著者
伊加 真士 清水 一好 川出 健嗣 金澤 伴幸 西谷 恭子 森松 博史
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.1-6, 2016-01-15 (Released:2016-02-12)
参考文献数
9
被引用文献数
2 3

スガマデクスは安全・迅速にロクロニウムを拮抗できる薬剤として広く使用されている.今回われわれは筋弛緩モニターを使用し,投与基準どおりにスガマデクスを使用したにもかかわらず,術後に再クラーレ化が疑われた症例を経験した.症例は78歳の男性で,胃癌に対し腹腔鏡下幽門側胃切除術が施行された.術中およびスガマデクス投与前にTOFウォッチを使用し,TOFカウント2を確認後,スガマデクスを3.6mg/kg投与し抜管した.その約70分後に著明な酸素化の悪化と四肢の体動低下を認め,ネオスチグミン投与により酸素化・体動の改善を得た.投与基準どおりのスガマデクス使用でも再クラーレ化の可能性は否定できないため,抜管後の厳重な呼吸の観察が重要である.
著者
津田 奏 清水 洸希 市野 順子
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:21888760)
巻号頁・発行日
vol.2022-HCI-197, no.48, pp.1-7, 2022-03-07

VR 空間においてアバターを介した際のユーザーの認知や行動に関する知見が得られつつあるが,ソーシャル VR プラットフォームにおいてユーザーの行動を検討した研究は限られる.本研究は,最も基本的な人間的コミュニケーションであるスキンシップに焦点を合わせ,ソーシャル VR ユーザーがどのようなスキンシップをとっているのかを探る.ソーシャル VR プラットフォームの一つである VRChat をフィールドとし,調査者(著者ら)が被調査者(一般ユーザー)に接近し話しかけた際の被調査者の行動を観察し,計 30 時間 168 人分の一般ユーザーのデータを収集した.収集したデータを用いて,3 つの変数――調査者のアバターの外見的性別(2 水準:男性,女性),調査者の実性別(2 水準:男性,女性),被調査者の対話時の音声有無(2 水準:音声あり,音声なし)――を要因として分析した.その結果,(1) 調査者の実性別が女性の場合の方が男性の場合よりも,スキンシップの頻度が有意に高く,スキンシップの仕方もハグや頭を撫でるといった親密なものが多かった.その一方で,(2) 調査者のアバターの外見的性別はスキンシップの頻度に影響を与えなかった.また,(3) 被調査者の対話時の音声がない場合の方がある場合よりも,スキンシップの頻度が有意に高かった.これらから,アバターの外見よりも中身の性別の方がユーザーの行動に強く影響を及ぼしていることがわかった.
著者
清水 節
出版者
金沢工業大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は、日米の史料を用いて「宗教法人法」の起草過程を分析したものである。GHQの民間情報教育局宗教課、文部省宗務課、宗教界指導者の各見解と議論された論点を明らかにした結果、日米の文化的・歴史的背景に起因する法観念の相違や、各々の理想とする宗教法人像の相克が顕在化し、対立と妥協の末に本法が生み出されたことが解った。また、本研究の一環で「国有境内地処分法」の起草過程も明らかにした。
著者
清水 恒志
出版者
東京大学大学院ドイツ語ドイツ文学研究会
雑誌
詩・言語 (ISSN:09120041)
巻号頁・発行日
no.79, pp.27-52, 2014-03

