著者
榊原 定征 東 昌樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1943, pp.68-71, 2018-05-28

かつて「財界総理」とも呼ばれた経団連会長。その影響力の低下が叫ばれて久しい。だが、それは違うと、主張する。政治と連携しながらデフレ脱却に貢献したとの自負がのぞく。4年の任期を終える今、振り返る、日本再興の道程。
著者
渡邊 貢次 高橋 裕子 森田 一三 坪井 信二 中垣 晴男 榊原 康人
出版者
愛知教育大学
雑誌
愛知教育大学研究報告 教育科学 (ISSN:0587260X)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.35-39, 2006-03

愛知教育大学の男子大学生306名,女子大学生411名(合計717名)を対象とし,自覚的健康と医療10科のイメージ(印象)についての調査を行った。その結果,次のようにまとめられた。1)健康状態を大変よい+ややよい+よいの合計でみると,男子約80%,女子約85%となり,女子の方が健康状態ではやや良好という自己判断を示していた。2)「痛み」のイメージでは,内科,外科,精神科,小児科,耳鼻咽喉科,歯科の6科で男女間に有意差がみられた。6科いずれも女子の方がスコア平均値は高かった。「大切さ」のイメージでは,内科,外科,整形外科,精神科,小児科,耳鼻咽喉科,皮膚科の7科で男女間に有意差がみられた。産婦人科を除いた9科において男子の方が高スコアを示した。「身近さ」のイメージでは,外科,整形外科,産婦人科,眼科,皮膚科,歯科の6科で男女間に有意差がみられた。評価については男女間で分かれた。3)健康状態と,イメージとの関連性では,男女とも「痛み」と相関がみられ,また,女子では「身近さ」とも相関がみられた。4)イメージからみた医療10科間の類縁性を検討した。男女とも共通して大きく3つのグループに分けられた。①内科・眼科グループ,②精神科・小児科・耳鼻咽喉科・皮膚科グループ,③外科・整形外科・産婦人科・歯科グループである。全体より,イメージの形成は受診経験が大きく影響しているのではないかと推察した。
著者
榊原 洋一
出版者
一般社団法人 日本生体医工学会
雑誌
BME (ISSN:09137556)
巻号頁・発行日
vol.12, no.7, pp.3-11, 1998-07-10 (Released:2011-09-21)
参考文献数
19
著者
中川 清隆 榊原 保志 下山 紀夫
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.43, 2007

<BR> 筆者らは、第2筆者を代表者とする任意団体「気象情報を教育に利用する会」を結成して、「気象情報画像取り込み・表示ソフト」の普及に努めてきた。旧版ソフトを公開して4年が経過し、(1)静止気象衛星の交代(GMS5→GOES9→MTSAT1)、(2)気象庁の画像圧縮形式変更(jpeg形式→png形式)、(3)気象庁および広域定点観測実証コンソーシアムのURL変更等が相次いだため、デザインやコンセプトは旧版を踏襲するものの、コーディングそのものは全く新たにやり直して、大幅な改訂を行ない、改定版を作成したので、その概要を報告する。<BR> 2005年6月のMTSAT正式運用後、日本気象協会の画像の領域が気象庁実況天気図領域をはるかにしのぐ領域に拡大されたのを利用して、画像ビュアーサブソフト(第1図)の実況天気図全域と衛星画像の重ね合わせを可能にするとともに、画像観察ウィンドウを3画面に増設した。これにより、旧版では基本画面と観察画面との比較しかできなかったのに対して、改訂版では3種類の衛星画像同士とか3箇所のライブカメラ画像同士等、様々な画像を比較することが可能となった。<BR> 発表当日、「気象情報を教育に利用する会」入会手続者にソフト入りCDを先着順に実費配布する。また、既存会員にはメール添付ファイルにより改訂版ソフトを送付する体制を整備する予定である。
著者
小林 和弘 織田 範一 榊原 仁作
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.103, no.2, pp.165-172, 1983-02-25 (Released:2008-05-30)
参考文献数
16
被引用文献数
1 1

