1 0 0 0 OA 墨水遺稿

著者
黒川春村 著
出版者
吉川半七
巻号頁・発行日
vol.巻1 古物語類字鈔, 1899
著者
嶺岸 玲子
出版者
東北大学
雑誌
言語科学論集 (ISSN:13434586)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.111-122, 1997-12-31
被引用文献数
1

日常会話で頻繁に用いられている縮約形について、外国人がそれを用いた際に日本人がどう感じるかということを評価実験によって検討した。フォーマルな場面では原形の使用が、インフォーマルな場面では縮約形の使用が高く評価されたが、初級学習者に対しては評価が甘くなる傾向が見られた。また、「んだ」「けど」などの縮約形は原形よりも評価が高く、初級の段階からフォーマルな場面でもその使用が許されることがわかった。
著者
堀越 勝 石田 恵 草間 幹夫 藤林 孝司 榎本 昭二 岡田 憲彦
出版者
Japanese Society of Oral and Maxillofacial Surgeons
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.31, no.8, pp.2005-2010, 1985
被引用文献数
1

The presence of sebaceous glands in the oral mucosa is not uncommon, however, sebaceous elements are rarely found on the tongue. Only six cases of ectopic sebaceous glands of the tongue have been reported previously. And four cases of them which have formed duct-like structure were discussed in relation to the thyloglossal duct.<BR>We have recently encountered a case which was clinically and microscopically similar to the prior cases. In this article, a case report was presented with the review of the literature.
著者
竹内 晧
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.72, no.612, pp.145-151, 2007

I wrote a report about the characteristics of Bothnian block-pillar churches in the 17^<th> century in my previous paper. Many of these churches were constructed using a highly developed technique during this time. But in Sweden, the style of churches changed to cruciform churches at the end of the 17^<th> century. This trend came to Finland and many cruciform churches were built with the corner-timbered technique. Although the block-pillar churches became virtually obsolete, the technique was still being applied to cruciform churches as late as the middle of the 18^<th> century. Thus the cruciform churches developed into larger and higher structures. I will try to clarify how the block-pillar technique was applied to cruciform churches. I believe this technique played a very significant role in the history of Finnish wooden churches during the 17^<th> and 18^<th> centuries.
著者
杉浦 哲朗 高田 淳 公文 義雄 竹内 啓晃
出版者
高知大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

ピロリ関連免疫性血小板減少性紫斑病の病態解析からピロリ成分が血小板に結合することを見出した。そこで、その血小板結合成分をLC-MS/ MS解析を経て、11の候補蛋白から最終的に1つの菌体膜蛋白の同定に成功した。そのHis融合蛋白を作製し血小板との反応性解析から、本蛋白が明らかに血小板を凝集し活性化することを証明した。さらに、患者検体から本蛋白検出に必須な特異性の高い抗体をウサギ免疫から獲得することができた。
著者
冨里 則子 宇良 政治
出版者
Japan Audiological Society
雑誌
Audiology Japan (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.44, no.5, pp.463-464, 2001-09-30
被引用文献数
3 1

1 0 0 0 OA 東京市疑獄史

著者
東京府地方改良協会 編
出版者
日本魂社
巻号頁・発行日
1928
著者
山口 晴保 山上 徹也 亀ヶ谷 忠彦 勝山 しおり 亀ヶ谷 忠彦
出版者
群馬大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

認知症をリハの適応疾患とするという研究実施計画に基づき、社会脳に注目した認知症への脳活性化リハの実施を3年間行った。行動・心理症状を減らし、生活力を高めるリハである。認知症が生活障害の主たる要因となっている老健入所者を対象に、まずは脳活性化リハ5原則に基づく認知症短期集中リハの効果を示した。さらに、群分け(ランダム化対照試験)→3か月の介入→評価のリハ介入研究を行った。小グループでのリハ介入とした結果、生活障害の改善とQOL向上が得られ、小グループで社会脳機能を高めるリハの効果を示せた。
著者
南 雅文 佐藤 公道
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.125, no.1, pp.5-9, 2005 (Released:2005-03-01)
参考文献数
4

「痛み」は感覚的成分(sensory component)と感情的あるいは情動的成分(affectiveあるいはemotional component)からなる.これまでに感覚的成分に関しては精力的に研究されその分子機構も次第に明らかになりつつあるが,感情的成分に関する研究は未だ緒についたばかりである.本稿では,「痛み」の感情的成分である「負の情動反応」における扁桃体の役割とそれに関連する神経情報伝達機構について筆者らの研究成果を紹介する.ホルマリン後肢皮下投与により惹起される体性痛(somatic pain)により扁桃体基底外側核においてc-fos mRNA発現が誘導されたが,扁桃体中心核では発現誘導されなかった.一方,酢酸腹腔内投与による内臓痛(visceral pain)ではc-fos mRNA発現は中心核で誘導されるが,基底外側核では誘導されなかった.また,ホルマリンにより惹起される場所嫌悪反応は,基底外側核あるいは中心核のいずれかを予め破壊することで著しく抑制されたが,酢酸による場所嫌悪反応は,中心核の破壊によってのみ抑制され基底外側核の破壊では影響を受けなかった.これらの結果は,「痛み」の感情的成分である「負の情動反応」に関わる神経回路が,体性痛と内臓痛とでは異なることを示唆している.ホルマリンによる体性痛の際には基底外側核においてグルタミン酸遊離が増加し,NMDA受容体拮抗薬の基底外側核への局所投与によりホルマリンによる場所嫌悪反応が抑制された.さらに,基底外側核へのモルヒネ局所投与はホルマリンによるグルタミン酸遊離と場所嫌悪反応をともに抑制した.これらの知見は,ホルマリン投与により引き起こされる「負の情動反応」に基底外側核でのNMDA受容体を介した神経情報伝達が重要な役割を果たしていることを示唆している.また,モルヒネがこの情報伝達を抑制的に調節することも明らかとなり,モルヒネの鎮痛作用には,「痛み」の感覚的成分である痛覚情報伝達を抑制するという直接的な作用機序だけでなく,「痛み」の感情的成分である「負の情動反応」を抑制するという作用機序も関与していることが考えられる.
著者
茶木 茂之 奥山 茂
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.127, no.3, pp.196-200, 2006 (Released:2006-05-01)
参考文献数
28
被引用文献数
1 1

