著者
高橋 朋子 遠藤 新
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
no.58, pp.1233-1238, 2018-10

<p>Why "street smoking" is so controversial in cities, Tokyo? Residents have been suffered from butts of cigarette and danger of burn. Considering these situations, all cities in Tokyo have introduced code which restricts street smoking. However, the detailed contents of the code vary according to the condition of each city. Chiyoda City is the first city which fine smoking on the street, not only while walking but also while standing or sitting. On the other hand, the city has been subsidizing private sectors to set smoking spaces inside building and so on. This case study, we overlooked the codes for clean community then discussed the issues on current situation regarding street smoking and possibilities for coexistence among the various senses of value in public space in cities.</p>
著者
山田 正人 遠藤 和人 立尾 浩一 小野 雄策
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物学会研究発表会講演論文集 第19回廃棄物学会研究発表会
巻号頁・発行日
pp.48, 2008 (Released:2008-11-25)

産業廃棄物等の排出源は多種多様であり、異物の混入や有用成分含有の高低などの要因により、素材産業で直接活用できない廃棄物も少なくなく、これらの廃棄物を活用する産業の受入条件にあった原料に加工する役割を破砕選別業者が担っている。また、破砕選別業者は、分散した排出源から収集された廃棄物を集約し、より遠方の利用者への供給を行うなどの輸送効率の改善も担っている。 このように破砕選別技術は、廃棄物から循環利用される有価製品または廃棄物製品(処理費を利用側に支払って利用)を生産しており、産業廃棄物分野における循環型社会形成のコアとして機能しているが、同一の廃棄物であっても、破砕選別による生産品の質や生産物の輸送先、残さの埋立処分費等が廃棄物の発生や利用の地域や破砕選別施設が有する技術によって異なり、コスト構造が複雑である。そこで、破砕選別技術に要する処理コストの構造を明らかにし、破砕選別技術の活用を誘導する要因を解明するための基礎情報を収集した破砕選別対象品目の処理費用と再生利用率の関係を整理した内容を報告する。
著者
本間 恵美 平光 美津子 尾木 千恵美 粥川 晶子 鷲見 孝子 遠藤 仁子 中村 年子
出版者
東海学院大学・東海女子短期大学
雑誌
東海女子短期大学紀要 (ISSN:02863170)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.39-48, 1993-04

(1) 調理担当者が市販そうざい・調理済み食品を利用する時に,調理を手抜きしたようなうしろめたさを感じる割合は,「感じることもある」が最も高く,半数を占めた。 利用方法を「加熱のみ」と「ひと手間加える」別にみた「うしろめたさを感じる」割合は,調理済み食品の「加熱のみ」85.5%が,他よりも高く,うしろめたさを「全く感じない」は,調理済み食品の「ひと手間加える」がわずかに高かった。 (2) うしろめたさと利用する理由は,「いつも感じている」「感じることもある」「全く感じない」のいずれも,「作る時間的ゆとりなし」が最も多く,「感じることもある」では「調理することがめんどう」も理由にあがり,「全く感じない」者は,「作るより経済的」「家族が好む」をもあげていた。 (3) うしろめたさを感じる割合の高い食品は,コロッケ,フライ,肉の空揚げなどおかずになるような食品で,低い食品は,寿司,赤飯,中華まん類,ピザパイなどの軽食になる食品が多かった。 うしろめたさと購入は,購入の多いことが,うしろめたさを感じないものであるとは一概には言えなかった。 (4) 市販食品の利用を好まない家族は,全体の1/3を上回り,「ほとんど利用しない」家庭に多かった。年代別にみると,50歳代は市販食品を好まない割合が他よりも高く,若い年齢の者ほど好まない割合が低かった。 家族が嫌う食品は,コロッケ,煮物,茶碗蒸しが少々目だつ程度で,全体的には低い値であった。 (5) 現在の利用に対する意識は「利用してないほうだと思う」が55.6%を占め,「ふつうだと思う」を上回った。 利用頻度の実態と現在の意識は,利用頻度の高い者ほど「利用しているほうだと思う」割合が高かった。(6) 今後の利用に対する意識は,「もっと利用したい」「今後は利用したい」がひとりもなく,「できるなら減らしたい」「できるだけ減らしたい」が合わせて約60%あった。 (7) 現在の利用頻度別今後の意識は,「週に3〜4回以上」利用している者の「今後も利用したい」割合は,市販そうざいで100%,調理済み食品で71.4%と,利用頻度の高い者に,利用に対しての積極性がみられた。 (8) 「今後は現在くらい利用したい」者の今後利用したい食品の順位は,市販そうざいではうなぎのかば焼き,中華まん類,シューマイ,ギョーザなど,調理済み食品ではラーメン,ピザパイ,中華まん類,シューマイなどとなった。 (9) 調理素材の利用状況は,コーン78.4%,魚類缶詰76.4%が最も多く,インスタント調味料ではカレールー91.0%,焼肉のたれ68.1%が多かった。調理素材の利用率は91.7%を占め,利用する理由は,「季節に関係なく使える」「下ごしらえの時間的ゆとりなし」が多かった。 (10) 今後は,市販食品の利用が伸び,市場には健康志向,高級志向,高齢化に対応し,選択性に富んだ多品種の商品が出まわると思われる。 しかし,手作りに対する魅力も根強いものがあり,手作りと簡便性の両方が満たされるインスタント調味料,調理素材の利用が増えるものと推測される。
著者
遠藤 俊二 清水 絵美 岩波 俊介 清水 祐一 笹村 泰昭
出版者
苫小牧工業高等専門学校
雑誌
苫小牧工業高等専門学校紀要 (ISSN:03886131)
巻号頁・発行日
no.39, pp.63-67, 2004-03

