出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.859, pp.73-75, 1996-09-30

O157よりずっと危険な細菌もたくさんある。真空パックでも増殖するボツリヌスの死亡率は25%。細菌はいたる所に。予防は手洗いがまず基本。10月初めのある秋晴れの日曜日。Sは子供の通う小学校の運動会へ出かけた。昼,食事にいなり寿司とかんぴょう巻きの弁当が配られた。
著者
小林 勝法 佐々木 正人
出版者
文教大学
雑誌
文教大学国際学部紀要 = Journal of the Faculty of International Studies Bunkyo Univesity (ISSN:09173072)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.113-133, 2010-01-01

The purpose of this study is to clarify the role that the travel industries played a popularization of skiing in Japan. At fi rst, we clarify the components and the relative industries of the leisure skiing. And we made the history chronology of leisure skiing that is composed of skiing, other sports, the ski areas, leisure, the travel industries, and the society and the cultures. The development of skiing is quantitatively clarifi ed from the statistical materials, and it has been clarifi ed that the most advanced by popularize time is between 1995 and around 1980. And, historical research topics were extracted as follows; (1) The travel industries: How have the travel agencies supported the popularization of skiing? (2) The traffi c industries: How have the traffi c industry companies supported the popularization of skiing? (3) The lodging industries: How have the inn, the hotel, the bed and breakfast, and the resort condominium, etc. supported the popularization of skiing?
著者
森 大輝 前田 和哉 楠原 洋之
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.154, no.4, pp.210-216, 2019 (Released:2019-10-10)
参考文献数
18

薬物トランスポーターは医薬品の体内動態を決定する重要な分子である.Organic anion transporting polypeptides 1B1/1B3(OATP1B1/1B3)は,種々アニオン性薬物の肝取り込みを担う.OATP1B1/1B3の機能変動の要因には遺伝子多型や薬物相互作用があり,特に薬物相互作用の場合には重篤な有害事象が生じうる.このため,そのリスクを定量的に評価する方法論が複数検討されてきた.その一例として,内在性基質をプローブとする手法では,プローブ薬の投与なしに,医薬品開発のより早期に相互作用リスクを評価できる.また陽電子断層撮像法(PET)の利用は基質の肝臓中濃度の追跡を可能にし,肝胆系輸送の素過程に対する阻害薬の影響の定量化を可能とした.生理学的薬物速度論モデルは相互作用の程度を定量的に予測できる手法として,新薬の承認申請時を含め今後広く活用されると予想される.
著者
並木尚也 高橋達二
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.517-518, 2014-03-11

不確実な環境下での意思決定には,より良い情報を探すための探索と,既知の最良の情報を活用する知識利用との相反する2つの行動が要求される.これを探索と知識利用のトレードオフという.先行研究では、LS(Loosely Symmetric)モデルという相対評価を行うモデルがそのトレードオフに非常に有効であることがシミュレーションで明らかにされており,人間との相関が高いことも分かっている.しかしながら,実際の人間がどのような行動をするのか,どのような傾向があるのか,また相対評価をどのように利用しているのか,などの詳細はよく分かっていない.本研究では実際に人間に実験をし,行動データから分析を行った.
著者
松本 奈々 河本 大地
出版者
奈良教育大学
雑誌
奈良教育大学紀要. 人文・社会科学 = Bulletin of Nara University of Education. Cultural and Social Science (ISSN:05472393)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.99-124, 2019-11-29

The aim of this study is to examine characteristics and significances of "Kodomo Shokudo" (children's cafeteria) in Nara Prefecture, Japan, mainly from the viewpoints of the managers. All the Kodomo Shokudoes are common in that has not only "function to offer meal mainly to poor children" but also "function as place of meeting and interchange with people in the community". In Nara Prefecture, the ratio of the Kodomo Shokudoes to be held on "day on weekends and holidays" was high. In addition, we clarified that the tendency to be conscious of "places to eat with the diverse people in the area including the elderly and disabled people" was stronger in Nara Prefecture than the whole Japan as the purpose of activities.
著者
増田 泰大 今野 貴幸 井上 正之
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.68, no.10, pp.434-437, 2020-10-20 (Released:2021-10-01)
参考文献数
21

