著者
広田 栄子 小寺 一興 工藤 多賀
出版者
日本聴覚医学会
雑誌
AUDIOLOGY JAPAN (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.31, no.6, pp.755-762, 1988
被引用文献数
4

The purpose of this study was to provide the methodology how to use speech discrimination test (57-words list by Japan Audiological Society), and its usefulness for the fitting of hearing aids was evaluated. Speech discrimination score of 163 sensorineural hearing-impaired patients with/without hearing aids were mesured by means of speaker methods, and the results were analysed. The results were 1) When speech discrimination score with hearing aids is 10% lower than the score obtained without hearing aids, it is considered that the patient requires refitting of the hearing aids. 2) The improvement of consonants by hearing aids was varified according to the degree of discrimination score without hearing aid in the hearing-impaired. It is possible to predict that the consonant and vowel can be improved by fitting hearing aids after the speech discrimination score of respective subjects is evaluated. 3) Credibility of speech discrimination score without hearing aids increases if this is measured again and compaired with discrimination score with hearing aids obtained 2 months after the initial discrimination score of tained without hearing aids.<br>From this study, it was found that upon comparative measurement of speech discrimination score with/without hearing aids of individual cases, the use of speech discrimination test is usefull for considering the adaptability of hearing aids.

1 0 0 0 IR 2013年度図書館現場演習報告 / <足立区立中央図書館> / <茨木市立中央図書館> / <宇治市中央図書館> / <大阪市立中央図書館> / <大阪府立男女共同参画・青少年センター情報ライブラリー> / <大阪府立中央図書館> / <大阪府立中之島図書館> / <大津市立図書館> / <亀岡市立図書館> / <川崎市立多摩図書館> / <北広島市図書館> / <岐阜県図書館> / <京田辺市立中央図書館> / <京都市右京中央図書館> / <京都市立醍醐中央図書館> / <京都市伏見中央図書館> / <京都府立総合資料館> / <京都府立図書館> / <高知県立図書館> / <神戸市立中央図書館> / <国際日本文化研究センター図書館> / <国立国会図書館国際子ども図書館> / <国立国会図書館東京本館> / <国立女性教育会館女性教育情報センター・女性アーカイブセンター> / <札幌市中央図書館> / <城陽市立図書館> / <天理市立図書館> / <同志社国際学院> / <同志社国際中学校・高等学校コミュニケーションセンター> / <同志社女子大学図書・情報センター> / <同志社女子中学校・高等学校図書・情報センター> / <同志社大学図書館> / <同志社中学校・高等学校メディアセンター知創館> / <名古屋市鶴舞中央図書館> / <奈良県立図書情報館> / <枚方市立中央図書館> / <福岡県立図書館> / <野洲図書館> / <八幡市立図書館>

著者
粕川 昌子 松浦 蔵人 梅沢 聡子 佐藤 由紀江 斉藤 亜希子 石井 梨奈 清水 めぐみ 大河 友佳 工藤 めぐみ 石田 枝里香 竹村 寛子 高田 裕文
出版者
筑波大学図書館課
雑誌
つくばね : 筑波大学図書館報 (ISSN:02850117)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.4-5, 2000-12-13

今年は9 月11日(月)~29日(金)の3 週間,\n図書館情報大学実習生12名が実習をしました。\n粕川 昌子\n 情報が氾濫している今,それらを収集し管理し\nていくことは思った以上に大変で,大切であると\n感じた。筑波大学の様に広く所蔵量の多い図書館\nでは,まぎれこんだ資料は簡単に探し出せない。\n ...
著者
高橋 陽一 末永 陽介 北野 三千雄 工藤 めぐみ
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.71, no.712, pp.3046-3052, 2005
被引用文献数
2

