著者
富川吟雪 画
巻号頁・発行日
1774

青本合1冊、富川吟雪画、柱題「くつかけ峠」、題簽欠。大東急記念文庫本および東京都立中央図書館加賀文庫本に上冊「新/板/子持(こもち)/童子(どうじ)/四天王再功(してんわうにどのいさおし) 上」、天理大学附属天理図書館本に中冊「新/板/子持(こもち)/童子(どうじ)/四天王再功(してんわうにとのいさほし) 中」、『青本絵外題集1』(貴重本刊行会、1974.7)、180頁に下冊「新/板/子持(こもち)/童子(どうし)/四天王再功(してんわうにとのいさをし) 下」あり。題簽の意匠により午年(安永3年[1774])の鶴屋版。所蔵は他に東京大学本(改装3冊(合1冊))もあり。
出版者
日経BP
雑誌
日経ビジネス = Nikkei business (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.2092, pp.46-50, 2021-05-24

米テキサス州、ここに三菱重工業が手掛けた年間160万tの回収能力を持つ世界最大規模のプラントがある。JX石油開発が50%出資するペトラノヴァ社が、16年に運転を開始した(46ページの写真)。近隣の石炭火力発電所の排ガスを、「吸収塔」と呼ぶ煙突状の設備に送…
著者
古屋 英治 森山 朝正 片山 憲史 宮本 俊和 室伏 由佳
出版者
公益社団法人 全日本鍼灸学会
雑誌
全日本鍼灸学会雑誌 (ISSN:02859955)
巻号頁・発行日
vol.64, no.3, pp.141-154, 2014 (Released:2014-12-24)
参考文献数
15
被引用文献数
1

「スポーツ鍼灸」 は鍼灸治療によって選手が訴える身体の不調を緩和し、スポーツの質の向上に寄与するものである。鍼灸治療の疼痛緩和作用はスポーツ障害に対してよく用いられてきたが、最近では障害の予防、コンディション調整もしくは体調管理にも応用されている。しかしスポーツ鍼灸の定義は明確ではなく、スポーツ選手を対象とした鍼灸治療のガイドラインも整備されていない。 2020年に東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機に今日までのスポーツ鍼灸の研究成果を総括することにした。その内容はスポーツ分野における鍼灸の位置づけ、筋痛・筋疲労・筋萎縮及びスポーツ障害と鍼灸に関する研究である。さらに選手が競技生活において鍼灸との関わりを選手自身の言葉として添えていただいた。これらの成果は次なる目標である選手の求めに応じたスポーツ鍼灸を作り出すことに繋がるものである。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1710, pp.8-10, 2013-10-07

10月1日、安倍晋三首相は記者会見で、来年4月から消費税を5%から8%へ引き上げると正式表明した。会見では5兆円規模の経済対策の実施で増税の影響を緩和し、経済再生と財政健全化の同時達成に注力する考えを示した。 「実は、8月下旬に首相官邸からこの秋の…
著者
藤谷 築次 CHIKUJI FUJITANI
出版者
京都府立大学学術報告委員会
雑誌
京都府立大学学術報告 農学 (ISSN:00757373)
巻号頁・発行日
no.30, pp.p38-46, 1978-11

「東京都方式」は消費者視点に立脚した野菜価格安定対策の新しい方式として世間の注視を集めているが, その行政効果に関する理論的実証的解明は十分とは言いがたい。本稿では, 本事業の仕組みの特徴と問題点を理論的に解明すると共に, 本事業の行政効果に関して若干の試算を試みた。その結果, 本事業には仕組み上に欠陥があること, 特に基準契約数量に対する±20%のアローアンスが, 本事業の経済効果を弱めていること, 価格引下げ効果が認められる場合にも, 安値時の一層の価格引下げという方向でその効果が発揮され, 価格高騰抑制効果は十分認められないことが明らかとなった。
著者
Takanori Koitaya Susumu Yamamoto Iwao Matsuda Jun Yoshinobu
出版者
The Japan Society of Vacuum and Surface Science
雑誌
e-Journal of Surface Science and Nanotechnology (ISSN:13480391)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.169-178, 2019-11-02 (Released:2019-11-02)
参考文献数
86
被引用文献数
4 13

In-situ analysis of heterogeneous catalysts under reaction condition is indispensable to understand reaction mechanisms and nature of active sites. Ambient-pressure X-ray photoelectron spectroscopy (AP-XPS) is one of the powerful methods to investigate chemical states of catalysts and reaction intermediates adsorbed on the surface. In this review, reaction of carbon dioxide on Cu(997) and Zn-deposited Cu(997) surfaces are discussed as an example of surface chemistry of weakly adsorbed molecules, together with a brief overview of recent progress in AP-XPS methods.
著者
皆木 和義
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.242, pp.124-127, 2004-11

昭和二十年、敗戦の玉音放送に涙を流したのも束の間、いち早く民需品の生産を再開し、松下電器を立て直そうとする幸之助。だが、労働組合の結成大会で祝辞を述べようとした時、思いがけず社員から罵声を浴びる。招かれざる客 言いようのない違和感が幸之助を襲った。 尖った憤ふん怒どが心の襞を衝いた、その次の瞬間、はたと我に返った。 (あかん、あかん。
著者
中尾 篤人
出版者
山梨大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

