著者
須川 修身
出版者
東京理科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2000

消防設備安全センターの「音声警報のあり方連絡会」が既に警報用シグナルの作成条件として下記の6条件を提示しており、これに基づいて女声による予報、男声による警報音が作成され、実際に一部の高齢者施設では火災を報知する音声として使用されている。【警報用シグナルの作成条件】(1)注意喚起を引く感じであること。(2)音のとおりが良いこと。(3)適度に緊張する感じであること。(4)あまり不安な音としてせき立てないこと。(5)耳障りな音でないこと。(6)ありふれた音でないこと。これらの条件を考慮し、これに高齢在館者に避難の呼びかけを行う「音」を組み合わせて音-音声-音を聞かせて、その認識の良否を直接面談によって5段階方式で評価した。また、呼びかけの「音」についても30種の中から予備的な評価で選別し、火災など異常状態を報知するにふさわしいものを選び、上記の音声との組み合わせを行った。多くの施設ではナースの音声は女声であるため、異常事態になったても親しみのもてる、耳に馴染んだ女声で呼びかけを行ってもらいたいという評価があると同時に、異常時であるとの重大さを認知するには普段とは異なる男声が望ましいとも評価も同様にあり、いずれも報知内容が明確で火災場所がイメージしやすい伝え方で伝達する事が肝要である。異常時を知らせる音質としては、火災のイメージと結びつきやすいサイレンなどの認知が高いが、これは今まで受けた訓練や日常的・経験的な「すり込み」に依るためである。火災を知らせる音(あるいは音声)は、すり込みになっている事が決定的要因である。このため「音(報知音)」を小中学の頃から消防訓練とともに聞かせ、強固な「すり込み」を行って高齢化した場合においてもこれが生かせるようにしておく必要があることが判った。
著者
水野 千奈津 山本 栄
出版者
日本母性衛生学会
雑誌
母性衛生 (ISSN:03881512)
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.549-555, 2009-01
被引用文献数
1 1

妊娠に伴う身体の変化は,身体の保持をすることが難しいことが知られている。本研究は,妊婦の歩行時における特有な姿勢調節のメカニズムを明らかにする。そこで,妊婦体験ジャケットを着用した被験者に3次元運動分析装置を用いて妊婦の歩行を調べた。つまづきに関係するToe Clearance(以下,TC:床面〜つま先間距離)に着目し,履物のヒール高の違いとTCについて検討した。本実験では妊婦体験ジャケットを健康な日本人女性である被験者15名(20±1.1歳)に着用することで,妊娠後期と想定し実験を行った。妊婦体験ジャケットの着用時では,全被験者においてTCが小さくなり,さらに,ヒールが高いほどTCが小さくなった。歩幅においても同様に狭くなった。頭部の上下の揺れは,着用時ではヒール高を問わず3.0cm台でほぼ安定していた。しかしながら,非着用時にはTCおよび歩幅の減少とともに頭部の上下の揺れも減少していた。結果より妊婦は歩行をする時,床面からあまり脚を挙げず,歩幅を小さくすることによって,歩行時の安定を作り出していることがわかった。

1 0 0 0 OA ふるさとの門

著者
酒井朝彦 著
出版者
教養社
巻号頁・発行日
1941
著者
菅野 素子
出版者
鶴見大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究課題は「イングランドの状況」という時代状況の言説と小説との関係をオイルショック後の1975年から英国が福祉国家としての経済社会構造の大変革を経験した1990年までの15年間にわたって研究したものである。「イングランドの状況」は17世紀後半に始まる産業化の弊害として生ずるネイションの分断に対する懸念の表明だが、現在では一般的にも特殊な意味でも使用される。そこで当該研究期間に発行された新聞雑誌などジャーナリズムにおける一般的な用法および同期間に出版された小説を調査の対象とし、その結果を比較検証した上で関連づけた。こうした再検討は当該期間における「イングランドの状況小説」の再構築につながった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.673, pp.82-91, 2000-08-21

