著者
中谷 裕一 徳永 徹郎 山口 仁 伊東 匡
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.280, pp.115-118, 2005-09-08

近年ブログ利用者が急速に増加し, ブログの繋がりを利用した情報発信ツールとして注目されている.これに伴い, 今後取り扱う情報に公開情報だけではなく守秘情報も含まれることが考えられる.このため守秘情報の隠蔽が必要となるが, 現行のブログシステムは守秘情報を扱うことがないため, 含まれる情報の隠蔽手法は考えられていない.これに対し本稿ではブログデータにメタデータを付与可能とするCaTaCプラットフォームを拡張し, ブログシステムにおける守秘情報の抽出・隠蔽を実現する手法を検討・提案する.本手法により, 将来の, ブログを使った新しい通信方法技術の確立が行える.
著者
船越 裕介 松川 達哉 渡邉 均
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CQ, コミュニケーションクオリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.153, pp.35-40, 2006-07-06
被引用文献数
4

通信を含む社会基盤系サービスは,サービス障害が社会に及ぼす影響が大きく,報道の対象となることが多い.しかし,報道される明確な基準がなく,報道有無の関係から具体的な通信ネットワークの信頼性向上に展開することが困難である.本稿では影響規模と影響時間,申告件数というパラメータに社会的影響度を測る指標としてトラヒックパターンを組み込み,報道有無に関して判別する方法を提案する.更にその効果についても述べる.
著者
和田 大介 小林 洋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DC, ディペンダブルコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.99, pp.7-12, 2008-06-13

本稿では,オンラインゲームをピュア型P2P(peer to peer)ネットワークにおいて行なった場合のプレイヤ間の時間チート(time-cheat)と呼ばれる不正行為の防止を行うプロトコルの一種を提案する.本方式では,分散ゲームにおいて時間チートを防止するための基本的なプロトコルであるロックステップ(lockstep)プロトコルにビザンチン合意(Byzantine agreement)アルゴリズムを組合せて用いており,あるプレイヤが不正行為を行っても他のプレイヤは引き続きゲームを継続することが可能になる.
著者
益田 昭彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.125, pp.41-46, 2008-07-04
被引用文献数
1

これは、サービスのように、ある事象モードから有益と有害の両方向の影響が及ぼされる場合の解析ツールとして提案したEMEAに関わる報告である。自然変化や非意識的な人為変化に基づく原因系事象の抽出にはHAZOP法を改良した誘導語を用いると可能であるが、悪意や善意に基づく意識的な人為変化に基づく原因系事象は誘導語に加えて意図語を用いることにより可能にできる。しかし、これらには"だまし"の要素が含まれていなかった。この報告では、サービスの供給者が、その受容者に対するだましを含む"ちょい悪"行動について検討した。それにより、期待していた受容者のサプライズを得られずに、想定外の望ましくない影響を招来してしまう愚かな判断過程について考察した。
著者
小池 秀明 大山 航 若林 哲史 木村 文隆
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.57, pp.7-10, 2007-05-17
参考文献数
7

本研究ではアダルト画像検出法を提案する。本手法では、対象とするアダルト画像に肌領域が多く含まれ、これら肌領域は色の均質性・集塊性を持つことを前提とする。まず、GMM(Gaussian Mixture Model)を用いて肌尤度画像を作成する。次に、肌尤度画像中で、色の均質性を有する領域のみを検出する。検出された領域ごとに閥値を動的に生成し、その閥値を用いて色の均質性・集塊性を考慮した肌領域の拡張処理を行い、最終的な肌領域とする。そして、求められた肌領域の肌尤度画像をリサイズして得られた値に主成分分析、独立成分分析を適用し、SVMで学習・分類を行い、アダルト画像を検出する。
著者
亀田 洋志 系 正義 森野 知視 天野 一彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.67, pp.19-24, 2007-05-18
被引用文献数
2