Response of a cylindrical premixed flame to periodic concentration fluctuation was investigated. The flame was formed in a porous cylinder by percolating the mixture uniformly through the cylinder wall. The burner used here was devised so as to fluctuate the mixture concentration (equivalence ratio) only in the radial direction of the flow (vertically to the cylindrical flame surface) without varying the flow field. With this burner the time variations of burning velocity, burnt gas temperature and flame luminosity were measured for the lean methane-air mixture in the range of fluctuation frequency from 3 Hz to 50 Hz, and the results were examined from the viewpoint of flame curvature effects. The results show that the variation width of the burning velocity of the dynamic flame is larger than that of the static flame corresponding to the concentration fluctuation. Burnt gas temperature and flame luminosity also exhibit similar tendencies. The magnification ratio of the variation width depends on the flame curvature and the large flame curvature makes the flame sustainable even for the mixture leaner than the flammability limit of the static flame.
著者
花田 英輔 工藤 孝人 高杉 紳一郎 加納 隆
出版者
一般社団法人 日本医療情報学会
雑誌
医療情報学 (ISSN:02898055)
巻号頁・発行日
vol.25, no.4, pp.239-247, 2005 (Released:2015-07-17)
参考文献数
20

携帯電話は高い普及率を示しているが,一方で一律に電源断を求めている医療機関もまだ多い.患者や訪問者は医用電子機器,特に人工心臓ペースメーカに対する影響に関する情報が広く知られていることからそれに従っているが,中長期にわたって入院する患者にとっては通信手段の途絶を意味することから患者の心理面での負担になっている場合も見受けられる. 本稿では,患者サービスの面から要望が強いが,これまでその安全性に関する情報不足から医療機関における使用の是非の判断が行われてこなかった携帯電話について,具体的な解禁例およびこれまでに得られた知見から,安全な導入に向けた注意点と手法を示す.
著者
工藤 典代
出版者
特定非営利活動法人 日本気管食道科学会
雑誌
日本気管食道科学会会報 (ISSN:00290645)
巻号頁・発行日
vol.61, no.5, pp.438-444, 2010-10-10 (Released:2010-10-25)
参考文献数
10
被引用文献数
1

気道異物は特に乳幼児にとっては生死にかかわることのある救急疾患である。小児例の70%は2歳未満であり,気道異物の多くはピーナッツなどの豆類である。症状は,突然の咳嗽が最も多く,次いで喘鳴である。丁寧な問診と胸部X線は的確な診断に重要である。気道異物を疑った際には全身麻酔下でラリンジアルマスクを用い,摘出前に軟性内視鏡で異物の確認を行う。気道異物の95%は気管あるいは気管支の異物である。摘出術は全身麻酔下で,硬性気管直達鏡や軟性気管支鏡を用いて行う。乳幼児の気管は細く,軟性気管支鏡を用いると換気が不能になるため,主として硬性気管直達鏡を用いている。摘出後,特にピーナッツの場合には術後の管理が重要である。消化器の異物は食習慣や社会の変化とともに変化している。20年以上前は食道異物にはコインが多かったが,コインは減少傾向にあり,ボタン型の電池やプリクラなどのシール類が増えてきた。食道異物の80%が第一狭窄部に介在し,13%が第二狭窄部に異物が介在したとの報告がある。食道異物摘出術にも直達鏡や軟性内視鏡の2通りの方法がある。最近は軟性内視鏡で摘出することが多い。ただ,鋭利な異物は軟性内視鏡よりも食道直達鏡のほうがよい。異物の誤嚥や誤飲は事故であり,予防が何よりも重要である。特に保護者に対する啓蒙が重要と考える。
著者
工藤 康弘
出版者
日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物学会年会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2004, pp.32, 2004

