著者
青山 法夫 米山 克也 徳永 誠 南出 純二 小沢 幸弘 山本 裕司 今田 敏夫 赤池 信 天野 富薫 有田 英二 小泉 博義 松本 昭彦
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.24, no.10, pp.2594-2598, 1991-10-01
被引用文献数
2

消化管吻合部狭窄の治療法として,内視鏡的切開およびブジーによる拡大術の適応と限界について検討した.吻合部狭窄35例(瘢痕性26例,癌性9例)を対象とした.瘢痕性狭窄の長さによる狭窄解除率をみると,2cm未満14/15(93.3%),2cm以上3cm未満8/9(88.9%),3cm以上0/2(0%)であった.一方,癌性狭窄は0/9(0%)と効果不良であった.効果不良例13例(瘢痕性4例,癌性9例)の内,癌性3例を除く10例に他の治療を加えた.3例(瘢痕性1例,癌性2例)に手術,7例(瘢痕性3例,癌性4例)に食道ブジー挿管術を施行した.手術では,狭窄が解除出来たのは1例のみで他は試験開腹および合併症死におわった.食道ブジー挿管術は7例全例狭窄を解除でき退院可能であった.皮膚管瘢痕性狭窄1例のみ皮膚瘻孔を形成し手術を要した.食道ブジー挿管術は難治性吻合部狭窄の非観血的治療法として有用であった.
著者
西谷 美智恵 森野 豊之 松岡 直輝 野村 栄一 宮地 隆史 丸山 博文 郡山 達男 三森 康世 松本 昌泰 仲 博満 梶川 博
出版者
The Japanese Society of Internal Medicine
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.93, no.11, pp.2424-2426, 2004-11-10
被引用文献数
3 4

症例は26歳,女性. 2年前より左方への頸部回旋時に失神様めまい発作が出現した.頸部血管超音波検査にて右椎骨動脈が左方への頸部回旋時に狭窄または閉塞を生じていることが明らかとなり,頭部MRAの検査結果と併せてbow hunter's syndromeと診断した.頸部血管超音波検査による脳循環病態のダイナミックな評価が,スクリーニングおよび補助診断として有用であったと考えられた.
著者
小川 久恵 松本 仲子
出版者
The Japanese Society of Nutrition and Dietetics
雑誌
栄養学雑誌 (ISSN:00215147)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.183-189, 1982

ポテトサラダ料理などのためのゆで, 蒸し調理における馬鈴薯の水さらしの効果をみるために, さらし時間を0, 10, 30, 60, 150分に設定し, 馬鈴薯の品種, 調理法をかえて試験した。さらし水中のK, Naの測定, 加熱後の馬鈴薯のテクスチュロメーターによるテクスチャーの測定および官能検査を行って相異を分散分析により検討し次の結果を得た。<br>1) さらし水中の馬鈴薯から溶出するK, Na量は, さらし時間の経過に伴い増加する傾向を示すが, さらし時間の長短による有意な差は認められなかった。<br>2) テクスチュロメーターによる硬さ, 凝集性, もろさの測定結果は, さらし時間の長短による有意な差は認められなかった。<br>3) 官能検査における外観, 香り, あくっぽい味, ごりごり, ほくほく, べたつきといったテクスチャーおよび総合評価のいずれの項目についても水さらし時間の長短による有意な差は認められなかった。以上のことから, ポテトサラダ料理などのためのゆで, 蒸し調理においては, 馬鈴薯を水さらしする必要はないということができる。
著者
松本 達郎
出版者
日本古生物学会
雑誌
日本古生物学會報告・紀事 新編 (ISSN:00310204)
巻号頁・発行日
no.153, pp.12-24, 1989-04-30
被引用文献数
6