画像中に存在する小目標の探知アルゴリズムについて検討する.探知性能改善のため,複数フレーム分の画像を積分処理によって強調し,信号検出する.フレーム間積分の方法としては,TBDが知られているが,フレーム間の画素の推移を探索する際に画素の重複を許すため誤警報が頻発する.本稿ではTBDを用いた積分アルゴリズム,特に画素の重複について一定数以上制限を設けるアルゴリズムを示す.
著者
小崎 吉隆 卯木 宏幸 高橋 将 梅島 慎吾 桧垣 博章
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.493, pp.65-70, 2003-12-05

モバイルアドホックネットフークにおけるオンデマンドルーティングプロトコルでは、送信元移動コンピュータから送信先移動コンピュータまで経路探索要求メッセージRreqを配送することが必要である。多くのルーティングプロトコルにおいて、フラッディングによる実現がなされている。これに対して、各移動コンピュータが隣接移動コンピュータの位置情報を用いることによってRreqのコピーを必要としないFACEプロトコルが提案されているが、検出される経路のホップ数が大きくなる問題がある。本論文では、FACEプロトコルを拡張し、各部分平面の辺を時計回り、反時計回りに配送されるRreqのコピーを用いることにより、より短時間により短い経路を検出する。評価実験の結果、FACEプロトコルで検出される経路の約50%の長さの経路を検出できる。また、FACEプロトコルの約2倍のメッセージ数を要するものの、フラッディングと比較して十分に少ないメッセージ数で経路検出できることが明らかとなった。
著者
林 孝典 山崎 真一郎 森田 直人 相田 仁 武市 正人 土居 範久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.84, no.3, pp.523-533, 2001-03-01
被引用文献数
20

本論文では, インターネットの複数経路にパケットを分配してデータ伝送する方式について検討し, 各経路へのパケット分配方法とパケット順序の並べ替えの効果をシミュレーションにより評価した.シミュレーションでは, 同じ回線速度の2経路を用いてファイル転送する場合を対象とした.また, ネットワーク品質として, 固定伝送遅延時間, 遅延ゆらぎ, パケット損失を考慮した.その結果, データ送信側ではパケットを送信バッファ待ち時間が短い経路へ分配し, データ受信側ではパケット順序の並べ替えを行うと同時に, 2経路からパケットを受信してもデータの連続性が更新されなかった場合は, パケット損失が発生したと判断して順序待ちを解除する方式が, 最も安定したスループットが得られることがわかった.また, 2経路の遅延時間差が4パケット時間以内の場合は, パケットを2経路に交互に分配する方法を用いれば, パケット順序の並べ替えを行わなくても, 前者の方式と同等の性能が得られることがわかった.
著者
ワーサリン ジュンスワディー 小林 和淑 小野寺 秀俊 田丸 啓吉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-03-27

半導体メモリの集積度が年々上昇するにつれて,そのテストにかかるコストも増加する.そのために通常のメモリセルに何らかの工夫をして、テストを高速化させる.また,簡単な機能をメモリに持たせてデジタルシステム全体のパフォーマンスを上げる研究も行われている.我々はビット並列ブロック並列(BPBP)型機能メモリ型並列プロセッサ(FMPP)を設計製造した.ここでは,そこで用いられたテスト容易化設計法のうち,FMPPの中核をなす機能メモリ部の高速なテスト方法について報告する.
著者
小関 健
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.220, pp.13-21, 2009-10-01

Googleの凄さは、実世界とネットがentangleしていることの発見にある。すなわち、Webページの重要さは個人的な意図、知識に依存するが、それをリンク情報から機械的に推定できることを示し、現在の情報インフラの地位を確立した。ここでは、マルコフ遷移確率をリンク数の平方根に反比例すると、実態に即してGoogleを2-normに修正して、システム分析のツールとして有効性を確立した。さらに、システム評価の客観的測度として、モードエントロピー・ノードエントロピーを定義し、それらの有効性を東京鉄道網で実証した。情報時代の社会インフラとしてのGoogleが、実世界に適合しない1-normで記述されていることによる重要度評価誤差の社会的インパクトなど検討・対策が、情報大航海時代に期待される。
著者
山下 元
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.93, no.250, pp.21-26, 1993-09-25
被引用文献数
5