F. Schlegel's „Lucinde" ist ein Versuchsroman im Zeichen der „Arabeske" und thematisiert die Erprobung stilistischer Möglichkeiten. Der Roman ist als ein Bekenntnis des Protagonisten Julius zu seiner Geliebten Lucinde geschrieben. „Lucinde" besteht aus vierzehn Kapiteln, von denen jedes einen anderen Stil, z.B. „Idylle", „Fantasie", „Briefe" aufweist. Die zeitliche Ordnung der Erzählung ist undeutlich, und konkrete Schilderungen sind nahezu aufgegeben. In dem Roman gibt es ein Moment, das sich als Leitmotiv verstehen lässt. Dabei handelt es sich um den Tod der Kinder. In den Kapiteln „Prolog" oder „Charakteristik der kleinen Wilhelmine" erscheinen Kinder als Metaphern von Kunst. Merkwürdig ist dabei, dass die Kinder oftmals als diejenigen dargestellt werden, die sterben müssen. Solche Todesfälle geschehen dreimal: bei Lisett's Selbstmord mit ihrem Embryo, beim frühen Tod von Lucindes Sohn, beim Tod Guidos, dem Sohn von Lucinde und Julius. In der bisherigen Forschung wurde dieses Muster noch nicht behandelt. Dabei hängt dieses Motiv mit „Lucinde" als romantischem Bildungsroman zusammen. „Lucinde" ist ein Nachkomme von Goethes „Wilhelm Meisters Lehrjahre". Das kann man unter anderem am Kapitel „Lehrjahre der Männlichkeit" ablesen. In „Wilhelm Meisters Lehrjahren" erscheint Wilhelms Sohn Felix als Bote, der das Ende von Wilhelms Lehrjahren verkündet. Im bürgerlichen Bildungsroman ist das Kind ein Symbol der vollendeten Bildung. In „Lucinde" aber ist das Kind eine Metapher der Kunst. Obwohl Julius seine „Lehrjahre der Männlichkeit" vollendet hat, muss sein Kind am Ende des Romans – in der Fantasie – sterben. Das zeigt, dass Bildung in „Lucinde" nicht bedeutet, eine Familie zu gründen oder Vater zu werden. „Lucinde" als Bildungsroman entfaltet zwei Bedeutungen. Bildung umfasst zunächst die künstlerische Bildung. Nach den „Lehrjahren der Männlichkeit" verbindet sie sich mit dem menschlichen Wachstum von Julius. In der „Lucinde" muss man unter Bildung die Vollendung der Kunst verstehen. Am Ende begreift Julius – durch die tödliche Krankheit Lucindes – vollkommen, dass der Künstler für die Vollendung der Kunst „den süßen Tod" benötigt. Gewissermaßen ermordet er seinen Sohn: Er lässt sein Werk unvollendet. Er erlangt die Erkenntnis, dass nicht das unbedeutende wirkliche Leben, sondern die Fantasie die bedeutendste Wahrheit sei. Dabei kehrt sich der Wert zwischen Wirklichkeit und Fantasie um. Seine Kunst entfaltet sich für immer durch romantische Unvollendung. Meine Abhandlung weist nach, dass die unbestimmt und abstrakt scheinende Arabeske mit dem Tod der Kinder als Leitmotiv übereinstimmt. Der wiederholte Verlust der Kinder symbolisiert das Erproben und Scheitern des Kunstwerks. Um das Erproben des Stils in der Struktur wie auch im Handlungsinhalt darzustellen, benötigte Schlegel „den Tod der Kinder" als Leitmotiv. Und dies fügt sich zur „Lucinde" als Arabeske, die als die versponnene unfruchtbare Blume ausschließlich ästhetizistisch ist.
著者
船山 理恵 小椋 千沙 清水 香織 国崎 玲子 藤原 武男 越智 真奈美 高橋 美惠子 松岡 朋子 清水 泰岳 新井 勝大
出版者
一般社団法人 日本静脈経腸栄養学会
雑誌
日本静脈経腸栄養学会雑誌 (ISSN:21890161)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.718-724, 2016 (Released:2016-04-26)
参考文献数
24

【目的】小児クローン病 (Crohn's Disease; 以下、CDと略) 患者における栄養療法・食事療法の QOLへの影響について検討する。【方法】小児 CD患者27名を対象に、栄養療法や食事療法に関するアンケート調査を行い、IBDQスコアを用いて QOLを評価した。栄養療法実施群と非実施群で IBDQスコアを比較し、重回帰分析により栄養療法・食事療法 と IBDQスコアの関連性を検討した。【結果】栄養療法実施群と非実施群の IBDQスコアに有意差は認めず、重回帰分析より「体調悪化を感じる」食品数が IBDQスコアに有意に関連し、一方で栄養療法は IBDQスコアに関連しないことが明らかとなった。栄養療法実施群では、実施の理由を「医師に言われたから」「病気の悪化を予防できる」と回答していた。【結論】栄養療法は患者の QOLに関連しないことが明らかとなった。栄養療法を行っている患者は、その意義と効果を理解していると思われた。
著者
長谷川 正哉 金井 秀作 清水 ミシェルアイズマン 島谷 康司 田中 聡 沖 貞明 大塚 彰
出版者
コ・メディカル形態機能学会
雑誌
形態・機能 (ISSN:13477145)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.75-80, 2007-03-22 (Released:2010-09-09)
参考文献数
29
被引用文献数
5

