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出版者
巻号頁・発行日
vol.第619-621,
著者
佐方 信之
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.666, pp.133-136, 2010-03

事故は,改装したばかりのアパレル店舗で発生した。買い物客で混み合う土曜日の午後,分電盤から異臭が漂っていることに店員が気付く。その時点では特に異常は見つからなかったが,翌日の昼ごろに分電盤から出火。内部の分岐ブレーカが焼損し,店舗の一部が停電した。
著者
川西 康之 出口 光一郎 森下 巖
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.90(1992-CVIM-080), pp.161-168, 1992-11-19

Geometric Hashingとは、データの整理方法であるハッシュ法を画像認識に応用したものであり、予め用意したモデル画像を用いて観測画像を認識するModel?Based Matchingのその認識過程の処理時間を短縮するのに有効な手段である。しかし、外乱の入った観測画像に対してのパフォーマンスはまだ充分に明らかにされていない。今回、画像に点集合画像を用い、アフィン変換を施した観測画像についてgaussian noiseに対する認識結果の影響を解析した。それに基づいて新しい投票プロシージャを考案し、Geometric Hashingのロバスト性の向上に努めた。実験の結果、外乱により通常は認識できなかった観測画像を認識し、更にその認識の信頼性がこの新しい方法によって向上し得ることを確認した。
著者
中川 秀一
出版者
経済地理学会
雑誌
経済地理学年報 (ISSN:00045683)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.79-100, 1996
被引用文献数
1

林業就業者の減少, 高齢化が進む中で, 森林の管理を誰が行っていくのか, という問題に対する展望は示されてこなかった. こうした中で, 近年, 都市部で生活していた人々の間に, 山村に移住し林業に携わる人々があらわれはじめ, 注目を集めている. 本研究は, 岐阜県加子母村森林組合の事例から, 林業事業体側の対応と新規就労者の林業および山村の生活への適応について検討し, 今後の定着可能性につぃて考察した. 加子母村森林組合は, 村有林作業班の統合を経て, 「東濃桧」販売収益の増大を財政基盤に, 通年雇用・完全月給制による直営作業班を実現した. しかし, こうした雇用条件改善は村内労働者からは敬遠され, 名古屋大都市圏を中心とする都市部出身者によって新たな作業班が編成された. 新規就労者はいづれも20〜30歳代半ばで, 独身者または幼少の子供のいる世帯主である. 両者の新規就労の要因, 林業観には差異が認められ, とくに後者は新規就労の動機として農村生活への希求を挙げる傾向が強い. しかし, 近所付き合いなど農村生活の困難を感じ, 現職に慎重になっているのはむしろ後者であり, 前者は現在の職業に楽観的である. 全般的に彼らの林業技術習得は着々と進んでおり, 林業技術者としての展開は期待される. しかし, ライフサイクルの進展にともなう, 子供の教育機会, 結婚問題など, 山村問題一般への対応に迫られることが予想され, 地域に定着した労働力とみなすのは早計である. 林業労働力としてこうした新規就労を位置づけるためには, むしろ, 彼らの流動性を包含できるような, 地域間労働力移動を前提とするシステムが必要であろう.
著者
米丸 淳一 上山 泰史 久保田 明人
出版者
東北農業研究センター
雑誌
東北農業研究センター研究報告 (ISSN:13473379)
巻号頁・発行日
no.113, pp.17-28, 2011-03
被引用文献数
1

「東北1号」は、イタリアンライグラスの優れた消化性及び飼料特性とメドウフェスクの優れた越冬性の両形質を付与した採草用品種を目標に、海外で育成されたフェストロリウム品種(x Festulolium Aschers. et Graebn) の後代から選抜育成した国内初のフェストロリウム品種である。東北農業研究センターにおいて育成され、2009年7月22日に品種登録申請を行った。年間乾物収量は、我が国唯一の流通品種である「バーフェスト」に比べて3年間6場所の試験平均で約10%多収である。播種翌年が最も多収で、年次経過とともに収量は低下するが、「バーフェスト」に比べてその程度は小さい。夏期が高温となる地域では利用2年目の越夏後の衰退が著しい傾向がみられるが、それ以外の地域では3年を経過しても100kg/a程度の収量が期待できる。出穂始は「バーフェスト」と同時期である。高い出穂期草丈、低い無芒個体率、及び高い根の蛍光反応率など、イタリアンライグラスに類似した表現型を示す。北東北における越冬性及び雪腐病抵抗性は「バーフェスト」よりもやや劣るが、低標高地や南東北以南の中標高以下では越冬に支障はない。耐湿性、冠さび病及び葉腐病抵抗性は「バーフェスト」よりも優れる。本品種は、北東北の低標高、南東北の太平洋側及び、中標高地域、関東東山地域の中高標高地(概ね500m以上)の転作田や飼料畑における採草用草種としての普及が見込まれる。
著者
杉岡 幸次 十文字 正之 高井 裕司 田代 英夫 豊田 浩一
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌A(基礎・材料・共通部門誌) (ISSN:03854205)
巻号頁・発行日
vol.115, no.9, pp.903-911, 1995-08-20 (Released:2008-07-15)
参考文献数
21
被引用文献数
1