生物化学コース4年生の[生物工学実験]においてハスカップと玉葱外皮を教材に取り上げた。それらの色素を抽出し多繊交織布を染める実験を導入することを試みた。布の染まり具合から色素と繊維の化学構造を相互に関連付けて考察することが可能であった。種々検討した結果,本テーマは学生実験として充分有意義であると判断した。
著者
遠藤 はる奈 中村 修
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物学会研究発表会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.18, pp.121, 2007

有機性廃棄物の循環的利用法として、堆肥化に加えて好気的発酵やメタン発酵による液肥化が普及し始めている。堆肥が緩効性であるのに対し、液肥は速効性かつ比較的高い肥効を示すため、実際の農業利用においては堆肥と液肥を組み合わせて利用することが有用と考えられる。本研究では、有機性廃棄物由来の堆肥が優先して用いられるシナリオをベースに、液肥を窒素肥料として施用することを想定し、長崎県における需給バランスを試算した。廃棄物を全量堆肥化あるいは液肥化した場合は、いずれも供給が需要を大きく上回る結果となるが、堆肥の基準施用量を満たし、かつ窒素肥料として液肥を散布する新シナリオにおいては、一部地域を除いては発生する廃棄物の全量を農地還元できる結果となった。このことから、有機性廃棄物の農地還元にあたっては、堆肥と液肥を組み合わせて用いることでその利用率を向上させることができることが示唆された。
著者
遠藤 朝彦
出版者
耳鼻咽喉科展望会
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.252-275, 1999-06-15 (Released:2011-03-18)
参考文献数
48

アレルギー性鼻炎に対する水泳環境の影響について文献的展望, 臨床統計的観察, 疫学的研究, 実験的研究を実施した。その結果, プール水の水質をはじめとし, 水泳をとりまく環境の中にアレルギー性鼻炎の症状を悪化させる要因が潜んでいることが明らかとなった。また, 悪化をもたらす機序として, 鼻粘膜の異物の透過性亢進や抗体産生の増強が関わっている可能性が高いことを示唆する実験結果が得られた。得られた結果を総合的に考察して, 「安全で健康的に泳ぐためには, 水質が適正に管理された水泳用プールで, 適度な運動量を守って泳ぐことが大事である。」との結論を得た。
著者
遠藤 仁
雑誌
宮城教育大学紀要 = BULLETIN OF MIYAGI UNIVERSITY OF EDUCATION
巻号頁・発行日
vol.56, pp.75-89, 2022-01-31

本稿では、明治期より親しまれてきた「マッチ売りの少女」の表現と文体のうち、特に文末表現に着目し、文語から口語へ、そして「読むための物語」から「語りかける物語」に変容していくプロセスをたどってみた。その結果、昭和20年代後半、折しも「岩波少年文庫」の創刊と相前後するかのように「デス・マス体」専用の軽快かつ安定した訳文に統一され、今日まで親しまれてきたこと、書きことばとしての規範性や形式性が強く作用した結果として、話しことばの標準化より20年あまりも早く訳文の現代口語化を完了していることが明らかとなった。
著者
堀田 秀樹 帆足 英一 奥山 裕子 熊谷 公明 遠藤 四郎
出版者
THE JAPANESE SOCIETY OF CHILD NEUROLOGY
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.9, no.6, pp.504-511, 1977