函館市内から車で約20分。公立はこだて未来大学は,市街地を挟んで函館湾と函館山を望む,小高い丘の上に,この4月開学した。 校舎は16万6000m2の敷地のほぼ中央に位置する1棟形式。南側の全面開口に面した吹抜け空間には,「スタジオ」と呼ばれる学習スペースがひな壇状に配されている。
著者
Hideki OSHIMA Yoichi KATAYAMA
出版者
社団法人 日本脳神経外科学会
雑誌
Neurologia medico-chirurgica (ISSN:04708105)
巻号頁・発行日
vol.50, no.9, pp.845-852, 2010 (Released:2010-09-25)
参考文献数
50
被引用文献数
4 12 6

The theoretical basis of some deep brain stimulation (DBS) trials undertaken in the early years was the phenomenon of “brain stimulation reward (BSR),” which was first identified in rats. The animals appeared to be rewarded by pleasure caused by the stimulation of certain brain regions (reward system), such as the septal area. “Self-stimulation” experiments, in which rats were allowed to stimulate their own brain by pressing a freely accessible lever, they quickly learned lever pressing and sometimes continued to stimulate until they exhausted themselves. BSR was also observed with DBS of the septal area in humans. DBS trials in later years were undertaken on other theoretical bases, but unexpected BSR was sometimes induced by stimulation of some areas, such as the locus coeruleus complex. When BSR was induced, the subjects experienced feelings that were described as “cheerful,” “alert,” “good,” “well-being,” “comfort,” “relaxation,” “joy,” or “satisfaction.” Since the DBS procedure is equivalent to a “self-stimulation” experiment, they could become “addicted to the stimulation itself” or “compulsive about the stimulation,” and stimulate themselves “for the entire day,” “at maximum amplitude” and, in some instances, “into convulsions.” DBS of the reward system has recently been applied to alleviate anhedonia in patients with refractory major depression. Although this approach appears promising, there remains a difficult problem: who can adjust their feelings and reward-oriented behavior within the normal range? With a self-stimulation procedure, the BSR may become uncontrollable. To develop DBS to the level of a standard therapy for mental disorders, we need to discuss “Who has the right to control the mental condition?” and “Who makes decisions” on “How much control is appropriate?” in daily life.
著者
大竹 徹 桜井 千里 長谷川 紘司 吉江 弘正 大藤 泰人 原 耕二
出版者
特定非営利活動法人日本歯周病学会
雑誌
日本歯周病学会会誌 (ISSN:03850110)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.499-507, 1993-09-28
被引用文献数
4

本研究はポケット掻爬後の治療効果の細菌学的判定と,臨床変化との経時的関連を検策する目的で実施した。治療効果の細菌学的判定には,歯周病原菌の酵素活性を利用した迅速診断法であるペリオチェック^[○!R]を用いた。術後の2週目での判定では,歯周ポケットが深いほど,前歯部と臼歯部を比較すると臼歯部ほど,また,根分岐部病変の有無では,根分岐部病変を有する方が,ペリオチェック活性の陽性率が高かった。さらに,術後2週目のペリオチェック判定が陰性,陽性を示した2群間で,18周目までの臨床変化を比較した。2週目でのペリオチェック活性陰性群の方が,陽性群に比べて術後18週の臨床的検査項目において有意な改善が認められた。このことから,ペリオチェック判定による細菌学的検査は術後の歯周組織の将来の臨床的変化を先取りする先行性を有する検査法である可能性が示唆された。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.803, pp.8-14, 2005-08-22

平行に並ぶ8枚のメッシュ状の格子壁が建物を支える。格子壁はスチールフラットバーの垂直材と斜材で構成され、平行四辺形の格子部分には三角形のスチールパネルやガラスブロックがはめ込まれている。ところどころ向こうが透けて見え、三角形が幾重にも連なる様子は壮観だ──。今年3月に竣工した公立はこだて未来大学研究棟に格子壁を用いた狙いを、設計者の山本理顕氏はこう説明する。
著者
吉野 由起
出版者
三重大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本課題はロマン派期文芸における妖精表象の実態をスコットおよびホッグの作品群に焦点をあて検証した。両者による土着の口承伝統を巡る論考や、詩や小説での妖精の描出例は数多く多岐に亘り、一見懐古的な様相の背後に隠された先鋭的な近代性、独創性と実験性に溢れ、同時代英国文壇で稀有な存在感を放ったと考えられる。これらの例の検証の結果、両者の妖精譚は同時代現実世界に向けた眼差しの体現であり、啓蒙主義の開花とロマン派期文芸の独特の展開をみたスコットランドにおける両潮流のせめぎ合いの顕現であり、口承伝統と古典叙事詩の借用を折衷した神話創造の試みで、両者の文学性に密接に関連するという仮説の裏付けを得た。
著者
桂 紹隆 稲見 正浩 小川 英世
出版者
広島大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1993

