1 0 0 0 OA 食べ物の味

著者
松本 仲子 松元 文子
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
調理科学 (ISSN:09105360)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.97-101, 1977-05-20 (Released:2013-04-26)
被引用文献数
8
著者
北川 眞也
出版者
一般社団法人 人文地理学会
雑誌
人文地理 (ISSN:00187216)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.111-129, 2007 (Released:2018-01-06)
参考文献数
94
被引用文献数
2 3

The purpose of this article is to examine a form of biopower that operates for geopolitical reasons in the contemporary globalized world. The object of analysis is a camp in which the sovereign power demonstrates its primordial structure. According to Giorgio Agamben, the Italian philosopher, such camps are a part of the paradigm of modern biopolitics, that is to say, a space where the state of exception becomes the norm. People held in the camp are abandoned by the ordinary juridical order and become ‘human beings in excess’ and ‘bare life’.In this paper, I analyze a mechanism of biopower at a Center for Temporary Stay and Assistance (CPT) for ‘illegal immigrants’ in Italy as a pertinent example of one of these camps. Anti-CPT movements radically confront the camp’s functions of administrative detention and violence. But, even if this perspective grasps undoubtedly some rationales that make the CPT operational, there could also be a risk of being politically near-sighted in reducing biopower to these characteristics. Because we can say that the power in the CPT tries to save, protect, and reproduce lives somehow. Its major functions could be not only the power of detention but also that of ‘hospitality’.Regina Pacis, a CPT situated near Lecce in the Italian southeast, has welcomed illegal migrants as ‘guests’. It has provided charity to the entrants, even if they may be excluded or expelled from Italy in the near future. Such power can operate, being based on absolute morals such as the dignity of human life. But this sort of charity or humanitarian assistance represents the newcomers as ‘victims’. Finally the power of good will to ‘aid survival’ can gradually reverse into the opposite direction. This process demonstrates that the life over which it is exercised is not outside the sovereign power.So, it will be necessary to examine ‘critical geopolitics’ from the point of view of various forms of biopolitics.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.712, pp.77-79, 2002-02-18

商業ビルのショーウインドーのガラスリブなど,ガラスを曲げ応力の加わる部位に使う例はすでに見慣れたものとなった。ガラスリブが一般化するにつれ,先進的な設計者たちは「ガラス構造」の可能性を探り始めた。 96年,東京国際フォーラム前に完成した地下鉄有楽町線キャノピー(70ページの写真!6)は,ガラスを構造材として使った初期の例として知られる。
著者
岡野 多門 安本 幹 安東 重樹
出版者
Japan Society of Material Cycles and Waste Management
雑誌
廃棄物資源循環学会論文誌 = Journal of the Japan Society of Material Cycles and Waste Management (ISSN:18835856)
巻号頁・発行日
vol.21, no.6, pp.226-235, 2010-11-30
参考文献数
27
被引用文献数
7 4

海洋浮遊ごみの多くが陸上から流出しているといわれるがそれを分析的に証明した例はない。ここでは台風が多く襲来した2004年と台風の影響がなかった2008年の鳥取県の海浜ごみを比較し,河川から流出したごみの海浜への影響を検討した。2004年5月から12月までの海浜ごみ数は2008年の約1.7倍であるが,これらの台風は中国・台湾由来物を減らし,由来地域不明物と日本由来物を増加させた。8~9月期の台風の降雨は少なかったが,河川から多くの飲料容器が流出し,河口近傍の海浜に漂着した。河口遠方では砂中に埋没していた小型高比重ごみが高波によって洗い出された。10~11月期の台風は豪雨を伴ったが海浜ごみの総数は8~9月期と同程度であり,河川由来ごみは河口からの流出水によって遠方の海岸まで達した。夏期の少雨台風に比べて秋台風では農薬容器や界面活性剤容器が多く,飲料容器とこれらの放置場所に偏りのあることがわかる。
著者
大槻 公一
出版者
鶏病研究会
雑誌
鶏病研究会報 (ISSN:0285709X)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.63-71, 1997-08-25
参考文献数
64
被引用文献数
5
著者
久永 明人 伊藤 隆 新沢 敦 横山 浩一 喜多 敏明 寺澤 捷年
出版者
社団法人日本東洋医学会
雑誌
日本東洋醫學雜誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.52, no.4, pp.501-505, 2002-01-20
参考文献数
9
被引用文献数
3

