著者
窪田 充見 磯村 保 中川 丈久 島村 健 島並 良 八田 卓也 青木 哲 池田 千鶴 嶋矢 貴之 興津 征雄 前田 健 田中 洋
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2011-04-01

本科研では、社会においては、個人の利益に解消されないが、集団的な利益や集合的な利益があるのではないか、そして、そうした集団的利益・集合的利益を保護するためには、どのような法制度を設計することが考えられるのかといった問題に取り組み、消費者法、環境法、知的財産法などの分野における具体的な問題について成果を公表してきた。これらを踏まえると、私法と公法という枠組みを超えて、法の実現に関わる私人の役割を考える必要があることが明らかとなった。
著者
大鳥 徹 井上 知美 細見 光一 中川 博之 高島 敬子 近藤 尚美 高田 亜美 伊藤 栄次 中山 隆志 和田 哲幸 石渡 俊二 前川 智弘 船上 仁範 中村 真也 窪田 愛恵 平出 敦 松山 賢治 西田 升三
出版者
日本社会薬学会
雑誌
社会薬学 (ISSN:09110585)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.94-101, 2016-12-10 (Released:2017-02-09)
参考文献数
12

In the areas of home medical care and self-medication, the role of the pharmacist is growing, partly as a result of Japan’s aging society and the need to reduce medical costs. In response, the Kinki University Faculty of Pharmacy implemented a physical assessment practical training seminar in order to improve the physical assessment skills of practicing pharmacists. A series of questionnaires were conducted among pharmacists to investigate their perceptions of physical assessment practical training seminars. The results of the questionnaires were analyzed using Customer Satisfaction (CS) analysis and text mining. Based on a 5-point scale (1-low∼5-high), questionnaires revealed satisfaction for physical assessment practical training seminars was 4.6±0.6 (Ave.±S.D.). CS analysis revealed that the items “lectures” and “case seminars” had the highest level of satisfaction. However, items showing low levels of satisfaction were “auscultation of respiratory sounds” and “SBAR (Situation, Background, Assessment, Recommendation).” Results of text mining suggested a relationship between “physical assessment” and “difficult”. Analysis of the questionnaires showed a high level satisfaction with physical assessment practical training seminars, notably physical assessment practice methods. However, CS analysis and text mining indicate the finer techniques of physical assessment were difficult to acquire.
著者
宮岡 健 中島 康晴 保科 隆之 松田 秀一 窪田 秀明 岩本 幸英
出版者
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.229-233, 2012

【目的】BCG骨関節炎の3例を報告する.【症例1】1歳7カ月の女児 生後4カ月でのBCGワクチン接種後13カ月で右膝の腫脹,疼痛を生じた.右大腿骨遠位に骨端線をまたぐ骨透亮像が存在し,生検を施行.抗酸菌培養およびMultiplex PCR法にてBCG Tokyo株が同定された.化学療法に抵抗性あったため,病巣掻爬術を施行した.【症例2】10カ月の男児 ワクチン接種後6カ月で右膝関節炎発症.2回の掻爬術後にPCRにて同定された.化学療法にて治癒した.【症例3】1歳6カ月の男児 ワクチン接種後13カ月で右足関節に腫脹,疼痛出現.右距骨骨髄炎を疑い,病巣掻爬術施行.抗酸菌培養およびPCRにて診断され,術後化学療法にて治癒した.【考察】BCG骨関節炎はワクチン接種後に発生する稀な病態であるが,小児の骨関節炎では鑑別診断に挙げる必要があり,抗酸菌培養およびPCR法が診断の決め手となる.
著者
中村 正幸 楊 毓英 窪田 昭真 清水 洋 三浦 裕 和崎 克己 師玉 康成 滝沢 正臣
出版者
一般社団法人 日本医学物理学会
雑誌
医学物理 (ISSN:13455354)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.30-39, 2003

