著者
渡辺 昌洋
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2003-03

制度:新 ; 文部省報告番号:乙1777号 ; 学位の種類:博士(工学) ; 授与年月日:2003/3/6 ; 早大学位記番号:新3565
著者
阿部 幸子 渡辺 洋江 片山 倫子
出版者
社団法人日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.265-269, 1995-03-15
参考文献数
3
被引用文献数
5
著者
渡辺 隆志 長谷山 美紀
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.536, pp.7-10, 2007-02-15
被引用文献数
4

本稿では,データベース中に含まれる画像を類似した画像の集合に分類する手法を提案する.以前我々は,画像を色ヒストグラム間の2次形式距離に基づいて分類し,さらに画像の構図に着目することで分類結果の高精度化を図る手法を提案した.しかしながら,予め定義した少数の構図のみを用いていたため,画像中の色の分布について十分に考慮することができず,異なる被写体を撮像した画像であっても,同一の集合に分類されてしまうことが確認された.そこで本稿では,画像中のより詳細な色分布に着目した新たな類似画像分類手法を導入する.提案手法では,画像中の色分布について考慮することが可能である色コリログラムを用い,K-means法により画像の分類を行う.さらに,エッジとその周辺画素の色に着目した再分類処理を施すことで,より高精度な類似画像分類を実現する.
著者
井上 さつき 渡辺 裕 寺内 直子
出版者
愛知県立芸術大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2001

本研究は、19世紀末から20世紀初頭にかけての日本と西洋の文化接触の実態を分析することにより、異文化接触のメカニズムを解明することを目的として行なわれた。井上は、川上一座のヨーロッパ公演における実態を、パリ万博時の日本音楽に関する論文等から明らかにし、さらに、彼らを招聘した舞踊家ロイ・フラーと川上一座との芸術面での関連性についても考察した。コンパクトにまとめられた川上一座の演目が米国出身のロイ・フラーの前衛的な舞踊と組み合わされて上演されたことにより、ヨーロッパ人にとっては二重の異文化接触が起こり、一座の演目が単なる「珍奇な見世物」の次元を超えた衝撃を観客に与えたことが明らかになった。寺内は、川上一座のヨーロッパ公演における音楽的な実態を、近年復刻されたCDおよび20世紀初頭の日本音楽に関する論文から明らかにした。それによると、音二郎らが演じたと思われる音楽や劇は、既成の邦楽曲や歌舞伎のストーリーを換骨奪胎し、ヨーロッパ人に分かりやすく演出が工夫されたものであった。また、彼らの公演は、会場に足を運んだ観客に日本の音楽や劇を紹介する以上に、ヨーロッパにおける音楽研究者に多大な材料を提供した、という意味において、20世紀のヨーロッパにおける日本音楽研究の進展に大きく貢献した、と言える。渡辺は、日欧の音楽面での文化交流史を物語る貴重なドキュメントであるベルリンのPhonogamm-Archiv所蔵の初期日本録音音源の中に1910年代前半に録音された一連の《追分》関連の音源が含まれていることに着目し、それを題材とする研究を行った。日本の民謡が西洋との文化接触の中で近代化・再編成されてくるプロセスの中に位置づけてみるとき、これらの録音は、その直後の時代に急速に進行した近代化・再編成過程にいたる以前の民謡をめぐる状況の一端を示しているとともに、レコードというメディアの登場、とりわけ西洋人による録音・採集という活動の展開が、その近代化・再編成プロセスの大きな動因になったことをも示していることが明らかになった。
著者
渡辺 徹也
出版者
京都大学
雑誌
京都大学生涯教育学・図書館情報学研究 (ISSN:13471562)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.103-112, 2002-03-25

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。
著者
渡辺 正人
出版者
聖学院大学
雑誌
聖学院大学論叢 (ISSN:09152539)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.249-260, 2009-03-31

"Youkai Manga", reflect changes in the human spirit and society from the post-war era to the present day. Mizuki Shigeru's Gegege no Kitaro, exemplifies the beginning of these changes. Contemporary "Youkai Manga" reflects the psychology of young people.
著者
近藤 直樹 羅 敏 渡辺 陽介 横田 治夫
雑誌
研究報告 データベースシステム(DBS)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.15, pp.1-8, 2011-07-26

データが爆発的に増加し、データを複数の計算機で管理するようになってきている。分散されたデータへのアクセスを効率化するためにインデックスを用いるが、インデックスを集中管理すると負荷が増大する。そこで分散インデックスという手法が提案されている。また、データアクセスにおいては属性値の範囲内に入るデータを検索する範囲問合せというデータアクセスがよく行われ、複数の計算機にデータが分散されても効率よく検索できることが要求されている。そのような範囲問合せ可能な分散インデックスが新たに提案されている。しかし、それらの分散インデックスはまだ十分には比較はされていない。本研究では、同じ環境で範囲問合せ可能な分散インデックス手法を比較することを目的とする。本稿では、範囲問合せ可能な分散インデックスである Fat-Btree、P-tree と SkipGraph を比較する。Due to explosive increasing of data, data is managed with multiple machines. Index is used to access to distributed data efficiently. But, centralized index often becomes a bottle neck in distributed systems. Whereat distributed indexing is widely used. And, we also need efficient range query processing on distributed data in multiple machines. There are some proposals, which can process range query efficiently. But, there is no enough comparison between these proposals. In this paper, we compare to the methods, which can do range query, on same environment. This paper covers Fat-Btree, P-tree and SkipGraph.
著者
渡辺 裕
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