閉塞性睡眠時無呼吸症候群に半夏厚朴湯が有効であった1例を経験した。症例は32歳の男性で, 21歳頃よりいびきと睡眠時無呼吸を指摘され, 27歳時に口蓋垂軟口蓋咽頭形成術を受けたが改善なく, 日中の過度の眠気を自覚するようになり来院した。「咽中炙臠」と考えられる咽喉部不快感を認めたため半夏厚朴湯エキス (ツムラ, 7.5g/日) を投与し, 2週間後には咽喉部不快感が消失した。1ヵ月後にはいびきが消失し, 日中の過度の眠気が自覚的に改善した。投与前と投与5ヵ月後に終夜睡眠ポリグラフィを施行したところ, 無呼吸指数は19.2から10.3に, 無呼吸低呼吸指数は19.2から12.8に改善していた。本例の経過から, 半夏厚朴湯が上気道抵抗を上気道下部において減弱させた可能性があると推察した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.394, pp.72-73, 2006-02-24

鳥取市に本社を置くジャパン緑化は,緑化工事や土壌改良工事を得意とする専門工事会社だ。2000年4月の会社設立以来,「大林おおばやし式工法」と呼ぶ工法をベースに事業を展開。他の建設会社などに技術を提供し,売り上げの一定割合を納めてもらうフランチャイズチェーン(FC)方式を事業の柱としている。
著者
内田 大 岡本 龍児
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.41 Suppl. No.2 (第49回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.1272, 2014 (Released:2014-05-09)

【はじめに,目的】ウォーミングアップの具体的な効果として血流量や皮膚温の増加,神経伝導速度や心理的な興奮水準の上昇,怪我の防止とさまざまな効果があると報告されている。しかし,実際にウォーミングアップを行うことで神経伝導速度の変化について明らかになっていない。よって今回,ウォーミングアップを行うことで,ウォーミングアップにおける神経伝導速度の変化を研究し,実際にどの程度ウォーミングアップを行えばよいか,運動時間を把握することを目的とした。【方法】対象者は健常大学生男性:10名(年齢:20.5±1.0歳,身長:173±4.4cm,体重:62.2±7.2kg,BMI:20.76±2.5kg/m²)とした。事前に研究の趣旨と内容を説明し,同意を得て測定した。神経伝導速度の変化は誘発電位・筋電図検査装置(MEB-2208日本光電)を用い,記録電極を小指球(小指外転筋)の中間部と小指基節骨基部に表面電極を装着し,アースは手背面に装着した。尺骨神経の遠位側刺激部位(T1)として手関節近位部,また,近位刺激部位(T2)として上腕内側上顆付近と設定した。刺激強度はM波の振幅が増大しなくなる最大刺激より更に15~20%程度強い刺激である,最大上刺激を用いた。ウォーミングアップではトレッドミル(WOODWAY社製)を使用し,ウォーミングアップを行った。走行では,トレッドミルの歩行速度及び負荷量はポラールスポーツ心拍計(polar社製S810i)を用い,心拍数が110~120回/分となるよう設定し30分間行った。運動前~運動終了後5分後までを測定した。走行5分ごとに尺骨神経の神経伝導速度の測定を行い,迅速な測定が必要となるため,アースや電極は装着しながら行った。なお,室温は26℃と設定した。統計処理は統計ソフトJSTATを用い,神経伝導速度において一元配置分散分析反復測定法を使用した後,多重比較検定(Bonferroni法)を使用した。なお,有意水準は5%未満とした。【倫理的配慮,説明と同意】計測に先立ち,全対象者に文章及び口頭にて研究の趣旨を説得し,同意書へ署名をもって同意を得た。なお,本研究計画は国際医療福祉大学の倫理審査会の承認(番号13-30)を得ている。【結果】神経伝導速度では,運動前55.7±4.3(m/s),運動5分後57.0±4.4(m/s),運動10分後57.0±4.8(m/s),運動15分後57.6±5.4(m/s),運動20分後56.6±5.4(m/s),運動25分後56.0±5.2(m/s),運動30分後55.0±4.9(m/s),5分休息後56.2±4.6(m/s)であった。神経伝導速度は,運動15分後までは上昇し,その後,運動30分後まで減少し,走行後に5分間休息を挟むと再び上昇した。運動15分後で神経伝導速度は最高となり,運動30分後で最低となった。一元配置分散分析の結果,走行期間に主効果がみられた(p<0.05)。また,多重比較の結果,運動15分後は運動前に比べ有意に上昇し,運動30分後は運動5,10,15分後に比べ有意に低下した。【考察】今回,神経伝導速度は運動15分後まで上昇し,運動20~30分後まで減少し,休息を挟むと再び上昇した。運動15分後が運動前に比べ有意に上昇した原因として,走行による体温上昇が神経伝導速度の上昇に関与していると考える。小村¹)らはトレッドミルでの走行より皮膚温の上昇を報告している。また,湯浅²)らは,皮膚温度は神経伝導速度へ最も影響を与える因子であると報告している。運動30分後が運動5・10・15分後に比べ有意に低下した原因として,走行による疲労が関与している可能性があると考える。運動30分後に5分休息を挟むことで再び伝導速度が上昇したことからも疲労の影響が考えられる。青木³)によると運動が長時間にわたるとシナプスや運動終板における刺激の伝達物質であるアセチルコリンの分泌は低下し,神経衝撃は筋に伝達されにくくなると報告している。走行というウォーミングアップでは,神経伝導速度を上昇させるには心拍数110~120回/分程度の運動強度で15分程度の走行が適切であることが示唆された。【理学療法学研究としての意義】心拍数110~120回/分程度の運動強度で15分程度の走行がウォーミングアップに適していると考えられ,ウォーミングアップを行う際の指標になると考える。
著者
井ノ川 清
出版者
名古屋工業大学外国語教室
雑誌
Litteratura (ISSN:03893197)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.3-16, 1980-10-20

