著者
鈴村 裕輔
出版者
法政大学
巻号頁・発行日
2008

博士論文
著者
大和田 道雄
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.138-144, 1969-02-01 (Released:2008-12-24)
参考文献数
6
被引用文献数
5 2
著者
岩﨑 早穂 Saho Iwasaki
出版者
同志社大学政策学部・総合政策科学研究科政策学会
雑誌
同志社政策科学院生論集 = Doshisha policy and management review
巻号頁・発行日
vol.9, pp.21-30, 2020-02-25

本稿では柳田國男と宮本常一の旅概念を通して今後の観光政策の拠り所について考察する。従来型の観光は変化に直面している。明治から昭和にかけて日本全国を旅した柳田、宮本の旅概念を整理することは、今日まで続く観光の諸形態と観光政策とを考察するうえで重要な意味を持つ。彼らの旅に共通する、人々の暮らしに対する尊敬と共感、驚きに基づいた学びの獲得は、観光政策の今後の方針に大いに参考されるべきものである。
著者
長谷部 佳子 舩橋 誠
出版者
北海道歯学会
雑誌
北海道歯学雑誌 (ISSN:09147063)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.114-121, 2020-04

本研究は経管栄養患者の血糖動態が健常人と異なっていることについて,その機序を解明するための基礎的知見を得ることを目指して行った.経管栄養は通常の食物摂取と異なり,味覚,嗅覚,視覚などを欠いており,これらが栄養吸収や代謝に影響を与える可能性が先行研究により示されているが,食物を普通に経口摂取する場合において,味覚,嗅覚,視覚を遮断した場合の血糖値変化を詳細に比較検討した報告はない.そこで,被験者33 名に対して味覚,嗅覚,視覚情報の異なる6条件(条件1:ミルクチョコレートを通常摂取;条件2:チョコ臭を嗅ぎながらカプセルに充填したミルクチョコレートを摂取;条件3:ビターチョコを通常摂取;条件4:目隠ししてミルクチョコレートを摂取;条件5:カプセルに充填したミルクチョコレートを摂取;条件6:目隠ししてカプセルに充填したミルクチョコレートを摂取)を設定して,各条件下でチョコレート摂取5分前から摂取150 分後までの血糖値(5分毎計測)を持続グルコースモニタ-(iPro2 システム,日本メドトロニック社製)を用いて測定し解析を行った.視覚、味覚、嗅覚のいずれか1つまたは複数の感覚がない場合,普通に味わってチョコレートを摂取した場合の血糖値変化と比べて明らかに血糖値の増加量が多くなるとともに摂取前の血糖値へ戻る速度も遅延する傾向が観察された.また,苦いチョコレートを摂取した場合には,甘いチョコレートに含まれる糖分の25%しか糖分を含んでいないため血糖値増加量は比例的に少ない量にとどまるものの,150 分の測定時間の最後まで血糖上昇が持続することが観察された.これらの結果から,経管栄養には味覚,嗅覚,視覚の感覚が生じないことにより,吸収期の糖質の中間代謝は経口摂取とは異なる状態にあることが示唆された
著者
細井 浩一 福田 一史
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2021-04-01

文化資源としての「デジタルゲーム」の保存活動の基盤となるデータベースにおいて、今後も増え続けていくゲームタイトルを継続的に捕捉し、その関連情報の信頼性を担保しつつ継続的に更新していくことが可能なスキームを構築することを目的として、①学術界・産業界における実用的なゲームのメタデータに関するニーズ調査とそれに基づくメタデータ設計、そして ②「作品」を用いた外部とのデータ接続と、データセットの収集・統合の自動化を目的とした実装を行う。
著者
Hiroko Sonoda Worapat Prachasilchai Hiroaki Kondo Naoko Yokota-Ikeda Sayaka Oshikawa Katsuaki Ito Masahiro Ikeda
出版者
The Japanese Pharmacological Society
雑誌
Journal of Pharmacological Sciences (ISSN:13478613)
巻号頁・発行日
vol.112, no.2, pp.242-246, 2010 (Released:2010-02-18)
参考文献数
15
被引用文献数
9 11

Overexpression of heat shock protein 70 kDa (HSP70) is known to confer cellular protection against ischemia–reperfusion (I/R) injury. Radicicol, a HSP90 inhibitor, has been reported to induce the expression of HSP70 protein. Here we studied whether radicicol attenuated renal I/R injury in vivo. Treatment of mice with radicicol ameliorated renal I/R injury and increased renal HSP70 mRNA and protein. Administration of radicicol with quercetin, an inhibitor of HSP70 induction, eliminated the renoprotective effect of radicicol. Our results suggest that the up-regulation of renal HSP70 protein by radicicol leads to a novel drug therapy against renal I/R injury.
著者
阿瀬井 宏佑 佐藤 仁昭 本山 泰士 上嶋 江利 高雄 由美子 溝渕 知司
出版者
一般社団法人 日本ペインクリニック学会
雑誌
日本ペインクリニック学会誌 (ISSN:13404903)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.27-31, 2020-02-25 (Released:2020-03-04)
参考文献数
12

オピオイド鎮痛薬は非がん性痛患者の痛みを和らげるが,オピオイド誘発性便秘(opioid induced constipation:OIC)が生じる.OICに対しては緩下剤で治療を行うが,治療に難渋することがある.非がん性痛患者では,がん性痛患者に比べ,オピオイドやOICに対する治療薬の投与期間が長くなることが考えられるため,副作用や経済的負担を考慮する必要がある.今回,これまでの緩下剤治療では排便コントロールが困難な非がん性痛患者で,ナルデメジンを新しく使用開始したことによる効果,副作用および費用について後ろ向き観察研究を行った.症例数は36症例(男性17症例,女性19症例)であった.便秘が改善したのは33症例(92%),改善なしが3症例(8%)であり,26症例(72%)は併用していた他の緩下剤を減量あるいは中止できた.17%で一過性下痢,8%で軟便がみられたが重篤な副作用は認めなかった.患者が負担する緩下剤内服にかかる費用については,ナルデメジン開始前は1カ月あたり平均1,148円であったが,開始後は同6,102円と5.3倍に増加した.
著者
林 宣宏
出版者
公益社団法人 日本工学教育協会
雑誌
工学教育 (ISSN:13412167)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.1_51-1_56, 2023 (Released:2023-01-20)
参考文献数
6

Tokyo Tech professes that we provide excellent education nurturing the ambition to change the world in students’ minds and acquiring the ability to take a panoramic view and leadership. To the aim, in order to develop global human resources who will lead the world by technology, Tokyo Tech is promoting various initiatives that take into account the position of universities as top-tier institutions of higher education. In this manuscript, the environmental improvement and educational programs for that purpose along with each intention are introduced. On the other hand, the activities of researchers with higher quality in various international joint researches themselves are the best teaching materials. The efforts to promote international joint researches, which will lead to the creation of situations and environments for fostering global human resources, are also introduced.