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著者
文化出版局編
出版者
文化出版局
巻号頁・発行日
1979
著者
熊倉 庸介
出版者
国際短期大学
雑誌
紀要
巻号頁・発行日
vol.20, pp.97-176, 2005
著者
小川 夏樹 大山 恵弘
雑誌
研究報告 システムソフトウェアと オペレーティング・システム(OS)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.5, pp.1-7, 2011-07-20

情報機器の画面は広告表示先として極めて魅力的である.これまで,広告表示のための様々な方法が既に提案されてきたが,これらは表示場所が制限されていたり,特定の OS やアプリケーションに強く依存しているなどの問題がある.そこで,本研究では,OS やアプリケーションにほとんど依存せず,画面上の任意の場所に任意の広告画像を表示するハイパバイザ ADvisor を提案する.ADvisor は,ゲスト OS および仮想マシンの状態がある条件を満たしたタイミングで,画面上に画像や文字を表示する.例えば,ゲスト OS と I/O デバイスの間で転送されるデータブロックに特定のキーワードが含まれているときに,そのキーワードに連動した広告を表示する.我々は,ADvisor を実装し,それが実行時間に与えるオーバヘッドを,ベンチマークを用いた実験により測定した.Screens of information devices are an extremely attractive platform for displaying advertisements. Although numerous methods for displaying advertisement have been proposed so far, they have problems such as a limited space for displaying and strong dependency on a particular OS or application. In this paper, we propose ADvisor, a hypervisor for displaying arbitrary advertising pictures at arbitrary places on the desktop screen of a guest OS. ADvisor displays pictures and character strings on a screen when a certain condition on a guest OS or a virtual machine is satisfied. For example, when a data block transferred between the guest OS and I/O devices contains a certain keyword, ADvisor displays an advertisement related to the keyword. We implemented ADvisor and measured its runtime overheads through experiments using a benchmark.
著者
高崎 亨
出版者
The Japanese Society of Insurance Science
雑誌
保険学雑誌 (ISSN:03872939)
巻号頁・発行日
no.606, pp.121-136, 2009

本稿は,近時の最高裁判決2件を参考に,遺族厚生年金保険の受給者としての「遺族」,「配偶者」性を検討することを目的とする。<br>わが国の厚生年金保険法は,戸籍上の配偶者だけでなく,内縁配偶者にも配偶者性を認め,遺族年金受給資格を付与している。しかし,法律上の配偶者と同様の保護を受けるにあたって,重婚的内縁関係や近親婚的内縁関係にまで,その射程を広げうるかには議論のあるところである。<br>本件最高裁判決は,上記いずれの場合も例外的に社会保険上の保護(年金給付)が及びうることを示した事案であり,その共通する要素としての実体,扶養関係に着目して検討した。本稿では,遺族年金受給者としての「配偶者」性が,婚姻法秩序を原則としながらも,例外を認めて拡大している点を,政策的判断として評価できると結論付けたが,課題もあることを付言した。
著者
斉藤 了文
出版者
関西大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2003

今年度は、公開講演会を4回行った。羽原敬二(関西大学教授)、中里公哉(九州大学非常勤講師)、藤本温(名古屋工大助教授)、井上能行(東京新聞)、佐藤健宗(弁護士)、山田健二(北見工大)、張明国(北京化工大学文化法律学院STS研究所)、岡田佳男(雪印)の諸氏の講演である。これによって、研究課題に関する議論を深めることができた。そして、成果としては長い論文が一つ、事例報告が4つある。なお、著書として単著が一つ、編著が一つ、また著書の中での論文として一つが公刊された。また、中国の東北大学で、工学倫理を含めた国際会議に出席して講演を行った。これらによって、制度を手がかりとした、人工物に関わる失敗知識の位置づけに関しては、成果の公表の点でもある程度の成果をあげることができた。去年と今年の研究会を通じて、「制度を手がかりとした、人工物に関わる失敗知識の位置づけ」には、工学内の分野の違いによって、様々な問題領域があることが見取られた。例えば、航空機の分野、船舶の分野、食品の分野、原子力の分野、化学工学の分野、情報システムの分野、等々において、問題とされるポイントも異なり、それに対処する方法も異なっている。従って、単純に「テクノロジー一般」について語る方法は見つからない。ただ、各分野の基本概念を抽出することによって、ある程度の鳥瞰的な見通しを得ることは必要とされる。それを通じて、科学技術の失敗そのものだけでなく、それと深い関連を持つ科学ジャーナリズム、法律、国際関係などの社会技術の寄与も重要になる。これらをどのように整理するかが今後の課題となる。
著者
原田 憲一
出版者
金沢大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