花粉症や喘息などのアレルギー性疾患を根本的に予防する方法は未だ得られていない。欧米における疫学的な研究から、母乳中に含有するサイトカインの1つであるTGF-βがアトピー性皮膚炎や喘息などの乳幼児のアレルギー性疾患の発症を抑制する可能性が指摘されてきた。しかしながら、経口的に摂取されたタンパク質の多くは、胃酸や消化酵素などによる分解を受けることが知られており、実際に、母乳中あるいは経口的に摂取されたTGF-βが腸管内でその活性を保ちうるのか否か、また活性を保てたとしても本当に免疫系に影響を及ぼすことができるか否か、については、ほとんど明らかになっておらず、それら疫学研究の真偽については不明な点が多かった。我々はこの問題に着目し、経口的に投与したTGF-βが全身免疫系に及ぼす作用について食物アレルギーの動物モデルを使い検討した。その結果、TGF-βの経口投与によって経口アレルゲンに対するIgE抗体産生やアナフィラキシー反応などの食物アレルギー反応がアレルゲン特異的に抑制されることを見出した(Int Immunol 2005、特許申請中、平成17年度本研究成果)。さらに、我々は、野生型マウスやTGF-βシグナルに反応するレポーター遺伝子を発現するトランスジェニックマウスを使って、経口的に摂取されたTGF-βは腸管内においてその活性を保っており、かつ経口免疫寛容の成立を増強させることを証明した(J Allergy Clin Immunol submitted、平成18年度本研究成果)。これらの知見は、乳幼児や成人の摂る飲食物にTGF-βを含有させるというような簡便な方法によってアレルギー性疾患を効率的かつ根本的に予防し、わが国の保健医療に貢献できる可能性を強く示唆する。
著者
永田 郁子
出版者
滋賀大学教育学部附属中学校
雑誌
滋賀大学教育学部附属中学校研究紀要 (ISSN:18809456)
巻号頁・発行日
no.63, pp.16-25, 2021-03-31

本年度の本校の研究主題は「探究的学習活動を通した,グローバル社会に生きてはたらく資質・能力の育成―教科の見方・考え方を生徒が活用できる,深い学びの提案―」であり,「グローバル社会に生きてはたらく資質・能力」として15の力が設定された。その「見方・考え方」のなかに「国や郷土の文化や自然を探究する」が挙げられている。 筆者は昨年度より,本校の学校教育目標「郷土を愛し,世界へはばたく心豊かな生徒の育成」を土台にし,「現代的な諸課題に関する教科等横断的な教育内容」のうち「伝統や文化に関する教育」「郷土や地域に関する教育」を重要視し,その中で国語科が担うべき教科としての「見方・考え方」の育成について研究を推進してきた。 本稿では,第2学年での実践を中心にとりあげている。古典作品に表れた「ものの見方・考え方」を生徒にとらえさせ,本校で目指す資質・能力の育成との関連を図りたい。
著者
Keigo Nagashima Takeshi Kikutani Noriaki Takahashi Yoko Kato Keiichiro Sagawa Takashi Tohara Fumiyo Tamura
出版者
Japan Prosthodontic Society
雑誌
Journal of Prosthodontic Research (ISSN:18831958)
巻号頁・発行日
pp.JPR_D_20_00290, (Released:2021-11-18)
参考文献数
33
被引用文献数
2

Purpose: This study aimed to develop a simple screening test for mastication, “the Sakiika (squid jerky) transport test (STT), which evaluates the vertical jaw movement coordinated with the lateral tongue movement during stage I transport, and investigate the possibility of its clinical application. Methods: The study included 73 people with dysphagia (mean age, 78.5 ± 7.8 years; median age, 79.0 years; interquartile range, 75.0–84.0). The STT evaluated the ability of a participant to transport a piece of squid jerky placed on the midline of the tongue to the molar region. The STT score was defined as the number of vertical jaw movements occurring as the tongue transported food to the molars. A cutoff value was set by comparing the STT scores with masticatory function evaluated via a videofluoroscopic swallowing study and with food texture evaluated using the Food Intake LEVEL Scale (FILS). Results: The STT scores counted by the two examiners had a κ coefficient of 0.79, indicating good reliability. The STT score was significantly associated with both the presence of masticatory movement ( p = 0.019) and food texture classified by FILS ( p = 0.032) at cutoff value of “3” (3 vertical movements). The STT showed 62% sensitivity and 75% specificity for masticatory movements. Conclusion: The STT could be a useful screening test to assess the presence or absence of food transportation to the molars for mastication in older patients with dysphagia. In addition, the STT could be useful in identifying the need to modify food texture to meet functions.
著者
数阪 孝志
出版者
大阪市立大学経済研究会
雑誌
季刊経済研究 (ISSN:03871789)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.70-102, 1994-06

I はじめに : 1993年6月からの定期預金金利の自由化と94年10月以降の流動性預金金利の自由化の実施によって, わが国の金利自由化はいよいよ「最終段階」に達した. また, 93年の業態別子会社方式による証券子会社・信託銀行子会社の設立, 本年の都市銀行による証券子会社の設立による証券業務への進出は, 業務規制の自由化の面でもこれまでにない大きな進展をしたことを示している. ……