著者
林 基哉 小林 健一 金 勲 開原 典子 柳 宇 鍵 直樹 東 賢一 長谷川 兼一 中野 淳太 李 時桓
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 令和元年度大会(札幌)学術講演論文集 第7巻 空気質 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.45-48, 2019 (Released:2020-10-31)

事務所の衛生環境の実態を把握するため特定建築物の行政報告例の分析、事務所の空気環境の調査を行う。本報告では空気環境不適率の上昇要因を明らかにするため、行政報告例不適率の実態を把握し、不適率上昇の要因に関する統計解析を行った。特定建築物数が増加する中、湿度、温度、二酸化炭素濃度の不適率が1999年以降上昇している。また、法定検査を利用した報告徴取が増加している。湿度、温度、CO2濃度の不適率上昇の要因として報告徴取数の増加が挙げられ、これらの不適率は、北の自治体ほど高い傾向がある。
著者
坂 真智子 飯島 和昭 西田 真由美 狛 由紀子 長谷川 直美 佐藤 清 加藤 保博
出版者
公益社団法人 日本食品衛生学会
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.160-167, 2008-06-30 (Released:2008-07-17)
参考文献数
6
被引用文献数
5 4

乾燥大豆 (大豆) の加工および調理による計14種の農薬の残留濃度変化に伴う調理加工品への移行率(大豆に残留する農薬量に対する生成試料中の残留農薬量の比率,%)について,圃場で大豆試料を調製して調査した.また,大豆中に残留する農薬の濃度に対する生成試料中の残留農薬濃度の比(以下,加工係数と称する)も求めた.水浸漬工程において,調査したほとんどの薬剤で大豆中の残留農薬量の約60%以上が水浸漬大豆に残っていた.豆乳および豆腐製造工程においては,薬剤間での差が大きかった.豆乳への移行率は37~92%,豆腐には7~63%であった.豆腐の加工係数は0.026~0.28であった.各農薬の豆腐への移行率とlog Powとの間に相関が認められた.本報告で実施したモデル試験は,農産物に残留する農薬が調理工程で食品に移行する量の把握をする上で重要な手段であると考える.
著者
田尻 航太 池田 直矢 長谷川 有貴
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.139, no.10, pp.694-697, 2019
被引用文献数
1

<p>1.はじめに</p><p>本稿では100%太陽光由来の電力を用いて行われる野外音楽フェス「中津川THE SOLAR BUDOKAN<sup>(1)</sup>」を取り上げる。中津川THE SOLAR BUDOKANは今年で開催7年目を迎え,動員は3万人を超える大型の音楽フェスである。</p>
著者
長谷川 孝子 沼沢 忠祐 松谷 みゆき
出版者
学校法人滝川学園 名古屋文理大学
雑誌
名古屋文理短期大学紀要 (ISSN:09146474)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.17-24, 1988
被引用文献数
1

市販の食パン,フランスパンのレオメータ一による弾性率と水分量及び水分活性を測定し,パンの硬さと水分の関係を明らかにした1)パンの弾性率は保存につれて増大するとともに水分量は減少した.2)パンの水分減少につれて,水分活性の低下がみられた.特にフランスパンにその傾向が大であった.3)フランスパンではパンの弾性率の増加につれて水分活性の低下がみられたが,食パンにはその傾向はみられなかった.終わりに,本研究はエリザベス・アーノルド財団の研究費助成によった.また本研究に対し,ご好意を賜わったフジパン株式会社なちびに同財団及びご指導頂いた諸先生に深く感謝の意を表す.
著者
橋永 文男 長谷川 信
出版者
園藝學會
雑誌
園芸學會雜誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.227-229, 1989
被引用文献数
12