原発性胆汁性肝硬変は中年女性の好発する自己免疫性肝疾患である。特に閉経後の女性に発症し、肝内の小型胆管が選択的に傷害を受け、消失する。胆管細胞はエストロゲン受容体を有しているため、胆管細胞に対するエストロゲンの関与について検討した結果、胆管細胞はエストロゲン受容体を介したエストロゲン作用の低下に加えて、エストロゲン関連受容体を介したエストロゲン作用の阻害も原発性胆汁性肝硬変の胆管傷害および消失に関与していることが明らかとなった。
著者
表 章 落合 博志 表 きよし 山中 玲子 木下 文隆 竹本 幹夫
出版者
法政大学
雑誌
総合研究(A)
巻号頁・発行日
1991

1.本研究は、法政大学能楽研究所が調査・蒐集した全国各地の演能記録を基盤に、新たに探索した記録をも加え、催し単位の番組を所定の形式に調理してパソコンかワープロのフロッピーに収納し、それを国文学研究資料館が「連歌資料のコンピュータ処理の研究」で開発したシステムを利用して、データベース化することを目標としており、いわば能楽研究所と国文研究資料館が提携した共同研究である。初年度と2年目に基盤データの集積に力を注ぎ、20000番に近い番組のフロッピーへの収納を完了し、国文学研究資料館の大型コンピュータへの転移も終了した。2.資料数が予想以上に多く、当初意図した明治初年までの記録をすべて集成することを無理であることが明らかになったので、2年目の途中から江戸中期の享保5年(1720)までの分を優先することに方針を変更し、3年目にあたる本年度は、集めた資料の整理・分析に重点を移した。コンピュータによる曲名索引や演者名索引がその作業にすこぶる役立ったが、それを手掛かりに分析した結果、原資料に年月の誤りや人名の誤記がすこぶる多いことが判明し、それの修正に多大の労力を要した。3.その結果、3年目には、補助者に頼ったデータ集積は順調に進行して、番組集の種類では40余種、催し単位では3000回、曲単位では30000番にも及んでいるが、その整理は寛文年間までの分(1670年まで)をほぼ終了した段階である。その内の、主たる資料七種の整理結果を本研究の中間発表の形で公表することにし、グループ名義の別記の報告にまとめた。文字を7ポ大に縮小しても第一回分だけで90ページを越え、3回に分載する全体では200ページを越えるであろう。4.本研究は、科学研究費補助金の交付終了後も同じグループによって継続する。法政大学能楽研究所と国文学研究資料館と本研究参加者がその責任を負っている。最終成果の発表は数年先になるが、活字による公表は量的に無理なので、圧縮ファイル、またはCD-ROMによる頒布を考えている。
著者
吉田 清
出版者
公益社団法人 低温工学・超電導学会 (旧 社団法人 低温工学協会)
雑誌
低温工学 (ISSN:03892441)
巻号頁・発行日
vol.44, no.8, pp.346-352, 2009 (Released:2009-10-15)
参考文献数
17
被引用文献数
1 2

