著者
坂井 信之 中村 真 飯塚 由美 長谷川 智子 山中 祥子
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究は、孤食の心理学的問題を明らかにするため、孤食と共食(誰かと一緒に食べること)間で食物のおいしさなどがどのように変化するかということを調べた。その結果、孤食と共食では食物のおいしさ自体に差はみられなかったが、共食時には食事状況に対するポジティブな感情の生起がみられることが明らかとなった。この結果から、共食は、単に食卓を同一にするという物理的なことではなく、一緒に何かを成し遂げる(coaction effect)という心理学的なことであることが示唆された。
著者
長谷川 智子
出版者
京都大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2020-04-24

網膜色素変性は網膜の神経細胞である視細胞が変性し、視野狭窄や視力低下が進行する難病である。日本では視覚障害原因の第2位を占めるが、視細胞の変性を防ぐ有効な治療法は確立されていない。申請者らは現在までに、分岐鎖アミノ酸が、ストレス下培養細胞での細胞内エネルギー低下を抑制し、細胞死を抑制すること、網膜変性モデルマウスでは視細胞の変性を抑制し、網膜機能の低下を抑制することを明らかにした。本研究では、分岐鎖アミノ酸による神経細胞の細胞死抑制メカニズムを解明し、また、網膜色素変性の変性進行を鋭敏に反映するバイオマーカーを解明することで、分岐鎖アミノ酸を用いた網膜色素変性の新規疾患進行抑制薬の開発を行う。
著者
中島 尚登 星 順隆 浅井 治 山本 純子 竹内 直子 神谷 昌弓 加藤 敦子 長谷川 智子 山崎 恵美 中山 一
出版者
一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会
雑誌
日本輸血学会雑誌 (ISSN:05461448)
巻号頁・発行日
vol.37, no.6, pp.795-802, 1991-12-25 (Released:2010-03-12)
参考文献数
18

A new red cell preservation solution is described in which the red cells may be stored for 42 and 49 days. An in vivo and vitro study of 42 and 49 days stored red cells with saline, adenine, glucose, mannitol (SAGM) preservation solution (OPTISOL, Terumo Corporation) was conducted using 20 healthy volunteers to document in vivo efficacy and analyze the validity of the 51Cr technique. Standard in vitro parameters of OPTISOL red cell concentrates were well preserved with low levels of hemolysis and high levels of red cell ATP which is compatible with their survival after 42 and 49 days storage. Osmotic pressure at hemolysis ending point of 42 and 49 days stored red cells did not change, while osmotic pressure at hemolysis starting point increased on 49 days. The red cell viscosity increased and scanning electron-microscopic studies showed that the majority of them became echinocyte and spherocyte on 49 days. In vivo autologous post-transfusion recovery was measured by using a 51Cr-labeled red cells. After 42 days of storage, post-transfusion 24-hour recovery averaged 82.3±8.4% and 48-hour recovery was 79.1±9.1%, and after 49 days, 24-hour recovery was 75.9±3.6%, but 48-hour recovery, which averaged 69.9±5.2%, was significantly lower.The present study reports in vivo and in vitro evaluation of a new red cell storage medium which allows high levels of post-transfusion recovery and permits without significant hemolysis. The results suggested that 42 days if a more suitable shelf life than 49 days.
著者
樫原 理恵 長谷川 智子
出版者
一般社団法人 日本看護管理学会
雑誌
日本看護管理学会誌 (ISSN:13470140)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.126-134, 2011 (Released:2018-12-28)
参考文献数
22
被引用文献数
3

看護師の所属する組織文化の認識が,看護師の定着-離職行動に及ぼす影響を明らかにすることを目的に,北陸3県に立地する400床未満の同意を得られた14病院に勤務する看護師(看護師・保健師・助産師・准看護師を含む)585名に自記式質問紙法により調査を実施した.調査内容は個人属性,定着可能度,組織文化の認識とした.配布数585名のうち回収数475名(回収率81.1%),有効回答数464名(有効回答率79.3%)であった.定着可能度分類による定着可能タイプⅠ群[定着可能群]326名(70.2%)Ⅱ群[定着不安定群]81名(17.5%),Ⅲ群[定着不可能群]57名(12.3%)であった.定着可能度分類と看護師の属性をみると,個人属性と定着可能度別に違いは認められなかった.[定着可能群]は[定着不安定群],[定着不可能群]と比較してそれぞれ組織文化の認識の平均点が高く,組織文化を肯定的に捉える傾向があることが分かった.北陸地区の中小規模病院において,定着を促進するためには仲間意識を持てない看護師,個人能力を尊重してほしいと考える看護師,専門的な科学的根拠や情報分析能力を自己に求めている看護師に対して対策を講じる必要があることが示唆された.また,地域住民の生活に密着した医療が求められる中小規模病院において,どのような専門性を発揮する必要があるのかについて,組織全体として明確にしておくことが看護師の定着を促進すると推察された.
著者
長谷川 智子
出版者
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
雑誌
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (ISSN:18817319)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.168-171, 2022-04-28 (Released:2022-04-28)
参考文献数
12