スダチ種子中のリモノイド組成とその含量をUV検出器を備えた高速液体クロマトグラフを用いて分析した.<br>主要なスダチ種子のリモノイドはリモニンで新鮮種子1g当たり2.53mg (全リモノイドの50.3%) であり,つづいてイチャンゲンシン, デアセチルノミリン, ノミリンが多く, さらに少量のイチャンギン, オバクノンが含まれていた. また酸性リモノイドとしてはノミリン酸,デアセチルノミリン酸, イソリモニン酸が認められた.<br>イチャンゲンシンはイーチャンチーのみに特異的に存在するリモノイドであり, スダチ種子がこれを含有していたことはスダチがイーチャンチーを祖先にもつ雑種であるか, あるいは極めてこれに近い品種であることを裏付けるものである. またイチャンゲンシン等のリモノイドはカンキツの分類学に化学的指標の一つとして利用可能であることを示した.
著者
長谷川 久弥
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.87, no.Extra1, pp.E35-E39, 2017-05-31 (Released:2017-07-31)
参考文献数
8
被引用文献数
1

Laryngomalacia is the most common cause of inspiratory stridor in infancy. Obstruction and stenosis of the larynx during inspiration cause symptoms such as inspiratory stridor and obstructive apnea. Diagnosis is made by bronchoscopy, and depending on the lesion it is classified into 3 types. Type 1 is caused by prolapse of mucosa overlying the arytenoid cartilages, Type 2 is caused by foreshortened aryepiglottic folds, and Type 3 is caused by posterior displacement of the epiglottis. In most cases, no special treatment is necessary and the disease will resolve naturally in about a year. In some severe cases, conservative management may become difficult due to symptoms such as feeding difficulty, poor weight gain, breathing difficulty and obstructive apnea, and aggressive treatment may become necessary. Examples of aggressive therapy are laryngoplasty for Types 1 and 2 laryngomalacia, and epiglottopexy for Type 3 laryngomalacia. In this paper, diagnosis and treatment of laryngomalacia will be discussed.
著者
高取 千佳 長谷川 泰洋 藤原 望 清水 裕之 宮脇 勝
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.1232-1239, 2017-10-25 (Released:2017-10-25)
参考文献数
16
被引用文献数
1

都市に残存する里山起源の二次林は、都市環境の向上に寄与する様々な緑地機能の発揮が期待されている。特に近年は、国民の余暇の増大や量から質への価値観の変化を背景に、雨水涵養や大気浄化等の従来の物理的機能に加え、景観やレクリエーション等の心理的機能が注目を集めている。しかしながら、近年では里山的利用の衰退による質の低下が進んでおり、緑地機能の適切な保全が求められている一方、財政難を抱える行政だけで積極的に緑地管理を行うことは難しく、行政・市民の協働による新たな緑地管理の在り方が模索されている。そこで、本研究では、名古屋市名東区藤巻町を対象に、(1)里山起源の二次林を類型化した上で、(2)景観選好性と管理労力の両方を定量的に評価し、(3)地域における提供しうる管理量を制約条件とし、景観選好性を最大化する管理労力の配分による空間計画の手法構築を行う。これにより、行政・市民の協働による緑地管理の在り方について計画的知見を得ることを目的とする。
著者
田崎 義孝 葛西 正則 長谷川 雅明 遠藤 昌伸
出版者
新潟県農業総合研究所
巻号頁・発行日
no.17, pp.25-39, 2019 (Released:2019-08-27)

ウリ科作物(スイカ・キュウリ)の断根挿し接ぎ木法に対する人工光利用として、接ぎ木前および養生時における光照射が接ぎ木苗の活着および生育に及ぼす影響を調べた。昼白色LEDランプを光源とする接ぎ木前照射は、寡日照の環境条件下において葉色および乾物重の増加と穂木の奇形葉発生の軽減に効果が見られた。さらに、養生時照射は、接ぎ部の癒合と台木の不定根発生を促進する効果と共に、穂木又は台木の子葉に生じる褐変や黄化を軽減する効果が見られた。光合成有効光量子束密度(PPFD)は、接ぎ木前では40μmol・m-2・s-1、養生時では10μmol・m-2・s-1の弱光による各3日間の連続照射で十分な効果が得られた。