A network of the emergency telemedicine for mountain climbers in Japan Alps area has been developed. The network consists of 2.4GHz wireless LAN with over 30 km distance to be connected the Cable TV LAN. We confirmed that this network is able to transfer the high quality video and audio signal suitable for the telemedicine between the mountain huts and hospitals. In this paper, we pointed out the shortcomings of wireless LAN system and cable TV network system in use, for the telemedicine, and wireless LAN module covered more than 30km and a extension system of upstream frequency bandwidth for Cable TV network. Experiments suggested that a low cost and long distance wireless LAN is useful for mountain climber's emergency telemedicine.
著者
塚田 義典 田中 成典 窪田 諭 中村 健二 岡中 秀騎
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
知能と情報 (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.27, no.5, pp.796-812, 2015-10-15 (Released:2015-11-13)
参考文献数
16
被引用文献数
1 6

我が国では,高度経済成長期に集中整備された多くの道路橋が老朽化しており,適切な長寿命化修繕計画の策定が急務である.適切な点検・補修計画の策定,および工法の選定には,現況の形状を正確に把握する必要がある.しかし,現地での再測量作業には通行止め等の措置が付随するため,全国で約70万橋を対象に実施することは,コスト面と人的資源の面で困難である.この問題に対して,MMSを用いることにより道路の通行止めを行わずに道路橋上部工の現況を3次元で可視化する研究がなされている.しかし,MMSは道路に面した領域のみを計測対象にしていることから,路面だけのモデルにとどまり,上部工全体のモデルを生成することはできない.加えて,橋梁の下部工のモデル化も不可能である.そこで,本研究では,地上設置型のレーザスキャナとUAVを用いて取得した点群データから橋梁の上部工と下部工を一体とした3次元モデルの生成手法を提案する.
著者
スチュアート ヘンリ 岸上 伸啓 窪田 幸子 大村 敬一 齋藤 玲子
出版者
放送大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2002

4年間の研究調査機関で、1)カナダおよびグリーンランド政府の先住民メディア政策の歴史と現状に関する調査を行った、2)同国およびヨーロッパ7ヶ国の博物館・美術館展示におけるかつての植民で支配されていた先住民の表象に関する比較研究を実施した、3)映画、ビデオなどの媒体による過去の先住民の表象と、先住民自ら制作している映像に関する比較研究によって、古いステレオタイプが改められている一方で、先住民が提示するステレオタイプがあることを明らかにした、4)極北のイヌイト村でのテレビ、ラジオ、電話というメディアの利用に関する調査研究の成果として、そうしたメディアには社会的な役割が認められた、5)北アメリカ先住民文学について、資料収集および作家のインタビューを行ない、新しい動向を探った。以上の調査を通じて、先住民メディアにおいては文字媒体が低調になりつつある一方、インターネットやハンディキャム(ビデオ・カメラ)による電子媒体を通じて自らを表象する傾向が顕著になっていることが明らかになった。また、博物館・美術館学の視点からではなく、メディアとして調査した新しい試みを実施した。その視点から調査した結果、先住民の表象は、植民地史のあり方によって大きく異なっていることがわかった。
著者
窪田 香織 野上 愛 高崎 浩太郎 桂林 秀太郎 三島 健一 藤原 道弘 岩崎 克典
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.143, no.3, pp.110-114, 2014
被引用文献数
1