靴着用が原因と考えられる扁平足、外反母趾等の障害が増加している。これら足部障害の予防には、靴等の環境要因の改善および足部内在筋強化等の身体要因の改善が重要である。本研究では履物着用中の歩行が足部に及ぼす影響について調査し、その中で下駄着用歩行の有効性について検討する事を目的とした。実験は裸足、靴着用、下駄着用の3条件とし、足趾MP関節運動及び内側縦アーチの動態を計測した。関節角度の計測には三次元動作解析装置であるOxford Metrics社製VICON512を用いた。結果、裸足と比較して靴着用中におけるMP関節運動範囲、Arch運動範囲が有意に減少した。また、靴着用中と比較して下駄着用時にはMP関節運動範囲、Arch運動範囲が改善する傾向が認められた。足趾の積極的な使用が足部障害発生予防に有効であると報告されており、下駄着用による歩行の有効性が示唆された。
著者
清水 智弘
出版者
The Japan Journal of Coaching Studies
雑誌
コーチング学研究 (ISSN:21851646)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.271-284, 2022-03-20 (Released:2022-05-09)
参考文献数
55

This study aimed to examine the effects of an intervention program on the coaching behaviors of a soccer coach. The experimental study employed a single-case design (AB design). The study was conducted for 19 weeks, excluding 6 weeks of interruption. The participant was a soccer coach who was in charge of teams of eighth graders or younger players. The target behaviors were participant's coaching behaviors during weekday training sessions, which included instruction and feedback used in Synchro-Coaching. We confirmed the social validity of the program through evaluation by coach development expert, measurement and evaluation of team performance, and interviews with the participant. Three out of four target behaviors improved as a result of a three-step intervention program that utilized knowledge from coaching behavior guidelines and behavioral coaching. Finally, we discussed the future issues and limitations of this study.
著者
根来 龍之 釜池 聡太 清水 祐輔
出版者
特定非営利活動法人 組織学会
雑誌
組織科学 (ISSN:02869713)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.45-57, 2011-09-20 (Released:2022-08-27)
参考文献数
28

本稿では,複数のエコシステムからなる製品システムを,パラレルプラットフォーム市場と呼び,その市場特有の戦略的観点について事例分析を通じて論じる.事例分析から抽出されたポイントは以下の5つである.⑴ネットワーク効果のマネジメント,⑵利益格差のマネジメント,⑶セットとしてのプラットフォーム製品のマネジメント,⑷結合プラットフォームのマネジメント,⑸マルチホーミングのマネジメント.
著者
山田 広幸 伊藤 耕介 坪木 和久 篠田 太郎 大東 忠保 山口 宗彦 中澤 哲夫 長浜 則夫 清水 健作
出版者
Meteorological Society of Japan
雑誌
気象集誌. 第2輯 (ISSN:00261165)
巻号頁・発行日
vol.99, no.5, pp.1297-1327, 2021 (Released:2021-10-31)
参考文献数
97
被引用文献数
11

2017年台風第21号(ラン)対する上部対流圏の航空機観測を、新たに開発したドロップゾンデシステムを備えた民間ジェット機を用いて行った。これは、日本の研究グループがドロップゾンデを用いて非常に強い台風の内部コアを観測した初めての事例である。本論文では、目の暖気核構造と、それに関連するアイウォールの熱力学的および運動学的特徴について記述する。この台風は観測の2日間において、鉛直シアーが強まる環境で最大の強度を維持した。ドロップゾンデにより、この期間に対流圏中層と上層に温位偏差の極大をもつ二重暖気核構造が維持されたことが捉えられた。この2つの暖気核は相当温位が10 K以上異なり、起源が異なることが示唆された。飽和点分析により、上部暖気核の空気はアイウォールから流入したことが示唆された。鉛直シアーベクトルの左半円側におけるアイウォール上昇気流は、台風の中心側で相当温位が高く絶対角運動量が低い2層の構造を持っていた。飽和点とパーセル法の分析から、この中心側の上昇気流で相当温位が370Kを超える暖かい空気が目の境界層から流入し、最終的に上部暖気核に輸送されることが示唆された。これらの結果から、目の境界層を起源とする高い相当温位の空気の鉛直輸送が、鉛直シアーによる台風強度への負の影響に対抗して、上部対流圏の目の継続的な昇温に寄与するという仮説が導かれた。この研究は、相当温位の計算に必要な温度と湿度の測定が、ドロップゾンデのような消耗型の機器でしか行えない現状において、アイウォール貫通型の上部対流圏航空機観測が暖気核構造の監視に重要であることを示している。
著者
清水 潤三
出版者
一般社団法人 日本外科感染症学会
雑誌
日本外科感染症学会雑誌 (ISSN:13495755)
巻号頁・発行日
vol.17, no.6, pp.510-513, 2020-12-31 (Released:2021-09-30)
参考文献数
5

