著者
町田 晴彦 笹森 章 中村 猛 小牧 正之 小林 寛
出版者
公益社団法人 応用物理学会分科会 日本光学会
雑誌
光学 (ISSN:03896625)
巻号頁・発行日
vol.9, no.6, pp.331-333, 1980-12-10 (Released:2010-06-11)
参考文献数
1

A simple machine for making hyperboloid lenses has been developed. This machine utilizes a simple geometry of hyperbola. A plastic rod can be easily cut into hyperboloid lens within 10 minutes and the obtained surface of hyperboloid lens is rather smooth. This simple machine is very useful for preparing experimental optical systems with very small aberration in laboratories.
著者
小田 力 藤田 紘一郎 森 章夫
出版者
長崎大学熱帯医学研究所
雑誌
熱帯医学 Tropical medicine (ISSN:03855643)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.61-65, 1984-06-30

パプアニューギニアのダンフ,ケビェン及びラバウルの3地域でマラリアとデング熱の伝搬蚊について調査した.採集された蚊はAnopheles farauti, An. koliensis, An. punctulatus, Aedes aegypti, Ae. scutellaris,及びCulex pipiens quinquefasciatusの6種類であった.これら3種のハマダラカはわだちに水がたまって出来た泥水に発生していた.ダンフにおいてはAn. punctulatusがマラリアの主要伝搬蚊と考えられる.また,この地域ではデング熱の主要伝搬蚊であるAedes aegyptiとAe. scutellarisも採集された.前者の主要発生源は屋内では花びんのような人工的容器で,屋外では水のたまった古タイヤであった.後者の発生源も屋外の古タイヤであった.Collections of vector mosquitoes were made in three areas of Papua New Guinea. Mosquitoes collected were of the following 6 species: Anopheles farauti, An. koliensis, An. punctulatus, Aedes aegypti, Ae. scutellaris, Culex pipiens quinquefasciatus. Three species of Anopheline mosquitoes were commonly found in muddy pools such as wheel ruts at the roadsides, and among them An. punctulatus was assumed to be the primary vector of malaria in the area of Danfu, where also Ae, aegypti and Ae. scutellaris, the major vectors of dengue fever, were collected. The main breeding places for Ae. aegypti were artifitial containers such as flower vases indoors and discarded tires outdoors, the latter being the main breeding place for Ae. scutellaris.
著者
井上 美保 手塚 信夫 森 章一
出版者
関東東山病害虫研究会
雑誌
関東東山病害虫研究会報 (ISSN:13471899)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.56, pp.17-19, 2009 (Released:2010-12-28)
参考文献数
5

アブラナ科野菜黒腐病菌およびネギとニラの種子から検出されるFusarium属菌を対象に,70%エタノールに汚染種子を浸漬し,消毒効果と発芽への影響を調査した。ハクサイとチンゲンサイの黒腐病菌自然汚染種子およびチンゲンサイの人工汚染種子をエタノールに浸漬,風乾後,本菌の検出と発芽試験を行なった結果,10分間以上の浸漬では本菌は検出されなかった。また,15分間以内の浸漬では正常に発芽したが,30分間の浸漬では発芽がやや遅れた。また,ネギおよびニラのFusarium属菌自然汚染種子を用いた試験では,1分間以上の浸漬で本菌は検出されなかった。3分間以内の浸漬では正常に発芽したが,10~15分間の浸漬では発芽がやや遅れ,30分間の浸漬では根の先端が褐変した。以上の結果,黒腐病菌汚染種子のエタノール消毒には10~15分間,Fusarium属菌汚染種子の消毒には1~3分間の浸漬処理が適切である。本エタノール消毒法は,種子の乾燥が非常に早く簡便なため,少量の種子消毒に有効である。
著者
森 章
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1633, pp.58-61, 2012-03-19

