1 0 0 0 OA 肖像集 1

著者
〔栗原信充//画〕
出版者
巻号頁・発行日
vol.石川雅望・貞因,
著者
松永 是
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.227-232, 1990-04-05 (Released:2008-04-14)
参考文献数
22
被引用文献数
2

最近, 各種の生物に磁性物質が含まれていることが明らかにされ, 種々な分野にわたって研究が進められている. 生物が合成する磁気微粒子の生成機構については, いまだに解明されていないが, 様々なキャラクタリゼーションが行われている. その結果によると, 磁気微粒子は単磁区構造を示し, その大きさも50~150 nmと小さく, さらにそのまわりは有機薄膜で覆われていることがこれまでに確認された. ここでは「生物と磁石」について動物および微生物で得られた知見を紹介し, さらに特に研究が盛んに行われている走磁性細菌について, その磁気微粒子の抽出法, キャラクタリゼーション, およびその応用について述べる.
著者
桑山龍進著
出版者
菊名貝塚研究会
巻号頁・発行日
1980
著者
手納 信一 馬場園 哲也 勝盛 弘三 岩崎 直子 川島 員 岩本 安彦
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.43, no.5, pp.387-391, 2000-05-30 (Released:2011-03-02)
参考文献数
25
被引用文献数
2

色素性痒疹は著しい瘋痒を伴う紅色丘疹が発作性に多発し, 後に粗大網目状の色素沈着を残す皮膚疾患である. その発症にケトーシスの関与も示唆され, 糖尿病領域でも注目されている. われわれは, 過去6年間に糖尿病に合併した色素性痒疹を3例経験したので, 文献的考察を含め報告する. 症例は20歳, 15歳および41歳の男性, いずれも糖尿病の発症時にケトーシスと癌痒を伴う紅色丘疹が出現し, インスリン治療開始後, 網状の色素沈着を残し軽快した. 糖尿病と色素痒疹の合併例の報告は本邦で11例と少なく, 偶然合併した可能性も否定できない. しかし, 両疾患においてHLAの交差が存在するので自己免疫機能が発症に関与している可能性も考えられる, 色素性痒疹の発症機序や, ケトーシスとの関連の解明のため, 今後さらなる症例の蓄積が必要である.
著者
Teruko OHCHI
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
Journal of Home Economics of Japan (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.167-175, 1983-03-20 (Released:2010-03-10)
参考文献数
7

スカートが歩行中に帯電のために足にまつわりつくことは不快を感ずるばかりでなく, 外観上も好ましくない.これを防止するための被服製作上の問題点を検討する目的で, 種々のスカートを製作して歩行中の帯電電位を測定し, 次の結論を得た.1) スカートの種類の影響歩行中のスカートの裾付近の表面の帯電電位は, 側面と前面が後面に比べて増え方が速く, 平衡帯電電位も高くなるが, 裾幅が狭いものや, ひだがあるものは, 裾幅が広いものや, 裾幅は狭くても歩行中に裾が割れるものよりも帯電電位の増え方が速く, 平衡帯電電位も高くなる.また, 裾回り寸法が同寸の場合, 前にひだがあるスカートは, 前面と側面において, 後にひだがあるスカー歩行時におけるスカート表面の帯電の傾向についてトよりも高くなる.2) 裏地の影響表地ポリエステルに, 裏地キュプラまたはポリエステルをつけたものは, 裏なしのものに比べて帯電電位の増え方が緩やかで, 平衡帯電電位が低い.また, ひだスカートに裏地をつける場合は, 表地と裏地とを重ね合わせて一緒にひだを折りたたむ方法が最も帯電が少ない.3) ナイロンストッキングの着用の影響ポリエステルのスカートは, ナイロンストッキング着用時には, 素足の場合に比べて帯電電位の増え方が速く, 平衡帯電電位も高くなる.4) まつわりつき状態の傾向まつわりつきが生ずる場合には, 次の傾向がある.まつわりつきは, 素足の場合には少なく, ナイロンストッキング着用時に多い。また, 前面や側面の帯電電位が高くなる種類のものは, まつわりつきが多い.裏地をつけるとまつわりつきが減少し, 裏地としては, ポリエステルよりキュプラのほうが効果的である.以上まとめると, スカートの帯電を少なくするためには, 表地と足との接触を少なくし, できるだけ摩擦を避けることが必要である, すなわち, 裾幅を広くし, ひだは後にとり, 裏地をつけたほうがよい.さらに裏地には親水性繊維を用い, ひだの部分は表地と一緒に折りたたむことがよいと考えられる.
著者
Hideo KAWAI Tatsuyuki SUGAHARA Satoko FUJISHIRO Mutsuko MATSUZAWA Yasuo AOYAGI Yutaro HOSOGAI
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
NIPPON SHOKUHIN KOGYO GAKKAISHI (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.37, no.6, pp.468-473, 1990-06-15 (Released:2011-02-17)
参考文献数
7
被引用文献数
6 9

