著者
長野 順子
出版者
東京大学文学部美学藝術学研究室
雑誌
研究 (ISSN:09163379)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.50-84, 1986-03-25
著者
Sung-Jin Choi Won-Seob Shin Bok-Kyun Oh Jae-Kwang Shim Dae-Hyouk Bang
出版者
理学療法科学学会
雑誌
Journal of Physical Therapy Science (ISSN:09155287)
巻号頁・発行日
vol.26, no.9, pp.1411-1414, 2014 (Released:2014-09-17)
参考文献数
26
被引用文献数
9 22

[Purpose] The purpose of this study was to determine the effects of task-oriented training with whole body vibration (WBV) on the sitting balance of stroke patients. [Subjects] The subjects were 30 stroke patients who were randomly divided into experimental (n1=15) and control (n2=15) groups. [Methods] Subjects in both groups received general training five times per week. Subjects in the experimental group practiced an additional task-oriented training program with WBV, which was performed for 15 minutes, five times per week, for four weeks. The center of pressure (COP) path length and average velocity were used to assess subjects static sitting balance, and the Modified Functional Reach Test (MFRT) was used to assess their dynamic sitting balance. The paired t-test was performed to test the significance of differences between before and after the intervention. The independent t-test was conducted to test the significance of differences between the groups. [Results] Following the intervention, the experimental group showed a significant change in MFRT. [Conclusion] The results of this study suggest that task-oriented training with WBV is feasible and efficacious for stroke patients.
著者
白土 明子 中西 義信
出版者
公益社団法人 日本油化学会
雑誌
オレオサイエンス (ISSN:13458949)
巻号頁・発行日
vol.9, no.10, pp.465-471, 2009 (Released:2013-06-01)
参考文献数
18

私たちの一生を通じて, 多くの細胞が生理学的細胞死のアポトーシスを起こし, 速やかに貧食を受けて生体から除去される。このアポトーシス細胞の貧食除去は, 生体恒常性の維持に必要である。膜リン脂質はこの現象に関与し, 標的細胞が食細胞に認識される際の目印や食細胞中での貧食誘導性情報伝達の制御因子として働くことが知られる。本稿では, 膜リン脂質に依存したアポトーシス細胞貧食反応の仕組みと意義とを解説する。
著者
城 恭子 土出 郁子
出版者
大学図書館研究編集委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.97, pp.56-64, 2013-03

2012年5月,スウェーデンのウプサラ大学でオープンアクセスリポジトリ連合(COAR)の第3回年次集会および総会が開催された。COARは2009年10月に発足した,リポジトリとオープンアクセスの推進につとめる国際的な非営利組織である。本集会は2日間にわたり,「リポジトリをコンテンツで満たす」「リポジトリのネットワークとサービス」をテーマにした事例報告セッション,ワーキンググループ会議,参加組織限定の総会などのプログラムにより,各国,各地域の現状報告と,オープンアクセスやリポジトリの諸課題についての議論が行われた。本稿ではCOARの活動を含め,本年次集会の概要を報告する。
著者
渡邊 辰也 瀧本 英二 丸岡 章
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. COMP, コンピュテーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.707, pp.73-79, 2002-03-04
被引用文献数
4

ランダムプロジェクションは,高次元空間における任意の2点間のユークリッド距離が,高い確率で,射影先の低次元空間においてもほとんど変わらないという性質を持つ.ここで,ランダムプロジェクションは,各成分がそれぞれ独立にある確率分布に従うランダムn×k行列として定義される.本稿では,{-1,+1}上の一様分布U(-1,+1)を成分に持つランダム行列のユークリッド距離の保存性に対する評価を与える.この評価は,従来のものに比べて弱いものの,行列の各列については各成分が独立である必要はなく,4限定独立であれば成立するものである.一方,各列が3限定独立な分布に従う成分を持つランダム行列は,一般に距離の保存性を持たないことも示す.また,ランダムプロジェクションを半空間概念の学習問題に適用し,サポートベクトルマシンに匹敵する性能を持つ単純なアルゴリズムを与える.
著者
清沢洌 著
出版者
千倉書房
巻号頁・発行日
1935
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.171, pp.158-163, 2007-07

サンプルを見る前に,胸に手を当てて考えてみてください。皆さんは,重要な打ち合わせの前にアジェンダを作っていますか?それを出席メンバーに配布していますか?議事録は当日ないし翌日に発行していますか? 「大事なことだと分かってるんだけど,時間がなくてーー」。 失礼ながら,それは本心ではないはずです。
著者
小倉 仁志
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.20, no.9, pp.94-96, 2011-10