ファジィ理論は,人間の行動,認識などに関するあいまいな情報を解析し思決定を行う理論で,近年,社会科学,人間科学などの分野にも広く応用されている.通常,心理,教育などに関するあいまいな情報は,ファジィグラフで表すと解析し易い.筆者は,ファジィグラフの情報構造を分析し,近似的にN値グラフで表現する方法を考案した.本稿では,ファジィグラフの近似N値化法を論ずると共に,その応用として,数学教材の構造分析について述べる.
著者
財田 伸介 久保 満 河田 佳樹 仁木 登 大松 広伸 森山 紀之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.87, no.1, pp.134-145, 2004-01-01
被引用文献数
22

近年,マルヂスライスCTの開発により全肺野の3次元断層像を短時間,高精度に得ることが可能になった.特に体軸方向の分解能の飛躍的な向上により3次元的な画像解析に期待が寄せられている.本論文ではマルチスライスCT画像から肺の葉間数を抽出するアルゴリズムについて述べる.臨床において葉間数は肺区域の同定に重要とされる臓器である.葉間数は非常に薄い膜状の構造をしている.本手法は,葉間数の存在する領域の特定と葉間数の強調処理を行って抽出する.これらには葉単位に分類された肺血管からの3次元距離値を用いることで葉間数の存在する領域の特定を行う.次に強調された面陰影の法線ベクトルを用いた領域拡張処理を行い葉間数を抽出する.本手法を臨床画像20例に適用し,精度を評価して有効性を示す.
著者
和田山 正
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IT, 情報理論 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.143, pp.55-60, 2009-07-16

近年、コンプレスドセンシングに関する本稿では、2元線形符号に基づくp×m 2値センシング行列のランダム構成法を提案する。ここで与えられるセンシング行列は2元線形符号の生成行列を利用することにより、O(p log_2m)ビットの情報で表すことができる。提案法により構成される線形符号の平均重み分布の結果に基づき、行列の制約等長性(Restricted Isometry Property)とインコヒーレンスについての解析を行った。
著者
大西 立顕 合原 一幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.723, pp.93-100, 2002-03-08
被引用文献数
1

マルチフラクタルにより日経平均株価の終値を解析した.過去T日間の終値の時系列からマルチフラクタルスペクトルを求めた.そのスペクトルのパラメータと現在とL日後の価格差との間の相関について統計的に調べた.TとTに応じて相関の強さは変わり,場合によっては強い相関が見られることが分かった.この結果は,市場価格の変動はまったくランダムなものではなく,効率的市場仮説が妥当でない可能性を示唆している.また,マルチフラクタル解析は高い確率で価格が上がるか下がるかを予測するのに有益であると考えられる.
著者
梅本 佳和 藤野 毅
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.572, pp.49-54, 2007-02-27
被引用文献数
1

インターネットやローカルLAN内においてWWW,FTP,リモートログインなど様々なサービスが提供されているが,それらは個別にアクセス権の認証を行っていることが多く,ユーザ側の認証情報の管理負担が重いことが問題となっている.この問題を解決するために,一度の認証で複数のサービスを利用できるシングルサインオン(SSO)システムが使用されている.しかしながら,従来提案されているSSOの方式では,初期認証時にID/パスワードによるSSOを実現している場合が多く,初期認証用ID/パスワードのクラッキングにより,すべてのサービスが利用可能になる危険性が高い.また,悪意ある第3者によって,認証情報を一元管理するサーバからアクセス権情報が盗難される危険性も存在する.そこで,本研究では,「USBトークンを用いたPKIによる相互認証」と「認証VLAN」を利用したセキュアなSSOシステムを提案する.さらに提案方式の一部を実装・評価した結果について述べる.
著者
小川 晃一 松吉 俊満 門間 健志
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播
巻号頁・発行日
vol.98, no.356, pp.89-96, 1998-10-23
被引用文献数
7