木に発生する野生食用キノコ13種17点と栽培種4種6点についてK, Na, Ca, Mg, P, Fe, Cu, Zn, Mn,Cd, Pb, AsおよびHgの13種元素の含有量を測定した.これらのキノコは主に中部地方および東北地方で,1979年から1986年に採取または購入したものである. 無機質の含有量は乾燥量基準値換算で以下に示す範囲であった. K: 0.2~6.8%, Na: 8~206mg/100g,g, Mg: 20~168mg/100g, P28~1370mg/100g, Fe: 1.1~68.6mg/100g, CuO.1~4.Omg/100g, Zn: 0.2~8.1mg/100g, MnO.4~3.9mg/100g, Cd: BDL (検出限度以下)~4.64ppm, Pb: BDL~5.44ppm, As: BDL~0.27ppm, Hg: BDL~1.21ppm. 同科,同属,同種間では無機質量にいくつかの特徴が認められた.タコウキン科は全体と比較するとFeを除き低値であった.ナラタケ属の無機質は高含有量であり,CaとFe以外は差がなかった.ナラタケとマスタケは各種無機質量がCa以外は同量であった.土に発生するキノコは木に発生するキノコに比べCu,Zn, MnおよびHgが有意に高値(p〈0.01)であった.キシメジ科において,木に発生するキノコは土に発生するキノコと比較してMgは高値, Hgは低値(p〈0.05)であった.
著者
Hideo KAWAI Tatsuyuki SUGAHARA Mutsuko MATSUZAWA Kayoko SUMIYASHIKI Yasuo AOYAGI Yutaro HOSOGAI
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
NIPPON SHOKUHIN KOGYO GAKKAISHI (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.250-255, 1986-04-15 (Released:2010-01-20)
参考文献数
18
被引用文献数
8 12

野生食用キノコ24種27点と栽培種5種6点について,K, Na, Ca, Mg, P, Fe, Cu, Zn, Mn, Cd, Pb, ASおよびHgの13種元素の含有量を測定した.これらのキノコは主に東京,東北地方,中部地方において,1979年および1980年に採取または購入したものである.元素の含有量は乾燥重量当たりで以下にご示す範囲であった.K: 1.1~5.3%, Na: 11~267mg/100g, Ca: 5~342mg/100g, Mg: 59~299mg/100g, P: 59~1938mg/100g, Fe: 4.9~419.4mg/100g, Cu: 0.2~23.2mg/100g, Zn: 0.4~16.3mg/100g, Mn: 0.8~10.2mg/100g, Cd:0.0~38.8ppm, Pb: 0.0~17.1ppm, AS:0.0~18.0ppm, Hg: 0.0~6.3ppm.キノコの種の違いによって無機質含有量に著しい差がみられた.同種間では無機質量にいくつかの特徴が認められた.
著者
Tatsuyuki SUGAHARA Hideo KAWAI Mutsuko MATSUZAWA Satoko FUJISHIRO Yasuo AOYAGI Yutaro HOSOGAI
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
NIPPON SHOKUHIN KOGYO GAKKAISHI (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.37, no.7, pp.540-546, 1990-07-15 (Released:2010-01-20)
参考文献数
15
被引用文献数
3 5

土に発生する野生食用キノコ48種56点と栽培キノコ1種1点について, K, Na, Ca, Mg, P, Fe, Cu, Zn, Cd, Pb, AsおよびHgの13種元素の含有量を測定した.これらのキノコは主に関東地方,中部地方,東北地方において, 1979~1986年に採取または購入したものである.無機質の含有量は乾燥量基準値換算で以下に示す範囲であった. K: 1.1~5.4%, Na: 15~170mg/100g,Ca: 2~89mg/100g, Mg: 8~161mg/100g, P: 165~2028mg/100g, Fe: 3.4~547.0mg/100g, Cu: 0.1~41.6mg/100g, Zn: 0.7~20.8mg/100g, Mn: 0.4~13.3mg/100g, Cd: 検出限度以下~86.05ppm,Pb: 検出限度以下~20.26ppm, As: 検出限度以下~93.25ppm, Hg: 検出限度以下~6.67ppm.キノコの種の違いによって無機質量に差がみられた.同種間ではいくつかの特徴が認められた.
著者
池尻 良平 大浦 弘樹 伏木田 稚子 安斎 勇樹 山内 祐平
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.53-64, 2017-05-20 (Released:2017-05-26)
参考文献数
20

MOOC(大規模公開オンライン講座)の普及によって遠隔地であっても無料で大学の講義を受講できるようになっている.しかし,講座の学問領域において何が学習されているかを実証的に評価している研究は少ない.そこで本研究では,MOOC の歴史学講座の受講による学習効果を評価した.講義内容を視聴し課題に取り組んだ実質的な受講者を分析した結果,歴史領域の知識の獲得を要する各週課題の平均得点率はどれも80%以上,歴史的思考力を要する講義課題の平均得点率は68%であることが確認された.一方,事前事後の質問紙・テストで測定した歴史的思考力は事前に比べて事後で有意に向上したものの,効果量としては小さいということが示された.これらの結果を踏まえ,講義映像と掲示板で構成されるMOOC に対し,より歴史的思考力を育成する方法として,対面学習と組み合わせたり,CSCL 研究の知見を踏まえた機能を追加したりする改善方法も示した.
著者
梅山 伸二
出版者
独立行政法人産業技術総合研究所
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002