本研究の目的は、ディグナーガの主著『集量論自注』(Pramanasamuccaya-vrtti)の第5章「アポーハ論」の詳細な和訳研究にあった。そのため、上記の研究組織に、原田和宗・本田義央の両氏をくわえて、同書の読書会を定期的に開催した。その際、従来十分に利用されてきたとは言いがたいジネーンドラブディの『復注』(Tika)の重要性に着目し、その和訳研究にも並行して取り組んできた。その結果、次の様な重要な方法論的問題を自覚するようになった。すなわち、大変不完全な2種のチベット語訳しか存在しない『自注』の解釈にあたっては、従来の研究者が試みてきたように、出来るかぎりのサンスクリット断片テキストを収集して、原型としてのサンスクリット・テキストを想定した上で理解するのが最も有効な方法である。我々の研究グループにおいても、既に原田氏によって、ジャンブヴィジャヤ師の梵文還元の試みに基づく、貴重な還元サンスクリット・テキストが完成されている。また、それに基づく和訳も原田氏のものと、研究代表取者桂のものが、準備されつつある。いずれ近い将来に公刊の機会を得たいと願っている。他方、比較的良好なチベット訳が1本存在する『復注』の場合は、必ずしも『自注』と同じ方法論が適用できないことが判明した。勿論、ジャンブヴィジャヤ師は、常に還梵テキストの提示を試み、成功してきたのであるが、以下の我々の和訳研究が示唆するように、『量評釈自注』(Pramanavarttika-Svavrtti)などの引用を除いて、サンスクリット断片が極端に少ない『復注』の場合還梵テキストの提示は必ずしも容易ではないし、また、あまり実りの多いものとは言えない。むしろ、かつてシュタイケルナ-が提案した、断片テキストの階層的処理というプラマーナ・テキスト研究の方法論を積極的に適用すべきである。
著者
後藤 友嗣
出版者
国立天文台
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2008

本研究の目的は宇宙最遠方のQSOを発見し、これを用いて宇宙最電離を解明することにある。本年度はUKIDSS近赤外線サーベイによって新しく観測されたデータを用いてQSO候補天体の選択を行った。これら候補天体を同定するため、主としてハワイ大学の8-10mの望遠鏡を用いて分光観測を行ったが新しいQSOは発見できなかった。UKIDSSサーベイの進行状況が全計画の1/2程度まで進んでおり、QSOの個数密度の進化をz<6から外挿すると、この領域でのQSO発見の期待値は~4個程度である。従ってこの領域のQSOの発見個数が0であることは、QSOの個数密度がz>7において大きく減少していることを示している。これはQSOの進化史にとって劇的な変化であり、QSOの進化理論に制限をつけることができる重要な結果である。現在はこの結果を最終確認すべく、UKIDSSサーベイの残り1/2の領域について鋭意探査を継続中である。QSO探査と平行して既知の遠方QSOに関する調査も行った。昨年度我々がその周囲に取り巻くホスト銀河およびライマンα輝線星雲を発見したz=6.4におけるQSOを10m望遠鏡を用いて詳細分光観測を行った。この分光データを用いて、QSOを背景光として利用することにより5.615<z<6.365における宇宙の電離度の調査を行った。QSOを背景光とした直説的な方法による宇宙の電離度の探査がz=6.365の遠方にまで遡って行われたのはこの研究が初めてである。この結果5.915<z<6.365の間において、ガンピーターソンの谷とよばれる全くQSOの紫外光が検出されない暗黒領域が見つかった。これは200Mpcという前例をみない広大な領域に及んでおり、5.615<z<6.365の宇宙は再電離が完了しておらず、宇宙がより中性であった暗黒時代にさしかかっていると考えて矛盾しない。
著者
山田槌太郎編
出版者
博文館
巻号頁・発行日
1904
著者
須曽野 仁志 下村 勉
出版者
三重大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

