著者
古木 正芳 八十 政夫 辻村 誠一 湯ノ口 万友
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.644, pp.45-48, 2005-01-22
被引用文献数
1

人は1日の約3分の1を寝て過ごす.睡眠は機能的な面からみても人にとって大切なものである.近年、国民の5人のうち1人が睡眠に不安を持つといわれている中で[1].ストレスや24時間の交代勤務などにより心地よい起床が困難な場合がある.またREM睡眠時の脳は機能的に覚醒の状態に近い.そのためREM睡眠時での起床はnonREM睡眠時での起床と比べると不快感を伴いにくいといわれている.本研究では心拍計から得られるデータを用い, REM睡眠時に現れる心拍数の変化を捉えリアルタイムにREM睡眠を検出した。またREM睡眠時に起こす起床システムの評価を行った.
著者
新藤 恵一郎 辻 哲也 正門 由久 長谷 公隆 里宇 明元 木村 彰男 千野 直一
出版者
社団法人日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 : 日本リハビリテーション医学会誌 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.41, no.9, pp.619-624, 2004-09-18
被引用文献数
2

書痙患者に対する低頻度反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)の有効性を,ペン型簡易筆圧計を用いて検討した.書痙患者5例および健常群5名に対して,rTMSを一次運動野直上に安静時運動閾値の95%の刺激強度で1,500回施行した.書痙患者では,字体および書字評価のすべての指標(書字時間,最大筆圧,平均筆圧,変動値)で改善がみられたが,特に書痙患者に特徴的な拙劣さの指標である変動値の改善が著しかった.一方,健常群への影響は認めず,変動値において「健常群・書痙群」「rTMS前後」カテゴリー間の三元配置分散分析に有意な交互作用(p<0.01)を認めた.本研究により,rTMSによる書痙患者への効果が示され,また,簡易筆圧計による4つの書字評価の指標を組み合わせることにより,より鋭敏にrTMSによる治療効果をとらえることができる可能性が示唆された.
著者
辻 由希
出版者
京都大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2009

本研究の目的は、1990年代以降の日本の政治経済改革の文脈の中で政治課題となったケアや家族関連の政策形成過程における議論と、その文脈において注目を浴びた女性の代表/表象実践を、ジェンダーの視点から分析することである。2010年度は、児童虐待防止法の制定および改正過程、ドメスティック・バイオレンス防止法の制定および改正過程、および教育基本法の改正過程に関する資料を収集した。本研究では、これらの資料を言説政治という観点から分析することを通じて、政策過程における対立軸を明らかにし、その中で政治アクターによって提示された家族像を析出することを試みた。本研究の結果、1990年代以降の日本政治の展開に関して以下のような特徴がみられることが分かった。第一に、1990年代以降の日本政治の主要争点の一つとして、ジェンダー平等が存在する。90年代以降の日本では、男女の性別役割分業の改革や「男らしさ」「女らしさ」といったジェンダー規範の変容が政治的課題となり、それらの争点をめぐる政治的対立、すなわち「ジェンダー政治」が展開されてきた。第二に、ケアや家族にかかわる政策過程の横断的分析の結果、いくつかの異なる「家族」像が提示されていることが明らかになった。本研究ではそれを、家族責任の軽減・拡大と性別役割分業の維持・改革という二つの軸に沿って四つに分類し、日本のジェンダー政治における対立軸を明らかにした。第三に、以上のような政治的対立の中で、女性の政治的代表の代表/表象戦略は変容をみせている。女性の衆議院選挙候補者は、1990年代後半には男女共同参画社会の実現という政治課題と結び付けて女性の政治社会参加の必要性を強調する戦略をとることが多かったが、2000年代に入り、「子ども」や少子化対策に重点を置くことが増えてきている。

1 0 0 0 OA 帽子

著者
辻 美恵子
出版者
北翔大学
雑誌
北翔大学短期大学部研究紀要 (ISSN:18827667)
巻号頁・発行日
vol.46, 2008

1 0 0 0 OA 帽子

著者
辻 美恵子
出版者
北翔大学
雑誌
北翔大学短期大学部研究紀要 (ISSN:18827667)
巻号頁・発行日
vol.47, 2009
著者
辻 裕一 高木 知弘 澤 俊行
出版者
一般社団法人 日本高圧力技術協会
雑誌
圧力技術 (ISSN:03870154)
巻号頁・発行日
vol.42, no.6, pp.337-346, 2004 (Released:2005-01-25)
参考文献数
12
被引用文献数
1

A guideline for bolted flange joint assembly has been published as an HPIS technical report, in which bolts are tightened in the clockwise-pattern sequence and the tightening torque is 100% of the target torque in all steps except for an install step. This paper describes analytical and experimental backgrounds of the guideline. Numerical simulations of bolt-up procedure by using three-dimensional finite element analysis are systematically executed for JPI flange joints of various nominal sizes and classes. The number of bolt-up passes required to achieve uniform bolt preloads is determined in order to avoid excessive iterations of tightening operation. Tightening tests using various sizes of the flange joint demonstrate that HPIS procedure achieves comparable uniformity in bolt preload and in flange alignment with ASME PCC-1 procedure. The guideline developed is able to achieve accurate preloads consisting with assembly efficiency for practical use.
著者
板倉 征男 岩田 哲 尾形 わかは 黒澤 馨 辻井 重男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.213, pp.137-144, 2000-07-18
被引用文献数
1