Die ewlge Wiederkehr von Nietzsche hat zwei verschiedene -seiten. Die ewlge Wiederkehr wird einerseits von Nietzsche als die extremste Form des bilismus gedacbt. Aber sie wird uns .andererseits als etwas Positives, der unerschtitterliche Seelenfriede dargestellt.Kann dieser Widerspruch aufgehoben werden? Ist eine einheitliche Auslegung moglich? In diesem Aufsatz versuche ich fut das obige Problem eine Antwort zu geben.
著者
浦上 萌 奥野 真由 行實 鉄平 野田 耕 秦 佳江 大橋 充典
出版者
久留米大学人間健康学部
雑誌
久留米大学人間健康学部紀要 = Bulletin , Faculty of Human Health , Kurume University (ISSN:24350036)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.1-10, 2019-05-31

本研究は,学部の独自性が大学進学動機の中にどのように含まれるのか検討することが目的であった。久留米大学人間健康学部に所属する1年生140名を対象に,先行研究で使用されてきた大学進学動機尺度に大学の独自性に関わる項目を加えて質問紙調査を実施した。因子分析の結果,「内的期待」「外的期待」「資格・専門性」「無目的」が抽出され,大学の独自性の項目は「内的期待」に含まれた。また,クラスター分析を行った結果,資格を取得する目的があり,興味のある専門的知識について学びたいといった目的がある者もいれば,目標が未決定で明確な大学進学動機がない学生がいることも分かった。本研究を通じて,大学の示す独自性と自分自身の大学進学動機とが合致する学生がいることが明らかになり,明確な大学進学動機がない学生については,大学生活の中でどのように目的意識が変化していくのか追跡調査する必要があることも示唆された。
著者
奥野 真由 浦上 萌 大橋 充典 秦 佳江 行實 鉄平 野田 耕
出版者
久留米大学人間健康学部
雑誌
久留米大学人間健康学部紀要 = Bulletin , Faculty of Human Health , Kurume University (ISSN:24350036)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.19-26, 2019-05-31

久留米大学人間健康学部では,初年次教育の一環として「演習IA」が開講されている。本研究の目的は,演習IAでの学びが,学生にとってどのような経験となっているかを明らかにし,初年次教育システムを再考するための指標を得ることとした。調査は演習IAを受講した140名を対象とし,質問紙を用いた集合調査法にて実施した。自由記述で得られたデータをKJ法の手続きを参考に分析し,学生が実感している成長の内容を概念化した。その結果,知識や技術の向上と大学生活への適応に支えられ,自分自身の変化や成長を実感していることが明らかとなった。しかし,授業目標として掲げられている「主体的な学び」に関するカテゴリーは生成されなかった。今後は,学生の学生エンゲージメントの意識を高めるための授業づくりや,学生の主体的な学びを育てる空間の創出が,本学部の初年次教育システムを構築する上で必要であると考えられる。