Inoceramus pictus Sowerby, 1829は古く設立され, 白亜系セノマニアン階(おもに上部, 時に中部)に世界的分布を示す重要種である。しかし本邦からはまだ記載されていなかった。本種は変異が著しいと言われ, Dietze (1959)以来, かなりの数の亜種が設けられている。日本産のは既知のとは別な亜種であるため気付かれていなかったのでは? という着想を得て, 古い採集品を含めて調べてみた所, 北海道天塩川中流域の2地点産の複数の標本(T. M. Coll.)と小平蘂川の1転石(Yabe Coll.)がそれに該当することが判明した。また古丹別や幾春別にもI. cf. pictusと言えるものがある。産地の多くはセノマニアン上部で1地点(type loc.)は中部とみなされる。日本産のものを記載するに当たり, I. pictusの既設の諸亜種を文献と一部は標本に基づいて再検討した。各亜種の概念が研究者により異なり, 同一標本が著者により異なる亜種に同定されたり, 同一地理区の同一化石帯に複数の亜種が報ぜられたりで, 混乱や疑問がかなりある。しかしholotypeとそれに似る典型的なもののほか, どのような形質の変異形(人によっては亜種扱い)があるのかをある程度知ることができた。典型的なものは種名の示す通り, 成長輪と条線が明確で粗く, 中〜後年に現われる主助もかなり強く粗い。殻はかなり膨らみがある。北海道産のものは細肋・条線が微弱で, 強い主肋がなく, 弱いが頻繁な副肋か緩い起伏がある。殻の膨らみもやや弱い。北米産のI. pictus gracilistriatus K. & P.に成長輪の微弱な点が似るが, 彼等の亜種には粗大な主肋がある。殻の膨らみの弱い点ではI. pictus neocaledonicus Jeannet(実はこの亜種名には疑問あり)と称せられるものに似るが, 彼では成長輪・条線は明確で粗い。カムチャッカ産のこの名のはむしろ北海道のに似る。新亜種I. pictus minusを設立した。たぶん北西太平洋区の地理的亜種であろう。
著者
甘佐 京子 比嘉 勇人 長江 美代子 牧野 耕次 田中 知佳 松本 行弘
出版者
滋賀県立大学人間看護学部
雑誌
人間看護学研究 (ISSN:13492721)
巻号頁・発行日
no.7, pp.73-79, 2009-03

背景 精神疾患の多くは、思春期から青年期に発症するといわれている。精神障害に罹患した場合、早期受診・早期治療が重要であり、統合失調症においては精神病未治療期間 (duration of untreated psychosis) が予後を左右するとの報告もある。しかし、国内では、好発年齢にある時期の子ども達に向けての、啓蒙活動の実施やその成果についての報告は見られず、中学校の保健体育などでも精神障害についてはほとんど触れられていないのが現状である。 目的 中学生を対象にしたメンタルヘルス教育プログラムを構築するにあたり、中学生の精神障害に対する認識を明らかにすることを目的とする。方法 研究デザインは量的記述的研究であり、A市内の公立中学校(6校)の三年生714名を対象にアンケート調査を実施した。調査内容は、精神障害に対する知識の情報源となる媒体や疾患に対する具体的な認識および、「こころの病気」という語彙に対するイメージである。分析にはSPSS15.0J for windowsを使用し記述的統計を行った。なお、本研究は滋賀県立大学研究倫理審査委員会の承認を得た(07年11月第51号)。 結果 回答者は653名(男子316名、女子337名)。精神疾患について他者から聞いたことがあるかという問いでは、68%の生徒があると回答した。聞いた相手として中学校教諭28.9%と最も多く、次いで小学生教諭20.4%であった。具体的な疾患名として、うつ病は約90%の生徒が認知しているのに対して、強迫性障害や統合失調症については病名の認知が5%に満たなかった。これらの知識の情報源となった媒体は、おもにテレビ(68.9%)であり、教科書(5.4%)や授業(9.2%)は、10%に満たなかった。さらに、精神疾患のイメージは否定的な項目に偏る傾向が認められたが、「こわい」「嫌い」等の嫌悪を示すものより「辛い」「寂しい」といった悲哀を示すイメージの方が強かった。 結論 中学生の多くは、精神疾患に対して何らかの情報を持っているが、その多くはテレビ等のマスメディアによるものであり、正しい知識を得ているとは考えづらい。また、うつ病等メディアに取り上げられるものについては、少なからず認識しているが、思春期に発症しやすい統合失調症や強迫性障害などの認識は低く、当然自己との関連が深い疾患だととらえてはいないと推測できる。Background Most mental illnesses are thought to develop during puberty and young adulthood. Early diagnosis and early treatment are important for cases of mental disorders, and the duration of untreated psychosis can influence the prognosis of schizophrenia. In Japan, very few mental illness awareness programs are targeted at children of susceptible ages, and reports of these programs are also lacking. In addition, very little is taught about mental disorders in middle school health and physical education curr icula. Objective In order to create a mental health education curriculum for middle school students, we aimed to understand the awareness of mental disorders in these students. Methodology We employed a quantitative and descriptive study design, and surveyed 714 ninth graders from 6 public schools in city A by questionnaire. We surveyed their knowledge of specific conditions, their sources for information regarding mental disorders, and their image of the phrase "mental illness ." Descriptive statistical analysis was performed using SPSS15.0J for Windows. Our study was approved by the University of Shiga Prefecture Research Ethics Review Committee (November, 2007, No.51). Results Of the 653 respondents, 316 were male and 337 were female. Sixty-eight percent of the students had heard of mental illnesses , most often from middle school teachers (28.9%) followed by elementary school teachers (20.4%). In contrast to the 90% who knew depression as the name of a specific disorder, less than 5% knew the names of disorders such as obsessivecompulsive disorder and schizophrenia. Television was the cited source of this information for 68.9%, while less than 10% identified text books (5.4%) and classroom education (9.2%) as the source. Although the image of mental illness was usually negative, the respondents tended to characterize mental illness with terms expressing sorrow, such as "struggle" and "lonely" rather than those expressing aversion, such as "scary" and "dislike." Conclusion The majority of middle school students have some knowledge of mental illness, but most of it is obtained from mass media, such as television. As such, it is unlikely that their obtained knowledge is accurate. Although they are relatively aware of conditions such as depression which are dealt with by the media, they are much less aware of conditions such as schizophrenia and obsessive-compulsive disorder, which easily develop during puberty. We surmise, therefore, that the students do not consider these conditions to be highly relevant to them.
著者
松本 正
出版者
電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B 通信 (ISSN:09135715)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.p33-40, 1988-01
被引用文献数
2

