1 0 0 0 OA 史料綜覧

著者
東京帝国大学文学部史料編纂所 編
出版者
朝陽会
巻号頁・発行日
vol.巻7, 1933
著者
小野 俊朗 平松 竜一 久保田 尚浩 依田 征四 高木 伸友 島村 和夫
出版者
THE JAPANESE SOCIETY FOR HORTICULTURAL SCIENCE
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.61, no.4, pp.779-787, 1993 (Released:2008-05-15)
参考文献数
24
被引用文献数
7 5

ブドウ'ピオーネ'の無核果栽培において,同一園で毎年着色が良好な樹と不良な樹を用いて,着色に違いが生じる原因を新梢生長や果実発育の面から検討した.新梢伸長,新梢当たりの葉面積および葉のクロフィル含量には着色良好樹と不良樹の間に差はほとんど認められなかった.単位面積当たりの収量は着色不良樹よりも良好樹でわずかに多かった.果粒肥大にも両者に大きな差はなかったが,不良樹では果粒軟化日が良好樹よりも約5日遅かった.果皮色は,果粒軟化後から成熟時まで常に着色良好樹で優れ,とくに軟化後2~3週間以降の差が顕著で,成熟時のアントシアニン含量は着色良好樹が不良樹の約2倍であった.屈折計示度は,成熟期間をとおして着色良好樹で高く,とくに果粒軟化後約3週間以降に両者の差が大きく現れた,果肉の糖含量の変化もほぼ同様であったが,その組成比には良好樹,不良樹間に差がなかった.
著者
平野 砂峰旅 宇佐見 義之 北岡 正敏
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.47, pp.39-42, 1998-05-27
被引用文献数
1

デジタルロストワールド計画のデジタルスタジオの構成を概説する。またそのインタラクティブシステムを実現するソフトウエア開発環境としてのPureDataの概略とその有効性を示す。そして絶滅した生物を3D-CGをPureData上への実装した例を紹介する。We describe the digital syudio's compositon. And advantation of the "PureData" software to realize its interactive system. We intorduce how to develop extinct animals by 3D Computer Graphics on "PureData".
著者
市來 清也 イチキ キヨヤ
雑誌
流通問題研究
巻号頁・発行日
vol.19, pp.1-32, 1992-05
著者
安藤 聡 酒井 正彦 坂部 俊樹 草刈 圭一朗 西田 直樹 ANDO Satoshi SAKAI Masahiko SAKABE Toshiki KUSAKARI Keiichirou NISHIDA Naoki
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.23, pp.43-48, 2012-05

Malbolgeは最も難解なプログラミング言語として知られている.高級アセンブリ言語の開発によりMalbolgeプログラムの作成が可能になっているものの,プログラム中で使用できる変数の値の最大値が固定されておりゲーデルコーディングが不可能であるため,配列機能がないのは記述力不足であった.本論文ではこの問題を解決するため,高級アセンブラに用いられている実現手法を整理し,これに配列機能のための命令である領域確保命令と間接参照命令を追加する方法を提案する. Malbolge is known to be one of the most esoteric programming languages. Although it is possible to write programs in Malbolge by the development of a high-level assembly language, lack of facility to manage individual data in a group of data like an array in language causes problem because Godel-coding is impossible in a program due to bounded values in variables. In this paper, in order to solve this problem, we show implementation issues used in the assembler in well-organized manner and propose a method for implementing a memory allocation instruction and an indirect reference instruction for array facility into the assembler.
著者
川守田 智 安西 聡 風間 聡
出版者
水文・水資源学会
雑誌
水文・水資源学会誌 (ISSN:09151389)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.209-220, 2017-07-05 (Released:2017-09-01)
参考文献数
27
被引用文献数
1 5

ソーシャルメディアを用いて河川関心度の定量評価を行った.Instagramより,川に関連するハッシュタグ(例:#川,#広瀬川)を用いて,データを収集した.テキスト解析,投稿数解析,画像解析を実施し,さらに#川の名前の投稿数をその流域人口によって除した値や川や山について比較した.その結果,次の5つの新たな知見が得られた.1)民間ビジネスやイベントが川の関心を高めている.2)空間利用実態調査の整合性は取れなかった.3)観光資源に恵まれた川は平均より8倍から50倍大きく.観光が河川の関心に大きく貢献していた.4)川において,7月と8月に投稿数が集中していた.また,特定の河川名がみられなく,川の利用者はあまり特定の川を意識せずに利用していた.5)水深の浅い場所において,私服で入れるようなカジュアルな水遊びが人気であった.
著者
山本 吉伸
出版者
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
雑誌
Synthesiology (ISSN:18826229)
巻号頁・発行日
vol.5, no.3, pp.179-189, 2012 (Released:2012-11-09)
参考文献数
13
被引用文献数
1

