著者
河野 啓子 工藤 安史 後藤 由紀 中神 克之 畑中 純子
出版者
日本産業看護学会
雑誌
日本産業看護学会誌 (ISSN:21886377)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.1-7, 2019-10-02 (Released:2019-11-21)
参考文献数
7
被引用文献数
2

目的:本研究は,産業看護職のコンピテンシー尺度を開発し,信頼性・妥当性を検証することを目的とした.方法:産業看護職375 名に無記名自記式質問紙調査票を配布し,回収数211(回収率56.3%)を分析対象とした.まず,我々が事前の研究で明らかにした40 項目を基に項目分析, 因子分析を行い,尺度項目を決定した. 次に,これらの表面妥当性,構成概念妥当性,基準関連妥当性,信頼性を検証した.結果・考察:36 の項目が尺度項目として決定され,すべてで通過率が97%を超えていたことから表面妥当性が検証されたと考える.また,因子分析の結果抽出された「産業看護を遂行する力」「創出する力」「自己成長する力」はコンピテンシーの条件と一致したことから構成概念妥当性は担保され,尺度合計点数と産業看護経験年数との相関がr=0.318 であったことから基準関連妥当性も示唆されたと考える. クロンバックα係数は3 つの因子すべてが0.9 以上だったことから信頼性が検証されたと考える.結論:我々が開発した産業看護職のコンピテンシー尺度は,信頼性・妥当性が検証された.
著者
小田 民美 小野沢 栄里 生野 佐織 石井 聡子 後藤 杏依 宮島 芙美佳 森 昭博 左向 敏紀
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.19, no.Suppl, pp.suppl_28-suppl_29, 2016-06-30 (Released:2017-04-10)

チューリップは有毒植物としてヒトではよく報告があり、主症状は皮膚炎などの接触性アレルギー症状であり、大量に食べない限りは消化器症状などの比較的軽度の中毒症でおさまるといわれている。しかしながら、これを犬猫が誤食した場合、ヒトとは異なる重篤な中毒症状を呈し、最悪の場合死に至ることもある。今回、本学付属動物医療センターにチューリップの球根を大量に誤食したことによるツリピン中毒症を呈した犬が来院したので、その経過について報告する。
著者
松井 潤 髙野 知行 龍神 布紀子 安齋 祐子 吉岡 誠一郎 竹内 義博 後藤 雄一
出版者
一般社団法人 日本小児神経学会
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.46, no.5, pp.363-366, 2014 (Released:2014-12-25)
参考文献数
13

Leigh症候群を発症後に, mitochondrial myopathy, encephalopathy, lactic acidosis and stroke-like episodes (MELAS) を合併し, ミトコンドリア遺伝子の10191 T>C変異が同定された1例を経験した. 症例は26歳女性. 11歳時に外斜視で発症し, juvenile Leigh症候群と診断された. 26歳時に頭部MRIで血管領域に合致しない梗塞像が多発し, MELASを合併したと診断された. 文献考察からMELAS/Leigh overlap症候群の臨床像は発症年齢, 症状, 予後の点でLeigh症候群とは明確に異なる点が推測された. Overlap症候群の表現型の多様性はヘテロプラスミーを含めた多面的な遺伝要因の関与が推定された.
著者
湯浅 景元 後藤 佐都美
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.46-52, 1993-02-01

Twenty-eight skinfold measurements taken from 223 Japanese females, ranging in age from 16 to 26 years, were analyzed to study the anatomical distribution and total mass of subcutaneous fat on the trunk and limbs. The measured thicknesses of subcutaneous fat varied on average from 5.8 to 22.7 mm. The thicker skinfolds were obtained from the abdomen, waist, and thigh. The calculated total mass of subcutaneous fat on the trunk and limbs was 13.7±3.78kg, corresponding to 23.3±3.87% of total body weight. The slopes of the regression lines between the total mass of subcutaneous fat and skinfolds ranged from 0.22 to 2.19. The slopes obtained for the abdomen, greater trochanter and thigh were steeper than those for other regions. It is suggested that the Japanese females have greater skinfolds at the abdomen, waist and thigh than at other regions, and that differences exist among various regions in subcutaneous fat accumulation.
著者
加藤 満 浅尾 秀樹 後藤 俊
出版者
北海道女子短期大学
雑誌
北海道女子短期大学研究紀要 = Bulletin of Hokkaido Women's College (ISSN:02890518)
巻号頁・発行日
no.30, pp.93-98, 1994