移動通信におけるディジタル信号伝送では,マルチパスフェージングによる符号誤りを改善する方法としてブロック符号による誤り制御が有効である.Chaseは,channel measurement information(CMI)を用いるブロック符号の効率的な軟判定復法を提案している.本論文では,Chaseの第2アルゴリズムについてCMIとして受信波包絡線レベルを用いる方法の,レイリーフェージング下でのワード誤り率特性を検討した.まず,ビット間の受信波包絡線が独立に変動すると仮定し,受信した1フレームで消失としないビットの受信CNRの確率密度関数を導出して符号の代数的構造に依存しない上下界のワード誤り率を求め,計算機シミュレーションにより理論値の妥当性を確認した.次に,ビット間の受信波包絡線の変動に相関がある場合について,Golay符号を例に計算機シミュレーションによりワード誤り率特性を明らかにすると共に,受信CNRの変動を独立にし,誤りをランダム化するのに必要なビットインタリーブのサイズを求めた.
著者
松本 和 岡崎 正一
出版者
高知学園短期大学
雑誌
高知学園短期大学紀要 (ISSN:03894088)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.35-40, 1971-02-20
被引用文献数
1

1)炊飯粒の検鏡切片作成では, 漸強アルコール列に, それぞれ1分間位で移していき, パラフィン包埋完了までを1時間以内で行うのがよいことが認められた.2)米粒中に存在しているたんぱく質, 脂質の分布状態あるいは存在形態について組織化学的に調べた.この際, リパーゼ, トリプシン等の酵素処理による方法もあわせ行ない検討した.3)玄米中の脂質は糊粉層と胚芽に小粒状に存在しているものと認める.4)水洗した白米については, 胚乳の最外縁部に部分的に, ごくわずかに脂質の存在が認められる.5)炊飯によって脂質の基本的な構造はかわっていない.一部脂質の小粒が分離して比較的大きな球体を作り, 胚乳内部に散在している.6)米粒のたんぱく質は, 胚芽と糊粉層の部分に脂肪粒と共存し, たんぱく質の細粒のまわりに脂質の小粒がすき間なく混在しているものと思われる.これはLitteが脂質はたんぱく質とコンビネイションで存在するというサジエストと同じ結果である.7)胚乳の外縁部のたんぱく質は半顆粒状を呈し, 細胞膜にそって存在している.また, 細胞間隙がアクロレイン・シッフ液で濃染することから, この部分にたんぱく質が蓄積されると推定される.これは木戸氏と同じ結果である.8)炊飯粒のたんぱく質は, 溶けたような状態で観察され, 白米中のような顆粒は存在しない.9)糊粉層, 胚芽中の脂質に対してリパーゼは確認し得る影響は与えなかった.しかしこの点に関してはなお検討を要する.10)胚乳内のたんぱく質はペプシンによって消化されるが, 胚芽および糊粉層中のたんぱく質は殆んど消化されなかった.それは両部位のたんぱく質の種類あるいはその混合割合が相違していることを示すか, 糊粉層部の脂質とたんぱく質の存在形態が酵素の攻撃を受けにくい状態であることを示すものと思われる.
著者
渡辺 哲郎 五十嵐 弘 松本 邦臣 関 誠夫 間瀬 定明 関沢 泰治
出版者
日本農薬学会
雑誌
日本農薬学会誌 (ISSN:03851559)
巻号頁・発行日
vol.2, no.3, pp.291-296, 1977-08-20
被引用文献数
11