The upgrading of the JT-60U to the JT-60SA has started in a joint effort by the Japanese government (JA) and European commission (EU) under the framework of the Broader Approach (BA) Agreement. The superconducting magnet system for the JT-60SA consists of 18 toroidal field (TF) coils, a central solenoid (CS) with four modules, and six equilibrium field (EF) coils. The TF case encloses the winding pack and is the main structural component of the magnet system. The CS consists of independent winding pack modules, which are hung from the top of the TF coils through its pre-load structure. The six EF coils are attached to the TF coil case through supports with flexible plates that allow radial displacement. The CS modules operate at high field and use a Nb3Sn superconductor. The TF coils and EF coils use NbTi superconductors. This paper describes the technical requirements, operational interface and detailed manufacturing design outline of the superconducting magnet system for the JT-60SA.
著者
池上 素子
出版者
北海道大学留学生センター = Hokkaido University International Student Center
雑誌
北海道大学留学生センター紀要
巻号頁・発行日
vol.4, pp.1-17, 2000-12

本稿では、3分野の論文(フルペーパー)コーパスの分析に基づき、変化を表す「なる」が学術論文においてどのように用いられているかを考祭した。分析の結果明らかになったことは主に次の3点である。1)理科系である機械工学・農学では「なる」に前接する語が偏っているが、文科系である社会科学ではかなり分散して多様な語が用いられている。2)理科系の中の機械工学と農学でも、ナ形容詞で頻出する語、動詞の形態などの点で違いが見られる。これは、自ら働きかけて何かを作り出したり改善したりすることが主である人間制御型の機械工学と、ある現象を長期間にわたって観察することが主である現象観察型の農学との、基本的な研究姿勢の違いによると思われる。3)その一方で、3分野に共通して現れる語や句も幾つか見られる。上記1)~3)から「なる」に関して2つの可能性が示唆される。一つは、語レベル、句レベルでそれぞれの分野の研究姿勢を反映した違いがあるという事実から -文章が有機的に結びついているものである以上- 文レベル、談話レベルにおける分野毎の特徴が存在する可能性があることである。二つ目は、その一方で、全ての分野に共通して現れる語や句があることなどから、分野を超えて学術論文が共通して持つ特徴が存在する可能性があることである。
著者
平良 文亨
出版者
長崎大学
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2009

放射性核種の物質輸送は大気環境に依存し、地球規模で拡散すると考えられている。原子力ルネサンスが叫ばれる昨今、日本の西端に位置し原爆被ばく経験を有する長崎、1986年4月に発生したチェルノブイリ原子力発電所事故の影響があった周辺地域及び1949年~1989年の間に450回以上の核実験が実施されたセミパラチンスクにおける現在の放射線被ばくリスクについて評価した。まず、長崎県内における環境放射能調査から、放射性核種が気流の影響を受け大気環境に依存した挙動を示すことが確認された。次に、チェルノブイリ原子力発電所の事故により放射能汚染のあった地域(ゴメリ、ミンスク、コロステン、ブリヤンスク等)で消費される食用キノコ類を採取後、ガンマ線の核種分析を実施し放射能レベルの解析及び実効線量を算出した結果、チェルノブイリ原子力発電所に近接する地域(ゴメリ、コロステン)では長崎の約1,400倍高いセシウム-137濃度を示し、公衆被ばくの年間線量限度の約6分の1であった。また、土壌の核種分析結果から、チェルノブイリ原子力発電所事故の影響が大きいとされるブリヤンスク及びゴメリ州(ゼレズニキ)における外部被ばくの実効線量が比較的高い傾向であった。一方、セミパラチンスク市内に流通する食用キノコ類及び土壌の人工放射性核種レベルは長崎と同程度のバックグラウンドレベルであったが、核実験場施設内では閉鎖後20年経過しているものの複数の人工放射性核種が検出された。以上から、チェルノブイリ原子力発電所近傍及びセミパラチンスク核実験場内では、人工放射性核種が大量に放出された当時に比べ低レベルであるものの、現在も人工放射性核種が環境中に存在.し放射線被ばくリスクが賦存していることが示唆される。今後も低レベル放射線による健康影響評価についてフォローする必要がある。
著者
小林 哲郎 一藤 裕 曽根原 登
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J95-D, no.4, pp.834-845, 2012-04-01