ファッションビル大手、パルコの筆頭株主で33.2%の株式を保有する森トラストが2月24日、J・フロントリテイリングへの全株売却を発表した。売却価格は1株当たり1100円で、総額は約301億円になる。 森トラストは、第2位株主でパルコ株12.3%を持つイオンと、共同歩調を取ってきた。Jフロントへの電撃的な売却劇は、どのように決まったのか。
著者
長崎 栄三 国宗 進 太田 伸也 五十嵐 一博 滝井 章 近藤 裕 熊倉 啓之 長尾 篤志 吉川 成夫 久保 良宏 上田 雅也 牛場 正則 日下 勝豊 塩野 友美 島崎 晃 島田 功 榛葉 伸吾 西村 圭一 早川 健 藤森 章弘 牧野 宏 松元 新一郎 望月 美樹 森 照明 藤村 和男 半田 進 家田 晴行 松田 泉 浅沼 健一 小俣 弘子 清水 壽典 村越 新 安部 浩一 飯嶌 一博 久永 靖史 山根 浩孝 山口 啓
出版者
公益社団法人日本数学教育学会
雑誌
日本数学教育学会誌 (ISSN:0021471X)
巻号頁・発行日
vol.90, no.4, pp.11-21, 2008-04-01
被引用文献数
5

算数・数学教育における新たな目標として「算数・数学の力」を考えた.算数・数学の力とは,算数・数学のあらゆる活動に関わるはたらきで,大きく「算数・数学を生み出す力」,「算数・数学を使う力」,「算数・数学で表す力」,「算数・数学で考え合う力」の4つの力で構成される.初めに,我が国の算数・数学科の教育課程の史的分析,算数・数学のカリキュラムの国際比較,算数・数学教科書の研究,数学的な考え方・問題解法の史的分析,社会の算数・数学教育に関する意識の分析を行った.その上で,算数・数学教育の目的・目標に算数・数学の力を位置付けた.そこでは,算数・数学教育の目標を概念理解と能力習得とで均衡を図った.そして,算数・数学の力を,算数・数学的内容との一体化,算数的活動・数学的活動の重視などの原則の下で構造化し,その質の高まりを具体化するための算数・数学の力の水準の重要性を指摘した.
著者
和田 義人 茂木 幹義 小田 力 森 章夫 鈴木 博 林 薫 宮城 一郎
出版者
長崎大学熱帯医学研究所
雑誌
熱帯医学 Tropical medicine (ISSN:03855643)
巻号頁・発行日
vol.17, no.4, pp.187-199, 1976-02-28

奄美大島において1972-1975年に蚊の調査を行なった.成虫は畜舎にかけたライトトラップ及び野外でのドライアイストラップにより,幼虫はその発生場所において,1年を通じて採集を行なった.その結果31種の蚊が得られた.上記の方法による採集の記録と,野外で採集した幼虫の飼育の記録とから,各々の種の,特に冬季における,生態について記載した.また,奄美大島での日本脳炎ウイルスの越冬について,伝搬蚊コガタアカイエカの生態の面から考察を加え,ウイルスの越冬が可能なのは,冬の気温が高く,蚊-豚の感染サイクルが持続する場合においてのみであると結論した.Mosquitoes were investigated on Amami-Oshima Island in 1972-1975. Adults were collected by light traps at animal shelters and by dry ice traps in the field, and larvae at their breeding sites in the whole year. In total, 31 species of mosquitoes were found. From the mosquito catches by the above methods together with the rearing records of some larvae collected in the field, the biology of each mosquito particularly in the winter time was reported. Also, the possibility of the overwintering of Japanese encephalitis virus on Amami-Oshima was discussed on the basis of the biology of the vector mosquito, Culex tritaeniorhynchus. It was considered that the successful overwintering of the virus is attained only by the succession of the pig-mosquito cycle maintained by the continuous feeding activity of the vector mosquitoes in warm winter.
著者
森 章司
出版者
東洋大学文学部
雑誌
東洋学論叢 = Bulletin of Orientology (ISSN:03859487)
巻号頁・発行日
no.26, pp.166-145, 2001-03
著者
森 章司
出版者
東洋大学文学部
雑誌
東洋学論叢 (ISSN:03859487)
巻号頁・発行日
no.26, pp.166-145, 2001-03
著者
若森 章孝
出版者
関西大学経済学会
雑誌
関西大学経済論集 (ISSN:04497554)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.27-39, 2000-06

本稿は,第1に,「資本主義の黄金時代」(1945-74)をフォーディズムのロジックによって解明したレギュラシオン理論が,脱フォーディズムのさまざまな試みと冷戦体制の解体という1990年代の文脈の中で急速に進展した経済のグローパリゼーションとそれにともなう「勤労者社会の危機」をどのように理解しているか,グローパリゼーションの進行の中に資本蓄積の新しい源泉と新しい調整様式の萌芽を,それゆえ勤労者社会の新時代の可能性をどのように検出しているか,について考察する。本稿は第2に, 「勤労者社会の危機」をめぐるフランスの論争におげる4つの立場を検討し,グローパリゼーションの下で社会統合を確保するためには,公的討論による価値観の形成という意味での「政治的次元」と新しい市民権(市民権所得)が重要であることを指摘する。
著者
森 章 樋口 良彦 武田 博清
出版者
応用森林学会
雑誌
森林応用研究 (ISSN:13429493)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.13-17, 2000-09-25
被引用文献数
6