生後4ヵ月目に前屈発作が出現した点頭てんかん児にACTH療法, hydrocortisone療法, ケトン食療法を行なったが, 効果なく種々の発作型を推移し, 極度の精神運動発達遅延をきたした.われわれは本症例におけるACTH療法の適, 不適, 経過中みられた痙攣, その他の症状, 並びに治療に前後して行なった終夜睡眠ポリグラフィーにおける所見について検討した.その結果本症例における脳障害ぱ広範かつ重篶であり, その脳障害発現には点頭てんかん本来の脳障害に加えてホルモン剤などの影響もたぶんにあると思われた.
著者
福田 修 遠藤 俊郎
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.89-95, 2004
参考文献数
30
被引用文献数
9 1

近年,スノーボードの流行には目をみはるものがあるが,スキーも従来型スキーからカービングスキーが主流となり,また極端に短いファンスキーの愛好者も増えている.スノーボード頭部外傷は,その構造上の特性から,スキーに比べ5〜6倍の発生頻度があり,緩斜面での転倒やジャンプにより後頭部を打ちやすい特徴がある。重症例に関しては,スキーでは衝突により頭蓋骨骨折や脳挫傷を,スノーボードでは転倒により急性硬膜下血腫を起こしやすい.同血腫は脳挫傷を伴うことが少なく,架橋静脈の破綻によるpure subdural hematoma であり,メカニズムとして回転外力が想定されている.スキー・スノーボードによる頭部外傷の現状・予防策など,自験例および文献報告から報告する.
著者
遠藤 崇 鈴木 浩 速水 治夫
雑誌
研究報告モバイルコンピューティングとパーベイシブシステム(MBL) (ISSN:21888817)
巻号頁・発行日
vol.2015-MBL-75, no.13, pp.1-4, 2015-05-21

PC のデスクトップにイラストのキャラクターを配置し,画像の連続差し替えや画像周辺のバルーンにセリフを載せて,あたかもそこに喋るキャラクターがいるような感覚を提供するアプリケーションをデスクトップマスコットという.デスクトップマスコットは有志や企業などで開発され,多くは Web でプログラムが公開されている.また,新規にキャラクターを追加できるようになっており,ユーザによるキャラクターデータの追加がよく行われている.しかし,プログラムダウンロードの手間が必要なことや,ユーザが追加したキャラクターデータの評価がデータ作成者へフィードバックされにくいといった問題点があった.そこで著者らはブラウザ上で動作する,キャラクターデータの投稿や共有,評価が可能な Web アプリケーションを開発した.Web アプリケーションとして動作することにより,キャラクターデータの配布に留まらず,フィードバックが可能になった.
著者
遠藤 金次
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
調理科学 (ISSN:09105360)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.58-62, 1989-03-20 (Released:2013-04-26)
参考文献数
9
被引用文献数
3
著者
西田 博 小柳 仁 本田 喬 関口 守衛 椎川 彰 江石 清行 高 英成 富沢 康子 中野 清治 清野 隆吉 遠藤 真弘 林 久恵
出版者
一般社団法人 日本人工臓器学会
雑誌
人工臓器 (ISSN:03000818)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.139-143, 1987

今回, 自験例の4例を中心に緊急手術を目的としたIABP駆動下CCU間搬送の問題点, および10機種のIABPの移送に際した性能, 特性の比較検討をおこなった。移送に際し, 問題となる点としては, IABPのサイズと搬送車のサイズの問題, 搬送距離と消費電力, 内蔵バッテリー容量, そしてその容量を越える長距離間の搬送時の電源確保などであった。新型になるにつれ, 装置の小型化がはかられているが, 旧型のものでは, サイズ的に一般救急車には搭載不能でワゴン車などのレンタカーを用いる必要があった。また省エネ化も進んでいるが, 長距離搬送の際の電源としては, 予備バッテリーの使用, 100VACへのインバーターを用いて車より確保する方法, ポータブル発電機の使用などがあげられるが, 高容量車からの確保がもっとも実際的と考えられた。