我が国は超高齢社会を迎え,認知症患者数の増加は深刻な問題である.しかし認知症の根治的治療法は確立しておらず,患者の日常生活動作(activity of daily living:ADL)を低下させない新しい認知症治療薬が求められている.その中で,ADLを低下させずに認知症の症状を改善する漢方薬・抑肝散が脚光を浴び,主に幻覚,妄想,抑うつ,攻撃行動,徘徊などの行動・心理症状(behavioral and psychological symptoms of dementia:BPSD)に使われている.しかし,その作用機序はよく分かっていない.そこで漢方薬である抑肝散の認知症治療薬としての科学的背景を明らかにすることが必要となった.我々は,抑肝散がメタンフェタミン投与による興奮モデル動物において自発運動の異常増加を抑制すること,単独隔離ストレスによる攻撃行動,幻覚モデルとしてのDOI投与による首振り運動,不安様行動,ペントバルビタール誘発睡眠の短縮や夜間徘徊モデルの明期の行動量増加のようなBPSD様の異常行動を有意に抑制することを明らかにした.また,8方向放射状迷路課題において,認知症モデル動物の空間記憶障害を改善することを見出した.記憶保持に重要な海馬において神経細胞死の抑制やアセチルコリン遊離作用が認められ,これらの作用によって抑肝散の中核症状に対する改善効果も期待できることが示唆された.さらに,中核症状,BPSDいずれにもNGFやBDNFなどの神経栄養因子の関与が注目されているが,抑肝散には神経栄養因子様作用や神経栄養因子増加作用があることが分かり,この作用も中核症状・BPSDの改善効果に寄与するものと考えられる.以上のことから,抑肝散は,認知症患者のBPSDならびに中核症状にも有効で,さらに他の神経変性疾患や精神神経疾患の治療薬としても応用が期待できることが示唆された.
著者
窪田 麻理恵 西城 潔 星 孝平 三浦 裕人
出版者
宮城教育大学情報処理センター
雑誌
宮城教育大学情報処理センター研究紀要 : COMMUE = COMMUE (ISSN:18847773)
巻号頁・発行日
no.18, pp.29-34, 2011-03-31

ドイツ連邦共和国北西部に位置するノルトライン・ヴェストファレン州では、19世紀初頭から地形図作成事業が開始され、その後、数年~数10年間隔で地形図が発行されてきた。それらをデジタルデータ化して集成したTK25Historyという旧版地形図集には、過去約200 年間の1:25000地形図が収録されている。このデジタル地形図集は、新たなソフトをインストールすることなく利用が可能で、操作も容易である。また簡単な作図や距離・面積の計測ができる。一般利用を想定して作成された旧版地形図集ではあるが、過去の地形・植生・土地利用の変遷を高精度に復元することが可能で、地理学の研究・教育に広く活用し得る優れた資料といえる。
著者
窪田 安打
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.105, no.1, pp.25-44, 1999-01
参考文献数
69
被引用文献数
4 5

長野県諏訪湖南西に分布する塩嶺累層をもたらした安山岩質の火山活動は, 時間とともに漸次珪長質から, より苦鉄質に変化(主要斑晶組成が普通角閃石→斜方輝石, 単斜輝石→かんらん石)するステージの4回の繰り返しからなり, 各ステージ末期を中心に, 火山活動の休止が認められる.4ステージ全体をとおして, 後期になるほど噴出物に占める珪長質な安山岩の相対的割合が増大し, 噴出物量が減少する傾向が認められる.また本調査地域では, 塩嶺累層の堆積盆地は, 北西へ傾斜し, 北西縁をアンティセティックな縦走性成長断層に境された3つの傾動盆地-小野, 上野-天神および松倉堆積盆地-が並列している.これらの堆積盆地は, 塩嶺累層堆積期間を通じて, 基盤岩の北西への傾動沈降と3つの主要縦走断層群のアンティセティックな変位が, 相補的に進行したことを物語っている.
著者
山口 豊 中村 結美花 窪田 辰政 橋本 佐由理 松本 俊彦 宗像 恒次
出版者
東京情報大学
雑誌
東京情報大学研究論集 (ISSN:13432001)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.13-20, 2014-03-01

