な配慮が必要であると痛感させられた症例であった.