ホイップアンテナと板状逆Fアンテナによって構成された携帯電話用ダイバーシチアンテナに関し、携帯電話を所持する人体による電磁的影響を考慮して900MHz帯における特性を解析した。ダイバーシチアンテナおよび人体をワイヤーグリッド法によってモデル化し、陸上移動無線伝搬環境において、ホイップ長、頭と携帯端末の間隔、鉛直方向からの傾き角と放射効率、平均実効利得(Mean Effective Gain:MEG)、相関係数の関係を定量的に解明した。その結果、頭と端末の間隔が2cmのとき1/4波長ホイップアンテナは-8.5dBd、板状逆Fアンテナは-11dBdの低いMEGを示すこと、そして1/2波長ホイップアンテナの場合、それぞれのMEGは-7dBdおよび-8.5dBdに増加することがわかった。さらに、筐体の傾き角が60°付近の実使用状態では0.3以下の小さな相関係数が得られることがわかった。さらに、人体の各部位(頭、手、肩)に吸収される電力、インピーダンスの不整合による反射電力および非励振素子における消費電力の定量的関係について調べた。
著者
澤田 宏 荒木 章子 牧野 昭二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.91, no.4, pp.292-296, 2008-04-01
被引用文献数
4

音源分離技術は,実環境におけるハンズフリー音声認識やコンピュータによる音環境理解のために必要不可欠な技術である.音源の位置や話者の特徴など,事前知識を必要としない,いわゆるブラインド処理に関する技術がこの10年で大きく進展した.本稿では,独立成分分析やスパース性など,ブラインド音源分離に必要な基本技術を分かりやすく解説し,研究動向や現状での到達点を述べる.
著者
林 理三雄 安田 茂 石原 秀泰 張 宰赫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.84, no.2, pp.254-262, 2001-02-01

九州地域(鹿児島, 熊本, 福岡)及び太平洋沿岸の地域(高知, 浜松, 静岡)の1分降雨量(降雨強度)観測データを用いて, 鹿児島の降雨の特徴を抽出した.また, 鹿児島における降雨の特徴が, 衛星放送電波の降雨減衰や斜め伝搬路特性に与える影響について解析した.その結果, 鹿児島では, (1)強い降雨強度の降雨が多く, 散発的な降雨が多い.(2)一般に降雨量は長時間の小降雨強度に依存することが多いが, 鹿児島では降雨強度の強い物の寄与が大きい.(3)散発的な強い降雨強度の降雨は, 小雨期と思われる10月に多い.地点降雨強度と斜め伝搬路における降雨減衰(区間降雨強度に関係する)を評価するため, 地点降雨強度と降雨減衰が同一累積時間率のとき, 地点降雨強度と降雨減衰の関係を求めた.結果, (4)地点降雨強度が雨域伝搬通路に一様にあるとすると, その等価通路長は実際の通路長よりも8〜10倍長くなることがわかった.
著者
松本 洋一 宗田 悟志 望月 伸晃 梅比良 正弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム
巻号頁・発行日
vol.98, no.435, pp.69-74, 1998-11-27
被引用文献数
25

本報告は, 広帯域無線システムに適したOFDM方式について検討している.まず初めに, 同一情報伝送速度を得る変調方式および誤り訂正符号化率の組み合わせとして, 同期検波を前提に8PSK(R=2/3)および16QAM(R=1/2), さらに遅延検波を前提にD8PSK(R=2/3)および16DAPSK(R=1/2)の特性について, 実際の通信路を想定したシミュレーションによりパケット誤り率特性について明らかにし, 8PSKが, 特にマルチパスおよび非線形通信路においては, 他に比べその有効性が大きいことを示している.さらに, 実際に同期検波をOFDMシステムに適用するために必要な各サブキャリアの等化方法について, RLSアルゴリズムを適用したものを提案するとともに, パケット誤り率特性および所要プリアンブル長の観点から従来方式との比較検討をおこない, 所要プリアンブル長が2OFDMシンボル以上の場合, 提案方式が優れた特性を有することが示されている.