Ethyl 5-hydroxybenzo [α] phenazine-6-carboxylates (IIa, b) were prepared by the condensation of ethyl 1, 4-dihydro-1, 4-dioxo-3-methoxy-2-naphthoate (I) with o-phenylene-diamines. Acylations and alkylations of IIa, b gave the corresponding o-acyl and alkyl compounds (IIIa-k). The reaction of IIa, b with ethanolamine gave β-hydroxyethyl-carboxamides (Va, b). Compound Va was converted into β-chlorinated compound (VIa), whose chlorine was substituted by dialkylamines to give ethylenediamine-type amides (VIIa, b, c). Compounds VIId and VIIe were obtained by the reaction of IIb with dialkylalkylenediamines. Oxidation of IIa, b afforded N-oxides (IXa, b). The antimicrobial activities of all synthetic compounds were tested by paper discagar diffusion assay. Compounds IIId, e, g, VIIa and IXa showed inhibitory activities to T. interdigitale and IXa to C. albicans.
著者
小林 和弘 織田 範一 榊原 仁作
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.103, no.4, pp.473-479, 1983-04-25 (Released:2008-05-30)
参考文献数
8
被引用文献数
1 1

Ethyl 1, 4-dihydro-1, 4-dioxo-3-methoxy-2-naphthoate (I) is condensed with amidines, 2-aminopyridines and 3-aminopyrazole, to give new tetracyclic quinones (IIIa-c and VI) containing nitrogen atom and hydrogenation of IIIa and IIIb over Pd-C or Raney-Ni afforded 1, 2, 3, 4-tetrahydro (IXa, b) or 1, 2, 3, 4, 7, 8, 9, 10-octahydrobenzo[g]pyrido[2, 1-b]quinazoline (Xa), respectively. Benzo[g]pyrido[2, 1-b]quinazoline derivatives except for Xa showed inhibitory activities to S. aureus and T. interdigitale.
著者
齋藤 敬 榊原 大祐 草間 裕介
出版者
日本沙漠学会
雑誌
沙漠研究 (ISSN:09176985)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.33-38, 2018 (Released:2018-06-25)
参考文献数
9

我々は鳥獣被害対策に向け,動物に対しコミュニケーションを行う棲み分けロボットの開発を行っている.開発中の多脚歩行ロボット「しろやぎ」は機械的リンク機構の積極活用によって,低コスト化可能なシンプルさと強度の高さを実現している.直近はクマ対策に適用可能な新型機の設計に向け,鳥獣被害対策に向けた外装と威嚇用伸縮機構を追加し,動物に提示する試験を行っており,本稿において現在までの取り組みの概略を述べる.
著者
榊原 久雄 田辺 巌 江本 雅三
出版者
一般社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.53, no.12, pp.687-693, 1979-12-20 (Released:2011-09-07)
参考文献数
6

A strain of V. cholerae isolated from a cholera patient found in Kobe was proved to have the following charactristics:1) The strain grew very slowly or was distinctly undergrown on TCBS agar which can well support the growth of V. cholerae organisms generally. It took 36-48 hrs before the formation of visible colonies (1-2 mm in diameter). At earlier stages of growth (about 18 hrs after the beginning of incubation at 37°C), the colonies had greenish tone, instead of yellowish tone as generally shown by the V. cholerae organisms. This was due to the lack of ability of decomposing sucroce. However, after 24 hrs of incubation, the colonies became yellowish. The same statement was made as to the results using peptone water. In general properties, this strain resembled those successively cultivated in peptone water.2) Since there are V. cholerae strains which can grow very slowly on TCBS agar, it is absolutely necessary to use additionally other kinds of selective media, such as alkaline agar or Endo's agar, for the purpose of primary isolation of V. cholerae from natural sources.3) Other characteristics such colony morphology, biochemical activities, sugar decomposition capacities and agglutinability against antiserum, etc. were essentially the same as those of typical V. cholerae. However, no Kappa type phage was isolated. Based on these data, we regarded this strain as classical El Tor vibrio of the continental type.
著者
寺田 恭子 赤井 綾美 小杉 知江 藤崎 亜由子 榊原 志保
出版者
一般社団法人 日本保育学会
雑誌
保育学研究 (ISSN:13409808)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.379-390, 2014-12-25 (Released:2017-08-04)

本研究は,人が本来持ち備えている「主体性」に着目し,家庭での「しつけ」を地域の子育て家庭が共有することを通して,「子どもの主体性を育てる」地域の子育て支援の課題を検討することを目的としている。行動理論に基づき感情を抑制する親支援プログラムを活用しながら地域で「親の主体性」に働きかける「しつけ」に取り組んだところ,受講後の親アンケート調査から親の変化として「子どもの主体受容」「親効力感の向上」「自尊感情の安定」「自己のふり返り」という4つの因子が認められた。地域の子育て家庭が「しつけ」を共有することによって,自己の「しつけ」へのふり返りだけではなく,他の親やスタッフとの相互作用により「親の主体性」が育ち,さらに親と子の相互作用によって「子どもの主体性」が育つ芽が示された。
著者
榊原玄輔
出版者
巻号頁・発行日
vol.[10], 1000
著者
榊原 博樹
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.98, no.12, pp.3089-3095, 2009 (Released:2012-08-02)
参考文献数
19