観光地では毎年なんらかの集客施策を実施しているが、施策の効果測定はほとんど行われていない。集客施策によって観光客がどれくらい変化したのか、回遊経路がどのように変化したのかを計測することは観光地づくりの基礎データになるが、合理的費用で定量的かつ継続的に回遊行動を捕捉する技術がなかった。我々は観光地等で定量的かつ継続的に観測・調査を実現する「オープンサービスフィールド型POS(Point of Service)」を開発し、実用化に向けたプロジェクトを実施した。この論文では、兵庫県城崎温泉における事例を、地元関係者と技術者との共同作業という観点から考察する。
著者
島田 麻里 日高 英二 高柳 大輔 向井 俊平 澤田 成彦 石田 文生
出版者
日本腹部救急医学会
雑誌
日本腹部救急医学会雑誌 (ISSN:13402242)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.613-615, 2016-03-31 (Released:2016-10-01)
参考文献数
13

症例は70歳代,男性。当院で上行結腸腺腫に対し,内視鏡的切除術を施行し,止血のためにクリップを使用した。1年10ヵ月後に右下腹部痛,発熱を主訴に当院を受診した。CT画像で虫垂腫大と虫垂内腔にクリップを認め,急性虫垂炎の診断で入院した。抗生剤による保存的加療を施行したが,症状が再燃し,入院後5日目に緊急手術となった。手術所見では,回盲部全体が腹壁や後腹膜と癒着し,膿瘍を形成していた。虫垂は腫大し,クリップが嵌頓していた虫垂中央部の炎症が特に強かった。虫垂切除術および洗浄ドレナージ術を施行した。脱落した内視鏡用クリップによる有害事象は極めてまれであるが,本症例のように虫垂に迷入・嵌頓し,急性虫垂炎を起こすことがあり,注意が必要である。
著者
山本 哲夫 三枝 健二 有水 昇 国安 芳夫 伊東 久夫
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.50, no.8, pp.331-342, 2001-08-15 (Released:2011-03-14)
参考文献数
13

千葉大学病院のホールボディカウンタを用いて, 405名の健常人と186名の患者を対象に, 全身カリウム (K) 量の測定を行った。全身K量は以下に示すレファレンス値として算出した。すなわち20歳代の健康人の全身K量を標準値とし, 体表面積で除し, かつ年齢と男女差を加味して補正し%表示した。405名の健常人のレファレンス値は100.65±9.22%であった。各疾患ごとのレファレンス値は以下のようになった。肝硬変: 94.24±11.22%, 慢性肝炎: 95.74±11.24%, 甲状腺機能亢進症: 99.37±10.8%, バーター症候群: 82.0±9.01%, 周期性四肢麻痺: 93.99±9.86%, 筋無力症: 97.34±6.42%, 低カリウム血症: 90.64±11.76%であった。また子宮癌, 乳癌, 貧血, 高血圧症ではそれぞれ, 97.78±11.5%, 99.22±8.88%, 96.64±12.73%, 98.5±9.63%となった。14例が75%以下の異常低値を示した。その内訳は肝硬変1例, 高血圧症3例, 糖尿病1例, 低カリウム血症3例, 周期性四肢麻痺1例, バーター症候群2例, 薬物中毒2例, 乳癌1例であった。バーター症候群の1例, 周期性四肢麻痺の3例, 高血圧症2例, 肝硬変1例, 筋無力症1例では, 経時的に全身K量が測定され, 病状の経過との間に関連が見られた。
著者
一柳 智紀
出版者
一般社団法人 日本発達心理学会
雑誌
発達心理学研究 (ISSN:09159029)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.437-446, 2009

本研究では,物語文の読解授業においてテキスト理解を話し合う過程で,児童がテキストに書かれた言葉に着目しながら,どのように互いの発言を「聴き合い」,教師はそれをどう支援しているか明らかにすることを目的とした。小学校5年生2学級の国語授業を対象に,授業観察と直後再生課題を行い,授業中の発言および再生記述を,テキストや他児童の発言との関連から検討した。その結果,(1)話し合いでの児童による言及の多さや,発言回数に対する再生比率の高さから,テキストを引用した発言や他児童の発言に言及している発言が,テキスト理解の「聴き合い」を促進していること,(2)教師は,話し合いの中で音読やテキストに「戻す」問いかけを繰り返し行うことで,児童をテキストとの対話へと促していること,(3)テキストとの関連が不明確な児童の疑問を教師がリヴォイスすることで,読解の視点を多様にし,「聴き合い」を促進していることが明らかとなった。また,テキストを引用した発言や,他児童の発言に言及している発言は学級間で頻度が異なることから,話し合いのグラウンド・ルールの共有度が,談話のスタイルおよび「聴き合い」に影響していることが示唆された。
著者
蔭山 峰子 カゲヤマ ミネコ Kageyama Mineko
出版者
同志社大学日本語・日本文化教育センター
雑誌
同志社大学日本語・日本文化研究 (ISSN:21868816)
巻号頁・発行日
no.10, pp.21-40, 2012-03