We examined speed oriented and strength oriented characteristics of maximal anaerobicpower in female college physical education majors. A total subject of 28 college students ranging in age from nineteen to twenty were tested. Of these twenty-eight, fourteen of the studentswere actively involved in school sports.The results are summarized as follows:1) As for absolute maximum anaerobic power and maximum anaerobic power per body weight,we could see a difference of p < 0.05 in which students participating in school sports performedbetter than those students who were not2) In regard to the average maximal anaerobic power affected by maximum torque, there was asignificant difference between students involved in school sports and those who were not.3) In terms of factors which influence maximal anaerobic power, students participating in schoolsports a tendency to be more strength oriented than those who were not.4) Evaluating characteristics of anaerobic power output, the group of students involved inschool sports may be strength oriented, while those students not active in school sports may bespeed oriented.It would seem that the effect of regular training on those students participating in schoolsports develops strength that was not apparent in the group not actively involved in a regulartraining regimen.
著者
後藤 真孝
出版者
日本酪農科学会
雑誌
ミルクサイエンス (ISSN:13430289)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.239-245, 2012

日本人には,牛乳やアイスクリームなどの乳製品を飲食すると腹痛・下痢などの腸内障害を起こす「乳糖不耐症」の人が多い。これは乳製品に含まれる乳糖から引き起こされ,予防・改善法の一つに酵素補充療法となるラクターゼ(乳糖分解酵素,β-ガラクトシダーゼ)の服用がある。本稿では乳糖を分解する酵素をラクターゼと呼ぶことにする。この経口服用用の酵素には,主にカビ由来のラクターゼが使用されている。しかしながら,日本において,ラクターゼは医薬品として規定(昭和46年6月1日付け薬発476号厚生省薬務局長通知「無承認無許可医薬品の指導取締りについて」の別紙「医薬品の範囲に関する基準」)されており,店頭販売されておらず一般健常人の入手は極めて難しい。日本人における乳糖不耐症の頻度は70~80%と言われながら,ラクターゼ製剤を入手できないことは乳製品の敬遠や低乳糖乳製品の飲食しかできない結果となり,美味しい食品をそのまま他の人と同じように味わえないことに繋がる。一方,米国ではダイエタリーサプリメントとしてラクターゼ製剤が店頭販売され,一般健常人が容易に入手できる。そこで本稿では,カビ由来ラクターゼに着目し,その利用について考察する。
著者
後藤 千寿 梅田 道 大澤 友裕 甲田 明英 池上 遼 勝野 隼人 大野 佑城 安田 昌宏 水井 貴詞
雑誌
日本薬学会第140年会(京都)
巻号頁・発行日
2020-02-01

【目的】ボノプラザンは、カリウムイオン競合型アシッドブロッカーとも呼ばれる、新たな作用機序を有する新しいカテゴリーのプロトンポンプ阻害薬(PPI)である。既存のPPIは、低マグネシウム血症を引き起こすことが報告されているが、ボノプラザンについては報告されていない。今回、ボノプラザンの投与が、既存のPPIと同様に低マグネシウム血症を引き起こすリスク因子であるかについて検討を行ったので報告する。【方法】2016年11月~2018年10月に、岐阜市民病院において血清マグネシウム(S-Mg)の測定がされた患者を対象に、遡及的に調査を行った。調査期間内におけるS-Mgの最低値が施設基準下限値(1.8mg/dL)未満を「未満群」、以上を「以上群」とし、2群間の差の検定にはFisher’s exact testを使用した。さらに、単変量解析においてp<0.2であった因子を独立変数とし、多重ロジスティック回帰分析を行った。なお、いずれもp<0.05の場合を有意差ありと判定した。【結果】対象患者は384名(男性:207名、女性177名)、平均年齢(±SD)は69.4(±17.0)歳であった。多変量解析の結果、「ボノプラザン投与」(オッズ比(OR):2.26、95%信頼区間(CI):1.17 – 4.37、p=0.02)および「マグネシウム製剤投与」(OR:0.42、CI:0.18 – 0.97、p=0.04)において有意差が見られた。【考察】既存のPPIと同様に、ボノプラザンの投与がS-Mg値低下のリスク因子である可能性が示唆された。そのため、新規PPIであるボノプラザンを投与されている患者においても、S-Mg値の低下に注意する必要があると考えられた。
著者
後藤 隆雄
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.192-196, 1995-06-15
参考文献数
7
被引用文献数
3