本研究は、日本の民謡を題材に、地方文化において伝統芸能の「保存」活動が行われる際の「伝統」の表象や地域文化の表象のありよう、その地域アイデンティティ意識との関わりについて考察しようとするものである。当初は、現地における文献調査や聞き取り調査を通じて、その表象のあり方にみられる「中央」と「地方」との温度差を浮き彫りにしてゆく計画であったが、途中からは、そのようなあり方を生み出す媒介としてメディア、観光、文化運動などの要因が大きな役割を果たしていることが認識されるにいたったため、それら諸要因の絡み合いから生じる様々な力学のありようや、それらが芸能の伝承や保存に関わるプロセスやメカニズムを解明することに焦点が移行した。そのため、民謡だけでなく幅広い対象をとりあげてレコード・メディアや観光産業の関与のあり方を捉える一方で、民謡に関してはそれを応用した形でいくつかの問題をトピック的にとりあげて考えてゆくという形をとることになった。とりわけ、当初「国民文化」として位置づけられていた民謡が「地方文化」として捉えられるようになる上で、昭和戦前期の「旅行ブーム」が大きな役割を果たしたこと、他方で、民謡を「国民文化」の基礎にすえる考え方が戦後にも引き継がれ、それがレクリエーション運動やうたごえ運動などの文化運動と結びついて機能しており、それが今日とは異なる民謡の「保存」や「伝承」のあり方を生み出していたことなどを明らかにしえた。なお、現在まだ未定稿の状態にあるいくつかの論考を完成させた上で、本研究の成果は本年中には単行本として公刊される見通しである。
著者
白川 友紀 鈴木 敏明 鴫野 英彦 佐藤 博志 長澤 武 武谷 峻一 加茂 直樹 山岸 みどり 夏目 達也 渡辺 公夫
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2003

本研究では各大学における教育目標、教育方針、アドミッションポリシーと中等教育の多様性の適合度を明らかにしたいと考え、入学者受入方針等に関する調査を行うとともに、AO入試の実施状況、オープンキャンパスにおける高校生に対する情報提供の現状と課題、専門高校および総合学科高校出身者の大学受入の現状、ならびに入学者の志望動機等に関するアンケート調査などを実施した。また、専門高校、総合学科高校、SSHと高大接続、総合的な学習と高大接続などの高校での学びの多様化と大学入試について研究会を開催し、話し合った。モデル化も行う予定であったが、この数年でAO入試実施大学が急激に増加し、そのアドミッションポリシーも新たに独白性を持ったものが増えており、今後さらに増加すると予想されるため、静的なモデルではあまり意味がないと考え現状分析を行った。今後、時代の変化に応じた新しい入試や大学進学を扱う、環境適応能力を表現できる動的なモデルを考える必要があると思う。アドミッションポリシー、入学試験や合格者への調査は本研究のメンバーによって大変精力的に行われ、大きな成果があったと考えている。一方、入学後ある程度の時間を経た学生や大学側の満足度のような指標の調査はあまり広く実施できなかった。複数の大学で共通のアンケート調査を実施して卒業研究評価を試み、幸い九州大学と筑波大学の2大学で実施した結果を平成18年度の入研協で報告できることとなったが、このような共同研究は大学間の調整の困難さだけでなく、アドミッションセンターと学部や学科との間の調整がかなり困難であるらしいことも分かった。海外調査はSARSの影響で平成16年度以降に行った。欧州の調査は行えなかったが本研究メンバーが他の研究費で行ったフィンランド等の調査結果について本研究のミーティングで知ることができた。本研究では米国、オーストラリア、中国、台湾の調査を行い、各国で入試の多様化が進んでいることが分かった。「理科離れ」について、理科教育を熱心に行っている教員や学芸員、SSHの教員との研究会を開催してAO入試との関連について話し合った。総合的な学習で理科が好きになる、総合的な学習の時間を減らして理科の時間を増やすべき、などの意見があった。しかし、私見であるが、実践されている授業内容に大きな違いは無いように思われ、また、理科離れは科学振興という社会の要請と生徒や学生の個人の幸福が結びついていないというところにも問題があると思われた。さらなる研究が必要である。本研究の成果は、平成15、16年度中間報告書とシンポジウム論文集ならびに成果報告書の4部に収録した。