学習者が自分自身へ宛てた手紙をデジタルストーリーテリング(digital storytelling、略称「DST」)で表現する授業設計及び実践にとり組んだ。具体的に、大学生を対象とした実践は三重大学教育学部授業で、中学生対象の実践は三重県志摩市立浜島中学校で行われた。学習者が授業でDST制作にとり組んだ感想を質的分析し、授業デザインのためのコメントをカテゴリー化した。さらに、授業実践を通じて、手紙形式のDSTは人に伝える言語活動を充実するために有効であり、「自分への手紙」をテーマに設定することが学習者自身の生き方を内省することにつながることが明らかになった。
著者
井上 治 小松 久男 栗林 均 宇野 伸浩 藤代 節 柳澤 明
出版者
島根県立大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2004

本研究課題は、北方ならびに中央ユーラシア地域の複雑で多様な文化を、歴史学・言語学・文学・人類学などの手法を有機的に組み合わせ、時代・地域・学問分野・方法論などの研究上の境界を超えて考究することを目指した。基本視点は異文化受容と文化変容の過程に設定し、文献資料・口頭伝承などの資料の分析を通じて、在来要素と外来要素の存在、外来要素の波及・流入過程、外来要素の流入による在来要素の変容と定着過程、在来要素の干渉による外来要素の変容と定着過程、それらの中間に存在する諸媒体などに着目して、受容・変容・定着という文化の動態を把握すること、各地域における異文化受容と文化変容のモデル化の可能性を追求すること、上記の動態あるいはモデルの相互比較により地域間の異同とそれを生んだ歴史的・社会的諸要因を究明すること、各地域における「伝統」の再構築とアイデンティティやエスニシティのダイナミズムの実態を明らかにすること、これらのいずかの側面にアプローチし、以下のような研究が行われた。(1)清朝で編纂された5言語対訳辞典『御製五体清文鑑』の研究上の問題点、(2)イランのモンゴル人政権における婚姻関係、(3)南方に移住したバルガ人たちの社会・文化変容プロセス、(4)シベリアのチュルク諸語の言語状況の動態、(5)ポスト社会主義時代のトゥバの文化的産物と文化実践の変容過程、(6)中央ユーラシアのテュルク系叙事詩の主人公側意識の多様性、(7)元における高麗在来王朝体制の保全のあり方、(8)古代ボン教の変容とその継続性、(9)モンゴル英雄叙事詩の年齢表現と「七冲」という易学の概念との関係、(10)19〜20世紀前半のモンゴルの祖先崇拝儀礼における伝統的価値観と仏教的価値観の整合過程のモデル化。また、島根県立大学服部文庫所蔵のモンゴル語、テュルク諸語文献の目録(暫定版)を完成させた。
著者
Michael P. JANES
出版者
日本サンゴ礁学会
雑誌
Galaxea, Journal of Coral Reef Studies (ISSN:18830838)
巻号頁・発行日
vol.15, no.Supplement, pp.195-200, 2013 (Released:2014-06-25)
参考文献数
29
被引用文献数
9

The Xeniidae are a major component of benthic coral reef communities in Lembeh, Indonesia. A two-week survey of the xeniids from this region was conducted. Scuba collections were carried out to a depth of 25 meters. A total of 48 samples were examined, encompassing a variety of species found in Lembeh Strait. Representatives of the genera Anthelia, Cespitularia, Heteroxenia, Sansibia, Sympodium, and Xenia were recorded using microscopic analysis. Visual estimates were made of the underwater abundance and distribution of these genera. Three habitats containing xeniids were identified. Sand slopes, which were limited to the genera Anthelia, and Xenia. Hard substratum patch reefs supported the greatest diversity, which included communities of Anthelia, Cespitularia, Heteroxenia, Sansibia, Sympodium, and Xenia. The genera Cespitularia, Heteroxenia and Xenia were found to colonize reef walls. Only one colony of Sansibia and one colony of Sympodium were recorded in this survey. Abundant assemblages of Xenia were found to occur at depths of 3-25 meters, primarily on sand slopes. Interestingly, most colonies of Cespitularia and Heteroxenia were observed below 10 meters on both patch reefs and reef walls.
著者
大谷真
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.982-991, 2013-02-15