<p><tt><b>1995年1月17日午前5時46分に淡路島および阪神問を襲った震度6~7の直下型地震はそこに住む300万人の住民に多大な被害を与えた.被害の内容は死者5000人以上,破壊家屋10万軒以上,避難生活者33万人(ピーク時)文字どおり関東大震災以来の震災となった.地震発生の翌日から活動を開始した筆者が見聞きしたものは,鉄道,道路などの公共施設の破損および電気,ガス,水道,電話などのライフラインの停止によって危機的状況に陥った阪神間の状態であった. 筆者は災害対策本部から発表された地域別の死亡者数などのデータを検討した結果,例えば危機管理マニュアルがまったく作動しなかったことによる死亡者増や住居破壊増があったと思われる.またこれらの地域別データから地域の都市環境の問題(古い木造家屋が多い)も抽出することができたと思われ </b></tt><tt><b>る. </b></tt></p>
著者
中野 倫靖 後藤 真孝 梶田 秀司 松坂 要佐 中岡 慎一郎 横井 一仁
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.1222-1235, 2014-03-15

本論文では,ユーザ歌唱における顔表情を真似てヒューマノイドロボットの顔動作を生成するVocaWatcherについて述べる.ここで,我々が以前開発したVocaListenerを用い,ユーザ歌唱の歌い方(音高と音量)を真似て歌声合成も行う.従来,歌唱ロボットに関する研究はあったが,手作業による動作制御が主で,その自然さに限界があった.それに対して本研究では,単一のビデオカメラで収録した人間の歌唱動画を画像解析し,口,目,首の動作を真似て制御することで,自然な歌唱動作を生成した.ここで口の制御には,VocaListenerから得られる歌詞のタイミング情報を用いて,歌声に同期した動作を生成できる.さらに,ロボットによるより自然な歌唱を実現するために,我々が以前開発したブレス音の検出技術とVocaListenerを組み合わせ,ブレス音を真似て合成できるように拡張した.In this paper, we describe VocaWatcher that is a facial-motion generator for a singing robot by imitating user's singing. It can synthesize singing voices by using our previous VocaListener to imitate pitch (F0) and dynamics (power) of user's singing. Although singing humanoid robots have been developed with synthesized singing voices, such robots do not appear to be natural because of limitations of manual control. To generate natural singing expressions, VocaWatcher imitates a human singer by analyzing a video clip of human singing recorded by a single video camera. VocaWatcher can control mouth, eye, and neck motions by imitating the corresponding human movements. To control the mouth motion, VocaWatcher uses lyrics with precise timing information provided by VocaListener. Moreover, we extended VocaListener by combining our previous method of breath sound detection to imitate breathing sounds that make the robot singing more realistic.
著者
後藤 淳 岩田 英信 清水 俊行 高橋 督 白形 昌人 佐藤 充則
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.41, no.7, pp.415-420, 2008-07-28 (Released:2008-12-16)
参考文献数
25

慢性血液透析患者が安心してカリウム(K)含有量の多い食品を食べることを検証するために,透析開始直前のミカン摂取が透析前後の血清K値および透析によるK除去量におよぼす影響を検討した.過去3か月の透析前血清K値が6.0mEq/L以下の透析患者13名(男性6名,女性7名;平均年齢59.3±12.6歳)を対象として,ミカン非摂取日および摂取日の透析前後の血液と透析排液を採取して電解質濃度を測定した.ミカン摂取日は透析開始直前にMサイズのミカン5個(総重量0.5~0.55kg,K負荷量約15mEq)を摂取した.血清K値は,ミカン非摂取日は透析前4.8±0.5mEq/L,透析後3.3±0.4mEq/L,ミカン摂取日は透析前5.0±0.6mEq/L,透析後3.3±0.3mEq/Lであった.透析によるK除去総量は,ミカン非摂取日44.9±9.5mEq,ミカン摂取日51.5±9.6mEqであり,その差は6.6±7.1mEqでミカンによるK負荷量の44%が除去された.以上の結果から,普段の透析前血清K値が6.0mEq/L以下の透析患者においては,Mサイズのミカン5個程度までなら透析開始直前に摂取しても安全と考えられた.
著者
後藤 和久
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.123, no.10, pp.843-855, 2017-10-15 (Released:2018-01-25)
参考文献数
107
被引用文献数
2 3