地球の上部マントルの主要構成鉱物であるforsterite,Mg2SiO4は上部マントル下部でwadsleyite,Mg2SiO4,そして ringwoodite,Mg2SiO4へと相転移する.従来無水と考えられていたマントル鉱物に極微量のOHが存在する可能性を最初に指摘したのはMartin and Donnay (1972)である.深さ400km-550kmのマントル遷移層に安定領域をもつwadsleyite,Mg2SiO4については,Smyth(1987)がPaulingのbond strength sumの結果から, Siに配位していない唯一の酸素であるO1サイトがOHとして水素を取り込み得ると最初に指摘した.Inoue (1994)は3.1 wt% のH2Oを含む含水wadsleyiteの合成に成功し,結晶構造中のO1サイトが全て OHのとき,Mg2SiO4の組成について計算するとH2Oの量が 3.3 wt%となることから,含水wadsleyiteの最大含水量を3.3 wt%と推定した.これがwadsleyiteの最大含水量についての最初の推定であり,実験結果ともよく一致していることから一般に受け入れられている.一方,forsterite,Mg2SiO4とringwoodite,Mg2SiO4については, Siに配位していない酸素原子のサイトが結晶構造中に存在しないので,wadsleyiteと同じ論理は適用できず,現在までその含水量の上限を推定する方法は見出されていなかった.実験的には,forsteriteには,wadsleyite やringwooditeにくらべ僅かしかH2Oが含まれず,ringwooditeには wadsleyiteと同じか僅かに少ない量のH2Oが含まれると考えられている(Yang et al., 1993).最近の研究結果では, forsterite中にKohlstedt et al. (1996)は1500 wt ppm (0.15 wt%)のH2O,Chen et al. (2003)は 7600 wt ppm (0.76 wt%)のH2Oを報告している.RingwooditeにはKohlstedt et al. (1996)は2.7 wt%のH2O,Yusa et al. (2000) は2.8 wt%のH2Oを報告している.本研究では,Mgが2Hで置換されるとして,forsteriteとringwoodite における最大含水量についての結晶学的制約条件を考察した.Siが 4Hで置換されるモデルは,Mgを2Hで置換し,しかる後にSiを 2Mgで置換する(Siを取り出し2Mgを戻し,Hの位置を変える)とすれば同じであるから,最大含水量についての結晶学的制約条件の考察にはMgが2Hで置換されるモデルのみで十分である.本研究の結晶学的制約条件は,Mgが2Hで置換されHが配位すれば酸素原子がわずかに位置を変え歪みが生じるが,そのようなunoccupied Mg siteの歪みが三次元的にバランスをとり,かつunoccupied Mg site同士が最も接近し得る限界が最大含水量を与えるとして得た.その結果,ringwoodite における最大含水量はwadsleyiteと同じく3.3 wt%,forsteriteの最大含水量はwadsleyite の1/4の0.78 wt%という結果を得た.
著者
小野 祐嗣 磯田 豊 工藤 勲 宮園 章 有田 駿
出版者
北海道大学大学院水産科学研究科
雑誌
北海道大学水産科学研究彙報 (ISSN:13461842)
巻号頁・発行日
vol.65, no.2, pp.47-59, 2015-08

北海道オホーツク海側の沿岸に沿って南下する宗谷暖流は,宗谷海峡を挟む日本海とオホーツク海の水位差(圧力勾配力)によって駆動されている(青田,1975)。実際に,係留流速計・HFレーダ・海底設置型ADCP等を用いた長期流速記録と現場の水位差記録(稚内と網走の水位差)の間には高い相関があり,宗谷暖流はその水位差が極大となる夏季に流量増加,水位差がほとんどなくなる冬季にはほぼ消滅という明瞭な季節変化を示す(例えば,松山ほか,1999; Fukamachi et al.,2008; Ebuchi et al.,2009)。宗谷暖流は基本的に水位差駆動されているので順圧流が支配的であるが,成層が発達する夏季には傾圧流量の寄与が順圧流量の半分弱程度になるという見積もり報告もある(Matsuyama et al.,2006)。夏季の宗谷暖流の沖合境界表層に出現する冷水帯は,順圧流と傾圧流が相互作用した結果として理解されている。例えば,Ishizu et al. (2006)は順圧流の強い水平シアーから生じる海底エクマン収束が鉛直循環流を生成し,冷たい底層水が海面まで湧昇するという物理機構で冷水帯の形成を説明している。
著者
水町 衣里 工藤 充 八木 絵香
出版者
北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)
雑誌
科学技術コミュニケーション (ISSN:18818390)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.5-18, 2021-08

