著者
三村孝
雑誌
小児外科
巻号頁・発行日
vol.11, pp.1571-1577, 1979
被引用文献数
2
著者
土屋敦雄
雑誌
外科
巻号頁・発行日
vol.50, pp.797-800, 1988
被引用文献数
1
著者
山内 幸子 林田 光祐
出版者
植生学会
雑誌
植生学会誌 (ISSN:13422448)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.23-30, 2000
被引用文献数
1

&nbsp;&nbsp;1.照葉樹林の太平洋側北限域に位置する近接した宮城県椿島と八景島において,北限域のタブノキ純林と混交林の林分構造と更新様式を比較検討した. <BR>&nbsp;&nbsp;2.タブノキ純林の椿島では,タブノキの胸高断面積合計による相対優占度が約9割を占めていた.樹高分布は上層をタブノキ,下層をヤブツバキが占める2層構造を示した.タブノキ幼樹(樹高1.3m以上胸高直径5cm未満)は1 haあたり662本存在したが,その85%は萌芽由来であった. <BR>&nbsp;&nbsp;3.八景島はタブノキ,ユズリハ,モチノキが胸高断面積合計で3 : 1 : 1の割合で混交している林分であった.明瞭な階層構造を持たず,連続的な樹高分布を示した.1 haあたり1055本のタブノキ幼樹が存在し,そのほとんどが実生由来であった. <BR>&nbsp;&nbsp;4.両林分の林冠ギャップ率には大きな違いが見られなかったが,光環境には有意な差が見られ,タブノキ純林よりも混交林の方が良好であった.この光環境の違いは階層構造の違いによると推察され,混交林では複雑な階層構造がタブノキの良好な実生更新を促していると考えられる.
著者
松嶋 淑恵
出版者
文教大学
雑誌
人間科学研究 (ISSN:03882152)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.185-208, 2013-03-01

性同一性障害概念ができたことにより性別違和をもつ人々に対する性別変更のための医療や制度が成されたが、性同一性障害は身体と異なる性自認をもつ事を疾患としてとらえる消極的な理解であるとともに、典型的な当事者にあてはまらない多様な当事者を不可視化している問題がある。また医学モデルに基づいた解決は、当事者を苦しめる男女二元論やジェンダー規範を揺るがさないまま当事者側だけが変化すべき対象であることを強いている。そこで、多様な当事者を対象に含め、量的調査法による実態調査を行い、特に経済状態の影響、他者との関係性、精神的問題について調査した。 その結果、MtとFt間で男女間および男性間の経済格差が見られ、治療の機会不均等に影響していた。典型的性同一性障害像に比して認知度の低い性自認をもつ人は孤独に陥りやすかった。また、性別移行に関する不安は、身体変容が満たされないことよりも社会関係上で望む役割が果たせないことから生じることが明らかになった。性別違和をもつ人々が社会から排除されずに生きるためには、男女二元論やジェンダー規範、性差別といった非当事者にもかかわる問題に取り組み、社会が変化していくことが必要であると言える。
著者
筧 捷彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.16, no.6, pp.499-507, 1975-06-15

昭和処年度および49年度にかけて,NHK教育テレビで行った「コンピューター講座」について,担当者の1人として,解説する.コンピューター講座は,昭和44年度に開設され,以後毎年継続して放映されている.48,49両年度については,島内剛一(立教大学)を主任講師とし,石田晴久(東京大学),寛捷彦(東京大学,後に立教大学),木村泉(東京工業大学),広瀬健(早稲田大学),米田信夫(学習院大学)の合計6人が,講座の立案企画から,各番組での講師役までを担当した.47年度以前の講座との大きな違いの1つに,スタジオ内にミニコンを持ち込み,これの活用を図ったことがあげられる.解説の中心も,このミニコンの活用状況におくことにする.
著者
小江 和樹
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿児島大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編 (ISSN:03896684)
巻号頁・発行日
vol.63, pp.75-80, 2011

本稿では、色彩イメージと具体的な造形表現との結びつきを考え、「季節のイメージカラー」についての調査を行い、それぞれの季節からイメージされる色彩、色相及びトーンの分布状況から、色相やトーンへの依存度とその特徴を明らかにした。その結果、それぞれの季節において、色相やトーンの依存度が異なる点、そして「季節のイメージカラー」は、暖寒感だけではなく、その季節からイメージされる具体的な事物や事象なども、選択される色彩の傾向に影響を与えている点が明らかになった。