Simultaneous incorporation and deposition of Si by KrF excimer laser beam irradiation in a silane (SiH4) gas ambient realize to form functionally gradient structure in stainless-steel 304. The process is referred to as the laser implant-deposition (LID). The basic model to achieve such a gradient structure is investigated by analyzing Si depth profiles and total quantities of supplied Si atoms (Si dose) for various experimental conditions. The theories of this model involve both of the photodecomposition of SiH4 gas by KrF excimer laser photons and liquid-phase difusion of the dissociated Si atoms into the stainless-steel. The Si dose is empirically estimated by taking account of the photodecomposition and the mass transport theory. The Si depth profiles are calculated by the liquid-phase diffusion model using the estimated Si dose, showing good agreement with the experimental results. In addition, the hardness, the corrosin property, and the thermal stability of the gradient structure are discussed.
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.474, pp.118-127, 1999-07-19

●特徴 ローカル・ディスクやサーバーの共有ディスクにある「.doc」,「.xls」など7種類の拡張子を持つファイルを消去する 1999年6月11日金曜日の朝,コンパックコンピュータ(東京都品川区)の全社員のパソコンに,米国本社から1通のメールが届いていた。「社内のパソコンから新型ウイルスExplorezipが見つかった。
著者
阿部 康二
出版者
Societas Neurologica Japonica
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.11, pp.1348-1350, 2012
被引用文献数
1

2011年3月11日金曜日の東日本大震災・東北大津波から1年が経過したが,未だ被災地では復興がほとんど進んでいないのが現状である.被災直後は救命処置が主体のはずであったが,地震のみの被害とことなり津波被害のばあいはほとんどのケースがall or nothingで津波に飲み込まれての溺水死か,走り逃げてまったく身体的障害がなかったかに2極分化したことであった.一方,高齢者や認知症,神経難病など多くの神経内科疾患患者さんは災害弱者でもあって,地震や津波などの災害時における避難にはきわめて不利な立場にある.そこで日本神経学会ではIT化推進委員会が中心になって,2012年1月から今災害時の被災地支援意見交換メーリングリスト登録の先生方と共同で「日本神経学会災害支援プログラム」を策定する作業に入っている.その趣旨は今後予想されうる自然災害や人的災害に際して,日本神経学会として神経内科疾患全般の患者さん方への災害時の緊急受入れ体制ネットワークの整備や災害時医療支援チーム派遣の組織化などについて,IT技術も活用して構築することである.具体的には今後想定される災害やそれによる具体的被害,想定される神経内科疾患患者,災害時患者受入れ施設ネットワークの確立,災害時医療支援チーム派遣組織化,関連団体との折衝他について委員会案を作成中である.5月までに委員会案を神経学会ホームページに公開して,会員の皆様や患者さんからも広くパブリックコメントをいただいた上で,5月の学術大会終了後からプログラムに基づいて実際のネットワーク構築作業に入る予定である.本シンポジウムではこれまでの経過報告をさせていただき,参加者の皆様からご意見をいただきたいと考えている.<br>
著者
田中 政男
出版者
明治大学教養論集刊行会
雑誌
明治大学教養論集 (ISSN:03896005)
巻号頁・発行日
no.239, pp.p191-207, 1991

アメリカの第35代大統領J,F,ケネディ(1917~1963、在職1961~3)が遊説先のテキサス州ダラスで暗殺の惨事に見まわれたのは1963年11月22日の金曜日であった。この日は、また別の意味で日本とアメリカにとって意義のある日でもあった。日本時間でいうと、昭和38年11月23日、早朝より日本のマス・コミ関係者は大変な興奮状態に包まれていた。それはこの日、日米間で初の宇宙中継による受信実験が試みられていたからである。多くの人々がテレビの前にクギ付けになっていたし、誰もがその日に予定されていたケネディ大統領の肉声の第一声を心待ちにしていた。しかし、多くの人々の期待に反して、ブラウン管から流れてきた音声は、現役大統領に関する不祥事のニュースであった。
著者
日比野 豊 藤岡 洋子 町田 順子 根津 由紀子 貝瀬 千賀子 星 利枝 Hibino Yutaka Hujioka Yoko Machida Junko Netsu Yukiko Kaise Chikako Hoshi Toshie
出版者
新潟医学会
雑誌
新潟医学会雑誌 (ISSN:00290440)
巻号頁・発行日
vol.128, no.6, pp.258-263, 2014-06

当院においては, 2011年4月より唯一の骨形成促進剤であるテリパラチドの自己注射指導を含めた骨粗鬆症教育入院を開始した. 毎月第二週目の月曜日~金曜日の4泊5日に定員4名と定め実施している. 実施内容は, 自己注射指導, 骨粗鬆症疾患知識, 栄養, 薬剤の知識を講義形式で習得できるようにしている.
著者
田中 宏二 兵藤 好美 田中 共子
出版者
岡山大学
雑誌
研究集録 (ISSN:04714008)
巻号頁・発行日
vol.103, pp.181-192, 1996-11