高等学校「化学」の教科書に記述されているフェーリング液の還元とベネジクト反応について,モデル化合物および単糖を用いて還元性の原因となる構造を調べた。その結果,グルコース,マンノースおよびフルクトースにおいてα-ヒドロ-α-ヒドロキシカルボニル構造-CH(OH)CO-がこれらの試薬との反応の原因となる構造であることを示す結果が得られた。
著者
樊 秀麗 樊 秀麗
出版者
筑波大学比較民俗研究会
雑誌
比較民俗研究 (ISSN:09157468)
巻号頁・発行日
no.19, pp.43-63, 2003-11

大凉山彜族は、中国少数民族彜族のサブグループで、中国西南部の四川省の山岳地域に分散して居住し、焼畑を含めた半農半牧の生活を営んでいる。他の地域に居住する彜族は、漢文化や、仏教をはじめキリスト教などの外来宗教文化の影響を受けてきた。それに対して、大凉山に居住する彜族の場合、高い山と深い谷に隔てられ人を容易に寄せ付けない自然環境に阻まれて、外来文化の影響をほとんど受けず、独自の歴史と文化を育んできた。・・・
著者
石岡 恒憲 峯 恒憲 亀田 雅之
出版者
独立行政法人大学入試センター
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

センター試験など大学入試レベルの短答式記述試験における自動採点および人間採点を支援する実用可能なシステムの試作および実装をした.自然言語における完全な意味理解はこの数年では不可能であるという判断のもと,採点は設問ごとに作題者が用意した「採点基準」に従った自動採点を基本とし,その結果を人間が確認・修正できるものとする.システムは「(予め用意された)模範解答」と「実際の記述解答」との意味的同一性や含意性を判定するほか,プロンプトと呼ばれる素材文と解答文との意味的近似性なども考慮する.また採点結果は多値分類であることから,サポートベクターマシンではなくランダムフォレストによる機械学習分類を使う.
著者
都司 嘉宣
出版者
歴史地震研究会
雑誌
歴史地震 (ISSN:13499890)
巻号頁・発行日
no.21, pp.65-79, 2006
著者
治田 将 難波 陽介 内山 京子 伊藤 昌彦 佐々木 慎二 絹川 将史
出版者
公益社団法人 日本繁殖生物学会
雑誌
日本繁殖生物学会 講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.114, pp.P-14-P-14, 2021

<p>【目的】精巣に微小石灰化が起こり,精液性状が不良になる黒毛和種種雄牛が確認されている。これらの種雄牛は,近い血縁にあり,精巣の造精機能に遺伝的な異常を抱える可能性がある。本研究では,精巣微小石灰化に関する遺伝的な要因を明らかにするため,精液性状,精巣組織の形態学的解析,RNA-seqによる精巣内遺伝子発現の網羅的解析を行った。【方法】精液および精巣は,家畜改良事業団繋養の黒毛和種種雄牛8頭(正常牛6頭,精巣微小石灰化発症牛2頭)から採取した。射出精液は,繋養開始時(0歳または1歳)から精巣採取時まで断続的に採取した。精巣の採取時年齢は,正常牛は5~14歳,発症牛は8歳および10歳であった。精液性状は,射出精液の精液量,精子濃度,総精子数,精子活力,凍結精液の融解後の精子活力で確認した。精巣組織の形態は,ブアン固定後にパラフィン包埋切片を作製し,HE染色で確認した。RNA-seqは,シーケンスリードを牛リファレンスゲノム(ARS-UCD1.2)にマッピングした後,RSEMおよびedgeRを用いて相対量の解析および統計処理を行った。【結果】2頭の発症牛は,6歳または8歳で精子濃度および総精子数が低下し,続いて精子活力が急激に低下する経過を辿った。精巣採取時点におけるこれらの種雄牛の精巣の精細管内腔には精細胞が少なく,2頭とも同様な精巣内構造の異常所見が確認された。2頭の発症牛は半兄弟であり,ほぼ同様の経過を辿っていることから,同一の遺伝的な要因の影響が示唆された。発症牛の精巣mRNA相対発現量は,1324種に有意な変動が確認された(FDR<0.01)。そのうち発現量が増加した遺伝子は1087種であり,TRH,AMDHD1,CLCC1等があった。低下した遺伝子は237種であり,PSMD1,AKAP11,SSR1等があった。また,スプライシングバリアント間の発現変動も検出された。これらの遺伝子は,精巣微小石灰化への関与が示唆された。本研究はJRA畜産振興事業による助成を受けて実施した。</p>