6 0 0 0 OA 赤軍の解剖

著者
遠藤一郎 著
出版者
今日の問題社
巻号頁・発行日
1939
著者
(清) 傅雲龍述
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
1889
著者
足澤 憲 杉野 栄二 澤本 潤
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:18840930)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.13, pp.1-6, 2010-10-22

私たちにとって身近な携帯電話は,年々利用率を増やし続け,総務省の調べによると 2009 年 9 月時点で 89.3% に登った.そんな中,現在の携帯電話の利用機能は通話機能を抜いて第 1 位がメール機能となり,日本語入力が重要な要素となった.そこで,本研究ではメール入力時の日本語入力システムとして携帯電話で取得した情報から予測単語リストの優先順位を変更するシステムを提案する.携帯電話で取得できるデータとして時間や場所などがあり,例えば 「お」 と入力すると,朝なら 「おはよう」 が,夜なら 「おやすみ」 が上位になるように予測候補の順番を変える.また,メール相手との上下関係や接点などをアドレス帳から調べ,口調や年齢に合わせた単語を上位に表示したり,今お互いがいる場所からよく入力される単語を調べて,優先順位に反映する.このように TPO (時間・場所・場合) にあわせて優先順位を変更することで効率的な単語選択を可能とし,全体的な入力速度の高速化を実現する.Mobile phones are now very familiar for us. Their availability keeps expanding every year. The share reached 89.3% according to the research of the Ministry of Public Management, Home Affairs, Posts and Telecommunications in September, 2009. And, the use of e-mail function came to the first place outstripping the call function on the present mobile phones, and Japanese text input function became a critical factor. In this paper, we propose a system that changes the priority of words in the forecast list in the Japanese text input system using information acquired when a mail is input with the mobile phone. The information that can be acquired with the mobile phone is "Time" and "Place", etc. For instance, "Good" is input, and "Good morning" is displayed in the night. Moreover, the hierarchical relationship and the relationship with the other party are examined from the address book on the mobile phone, and words matched to the relationship, age and sex is displayed in the high rank. Moreover, the order of the forecast list is changed according to the words often used at the place where the user is sending a mail. The efficiency of the word selection is achieved by changing the priority level of candidates according to TPO, and the speed-up of the overall text input speed is achieved in the proposed system.
著者
Kentaro Kazama
出版者
日本鳥学会
雑誌
ORNITHOLOGICAL SCIENCE (ISSN:13470558)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.1-2, 2015 (Released:2015-02-18)
参考文献数
6
被引用文献数
2
著者
村瀬 洋 Vinod V.V.
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-2, 情報・システム 2-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.81, no.9, pp.2035-2042, 1998-09
被引用文献数
116

本論文では, 画像中に興味ある物体が含まれているかどうか, その位置はどこかを高速に探索するアクティブ探索法について述べる.位置と大きさが不明な物体を画像中から精度良く検出するには, 従来は, 入力画像中の局所領域に着目し, その位置と大きさを変化させながら, 局所領域と参照画像との膨大な回数の照合を行う必要があり, 高速な物体検出は困難であった.本手法では, 物体の形状変形などに安定な色ヒストグラムを特徴として利用し, ヒストグラムの代数的な性質を利用することにより, 特徴照合の際に, 入力画像中のある位置の類似値からその近傍の類似値の上限値を計算する.上限値が探索値より小さければ, その領域での探索が省略できるため, 照合回数を極端に低減できる.本手法により, 総当り法に比較して, 近似を使うことなく, 計算時間を10倍から1000倍程度向上できることを実証した.物体の追跡, 検索, 計数などへの応用例についても述べる.
著者
植木 隆介 駒澤 伸泰 岡野 紫 多田羅 恒雄 上農 喜朗
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.131-136, 2013 (Released:2013-03-12)
参考文献数
11
被引用文献数
1 1

手術室での火災対策は病院の危機管理体制上,重要な課題の一つである.手術室は,火災発生に必要な3つの要因,発火源,酸素,可燃物がそろっており,火災発生が起こりやすいことを十分認識する必要がある.全身麻酔下で手術中の患者を迅速に移動させることは難しいため,日頃からスタッフ全員が火災について危機管理意識を持ち防止に努める必要がある.また,万一火災が発生した場合でも初期徴候を見逃さず早期発見し,初期消火することが重要である.また,火災を想定した防災訓練により停電や酸素供給停止,避難の方法,指揮系統を確認することは必要で災害対策の基本となる.
著者
〓 国祥 星 仰
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.46, pp.107-108, 1993-03-01