提供されたライフログの管理や匿名化に関する情報セキュリティ的研究が進む一方,ライフログ提供者の心理的抵抗や提供を促進するインセンティブや制度に関する研究は不足している.そこで本研究は,ライフログ提供を促進する有効な制度設計のための基礎的な知見を提供することを目的に,ライフログ調査研究への参加依頼を実験刺激として,収集するライフログの種類,金銭的謝礼の金額,対価として提供されるライフログ活用サービスを要因操作した無作為配置被験者実験を行った.その結果,コミュニケーション履歴を提供することへの心理的抵抗が最も強く,GPS位置情報を提供することへの心理的抵抗は比較的弱いことが明らかになった.また,金銭的謝礼はライフログ提供を促進するがその効果は非線形であることが示唆された.一方で,レコメンデーションサービスやライフログ可視化サービスはライフログの提供を促進するインセンティブとしての効果が見られなかった.これらの知見を総合することで,できるだけ潜在的提供者の心理的抵抗を緩和しながらライフログの提供を促進する方法について考察を行った.
著者
麻生 英樹 高崎 晴夫 小野 智弘 土生 由希子 竹中 毅 本村 陽一
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J95-D, no.4, pp.846-854, 2012-04-01

推薦などの個人化サービスでは,ユーザの購買履歴やWeb閲覧履歴等のライフログ情報を利用してユーザの嗜好等を推定し,個々のユーザに適応したサービスを実現している.システムが自分の購買履歴等の情報を収集・利用することについて,漠然とした懸念を感じているユーザも多く,米国を中心とした調査では,インターネット上のプライバシーに関する懸念がサービスの利用意向に負の影響を与えることが示されている.我々は,ライフログ等のパーソナルな情報を利用する個人化情報サービスの利用意向とパーソナル情報の二次利用の受容性に関する大規模なインターネット調査を実施した.調査においては,様々な属性をもつ模擬サービスを60種類構築し,4,000名を超える被験者に対してサービスを体験してもらった後にアンケートを行った.本論文では,そこで得られたデータに構造方程式モデリングを適用して,推薦サービスの利用意向に影響を与える因子の分析を行った結果について報告する.
著者
佐藤 恭子 安藤 孝 西 智弘 狩野 真由美 石黒 浩史 宮森 正
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.201-205, 2010 (Released:2010-05-24)
参考文献数
9

舌下投与は痛みを伴わないため, 内服不能で他の投与経路確保が困難な終末期患者に有用な方法である. われわれは, がん性疼痛に対するブプレノルフィン(0.1~0.2mg/回), フェンタニル(0.05~0.2mg/回)注射剤舌下投与, および不眠時のミダゾラム(0.1mg・kg‾¹)注射剤舌下投与の有効性と安全性について検討した. 3剤は口腔内よりすみやかに吸収され, 約90%の症例に効果があった. 眠気, 嘔気のほか, 嚥下障害を有する例で痰の増加がみられた以外は, 特に大きな副作用はなかった. 注射剤の舌下投与は, 緩和ケアにおける代替投与経路として患者のQOLのために有用な手段である. Palliat Care Res 2010; 5(1): 201-205
著者
齋藤 佐智子
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム学会誌 (ISSN:02850885)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.55-58, 2006-05-01
被引用文献数
1

アートセラピーは治療的な自己表現の一環として,心理臨床現場や,保育・教育現場,または地域などさまざまな環境や状況下で行われている.現代社会は,幼児・児童虐待,いじめ,引きこもり,家庭不和,離婚,社会不適応,リストラ,高齢化など,多くの問題を内包しており,言語的な関わりのほかにも諸アートを媒介とした療法を十分な理解のもと,適切に提供・利用する必要性がある.本稿では,筆者の臨床現場での経験をもとに,日本社会における課題のひとつである高齢者ケアに着目し,今日行われている高齢者アートセラピーと,アートセラピーの新しい可能性として考えられるコンピュータ利用について論じる.