インターネットでの電子商取引などのビジネスメッセージ交換について考えるものとする.従来のWebサービスでは,関連サイトにまたがる全体的なビジネスプロセスモデル(BPM)が事前定義されていることが前提である.各サイトはそれにそって動作するように作られていなければならない.自律型Webサービス(AWS;Autonomous Web Services)は,全体的なBPMは不要で個々のサイトが独立にBPMを持つものとし,各サイトのBPMを動的に協調させることで,自由に作られたサイト間でも柔軟にビジネスプロセスが実行できることを目的としている.2004年にAWSの核である動的モデル協調の初期的アルゴリズムを提案して以来,我々は,AWSの基本原理を確立しアルゴリズムを改良するとともに,ソフトウェア基盤であるAWSミドルウェアの制御方式とそのアプリケーションインタフェースを提案した.また,BPMの外部表現と内部表現,ビジネスプロセスインスタンスに対するスレッド制御方法などの実装方式を考案してきた.さらにそれらに基づき,AWSミドルウェアを実装しその評価を行った.この結果,AWSの基本原理とアルゴリズムの妥当性だけでなく,ミドルウェア制御方式や実装方式の妥当性,有効性,実装可能性,および実用性が検証された.本論文の目的は,AWSの原理,実装,および成果を体系的に述べることである.Let us consider business message exchanges over the Internet like in electric commerce. The current Web Services requires a predefined entire BPM (Business Process Model) across related sites. Each site must be built in accordance with the entire BPM. The AWS (Autonomous Web Services) does not requires such a predefined entire BPM and permits each site has its own BPM. It aims to enable a flexible execution of business processes between freely built sites by dynamically harmonizing BPMs. Since having proposed in 2004 an initial algorithm for the dynamic model harmonization, we established the basic principle of the AWS with improvement of the algorithm then proposed the new control mechanism and application interface for the AWS middleware. We also contrived implementation methods such as an external representation of BPM and the thread control mechanism for business process instances. Based on them, we succeeded in implementation of the AWS middleware and completed its evaluation. These show not only the properness of the AWS's basic principle and algorithm, but also the appropriateness, effectiveness, implementation possibility and practicality of the proposed mechanism of the AWS middleware. This paper systematically states the AWS's principle, its implementation, and the results.
著者
中村 由佳
出版者
関東社会学会
雑誌
年報社会学論集 (ISSN:09194363)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.19, pp.189-200, 2006-07-31 (Released:2010-04-21)
参考文献数
19
被引用文献数
2

From the mid 1990s, a new form of fashion has occupied part of the urban space of Japan: “street fashion”. What are the patterns of organization and communication in the urban space formed by “street fashion”? This paper attempts to examine “Ura-Harajuku”, the center of post 1980s' fashion in Tokyo, applying a dramaturgical approach. After that, the range of the approach itself and its limits are considered.
著者
飯田 毅
出版者
一般社団法人大学英語教育学会
雑誌
JACET Kansai journal (ISSN:18802281)
巻号頁・発行日
no.15, pp.106-124, 2013-03-31

Despite the government's strengthening human resource development for a global society, there have not been sufficient studies clarifying the development of English skills of university students during study abroad. This study examined how Japanese university learners of English improved their English after a two-semester-study-abroad program by using TOEIC scores, a questionnaire, and interviews. 92 female university students took the test before and after study abroad and answered the questionnaire after study abroad. They were divided into four groups based on their types of courses in which they studied: Academic Course group (Non-ESL) refers to the group of students taking only academic courses; Academic + ESL Course group (AC+ESL) means students who took both academic and ESL courses simultaneously; ESL→AC for students who took ESL first and moved on to academic courses afterwards; ESL-only means students who only took ESL courses. The results showed that the different groups developed their English skills differently, which suggests that students' English proficiency before study abroad might affect the development of their English during study abroad. The questionnaire and interview revealed that not only English proficiency before study abroad but also some different learning styles and attitudes towards study abroad might have resulted in enrollment in academic courses at university.