(1)計算機制御可能な回転偏光フィルタと高精度デジタルビデオカメラを組み合わせた観測システムの試作を行い、これを用いて、物体の見えからの拡散/鏡面成分の分離実験を行った。その結果、2成分の分離が良好に行われることを確認し、これを画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2002)において発表した。この実験においては、問題モデルの特殊性や、分離すべき成分が2個しかないという性質を利用して、分離アルゴリズムを作成した。作成したアルゴリズムは、2成分間の相互情報量を直接評価するものであり、一種の全探索アルゴリズムとなっているため、パラメータの設定等が容易であり、また安定なアルゴリズムとなっている。(2)独立成分分析を利用した物体の表面反射からの拡散/鏡面反射成分の分離手法を、対象物や照明源が移動する場合にも適用可能とするため、ハーフミラープリズムを利用した2画面同時観測システムの試作を行った。入力光はプリズムで2本に分離され、それぞれ相異なる偏光方向を持つ偏光フィルタを装着したデジタルカメラで観測される。このことにより、拡散/鏡面反射の成分比の異なる2枚の観測画像の同時観測が可能となった。このシステムにより、画像の取得だけであれば16枚/秒程度の観測が可能となり、拡散/鏡面反射の1準)実時間分離システムの可能性が開かれた。この成果は、第9回画像センシングシンポジウムおいて発表を行った。(3)手法全体のまとめを、IEEE Trans.on PAMI誌に投稿し、再録が決定した。
著者
秋田 博伸
出版者
一般社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.56, no.12, pp.1203-1215, 1982-12-20 (Released:2011-09-07)
参考文献数
17
被引用文献数
12 1

抗生剤抗与による副現象は現在まだ避け難いものとして多くの問題も残しているが, その内, 腸内細菌叢の変動は臨床上よく遭遇するものである. 著者はこの変動を検討する為にIsolator内で, 同一飼料にて飼育した無菌マウスを使用し, 腸内細菌叢の主要構成菌, Gram陽性, 陰性, 嫌気性のうち4種を選択し, 下記の如く, 単一, 2種, 4種感染マウスを作成し, 従来Gram陰性菌に対して用いられたABPC, GMと現在, 尚開発の盛んなCephem系薬剤を筋肉内へ投与した時の腸内細菌叢の変動を検討した.(1) E.coli単一感染マウス(2) Ecoli, Lacto.2種感染マウス(3) E.coli, St.faecalis, Lacto, Bac.4種感染マウスその結果, 胆汁排泄の少ないといわれるGM, CETの投与例では, 菌の減少は認めなかった.ABPC投与例では単一感染マウスでE.coliに対するABPcのMlc値の上昇を投与2日目より全例に認め菌数の変動は認めなかったが, 2種, 4種感染マウスではMIC値の上昇は認めず, E.coli, Lacto.で菌数減少を認めた.CEZ投与例ではE.coliの著明な減少を認めたが, Bacは著明に減少する例と, 軽度減少する例とを認めた.St.faecalisの減少は認めなかった.CMZ, LMOX, CMX投与では, 投与3日目よりE.coli, Bac.の著明な減少を認め, CMX投与例ではLacto.も同時に著明に減少した.St.faecalisは菌の減少を認めなかった.以上の結果, 胆汁排泄が良く, 広域スペクトルを有する抗生剤を筋肉内投与すると, 感受性菌の減少, 耐性菌の残存という菌交代を惹起させる傾向を認めた.
著者
小山 雄二郎 鬼木 泰成 中村 英一 西岡 宏晃 岡元 信和 田中 あづさ 廣瀬 隼 水田 博志
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.161-165, 2012-03-25 (Released:2012-06-26)
参考文献数
18
被引用文献数
1

両膝完全型内側円板状半月板の1例を経験したので報告する.【症例】13歳,男性【主訴】右膝痛【現病歴】1年ほど前から特に誘因なく右膝の内側に運動時痛を認めた.徐々に疼痛が増強したため,当科を受診した.【現症】両膝共に腫脹,膝蓋跳動,可動域制限は認めなかった.圧痛を右膝の内側関節裂隙に認めた.【画像】単純X線像では,特に変化は認められなかった.MRIで内部に水平断裂を伴う完全型内側円板状半月板を認めた.左膝にも同様の所見を認めた.【経過】右膝に対し関節鏡下半月板形成術を行った.現在術後7カ月であるが疼痛は消失し,スポーツへ復帰している.
著者
米我
出版者
巻号頁・発行日
1792