感染兆候がなくても術後患者のドレーンの排液の培養や,ドレーンの先端培養により,もしドレーン抜去後に感染症が起こっても起炎菌をいち早く知ることで対応しようとすることはとても自然な対応と考えられる。一方でそのような一律的なドレーン先端培養の診断価値については議論があり,検査にはコストや時間を要することから,意義について見直す研究がなされている。メタ解析ではSSIを予想する効果がないと結論付けられた。また,日本外科感染症学会から発刊されたガイドラインでは多くの手術術式でドレーン留置そのものが必要ないとされておりドレーン先端培養に関する議論の前提が崩れている。画一的な先端培養は費用対効果から否定される一方で,困難な手術症例ではドレーンの管理が患者の運命を握ることもあり,適切なドレーンの管理は今後も重要である。
著者
清水 大昌
出版者
特定非営利活動法人 組織学会
雑誌
組織科学 (ISSN:02869713)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.6-12, 2010-06-20 (Released:2022-08-20)
参考文献数
9

経済学において「競争」というと完全競争がまず浮かぶ.その後,その批判から完全競争の仮定を緩めた不完全競争の分析が考えられる.本稿ではまずそれらの流れを紹介する.またその後それらを踏まえて,競争に関連する研究がどのような設定で行われてきたかについて紹介していく.具体的には収入最大化,混合寡占,そしてオークションに触れる.
著者
清水 強志 SHIMIZU Tsuyoshi
出版者
創価大学通信教育部学会
雑誌
通信教育部論集 (ISSN:13442511)
巻号頁・発行日
no.25, pp.54-70, 2022-08-07

「不安の社会学」という本研究の目的は、現代社会において増加している不安の特徴を社会学的に明らかにすることである。また、これまでの不安についての社会学理論を再考し、さらにそれらの研究・整理を通して、現代におけるデュルケーム社会学の意義を検討することにある。 その序章にあたる本稿では、まず、フロイトを手がかりに、社会学的研究の対象としての「不安」について明らかにした。その上で、サムナーの「内集団/外集団」論を、フロイトの成長の初期段階における「外」への認識をふまえつつ、ギュルヴィッチの「われわれ意識」およびデュルケームの「社会統合論」によって拡充し、心理現象としての「不安」を社会学的に研究するための中範囲の理論を確立した。
著者
山下 直生 栃谷 健太郎 岩本 伸紀 青木 一晃 元林 寛文 山本 舜悟 清水 恒広
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.110, no.1, pp.85-91, 2021-01-10 (Released:2022-01-10)
参考文献数
6

24歳,男性.コンゴ民主共和国に半年間滞在し,ドキシサイクリンを帰国後2週まで内服した.帰国後43日から72時間毎に発熱を認め,50日にアーテメター/ルメファントリン錠の内服開始,51日に当院を受診した.血液塗抹検査,迅速診断キットは陰性であったが,PCR(polymerase chain reaction)で四日熱マラリアと診断した.四日熱マラリアは潜伏期間が長く,検査で偽陰性が多いため,注意が必要である.
著者
清水 剛
出版者
特定非営利活動法人 組織学会
雑誌
組織科学 (ISSN:02869713)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.44-55, 2004-09-20 (Released:2022-08-03)
参考文献数
40

本稿では,戦後日本における企業システムの形成・発展過程について,企業の安定性という視点から検討することを試みる.日本の企業システムの特徴が企業とステイクホルダーとの長期的関係にあるとすれば,そのようなシステムの発展・形成過程の背後には企業の存在の安定化があると考えられる.本稿ではまず企業の安定性の変化を把握した上で,労働システムと企業年金システムという二つのシステムを取り上げてこの点を検討する.
著者
箕輪 啓太 清水 義博
出版者
日本腹部救急医学会
雑誌
日本腹部救急医学会雑誌 (ISSN:13402242)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.593-597, 2016-03-31 (Released:2016-10-01)
参考文献数
16

クラッシュ症候群以外の外傷性横紋筋融解症で出血性ショック,呼吸不全を契機に発症した急性腎不全に対して早期から腎代替療法を施行することで救命できた1例を経験したので報告する。症例は35歳男性,125ccバイク走行中に大型トラックと衝突し,当院へ救急搬送された。画像検査にて外傷性横隔膜ヘルニア,血気胸,外傷性脾損傷,骨盤骨折を認めた。呼吸不全,出血性ショックの状態を呈しており,緊急手術にて横隔膜縫縮術,脾臓摘出術を施行した。術後経過良好だったが,腎機能障害,横紋筋融解症が増悪した。輸液療法にて様子をみていたが,尿量減少を認め,外傷性横紋筋融解症による急性腎不全と判断し,第4病日に腎代替療法を導入した。3週間程度の乏尿期が続いたが,第31病日に透析離脱できた。第52病日にリハビリ目的に転科となった。横紋筋融解症による急性腎不全に対して,早期からの腎代替療法は有効な治療法であると思われる。