ナゼナゼ社の営業部。お盆の時期は得意先が休みに入るため、1年で一番暇になる。メンバーがそろってのんびりと仕事を片付けている。 「そういえば、約束のケーキを買ってきてくれた?」。チエさんがミツオさんに話しかける。「もう冷やしてあるよ」。ミツオさんが言葉を返す。「そろそろ食べない?」。チエさんは1人では食べづらく、ミツオさんに声をかけた。
著者
福岡管区気象台
出版者
気象庁
巻号頁・発行日
vol.2010, 2010-05
著者
LORENZ Loretta 加島 巧
出版者
長崎外国語大学
雑誌
長崎外大論叢 (ISSN:13464981)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.323-329, 2006-11-20

中島敦(1909-1942)は、1909年(明治四十二年)に東京に生まれた。中島家は江戸時代より続く儒家の家柄で、彼も一高・東大国文科を出て、横浜高女の教師となった。喘息の発作に悩まされながらも創作活動も行った。1941年(昭和十六年)にはパラオ南洋庁の国語編修書記となり、パラオに赴任する。転地療養のつもりであったが、病状はかえって悪化した。1942年(昭和十七年)、「光と風と夢」が芥川賞候補となる。同年12月4日に喘息のため死去。『名人伝』は中島が死去した昭和12年に『文庫』12月号に発表されたものである。『烈子』に基づく物語である。趙の邯鄲の都に住む紀昌という男が、天下第一の弓の名人になろうとして、ついに「不射之射」の極致に到達する話である。
著者
高久 雅生 江草 由佳 寺井 仁 齋藤 ひとみ 三輪 眞木子 神門 典子
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.224-235, 2009-05-16
被引用文献数
4 4

Web情報探索行動中のサーチエンジン検索結果一覧ページ(以下,SERPと呼ぶ)に対する行動に着目し,ユーザ実験の方法論により,視線データ,ブラウザログ,事後インタビュー等の情報を包括的に用いて,ユーザ属性,タスク属性,クエリ属性の3つの要因と,眼球運動による視線データとの関連を探った.分析の結果,SERPにおける行動の説明変数としては,他の要因に比べてInformation/Navigationalクエリの違いによる効果が最も大きく,SERPへの遷移の直接的な原因となるクエリ種別により,ユーザの行動を予測しうる可能性が示唆された.
著者
武藤 功
出版者
慶應義塾大学
雑誌
三田學會雑誌 (ISSN:00266760)
巻号頁・発行日
vol.86, no.2, pp.169-204, 1993-07
著者
堀内 聡 津田 彰 岡村 尚昌 矢島 潤平 ステプトー アンドリュー
出版者
日本行動医学会
雑誌
行動医学研究 (ISSN:13416790)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.31-39, 2010 (Released:2014-07-03)
参考文献数
29

本研究の目的は、異なる一過性のメンタルストレステストが、脳に由来するノルアドレナリンの代謝産物である唾液中3-methoxy-4-hydroxyphenylglycol(MHPG)の異なる反応を喚起するか否かを検討することであった。参加者は健常な成人男性10名であり、異なる日にストループ語彙−葛藤課題と暗算課題(内田クレぺリン課題)をこなした。課題の順番は参加者間でカウンターバランスされた。唾液はベースライン、課題直後、そして課題10分後に採取した。両課題は同程度の主観的ストレス反応を喚起した。しかし、唾液中MHPGは語彙−葛藤課題に対してのみ上昇し、暗算課題には変化しなかった。これらの結果は、MHPGの放出を促し、中枢ノルアドレナリン神経系を活性化させるメンタルストレステストの要素が存在することを示唆している。
著者
河合 大介
出版者
岡山県立大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

最終年度となる本年度は、1.美学的課題を美術史研究の実践に照らし合わせて検討すること、2.赤瀬川原平の〈匿名性〉への関心をより発展的に考察するために、「千円札裁判」についての研究をすすめた。これまで作者の意図についての美学的・哲学的研究から、作品解釈において想定されている作者の意図を、一般的な好意における意図とは区別して、作品解釈の場面に固有な概念として考察する必要性が予測された。その予測に従って、特に美術史研究における意図への参照について検討し、美術史研究者を中心とする研究会で研究発表をおこなった。そこでの議論を通じて、美術史研究においては、作者の意図を示す資料も他の資料と同等にその正当性を検証されるのであり、とくに「意図」を特権的に扱うことはあまりないことがわかった。したがって、少なくとも歴史的な作品研究において、「意図」について論じることの妥当性や、それにかわる新たな体系の可能性について考察するという課題があきらかになった。また、赤瀬川原平の「模型千円札裁判」に関する研究では、前年度の東京文化財研究所での研究発表を発展させ、成城大学美学美術史学会において発表を行い、論文として公表した。そこでは、模型千円札についての赤瀬川の説明が時間とともに変化していくという点、また、赤瀬川にとって制作意図とは作品完成後に現れるという考えに至っている点を示した。ここには、意図と作品との因果関係に関する重要な洞察が認められる。これらの成果をもとに、次年度には研究会を開催して検討を深めた上で、最終的な成果を学会等に発表する予定である。