日本における看護師の資格認定制度は,1987年厚生省の「看護制度検討会報告書(21世紀に向けての看護制度のあり方)」において,専門看護師,看護管理者の育成が提言されたことを契機に始まった.そこでようやく誕生したのが1994年に専門看護師制度,1995年に認定看護師制度,1998年に認定看護管理者制度で,日本看護協会がその核となった.認定看護師(Certified Nurse: CN)の役割としては,実践・指導・相談があり,高度実践看護師と同等レベル,あるいはそれ以上の能力を有する者が多数存在している.2020年度からは新たな認定看護師教育課程が開講され,呼吸器看護でも2021年「呼吸器看護認定看護師」としての教育が開講されるようになった.新カリキュラムでは特定の医療行為ができるようになる教育が組み込まれ,臨床推論力と病態判断力に基づいた高度な実践を展開できるようになることを期待されている.
著者
月田 佳寿美 宮崎 徳子 長谷川 智子 白川 かおる 佐藤 ゆかり 中垣 雅美 南部 望 渡辺 裕子
雑誌
福井医科大学研究雑誌 (ISSN:13453890)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1-2, pp.31-38, 2002-12-20

Purpose: Skin is a defence against disease. In addition skin health affects a patient's comfort level and self image; therefore, maximizing patient dermatological health may significantly enhance the patient recovery process. The purpose of this research is to determine the effect of three methods of skin cleansing on skin pH, moisturization, and four scales of skin physical condition. Methods: Twenty healthy females (aged 19 to 23) without history of skin disorders were involved in the study. Subjects' arms were cleansed in three methods, soapless, soaped towel, and sudsy towel. After cleansing, pH, moisturization, and physical condition (roughness, scaling, smoothness, and furrowing) of the skin were measured. Statistical analysis was done by paired t-test and Pearson's correlation. Result: All measurements in the soapless towel trial revealed no significant changes. In the sudsy towel trial, smoothness and moisturization were significantly increased (p.<.05). After cleansing with soap three times by hot towel in both soaped towel and sudsy towel trials, skin pH decreased, but it took one hour to return to the pre-trial level. Discussion: Soapless cleansing may alter skin condition the least among the three methods. Clinically, this method may be useful when skin oil is to be maintained. For the purpose of increasing skin smoothness, soap might be applied best in sudsy form. In addition, both soap application methods increased skin pH for at least one hour after the trial. Therefore, skin assessment following soap application by health providers may be indicated.
著者
深澤 向日葵 吉井 瑛美 會退 友美 赤松 利恵 長谷川 智子
出版者
特定非営利活動法人 日本栄養改善学会
雑誌
栄養学雑誌 (ISSN:00215147)
巻号頁・発行日
vol.79, no.6, pp.338-344, 2021-12-01 (Released:2022-02-08)
参考文献数
18

【目的】幼児の偏食と健康状態,夕食における食品群別摂取量,栄養素等摂取量との関連を検討することを目的とした。【方法】2018年12月,1次調査として幼児を持つ母親を対象にインターネット調査を実施し,そのうち希望者から抽出された者を対象に2019年3~5月,2次調査として写真法による食事調査を実施した。1次調査より幼児の偏食,健康状態,属性を用い,2次調査より幼児の夕食の食品群別摂取量,栄養素等摂取量を用いた。偏食得点の三分位値で分けた低群,中群,高群の属性,健康状態および食品群別摂取量,栄養素等摂取量の違いを,χ2 検定,Kruskal-Wallisの検定および多重比較で検討した。【結果】1次調査の解析対象者は1,899人,2次調査は118人であった。幼児の偏食得点三分位値は14,17点であり,低群614人(32.3%),中群708人(37.3%),高群577人(30.4%)となった。偏食低群には,発熱しにくい者,風邪をひきにくい者,疲れにくい者が多かった(それぞれp<0.001)。食品群別摂取量では野菜類に有意差がみられ,偏食高群で摂取量が少なかった(p=0.016)。栄養素等摂取量は,偏食3群間で違いはみられなかった。【結論】偏食低群の幼児の健康状態は良好であった。偏食高群の幼児は,夕食で野菜類の摂取量が少なかったが,栄養素等摂取量は偏食の程度による違いはみられなかった。
著者
手島 陽子 長谷川 智子 小西 史子 外山 紀子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.72, no.6, pp.362-376, 2021 (Released:2021-07-02)
参考文献数
21