筆者らは,これまでに対面形式で実施してきた市民参加型ワークショップの実践経験をもとに,2020年度に3回(8月に1回,2月に2回)の市民参加型ワークショップをオンライン形式で開催した.本稿では,これらワークショップの設計プロセスや具体的な運営方法について報告する.基本的にはオンライン形式にあっても,対面形式で実施してきたワークショップと同様に,グループ対話の時間と会場全体での論点共有の時間を組み合わせるという構成を活かしつつ,グループファシリテータの役割や情報提供資料「対話ツール」の形式について,オンライン形式に適したものとなるように検討を重ねた.オンライン形式で対話型の催しを実施する際,参加者同士のやりとりをどのように促すことが可能か,アナログ的な要素をどこまで盛り込むべきかなど,既存の対面形式での経験を直接応用することが困難な事項も少なくない.今後,多様なワークショップの実践例が記述され,それが集積することで,科学技術をテーマとした対話型の催しをオンライン形式で実践する際の課題や重要な点についての議論が深まることが期待される.
著者
工藤 翔二 鄒 大同
出版者
COSMIC
雑誌
呼吸臨床 (ISSN:24333778)
巻号頁・発行日
vol.2, no.3, pp.e00026, 2018 (Released:2020-08-29)
参考文献数
1

江戸時代,西洋医学はオランダから日本にもたらされた。しかし,幕末には英国人医師ベンジャミン・ホブソンによって中国上海で出版された中国語(漢文)の医書が,訓点翻刻(訓読みのための返り点などを付して印刷)されて,『内科新説』という名の医書として日本で普及していた。今回は肺結核について,どのように記述されているかをみることにしたい。和訳は,できるだけ原文(漢文)を残すこととし,鄒大同医師の協力を得た。
著者
工藤 晋平 梅村 比丘
出版者
広島国際大学心理臨床センター
雑誌
広島国際大学心理臨床センター紀要 (ISSN:13482092)
巻号頁・発行日
no.8, pp.23-34, 2011-03-20

愛着に基づいた臨床的介入において個人の愛着状態の把握は欠かせない。本研究ではWaters & Waters(2006)による安全基地に関するスクリプトを捉える測定法(NaS法)の日本での適用について,臨床的な観点から攻撃性の要素を含めた版(NaSA法)も作成しながら検討を行なった。大学生19名を対象に調査を実施した結果,NaS法,NaSA法の評定者間信頼性や内部相関などはある程度確認された。しかし愛着表象測定の質問紙であるRQやECRとはNaSA法のみが理論的に予想される関連を示し,対人葛藤解決方略との関係でも強制方略と負の相関を示すなど,攻撃性の要素を含めたNaSA法の適用可能性が示唆された。しかし,物語の量が全体に少ない,物語同士の関連の低いものがある,などの問題点も見いだされ, AAIを用いての妥当性の検討も含め,今後の検討も必要であると考えられた。
著者
岡本 有紀子 中村 康夫 工藤 正治
出版者
一般社団法人 日本医薬品情報学会
雑誌
医薬品情報学 (ISSN:13451464)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.82-93, 2021-08-31 (Released:2021-09-25)
参考文献数
14