研究論文(Article)本稿では、口頭による情報伝達の「わかりやすさ」を決定する要因の一端を探ることを目的とし、音声による「情報伝達のプロ」の談話を分析し考察した。伝達のためのストラテジーとその言語的特徴に焦点を絞り分析した結果、一般の日本語話者から一定の評価を受けている情報伝達のプロの談話には、聞き手の理解を助けるというコミュニケーション上の目的のために、(1)予告性 (2)反復性 (3)共感性 (4)平易性 (5)冗長性 (6)省略性の6 つの特徴があることが示された。さらに、各項目において様々な言語的特徴が観察され、どの特性も連続性を持って互いに機能し合っていることが明らかになった。今回の分析から、聞き手が不特定多数で時間制限のある解説型パブリックスピーキングにおいて「わかりやすい」説明をするために、伝達のプロは、1. 伝達すべき内容は、その前にその都度何らかの形で聞き手に予告すること、2. 説明に重要であると思われる言葉や表現は、代名詞に置き換えず何度も反復すること、3. 常に聞き手の気持ちに寄り添い共有し、話し手との心的距離を感じさせないように努めること、4. 聞き手にとって難しいであろう漢語や専門用語を前もって予測し、それらについてかみくだいて説明すること、5. 聞き手が内容を理解するための適度な時間的・心理的余裕を与えること、6. 説明に重要ではない表現等の繰り返しは極力省略すること、を実践していることが示された。
著者
鈴木格 菱山玲子
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.579-580, 2012-03-06

言語グリッドを通してインターネット上の言語資源を活用し作成する多言語ゲーミング・シミュレーション「Landgrid Gaming」 の実装は、非プログラマにとっては容易ではない.この課題に対して、ゲームのルールをテーブルゲームのメタファに基づいて宣言的に記述可能なドメイン特化言語を中心としたフレームワークを用いることができる.本研究ではこのフレームワークを拡張し,ルール検証およびテストプレイを可能にするライブラリを含むLangrid Gaming開発環境を提案する.この開発環境を用いることで、非プログラマが容易にゲーム開発を行う環境を提供することが可能となる.
著者
渡辺 登 百瀬 香保利 森岡 恵
出版者
医学書院
雑誌
精神医学 (ISSN:04881281)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.427-433, 1986-04-15

抄録 不登校を主訴とした性転換症と考えられる女子中学生の1症例を報告した。本症例は物覚えがついた頃から自分を男性であると思っており,兄や兄の友人達の遊びの中へ積極的に参加し,女の子に憧れを抱いた。女生徒と性的愛撫を交したが,男性として扱われていなかったと知ると憤慨し,また欲求を押さえ切れず女性に性的イタズラをしたこともあった。思春期を迎えると,生理に不快感をもち,乳房の膨らみを隠し,女性と性愛関係に及ぼうと考えた際に女性身体であることに強く苛立った。さらに父親の「女らしくしろ」との強要や男性化願望に対する同級生の蔑視に反撥し,不登校となり引きこもった。本症例の診断や病因,生活歴,臨床像について性別同一性とその基盤となる中核性別同一性から若干の考察を加えた。
著者
渡部 泰明
出版者
上智大学
雑誌
ソフィア (ISSN:04896432)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.p608-615, 1995
著者
Williams Mark
出版者
国文学研究資料館
雑誌
国際日本文学研究集会会議録 = PROCEEDINGS OF INTERNATIONAL CONFERENCE ON JAPANESE LITERATURE (ISSN:ISSN0387)
巻号頁・発行日
no.29, pp.163-171, 2006-03-01

During the course of the past century, Japan confronted the whole gamut of historical, political and economic experience - and this has made the question of what makes a person ‘Japanese’ an important area of intellectual endeavor. In this paper, I shall be examining the various ways in which Japanese authors of the twentieth century have approached the task of defining the ‘Self’ - through an examination of the various ‘Others’ they have established for this purpose. Broadly speaking, these can be divided into three categories : ‘external Others’ (i.e. those established by authors confronting the world beyond Japan’s boundaries: e.g. Nagai Kafû, Endô Shûsaku, Yokomitsu Riichi, etc. ); ‘internal Others’ (i.e. those whose identities are often constructed in terms of being Other to some Japanese ‘norm’: e.g. the burakumin, those of ambivalent sexualities, those left behind by the ‘economic miracle’, the deracinated postwar population, zainichi-Kankokujin writers, and women writers). Finally, I shall consider the possibility of some liminal, middle ground-by examining those who are not ethnically Japanese but who have at some time assumed or been forced to assume a Japanese identity due to historical circumstance (e.g. Okinawan literature, zainichi literature, Taiwanese literature written in Japanese). By exploring the nature of the Japanese identity these authors have assumed, we are returned, whether consciously or not, to a consideration of the cultural identity of Japan.