自立は青年期の重要な発達課題であり, 主体的自己, 協調的対人関係, 生活管理などの領域から成るといわれている. 子どもの頃に調理に関わることは青年期の自立に影響を及ぼすと仮説を立てた. 大学生178名 (男性53名, 女性125名) を対象に質問紙調査を行い, 学童期の家庭の食環境と調理への関わりをクラスタ分析で分類し, クラスタにより青年後期の自立に差がみられるか分散分析で検討した. 学童期の家庭の食環境と調理への関わりは5クラスタに分類され, 調理への関わりに関する得点が高い2クラスタは, 青年後期の「協調的対人関係」と「生活管理」の得点が高かった. この結果より, 学童期に調理に関わることは, 青年後期の自立の2つの領域へ肯定的な影響を及ぼす可能性が示唆され, 仮説は支持されたと考えられる.
著者
上木 礼子 米澤 弘恵 長谷川 智子 荒木 真壽美
出版者
一般社団法人 日本環境感染学会
雑誌
日本環境感染学会誌 (ISSN:1882532X)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.181-186, 2008 (Released:2009-02-16)
参考文献数
15

本研究では,血液曝露の危険性のある看護場面において,手袋着用行動への,看護師の意図とその影響要因を明確にすることを目的とした.   α県内の総合病院に勤務する看護師1,128名を対象に,4つの血液曝露場面(真空採血管採血場面など)を設定し,手袋着用の行動意図を調査した.さらに,手袋着用の行動意図に影響する要因として,上司/同僚のサポートを含む組織的要因,手袋着用の教育経験を含む個人的要因,リスク認知を含む心理的要因について調査した.影響要因は,手袋着用行動意図の高い高意図群(以下高群)と行動意図の低い低意図群(以下低群)の2群に分け比較した.   その結果,組織要因では,行動意図高群は低群に比べ有意(p<0.01)に手袋の使いやすさ,上司/同僚のサポート,施設の方針を認識していた.個人的要因では,高群は低群より有意(p<0.01)に手袋着用の教育を受けたと認識していた.心理的要因では,リスク認知と行動への態度,行動コントロール感が有意な正の相関を示した.   これらの結果より,組織環境が手袋着用をサポートする傾向にあるとき,および個人に教育経験のあるときには,手袋着用への行動意図が高くなることが示された.
著者
韓 雪 長谷川 智子 外山 紀子
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.93, no.3, pp.177-187, 2022 (Released:2022-08-25)
参考文献数
26

There are cultural differences in childcare practices in preschools, reflecting beliefs and values about children, childcare, and education. The COVID-19 pandemic exposed normally hidden cultural, ethnic, and historical issues. Mealtime is particularly restricted by droplet spread of COVID-19. Cultural differences in thoughts related to meals became evident in the response to this critical situation caused by the pandemic. This study examined how preschool mealtime has changed due to COVID-19 in Japan and China. A questionnaire survey was conducted from September 2020 to January 2021. This study included 191 Japanese preschools and 179 Chinese preschools. Various infection countermeasures were taken and mealtime practices changed drastically in both countries. In Japan, preschool mealtime is regarded as a socially essential event, for example, chatting while eating; whereas in China, nutrition and hygiene are considered more important. Possibly, because of such differences in mealtime conceptions, the impact of the spread of COVID-19 appeared to be substantial in Japan compared to China. Based on the obtained results, cultural differences in preschool education were discussed.
著者
長谷川 智子
出版者
一般社団法人 日本発達心理学会
雑誌
発達心理学研究 (ISSN:09159029)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.384-394, 2012-12-20 (Released:2017-07-28)

本研究の目的は,食発達における貧しさと豊かさを論じるために,生態学的な視点からマクロ水準とミクロ水準における食の現状を検討することであった。マクロ水準では,世界における貧困と飢餓,飽食と肥満の現状をとらえた上で,世界的な規模のフードシステムが生みだしている貧困と肥満を論じた。ミクロ水準では,日本での個人の食卓において,主に食における相互作用の貧しさを検討した。これらのことを踏まえて,マクロ水準とミクロ水準での食の豊かさとは何であるかが議論された。すなわち,マクロ水準での食の豊かさとは,生産と消費がより民主化されること,消費者がフードシステムの現状を理解した上で主体的に食品選択ができること,食文化が新たに創出されることであった。ミクロ水準での食の豊かさとは,子どもが家族や仲間から人間として受容されながら共食をすることだけでなく,動植物の命をいただく感謝の気持ちをもち,家族や仲間と一緒に料理をして自分たちの食べ物を作り出すことである。このような豊かな食であれば,発展途上国の貧困な食においても家族や大切な人とのつながりのなか実現できることが示唆された。
著者
上原 佳子 長谷川 智子 北野 華奈恵 礪波 利圭 出村 佳美 安倍 博
出版者
福井大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