1 0 0 0 OA 胸部外傷

著者
長谷川 嗣夫
出版者
一般社団法人 日本血栓止血学会
雑誌
血液と脈管 (ISSN:03869717)
巻号頁・発行日
vol.4, no.4, pp.413-419, 1973-04-25 (Released:2010-08-05)
参考文献数
35
著者
陳之内 将志 小野 武也 沖 貞明 梶原 博毅 金井 秀作 長谷川 正哉 坂口 顕 島谷 康司 清水 ミシェル・アイズマン 大塚 彰
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.169-173, 2008 (Released:2008-04-05)
参考文献数
15
被引用文献数
5 5

本研究は,関節可動域制限発生の予防に必要な持続的伸張運動時間を関節角度と筋の形態学的な変化から検討した。実験動物には9週齢のWistar系雌ラット35匹を正常群7匹と足関節を最大底屈位で1週間ギプス固定した固定群7匹,1日1回ギプスを除去し持続的伸張運動を実施した伸張群21匹に振り分けた。さらに伸張群は10分,30分,60分の伸張時間の違いによって7匹ずつ振り分けた。結果は,関節角度の変化から見ると,30分の持続的伸張運動が最も効果的に関節可動域制限の発生を抑制することができた。また筋の形態学的な変化から見ると,30分を超える持続的伸張運動では筋線維を脆弱化させる可能性が示唆された。
著者
安井 敬三 長谷川 康博
出版者
三輪書店
巻号頁・発行日
pp.606-611, 2015-07-25

はじめに 四肢にしびれ感を自覚する日本人は加齢とともに増加し,国民生活基礎調査では本邦の50歳代の約3.8〜4.6%10),救急外来受診患者では7.9%にみられる11).しびれ感のほかに麻痺があれば脳卒中を疑い,強い痛みがある場合は脊髄疾患を疑うことは比較的容易である.主訴がおよそしびれ感単独で外傷なく1カ月以内の発症である症例を抽出すると,そのうち短期間で症状が悪化し得る疾患と判明した症例は13.2%含まれ,内訳は脳血管障害80.7%,頸椎症と頸椎ヘルニア7.0%,その他の脊髄疾患5.3%であった11). 頸椎症と脳血管障害は中高年に発症するありふれた疾患で,しびれ感の鑑別として重要である.頸椎症は神経根症と脊髄症に分類され,前者は頸部痛を伴って障害高位に従った知覚障害と脱力がみられる.後者は上肢のしびれ感で始まり,長経路徴候として下肢に異常がみられる.一方,脳血管障害は片側上下肢に同時に広がるしびれ感や麻痺が突然起きるのが通常で,鑑別は容易であることが多い.しかし,脳血管障害には,頸部痛を伴って軽微な神経症状を呈する延髄梗塞や,しびれ感や脱力が限局した部位にのみ現れて頸椎症を思わせるcheiro-oral-pedal症候群,precentral knob梗塞があり,ときに鑑別が必要となる.脊椎画像で障害高位が存在しても,神経症状と障害髄節の神経徴候とが合致しない場合は,頭蓋内疾患を疑う必要がある. 本稿では,特に頸椎症と鑑別を要する感覚障害を呈した代表的頭蓋内疾患(脳血管障害)の3型を提示し,解説する.
著者
平山 直樹 長谷川 博
出版者
日経BP社
雑誌
日経ニューメディア (ISSN:02885026)
巻号頁・発行日
no.1541, pp.11-12, 2016-12-12

無料のBS放送チャンネル「BS11」を運営する日本BS放送の売上高が2016年8月期決算で100億円を突破した。2007年12月開局から9年弱で大台を越えた。 同社は2018年8月期の売上高150億円達成を目標としており、今後の持続的な成長に向けて、「自社制作番組の選択と集中」…
著者
長谷川 堯
出版者
美術出版社
雑誌
国際建築
巻号頁・発行日
vol.27, no.8, 1960-08