生体情報を用いて本人識別を適確に行う手法は, バイオメトリックス認証技術として近年脚光を浴びている課題であり, 多角的に研究実用化が進んでいる.本論文では, 個人識別情報として一意性のあるデジタル情報が得られるDNA情報の採取と取扱及びその特徴について述べ, それを公開鍵暗号体系に組込んだシステム及びその効果について論ずる.次に公開鍵に組込むなどの具体的な事例を数種提案する.
著者
辻 順行 辻 大志 辻 時夫
出版者
The Japan Society of Coloproctology
雑誌
日本大腸肛門病学会雑誌 (ISSN:00471801)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.132-136, 2003-03-01
被引用文献数
3

平成11年8月から平成13年8月までに当院で手術を行った痔核298例の中で術後狭窄を来した23例を対象として分析を加え以下の結果を得た.1.結紮切除(LE)が1~4カ所の症例でそれぞれ0%,3.3%,7.0%,14.3%の頻度で術後の肛門狭窄が発生した.この症例をLE1~3カ所とLE4カ所の2群に分けて比較すると前者では6.2%,後者では14.3%で後者が有意に多かった.従ってLEは3カ所以下が適当であると思われた.2.嵌頓痔核の術後には肛門狭窄が非嵌頓痔核術後に比較し有意に多く発生した.従って術後狭窄から検討すると,嵌頓痔核は嵌頓状態の改善後に根治術を行うべきと考えられた.3.術前に狭窄を合併する症例では,術後も狭窄を来す可能性が高く,LEの数はより少なくそして術中広めの拡張術が必要であると判断された.4.術前の指診で肛門の緊張が高い症例では,術後も狭窄を来す可能性が高く,LEの数はより少なくし,拡張術も追加すべきと判断された.5.肛門狭窄は術後3カ月から6カ月の期間内に改善することが多く,全体の64.3%の症例が非観血的方法で改善した.
著者
松井 利博 藤野 隆志 加島 準子 辻 守康
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.62, no.5, pp.487-489, 2000-02-25
被引用文献数
3 17

中国産シマリスよりクリプトスポリジウム小型種のオーシストを分離し, 実験動物齧歯類への感染性について調べた.自然感染シマリスには著明な臨床症状がみられなかった.オーシストは類円形を呈し, 大きさは平均4.8×4.2μmで, ヒトやウシから分離されたCryptosporidium parvumに類似していた.実験動物齧歯類に1.6×10^6個のオーシストを投与した結果, SCIDマウスは7日目からオーシストを排泄し始め, 50日目から10^5個台のOPG値を示した.ICRマウスでは13日と16日目に蔗糖液浮遊法でのみオーシストが検出されたが, ラット, モルモット, ウサギからは認められなかった.100日と102日目に感染SCIDマウスを剖検した結果, 空腸下部から回腸にメロゾイトやオーシストが検出されたが, 胃からは全く認められなかった.したがって, 本原虫C.parvumで, その感染性からgenotype 2の可能性が考えられた.
著者
大西 良 辻丸 秀策 大岡 由佳 鋤田 みすず 福山 裕夫
出版者
久留米大学
雑誌
久留米大学文学部紀要. 社会福祉学科編 (ISSN:13455842)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.67-75, 2006-03
被引用文献数
1

本研究の目的は,精神保健福祉現場実習における学生の自己イメージ構造とその変化,さらに自己イメージ形成に影響を与える要因を明らかにすることであった.結果は以下の通りである.実習前の自己イメージとして「社交性」「魅力的」「繊細さ」の3因子が抽出され,実習後では「自主性」「誠実性」「積極性」の3因子が得られた.実習後の3因子は先行研究の精神科医療従事者の自己イメージと酷似しており,学生が実習を経験することで精神科医療従事者の自己理解へと接近していることが明らかとなった.また,ボランティア経験と実習前の「社交性」因子,実習後の「自主性」「誠実性」因子との間で有意な関連性がみられ,ボランティア経験の有無が自己イメージの形成要因になっていることが明らかになった.さらに,教員や友人のサポートが,「自主性」の形成の肯定的要因になっている一方で,有害ストレスが自己イメージの形成の否定的要因であることが明らかとなった.
著者
山村 辰二 森下 真行 辻村紀代子 福永 真佐美 岩本 義史
出版者
広島大学歯学会
雑誌
広島大学歯学雑誌 (ISSN:00467472)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.415-418, 1993-12-01

本論文の要旨は平成4年5月の第35回春季歯周病学会,平成4年6月の第25回広島大学歯学会総会において発表した。また本研究は,一部文部省科学研究費(一般研究C No.03807137)によった。