健康な成人女性を対象として,タクティールマッサージの効果を,生理的指標により検証することを目的とした,成人女性20名に,一定環境下で,同一対象者に手へのタクティールマッサージを実施する【タクティール】と,安静座位を保つ【安静】を20分間,連続した別日に行い,条件の順番は被験者によりランダムとした。生理的指標として,唾液中コルチゾール,唾液中オキシトシン,心拍変動周波数解析を用いた。その結果,タクティールマッサージは,内分泌系においてストレス反応を緩和させること,自律神経系において自律神経活動を活性化させることが明らかになった。
著者
吉井 瑛美 深澤 向日葵 會退 友美 赤松 利恵 長谷川 智子
出版者
特定非営利活動法人 日本栄養改善学会
雑誌
栄養学雑誌 (ISSN:00215147)
巻号頁・発行日
vol.79, no.6, pp.345-354, 2021-12-01 (Released:2022-02-08)
参考文献数
24
被引用文献数
1

【目的】幼児の野菜摂取を促進するための手がかりを得るため,夕食の野菜摂取量で幼児を3群に分け,食事内容を比較すること。【方法】2019年3~5月,4~6歳の幼児121人を対象に,写真を用いた連続5日間の食事記録調査を実施した。幼児の夕食の野菜や栄養素等摂取量,1食あたりの野菜の種類数,5日間の主食,主菜,副菜等の出現回数,副菜および副菜を含む料理の内容等を調べた。1日あたりの野菜摂取量の25,75パーセンタイル値を用いて,対象者を3群に分け,食事内容を比較した。【結果】解析対象者は118人(97.5%)だった。夕食の野菜摂取量の中央値(25,75パーセンタイル値)は,54(39,74)g/食であった。野菜摂取量高群は他の群に比べ,エネルギー摂取量,1,000 kcalあたりの野菜摂取量,食塩相当量が多かった。高群の1食あたりの野菜の種類数は5.0(4.2,5.8)種類で最も多かった。副菜の5日間の延べ出現回数が3群間で異なり,高群が最も多く6.0(5.0,7.0)回であった。高群は副菜および副菜を含む料理として,野菜生もの,野菜汁物,野菜煮物の順に高頻度で摂取していた。【結論】幼児の夕食の野菜摂取量別の食事内容は異なっていた。野菜摂取量高群は,夕食1食あたりの野菜の種類が5種類であり,1食あたりに少なくとも1つの副菜を摂取し,野菜の生もの,汁物,煮物等の料理を高頻度で摂取していた。
著者
田中 孝美 源川 奈央子 守田 美奈子 長谷川 智子 淺川 久美子
出版者
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
雑誌
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (ISSN:18817319)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.50-56, 2016

【目的】慢性呼吸器疾患看護認定看護師の活動の現状,職務満足度,支援状況の関連を明らかにすること.【研究方法】2014年8月に日本看護協会HPで氏名公表していた慢性呼吸器疾患看護認定看護師152名に,2014年8月~9月,郵送法による無記名自記式質問紙調査を実施した.【結果】回収率84.2%.専任が3.1%と少なく,活動時間が勤務時間の10%未満の者は約4割で,時間確保に苦慮していた.所属施設内および地域社会の活動状況への満足度は低く,満足群,非満足群で有意差が認められたのは[認定看護師としての活動時間][施設内ラウンド実施][薬剤師との連携][学会発表]の4項目であった.
著者
長谷川 智子 櫻井 順子 須崎 正美 山本 美知 長島 豊太
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.148-149, 2018-09-03 (Released:2018-05-18)
参考文献数
3

科学がわかるたのしさを伝えてくれる岩波科学教育映画は,制作後50年を経ても学校および市民のための科学教育に力を発揮してくれる。科学の原理や基本法則は,時代を経ても変わらない。それを初学者に教えるとき、科学の方法(仮説・実験)を取り入れ,視聴者を惹きつけるストーリーでできた科学教育映画は,現代の科学教育の課題への道を開く手段となりうる。映像と科学教育の研究会では,16mmフィルムで制作された映画をデジタル化し,活用への道を開いてきた。さらに映像と視聴者とをつなぐコミュニケーションの工夫を重ね成果をあげている。