琉球海溝沿いの古津波研究は約50年にわたり行われてきた.特に,津波石と呼ばれる沿岸巨礫群の研究から,先島諸島では数百年間隔で巨大津波が繰り返したと考えられる.その一方で,奄美・沖縄諸島では少なくとも約2300年もの間,巨大津波が発生した痕跡が見られないことが指摘されている.この結果は地震学的研究によっても支持されており,琉球海溝においては巨大地震・津波発生履歴と規模に大きな地域差があることを示唆していると考えられる.一方,砂礫質津波堆積物の研究は,調査適地が少ないという問題からあまり実施されておらず,中小規模の古津波履歴を把握するためにも,今後の調査研究が望まれる.
著者
後藤 信
出版者
広島文化学園大学
雑誌
社会情報学研究 : 呉大学社会情報学部紀要 (ISSN:13418459)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.185-205, 2000-12-26

With the fall of Old Japan in 1945,Japanese National Holidays derived from the country's long traditon and history were either replaced or abolished completely. The occupying force,the USA,compelled Japan to change the names of these holidays,which meant that Japan,under the persistent pressure of the USA's absolute policy,had to be subservient to the Uncle Sam's patronizing advice of cultural transformation to make a new start as a demilitarized,peaceoriented country. These demands included not only the rewriting of the National Constitution but also of the history of Japan,especially the pre-historic period in which abundant ethnic myths have represented national identity as that of an agricultural tribe. Although in reality it seems hard for us to expel the still-occupying foreign military forces from the air base of our country,we would at least like to regain the cultural independence that we have enjoyed in our long history. By reexamining the character of national holidays in the past,we can,ironically,perceive a culture analogous to ours in the West before their coming into Christendom. In pagan days,people all over the world worshipped the order of nature. Traditions such as adoring trees and woods and the preservation of what they had in the past have helped to keep human being from destroying their environment. To know our past is to foretell our future. I hope my small study in this report will contribute in some way to the social-environmental studies of Kure University.
著者
斎藤 倫克 後藤 正幸
出版者
公益社団法人 日本経営工学会
雑誌
日本経営工学会論文誌 (ISSN:13422618)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.145-154, 2008-06-15 (Released:2017-11-01)
参考文献数
37

近年,初期投資の不要なインターネットビジネスとして,アフィリエイトが注目されている.しかし,アフィリエイターの約半数が月1,000円未満の収益しかあげられていないという現実がある.これは,継続的なアフィリエイトビジネスの発展を阻害するため,何らかの対策を講じる必要があろう.そのため,収益性の高さから書籍に紹介されるほどの優良アフィリエイターが,どのような方法でサイトを構築,運営しているかを分析し,優良なサイトを構築するための指針を得ることが望まれる.しかしながら,そのようなサイト運営ノウハウを体系的に分析し,理解し易い形で結果を提示する手法は確立していない.そこで本研究では,優良アフィリエイトサイトの特徴を分析し,サイト構築と運営に有効となる情報を提示するため,(1)サイト構築と運営における優良アフィリエイターのノウハウをインタビュー文章から構造化し,重要なポイント(検証要素)を抽出するための手法を提案する.(2)既存の優良アフィリエイトサイトについて,個々のサイトの特徴を明確にするため,アフィリエイトサイト用の調査項目作成方法を提案する.これら2つの側面からのアプローチにより,アフィリエイトサイトの構築と運営に役立つ分析の方法論を確立する.加えて,実際に検証要素と優良サイトの特徴分析結果を示し,本稿の提案手法の有効性を示す.
著者
後藤 昭
出版者
日本刑法学会
雑誌
刑法雑誌 (ISSN:00220191)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.358-373, 2015-07-30 (Released:2020-11-05)
被引用文献数
4
著者
後藤 修三
出版者
四国大学
雑誌
四国大学経営情報研究所年報 (ISSN:13417436)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.79-84, 2006-12-20

The 1950s were the crucial period for the economic development of Mezzogiorno. In 1950 three laws of the land reform were promulgated and the agrarian reform and modernization began to be implemented. In the same year the Cassa per il Mezzogiorno (the state fund for the South) was set up. A great number of scholars, journalists, essayists and politicians participated in the discussions of the questioni meridionali (the southern questions) and made public their opinions in magazines and newspapers. This paper aims to expatiate and examine the then current articles. They are different from the statistics or the academic researches. They convey us the enthusiasm or the desperation of the discussants who witnessed the southern situation. These articles were collected meticulously in Informazioni SVIMEZ which Associazione per lo sviluppo dell' industria del Mezzogiorno continues to publish until today since its foundation in December 1946. This paper picks up a newspaper article La industrializzazione del Mezzogiorno la facciamo onon la facciamo? (Do we implement or do we not implement the industrialization of the Southern Italy?) collected in Informazioni SVIMEZ, January 26-February 2, 1955, in order to expatiate and discuss the witness' opinion on the economic development in Mezzogiorno.