Objective: The guidance on “what to do when patients missed a dose” is an important item of medication instructions; however, only a small number of prescription drugs contain it. The “Drug Guide for Patients” and “Kusuri-no-Shiori” are documents designed to facilitate medication instructions for patients, having a section on “what to do when patients missed a dose.” Specific descriptions under it differ among medication instruction documents for some drugs, including those containing the same active pharmaceutical ingredients; however, the actual status of such discrepancies has not been clarified. In this study, we conducted a fact-finding survey to clarify such discrepancies using two medication instruction documents for drugs containing the same active pharmaceutical ingredients.Methods: The medication instructions of “Drug Guides for Patients” and “Kusuri-no-Shiori” for 532 active pharmaceutical ingredients used in oral drugs were included in the survey. After reading the descriptions under the “what to do when patients missed a dose” section, we divided them into six groups and determined whether the descriptions for the same ingredient in the documents fell in the same group.Results: For 186 ingredients (35.0%), we identified discrepancies between the documents. Among these, the instructions for 61 ingredients (11.5%) contained contradicting descriptions, such as “take the missed dose as soon as you remember” in one document and “always let go of the missed dose” in another document.Conclusions: A substantial number of discrepancies in descriptions about “what to do when patients missed a dose” were found between the two documents, raising concerns of confusion in medication instructions when the documents used were different. Therefore, the descriptions should be improved to resolve the discrepancies among medication instruction documents. Moreover, it is important for pharmacists or other healthcare professionals to review the descriptions thoroughly before using the document to provide appropriate medication instructions without confusion.
著者
鈴木 学 放生 雅章 小林 信之 篠原 有香 高崎 仁 吉澤 篤人 杉山 温人 工藤 宏一郎 豊田 恵美子
出版者
一般社団法人 日本結核病学会
雑誌
結核 (ISSN:00229776)
巻号頁・発行日
vol.83, no.10, pp.661-666, 2008-10-15
参考文献数
14
被引用文献数
2

〔背景〕わが国の結核罹患率は近年減少傾向にあるが,外国人結核は増加傾向(2000年5.1%から2003年6%)を示している。在日外国人登録数も年々増加しており,今後も外国人入国が増加することが予想される。〔目的〕当センターにて入院加療を行った外国人結核症を対象に,臨床的特徴について検討し,過去の報告と比較することにより,現在の外国人結核対策の問題点を明らかにし,今後とるべき対策についても提言を行う。〔対象〕当センターで2004年1月から2007年4月の間に結核症の診断にて入院加療を行った52症例を対象とした。〔結果〕男性29人,女性23人,年齢は31.8±8.8歳。出身国は中国,韓国が多く,有空洞症例は54%で,薬剤耐性は8.2%に認められた。治療完遂率は92%であった。〔考察〕以前の報告に比べて,耐性率は減少し治療完遂率は増加していた。治療完遂率の向上は日本版DOTSの推進,医療費の公費負担や言語の問題への対応など,社会全体的な体制の整備が大きく寄与したと考えられる。今後も結核蔓延国からの入国が増えることが予想されるため,新たな対策により,新規結核症を早期発見,早期治療することに加えて入国後の健康増進支援に努めることで罹患率の低下,治療完遂率の上昇を図るべきであると考える。
著者
工藤 雄司
出版者
航空自衛隊幹部学校幹部会
雑誌
鵬友
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.49-51, 1998-09
著者
原田 健吾 武田 由衣 工藤 司
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.557-558, 2013-03-06

イベントにおける抽選では、締め切り間際まで応募・変更・取消しを受け付け、直ちに結果を発表する場合がある。一方で、抽選の目的によっては未当選者を優先するケースや、応募者に対する評価を当選確率に反映するケースなど、目的に応じて抽選手段は複雑化する。そこで本研究では、複雑かつ大量の応募がある抽選で、応募状況を確認しながら直前まで応募の変更可能なものを対象とし、締切り直後に結果を即時に発表するための方式を提案する。具体的にはトランザクション時間データベースを用いたバッチ更新方式により、応募と抽選を並行して行うことにより、締め切り直後に抽選結果を発表できる方式とする。