新規なタイプのイネいもち病防除剤につき研究したところ有効なプロベナゾール(オリゼメート^[○!R], 3-allyloxy-1, 2-benzisothiazole-1, 1-dioxide)を水銀, 燐, 塩素を含まない物質として見いだした.本物質は400ppm液としてイネに散布することにより予防的効力を発揮する.またイネの根を経由する適用法であるところの土壌処理, 土壌灌注, 薬液への浸根あるいは水面施用のいずれによっても有効であった.とくに興味あることは根を通じての施用法の場合に10アール当たり200g以下というかなり少ない薬量で十分な薬効を発揮することである.このことは本物質がこれらの施用法による利用にきわめて適しているものと考えられた.これに反し母核である1, 2-benzisothiazole-1, 1-dioxideは散布法あるいは灌注法においてプロベナゾールよりはるかに劣り, 誘導体としたことによる有利性が認められた.なお, プロベナゾールの数種作物の生育に対する悪影響は各種施用ルートにより試験されたが, 実用上の薬量ではまったく認められなかった.
著者
柿元健 門田暁人 亀井 靖高 〓本真佑 松本 健一 楠本 真二
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.50, no.7, pp.1716-1724, 2009-07-15
被引用文献数
2

ソフトウェアの信頼性確保を目的として,faultの有無を推定するモデル(faultproneモジュール判別モデル)が数多く提案されている.しかし,どのようにテスト工数を割り当てるのかといったfault-proneモジュール判別モデルの判別結果の利用方法についての議論はほとんどされておらず,信頼性確保の効果は不明確であった.そこで,本論文では,faultの有無の判別,テスト工数の割当て,ソフトウェア信頼性の関係のモデル化を行い,TEAR(Test Effort Allocation and software Reliability)モデルを提案する.TEARモデルにより,与えられた総テスト工数の枠内で,ソフトウェア信頼性が最大となるような(モジュールごとの)テスト工数割当ての計画立案が可能となる.TEARモデルを用いてシミュレーションを行った結果,推定される判別精度が高い,もしくは,fault含有モジュールが少ない場合には,fault-proneモジュールに多くのテスト工数を割り当てた方がよく,推定される判別精度が低い,もしくは,fault含有モジュールを多く含む場合には,判別結果に基づいてテスト工数を割り当てるべきではないことが分かった.Various fault-prone detection models have been proposed to improve software reliability. However, while improvement of prediction accuracy was discussed, there was few discussion about how the models shuld be used in the field, i.e. how test effort should be allocated. Thus, improvement of software reliability by fault-prone module detection was not clear. In this paper, we proposed TEAR (Test Effort Allocation and software Reliability) model that represents the relationship among fault-prone detection, test effort allocation and software reliability. The result of simulations based on TEAR model showed that greater test effort should be allocated for fault-prone modules when prediction accuracy was high and/or when the number of faulty modules were small. On the other hand, fault-prone module detection should not be use when prediction accuracy was small or the number of faulty modules were large.

1 0 0 0 OA 医療器械図譜

著者
松本市左衛門 編
出版者
松本市左衛門
巻号頁・発行日
1884
著者
越智 浩二 三宅 啓文 松本 秀次 妹尾 敏伸 田中 淳太郎 原田 英雄 光延 文裕 谷崎 勝朗
出版者
岡山大学医学部附属病院三朝分院
雑誌
岡大三朝分院研究報告 (ISSN:09133771)
巻号頁・発行日
vol.63, pp.74-78, 1992-06

光ディスクとパーソナルコンピュータを組み合わせた内視鏡画像ファイリングシステムは電子内視鏡の画像の保存・管理,検索・再生などに威力を発揮する。今回,われわれはオリンパス社製内視鏡ファイリングシステムSDF-3を使用する機会を得たので,その有用性や問題点の検討を行った。有用性としては,①内視鏡画像を検査終了後直ちに再生し,再検討できる,②多数の項目についての検索や統計処理が可能である,③限られたスペース内で大量の画像データの一括保存・管理が可能であるなどが挙げられる。一方,問題点としては,①内視鏡再生画像は画質が劣化する,②検索機能を十分に活用するにはかなり煩雑な人力操作を必要とする,③光ディスクの清掃が必要であるなどがあげられる。本内視鏡ファイリングシステムに今後必要な改良点やその展望についても合わせて考案を加えた。Olympus SDF-3, an endoscopic image filing system using an electronic endoscope in conjunction with a personal computer and an optical disk, has been recently developed. We evaluated the usefulness of this filing system with 449 cases of gastroduodenal endoscopy. As a result, we have found that this filing system has following advantages : (1) one can review endoscopic images immediately after endoscopic examinations ; (2) previously documented endoscopic image can be searched and reviewed in a short time ; (3) statistical analysis of documented cases is facilitated. However, it has some disadvantages as well to be improved : (1) quality of endoscopic images is deteriorated in the process of filing ; (2) putting patients' data into the filing system is time-consuming ; (3) frequent cleaning of an optic disk is required. Thisendoscopic image filing system needs to be further developed and refined.