近年、教育界において自傷行為が数多く報告されている。自傷行為については、わからないことが多く、予防支援のためには、心理的要因を検討することが望まれる。そこで、本研究では、自傷行為と心理特性との関連を予備的に検討する。関東地方A高校2年生1クラスの39名に対し、2010年11月に無記名自記式質問紙調査を実施した。調査項目は(1)属性(性別)(2)学校について(学校満足度)・家庭について(居心地・愛着)(3)故意に健康を害する行為(経験・念慮)の有無(4)自傷行為(経験・念慮)の有無( 5)心理的要因に関する尺度(5項目)であった。結果は、次のとおりである。(1)喫煙(経験1人・念慮3人)、飲酒(経験18人・念慮3人)、ダイエット(経験4人・念慮6人)、過食嘔吐(経験8人・念慮3人)、過量服薬(経験0人・念慮2人)であった。(2)自傷行為有(経験4人・念慮3人)、無32人であった。(3)特性不安、抑うつ、自己否定感の各尺度値が基準値を超え、特性不安尺度、抑うつ尺度、自己否定感尺度間に強い正の相関がみられた。(4)自傷行為(経験・念慮)と心理特性尺度との相関については「抑うつ」「自己否定感」において有意、「特性不安」において有意傾向であった。(5)自傷行為(経験・念慮)有無2群における心理特性については、有群が無群に比して「抑うつ」「自己否定感」において有意に、「特性不安」において有意傾向で課題が見られた。これらのことから、次のことが考えられる。心理的課題を抱える生徒は複数の心理的問題を同時に抱え、学校生活の大変さがうかがわれた。健康を害する行為や自傷行為の一定数は、そのことに関連している可能性が推察される。特に、自傷行為(経験・念慮)については、統計学的に心理的課題との関連が推測され、対象者の一部が、自傷行為という行為を通して、心理的課題に独自に対応しているのではないかと考えられる。自傷行為予防支援に向けての本格的調査が必要である。
著者
落合 忍人 小寺 和郎 今 攸 宮崎 照雄 窪田 三朗
出版者
日本魚病学会
雑誌
魚病研究 (ISSN:0388788X)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.135-139, 1977
被引用文献数
10

1. アユの人工種苗生産の過程で異常斃死した群の病稚魚を病理組織学的に検討した。2. その結果鰾内への餌の誤嚥と誤嚥によってひき起こされたと思われる細菌・真菌の鰾感染が認められた。
著者
窪田 暁 Satoru KUBOTA クボタ サトル
出版者
総合研究大学院大学文化科学研究科
雑誌
総研大文化科学研究 = Sokendai review of cultural and social studies (ISSN:1883096X)
巻号頁・発行日
no.10, 2014-03-31

本稿の目的は、ドミニカ共和国(以下、ドミニカ)の移民送りだし社会としての面、およびトランスナショナルに展開する移民と故郷の人びととの相互交渉に注目し、そのなかから誕生した「ドミニカンヨルク」というイメージにドミニカ社会のどのような価値観が投影されているかについて考察するものである。そのうえで、このような相互交渉にもとづき生みだされた移民イメージが野球選手に移民としての役割を担わせることに結びついたことを明らかにする。 トランスナショナルな現象を扱う先行研究では、故郷の人びとを移民からの影響を一方的にうける(うけない)対象として捉えてきた。そこで描かれるのは、移民からの影響をうけて変容するコミュニティや非移民の姿であった。しかし、多くの人びとは移民からの最低限の送金でなんとか生活を送り、バリオ(共同体としての町、村)内に格差が拡大しないような節度あるふるまいを実践している。それを支えているのが、地域社会の伝統的な規範意識や価値観である。 しかしながら、現在のドミニカをめぐる経済状況は厳しく、より多くの送金を受けとりたいというのがバリオの人びとの本音であることも事実である。そうした状況のなかで、年々増え続ける移民に対して、一時帰国の際に華美で散財のかぎりを尽くす「ドミニカンヨルク」というステレオタイプ・イメージを創りあげ、国際電話やfacebookといったトランスナショナルな相互交渉を通して、移民にも「ドミニカンヨルク」像を演じさせることに成功したのである。さらに、こうした「ドミニカンヨルク」の役割を、野球選手に担わせることによって、今度は「野球移民」を誕生させることに繋がっているのである。 そこで本稿は、こうしたステレオタイプ・イメージの創出を、二国間にまたがるトランスナショナルな相互交渉の過程から明らかにする。そのうえで、伝統的な規範意識や価値観を武器に、新自由主義経済が蔓延する予測不可能で不安定な社会を生きぬくドミニカの人びとの生活戦略の在りようを示したい。Focusing on transnational discursive relations in the Dominican Republic, this article aims to investigate how behavior is symbolized in the process of creating the migrant image of “Dominican York.” I further consider how the process of creating this image produced the figure of the baseball migrant. Dominican emigration has increased substantially since the 1960s, and there are now about two million Dominicans living in the U.S.A. My fieldwork shows that they express a sense of still belonging to their homeland at two levels. The first is by keeping a direct connection through frequent calls to their homeland and sending remittances to their families. The second is reflected in the frequent return trips to their homeland. The existing studies on Dominican emigration dealing with transnationalism have focused on the unidirectional impact of migrants on their native country by their sending of remittances. However, these studies have paid scant attention to an important aspect of everyday cultural practice in the sending society, that is, the effect of this immigration on morale and behavior in the local community back home. Social conditions in the Dominican Republic, however, remain difficult, and it is still true that local people need to receive more remittances. In the transnational discursive relations, nonmigrants have used local knowledge to create a migrant stereotype image of luxury and ostentation in “Dominican York.” In so doing, they have allowed migrants there to perform this role, and this has been a factor in the birth of the baseball migrant. Here I indicate the process of how a stereotype image has been created through the transnational discursive relations of both migrants and nonmigrants. I will show the Dominican life strategy of survival with local knowledge in the face of a spreading, unstable, and unpredictable neo-liberal world.
著者
小島 義次 小島 千枝子 窪田 俊夫
出版者
日本音声言語医学会
雑誌
音声言語医学 (ISSN:00302813)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.250-258, 1981-07-25 (Released:2010-06-22)
参考文献数
24
被引用文献数
2