多値画像データの分類やパターン認識などの認識過程においては、既知パターンを標準パターンとして、認識しようとするパターンの特徴はいろいろな分類手法または認識手法によって抽出される。しかし、この多値画像データの分類の認識過程で種々な原因によって、多値画像の画素が誤分類あるいは誤認識されることがよくある。その原因の一つは多値画像の画素の場合に1画素が一般的に純粋なパターンからなるとは限らない。つまり、1画素の濃淡レベル値が複数のパターンの平均値または総合値である。このことは1画素データが1物体1現象という概念で取り扱える場合と複合体が1画素のデータを形成していると考えなければならない場合がある(ミクセル問題)。前者の画素データの分類の対して、トレーニングデータで分類を評価するとき、分類スコアが算出される。この分類スコアはCrispデータ(正の整数値をとる)のため、分類スコア全体を1つの尺度で評価するにの、あいまい度の尺度などは適した尺度ともいえよう。しかし、後者の場合分類スコア中の誤分類に関してはCrispデータとして取り扱うのでは不十分であり、帰属クラスの確率が複数の分類項目に分散させるのが妥当と思われる。ところで、ファジイ理論はL.A.Zadehによって、1965年に提案され、その後、多くの分野への応用が研究されてきた。多値画像データの分類においても、ファジイ理論に基づくファジイセット分類法が使われてきている。ファジイ理論の適用によって、従来の一画素、一つのクラスの属するという概念を変え、メンバーシップ関数によって、より客観的に画素内の性状を反映できるようになった。本論文ではCrisp Data(分類前のクラスのメンバーシップ関数値)とFuzzy Data(分類後メンバーシップ関数値)間の関数関係を定義し、この関係関数に基づいて、仮頻度(pseudo-frequency)という概念を提案する。この仮頻度が算出されると、自然にこの仮頻度から分類結果の仮確率(pseudo-probability)を求めることができ、定義することもできる。そして、いくつかの分類結果の数学モデルを利用して、ファジイ理論の基づく分類結果の評価の有効性を検証する。

6 0 0 0 倫理篇

著者
野田時助著
出版者
中央出版社
巻号頁・発行日
1956
著者
足立 純一郎
出版者
慶應義塾大学出版会
雑誌
三田商学研究 (ISSN:0544571X)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.181-198, 2007-06

商学部創立50周年記念 = Commemorating the fiftieth anniversary of the faculty論文本稿は,iPod とWalkman の戦いをめぐり,カーネマン等によって展開された行動経済学による分析を行うことを目的としている。 従来,この戦いをめぐっては主に,競争戦略的な観点からの分析や,楽曲の著作権という観点での分析がなされていた。しかし競争戦略的研究をマイケル・ポーターの5 つの競争要因によって再構成し,著作権的研究をデムゼッツの所有権理論によって再構成したところ,前者では,戦略の妥当性をはかる事前の判断基準が欠如しており,後者では,理論的帰結に至るまでの経過時間に対する措置が欠けているなど,いずれも現時点での帰結を十分に説明できておらず,経営者の戦略立案に対する示唆にも乏しいことがわかった。 一方,現時点での帰結を説明するために,行動経済学の心理会計の枠組みを使って時系列・複数段階でのSony とApple の戦略を検討すると,ユーザーの選好が明確になり,なぜユーザーがiPod を選択したかを理解することができると同時に,今後の政策的含意も得られることがわかった。従来,ファイナンス分野における応用が先行していた行動経済学であるが,これらの分析によって,経営戦略の分析にも有効であることが示されるであろう。
著者
荒井 眞一 佐野 郁夫
出版者
北海道大学大学院経済学研究科
雑誌
經濟學研究 (ISSN:04516265)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.29-47, 2014-01-24

再生可能エネルギーの導入先進国であるスペインは,ECの主導による電力の自由化を背景に,固定価格買取り(FIT)制度の導入という制度的な施策と再生可能エネルギーコントロールセンターによる出力の制御という技術的な対応により全電力量の約30%を風力や太陽光,太陽熱等の再生可能エネルギーで供給している。そして再生可能エネルギー産業は,温室効果ガスの削減ばかりでなく,化石燃料の輸入の低減と風力発電施設の輸出,経済成長の促進,雇用の創出や地域の活性化に寄与している。しかし一方で,買取りや電力の価格設定方法の問題から過去に「太陽光バブル」を経験し,さらに現在は,電力価格の政府による統制によって電力会社の赤字が累積し,固定価格買取り制度は事実上停止している。加えて,エネルギーサステイナビリティ税の導入等によって,固定価格買取制度の根幹に触れる対応である,既存の施設に対する実質的な買取価格の引下げを実施している。本論文は,これらの状況を分析し,我が国の再生可能エネルギー導入促進に当たっては,電力料金制度の透明性の確保や発電コストや導入量等の状況に応じた柔軟なFIT制度の運用等が重要であることを示した。