アスピリン喘息は非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の共通した薬理作用であるアラキドン酸シクロオキシゲナーゼ阻害作用(→プロスタグランディンE2の減少)がトリガーになり,主としてシスティニル・ロイコトリエンの増加が過敏反応を惹起する.アスピリン喘息は他の薬物過敏症と比べて著しく有病率が高く,鼻・副鼻腔疾患の合併が多いなどの特徴的な臨床像をもち,喘息の一つのタイプと考えるべきである.アスピリン喘息はNSAIDsによる突発的な重症発作や死亡リスクを負った存在であり,慎重な対応が必要である.
著者
榊原,彩子
出版者
日本教育心理学協会
雑誌
教育心理学研究
巻号頁・発行日
vol.52, no.4, 2004-12-30

絶対音感の発達には臨界期が存在し, 6歳を超えると絶対音感習得が困難であることが指摘されている。加齢にともなう変化が絶対音感の習得可能性を減じていると考えられるが, 本研究では年齢の異なる幼児(2歳児4名, 5歳児4名)に対し, 同一の和音判別訓練法による絶対音感習得訓練を実践して彼らの絶対音感習得過程を縦断的に明らかにし, 年齢によって習得過程の様相も異なるのか調べることで, 加齢にともなう変化を検討した。音高という属性に「ハイト」と「クロマ」の2次元があるという考えに従えば, 絶対音感とはクロマの特定能力であり, その習得とはクロマの参照枠形成とみなせる。訓練課題のエラーから聴取傾向を記述すると, 習得過程中, 年少児は早い段階でクロマに着目し, 全体的にクロマ次元を重視した聴取傾向を示したのに対し, 年長児はクロマ次元の利用が少なく, 一貫してハイト次元に依存した聴取傾向を強く示した。加齢にともなう変化として, クロマ次元に依存する傾向が減じ, 逆にハイト次元に依存する傾向が増すという変化が示唆され, クロマの参照枠形成である絶対音感習得が, 加齢により不利になる様が示された。
著者
榊原 隆次 福武 敏夫 平山 恵造
出版者
千葉大学
雑誌
千葉医学雑誌 (ISSN:03035476)
巻号頁・発行日
vol.68, no.4, pp.161-166, 1992-08-01
被引用文献数
1

単純ヘルペス脳炎(HSE)自験30例を,臨床症候・画像検査により側頭葉型,側頭葉脳幹型,脳幹型に分けると,脳幹型(7例,23%)は他の2型に比し,発病早期には頭痛,発熱が少なく,GOT・GPT値の異常高値がみられず,初回腰椎穿刺時の髄液圧が平均85mmH_2Oと低く,病像完成期には意識障害が高度であったが,脳波上での周期性同期性放電がみられないなどの特色を示した。脳幹障害を示唆する症候として,corectopiaや対光反射消失などの瞳孔異常,眼頭反射の消失や緩徐・急速相のない自発眼振などの眼球運動異常,無呼吸や吃逆様呼吸などの呼吸異常を認めた。硬膜下水腫の合併が2例にみられたが非手術的に軽快し,死亡例・再発例がなく,自然軽快例もみられるなど予後良好であった。以上の脳幹型HSEの特徴はHSEの早期診断および治療にとって重要と考えられた。
著者
中山 元 篠崎 一平 榊原 洋平 押川 渡
出版者
公益社団法人 腐食防食学会
雑誌
Zairyo‐to‐Kankyo (ISSN:09170480)
巻号頁・発行日
vol.67, no.3, pp.121-126, 2018

<p>Al 溶射鋼を亜熱帯モンスーン環境の琉球大学工学部曝露場で25 年間曝露した結果,空隙率の減少が認められるものの健全性が担保されており,溶射膜厚は必ずしも減少していなかった.さらに,下地の鉄を露出させた部分は鉄さびの上にAl<sub>2</sub>O<sub>3</sub>の被膜が生成していた.したがって,Al 溶射は環境遮断および電気防食の作用で防食されていた.</p>