DGPS(ディファレンシャルGPS)の林内での測位精度を調べ,様々な林分間で比較した。DGPSにより測位した点は,SA(選択利用性)の影響のもとで,測位の平均点から1m円内にほとんどの点が含まれた。また,測位誤差は,樹幹に近づくほど大きくなった。測位誤差の林分による違いは,落葉済みの落葉広葉樹林内で,林外と誤差に有意な差はなかったが,常緑樹林内は,広葉樹林,針葉樹林ともに,林外より誤差が有意に大きくなった。これらの結果,林内でDGPSを使用する際には,できるだけ樹幹よりDGPS受信機を離して測位を行うこと,落葉広葉樹のある林分では落葉済みの冬季に測位を行うこと,常緑樹林内では上層の開空度の高い位置で測位を行うことで精度が高まると考えられた。さらに,実際の森林でのDGPSの使用方法として,林内の毎木調査の例を挙げると,できるだけ樹幹より離れており,かつ,上層の開けた位置にDGPS受信機を設置し,そこからレーザーレンジファインダーなどでオフセットして,測位を行うことで,精度が高まると考えられた。
著者
森 章恵
出版者
東海大学
雑誌
紀要 : 東海大学健康科学部紀要 (ISSN:13474162)
巻号頁・発行日
no.10, pp.59-68, 2004

本論稿は、障害者との舞台表現活動という未開拓な分野において、実際に活動をしている「西東京アクターズスクール」を事例に、エスノグラフィの手法を用いて記述し、資料として社会に提供すると共に、その分野の展望を拓くことを目的とした。又、この記述を通じて、舞台表現活動の特徴を明らかにした。その結果、舞台表現活動では、表現することに多くのエネルギーが費やされ、そのエネルギーの集約された「濃密」な場では、誰もが表現者として対等な関係性を築くこと、又そうした関係性には、「交感」とも言うべき身体的コミュニケーションが生起することが明らかとなった。障害者の表現には、「意外性とこっけいさとかっこよさ」を含むものが多く、障害者と舞台表現活動をすることは、既存の価値観を壊し、新しくてユニークな表現に出会える可能性が指摘できる。しかしながら、そうした場は大変稀少であり、その開拓が今後広く行われてゆくことが必要である。
著者
白井 汪芳 宮田 清蔵 東原 秀和 八森 章 鳥海 浩一郎 梶原 莞爾 清水 義雄 白井 汪芳 中沢 賢
出版者
信州大学
雑誌
特別推進研究(COE)
巻号頁・発行日
1998

平成10年度から5年間の先進繊維技術科学に関する研究拠点形成について、研究業績、拠点形成、国際ネットワーク形成等についてまとめ、21世紀COE先進ファイバー工学研究教育拠点への移行を進めた。研究業績面では、8班による研究により、多くの研究論文、特許、事業化を行い、このような基礎研究がナノファイバーテクノロジーの開発、ハイパフォーマンス繊維の開発、新バイオファイバーの開発、オプトエレクトロニクス繊維およびデバイス化技術、環境・ヘルスケア機能繊維開発、特殊機能系、不織布およびそれらの生産システム開発、繊維生産ロボティクス、感性産業要素技術開発など新しい繊維総合科学技術に向けての実績を得た。本COE研究では、萌芽・基礎研究、応用研究から事業化・起業化へ向けての産学連携プロジェクト研究までを行ってきたが、開発研究を行う産学連携拠点としては研究交流促進法の全国で2例目になる、アサマ・リサーチエクステンションセンター(AREC)をキャンパス内に設置し、平成13年2月より稼動させ、5テーマの開発研究に着手した。さらに、国際ネットワークの形成としては、平成14年度は11月に第2回先端繊維上田会議、第2回アジア若手繊維科学技術会議、第1回日米欧3極会議を上田市内のホテルおよび信州大学繊維学部内で開催した。8月にはアジア繊維学会発会式を韓国大邱市嶺南大学で開催し、本拠点が事務局となることを決定した。