これまでに筆者らは、若・中年齢女性あるいは高年齢女性の取り結ぶソーシャルサポートネットワーク(SNWと略す)の特性が、精神的健康にどのような影響を及ぼしているかについて検討してきた(田中・野邊、1994;田中、1995;兵頭・田中、1995)。特に高齢者に対しては、SNWの重要性が注目されてきている。高齢者の福祉と医療の基本原則は、住み慣れた地域の住民と積極的に関わり合いながら、対象者が住宅のまま地域生活を可能な限り続けることであるという認識が確立されてきている。(那須、1980)。そういった意味から、地域での生活を継続してゆくために、高齢者と地域とを取り結ぶSNWは、不可欠な要素となってくる。そしてケアの概念は生活に根ざした概念として把えられ、対象者に対して包括的なものであり、日常的でかつ直接的な対応が重要視されるようになってきている。とりわけ栄養摂取については生活の中枢をなすものであり、日常的でかつ直接的な対応が求められる。多くの研究者により、独居群がそれ以外の居住形態に属する高齢者と比較して、食物摂取行動の面で問題を多く抱えていることが指摘されている。また、杉澤(1993a)は、独居群の場合、別居子や友人・近隣などとの社会的紐帯の多寡が、独居家族の代替として保健行動面での問題の解消に寄与するという仮説の検証を行い、支持する結果を得ている。これらのことにより、独居者に対するソーシャルサポートネットワークが今後益々重要になってくるものと思われる。ところで岡山市では平成6年10月から、65歳以上の虚弱な高齢者で、かつ自力で調理が困難な場合又は調理の援助が得られない場合を対象とし、「一人暮らし老人等給食サービス促進事業」(給食サービスと略す)が始められている。この事業の主旨として直接的には、要援護高齢者の食生活安定、栄養バランスの補足と栄養改善、調理の負担軽減、楽しめる食事の提供等による高齢者の日常生活の支援を目的としている。また間接的には地域ボランティアの養成、地域交流、安否確認、孤独感の解消、生活リズムの把握、配食者による受給者の保健福祉ニーズの発見及び住宅保健福祉サービスへの仲介を通しての地域福祉の高揚を目的とするものである。給食サービスの形態は月~金曜日迄の週5日間、日1食昼食を配達する毎日型を基本としている。なお、配食体制は、調理業者から配食拠点施設へ社会福祉協議会職員又は配達運転手が配送し、その配色拠点施設からボランティア配食協力員(以降、ボランティア協力員と略す)が受給者宅へ配食を行うという方法をとっている。本調査では、地域のボランティア協力員が利用住宅の高齢者に昼食を届け始めて、1年半を経過した平成8年3月時点で調査を行った。本報告の目的は、給食サービス及び受給者-ボランティア協力員間のサポート授受関係が高齢者のSNWや精神的健康に対して、どのような影響を及ぼしているかについて、検討を行うものである。
著者
浅輪 貴史 藤原 邦彦 梅干野 晁 清水 克哉
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会環境系論文集 (ISSN:13480685)
巻号頁・発行日
vol.81, no.720, pp.235-245, 2016
被引用文献数
6

This study quantifies the convective heat transfer coefficient (CHTC) of the entire crown of Zelkova serrata under outdoor conditions. The CHTC is determined from whole-tree heat balances for two individual trees which differ in their transpiration rate. The whole-tree transpiration rate of the irrigated tree was measured by a highly accurate, large weighing lysimeter, while the leaf temperatures were measured by infrared thermography. The estimated CHTC was hc=7.9U+17.2 (R2=0.56, U: representative wind speed for the site) for the entire crown and hc= 8.3u+18.2 (R2=0.77, u: wind speed near the leaf) for the individual leaf. The CHTCs were identified as being double the value given by the Jürges formula, due to the size and amount of flutter of the leaves.
著者
高村 斉治 松中 昭一
出版者
日本雑草学会
雑誌
雑草研究 (ISSN:0372798X)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.46-51, 1972-09-30

除草剤U-18は,ヒル反応,呼吸,およびジベレリン誘起α-アミラーゼ生成に影響せず,クロロシスによってタイヌビエを枯死させる。新葉分化の停止が殺草の要因である可能性もあるが,現在の段階では決定的ではない。 U-18がクロロシスを発生させる機構としては,タイヌビエのプロプラスチドの形成阻害への影響は小さく,クロロフィルの生合成をも含めてその後の葉緑体への生長を阻害するためと考えられる。U-18によるクロロフィル分解促進はみとめられなかった。水稲においては,毎目薬液を交換してU-18処理を続けても,葉令が進むにつれてクロロシスの程度が軽くなり,第4葉以後ではほとんどみとめられないので,この時期に何らかの質的内部変化が対応していると考えられる。