In order to investigate the nature of motor defects of the speech musculatures in dysarthric patients due to cerebral vascular accidents, non-verbal oral movements were studied in relation to overall intelligibility of speech, coordinative movements of speech organs and swallowing movements.The results led us to the following conclusions.1. The degree of individual isolated oral movements were correlated with efficacy of articulatory, coordinative and swallowing movements.2. A considerable number of the subjects, particularly the subjects whose articulation were moderately disturbed, showed unconscious accompanied movments in other parts during an intended oral movement.3. The types of the accompanied movements were often common to different subjects.4. In spite of the lower grade of oral movements ability, the subjects who exhibited more accompanied movements got fairly well marks in swallowing. This seemed to indicate that the accompanied movements reflected the lower motor patterns of speech organs in some way.5. It is important to estimate the degrees of the accompanied movements and the isolated movements for the evaluation of the ability of oral movements.
著者
窪田 昌春 我孫子 和雄 石井 正義
出版者
日本植物病理学会
雑誌
日本植物病理學會報 (ISSN:00319473)
巻号頁・発行日
vol.62, no.4, pp.437-440, 1996-08-25
被引用文献数
2

In October 1994, sprouting inhibition of anemone (Anemone coronaria L.) tuber was found at Tsu city. One species of Rhizopus was isolated from the affected tuber. The morphological characteristics and optimum temperature of mycelial growth of the fungus closely fit the C.M.I. descriptions of Rhizopus oryzae Went et Prinsen Geerligs. The pathogenicity of this isolate to anemone tubers was confirmed and the disease was named tuber rot. This is the first report of tuber rot of anemone caused by R. oryzae in Japan.
著者
窪田 聡 遠藤 路子 林 里紀 高橋 博徳 村松 嘉幸 腰岡 政二
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.97-102, 2013 (Released:2013-04-01)
参考文献数
20
被引用文献数
3

根域環境制御システムを用いて根域温度を調節することによって,鉢植え花きの生育制御が可能かどうかを明らかにするために,バーベナとゼラニウムの生育と開花に及ぼす根域温度の影響について検討した.バーベナを根域温度15,20および25℃で栽培したところ,地上部の生育は25℃で著しく促進され,植物体の乾物重は15℃の約1.5倍に増加した.ゼラニウムを冬季に最低気温8℃とし,根域加温温度を無加温,13および18℃で栽培した.その結果,根域温度が18℃では地上部の生育と着蕾率および小花数は明らかに増加し,植物体の乾物重は無加温に比べて約2倍に増加した.以上のことから,根域環境制御システムを利用して根域温度を制御することにより,植物の成長を制御できることが明らかとなった.