ストレス社会を反映して,うつ病・不安障害などのストレス性疾患を患う患者数は増加の一途を辿っているが,現在使用されている抗うつ薬は治療効果および作用発現の速さという点で必ずしも満足できるものではない.最近,種々の神経ペプチドと呼ばれる短鎖アミノ酸がストレス反応において中心的役割を果たす分子として注目されている.神経ペプチドは感情およびストレス反応に関与する脳内の特定部位において生合成され,神経伝達物質あるいは調節物質として機能する.さらに,それらの発現および遊離はストレス負荷によって顕著に変化し,脳内神経回路あるいは神経内分泌系を介して種々のストレス反応を惹起する.神経ペプチドは細胞膜表面に発現するそれぞれの神経ペプチドに特異的な受容体に結合することにより生理機能を発現する.さらに,それぞれの受容体には通常数種類のサブタイプが存在することが知られている.各神経ペプチド受容体サブタイプに特異的な化合物および受容体サブタイプの遺伝子改変動物を用いた行動薬理学的検討により,各神経ペプチド受容体サブタイプの生理機能およびうつ病との関連が明らかになりつつある.これら神経ペプチド受容体の中で,コルチコトロピン放出因子1型受容体,バソプレッシン1b受容体,メラニン凝集ホルモン1型受容体およびメラノコルチン-4受容体はストレス反応との関連が示唆されている.さらに,それぞれの受容体に特異的な拮抗薬が創出され,種々動物モデルにおいて抗うつ作用が認められたことから,これらの受容体の新規抗うつ薬創出のターゲットとしての有用性が期待される.

1 0 0 0 OA 明治聖帝

著者
文盛堂編輯所 編
出版者
榊原文盛堂
巻号頁・発行日
1913
著者
浅川 理
出版者
(財)東京都老人総合研究所
雑誌
奨励研究(A)
巻号頁・発行日
1995

(目的)痴呆患者の介護者における介護負担と医療機関へのニーズの実態を明らかにする。(対象・方法)東京都老人医療センター痴呆専門外来を、平成7年9月から平成8年2月までに受診した患者とその介護者のうち、精神科医が診察した28例を対象とした。患者背景、長谷川式知能スケール(改)(HDS-R)、問題行動評価尺度(TBS)、N式日常生活動作能力評価尺度(N-ADL)、および介護者における受診理由、介護負担度、受診後の負担感の変化、満足度、自己評価抑うつスケール(SDS)などについてアンケート調査を行った。(結果・考察)受診理由は、診断確定35.4%、痴呆自体の治療31.3%で、精神症状などの問題行動の治療や応対方法の指導29.2%であった。介護負担度は、限界および負担ながらも家庭介護継続可能60.7%、十分家庭介護に余裕あり32.1%であった。診察後の負担感の変化は、減ったものが57.0%であったが、かえって増したものも7.1%であった。外来での診察・説明で、満足できたもの71.3%だったが、不満足としたものも28.5%であった。不満の理由には、患者診察のみで家族の悩みを聞いてもらえなかった、進行の見通しや具体的な応対方法についての説明がほしかった、診断が確定してかえって絶望感が増した、などがあった。介護負担度別にHDS-R、TBS、N-ADL、SDSを比較したところ、介護負担が高い群でHDS-R、N-ADLの点が低く、TBSの点が高かった。また、介護負担が高い群でSDSの点が高く、介護者に抑うつ傾向が強く現れていることもわかった。以上から、負担感の強い介護者のニーズは、診断や痴呆に対する治療以上に、精神症状の治療や具体的な応対方法の指導・心理的サポートであることが示唆された。今後さらに例数を増やし、適切な治療的アプローチを検討していく必要がある。
著者
小野 亮一 前田 幹夫 中村 宏之 中田 隆 宮崎 純生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.575, pp.91-95, 2004-01-16

ユビキタス社会の実現に向け、ソフトウェアの高品質化・開発ユストの低廉化の要求がさらに高まっている。本稿では、これらソフトウェアの高品質化・開発コストの低廉化に向けたP2P型の開発システムの提案を行うと共にクライアント/サーバ型の開発管理システムとの比較評価を通じ提案システムの適用領域及び有効性を明らかにする。
著者
中村 聡史
出版者
京都大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2010

スマートフォンを用いたグループで連携する情報検索(モバイル協調検索)において,グループメンバー同士で意思疎通を図りながら検索を可能とするため,2つの手法を提案および実現した.1つ目は他者の検索結果上への候補ページ割り込み手法で,これにより検索中の情報共有を可能とした.2つ目はグループメンバーの検索状況を考慮したクエリ推薦手法で,これによりある程度網羅的に調べつつも,意思決定をスムーズに行うことを可能とした.
著者
中尾 正俊
出版者
広島大学マネジメント学会
雑誌
広島大学マネジメント研究 (ISSN:13464086)
巻号頁・発行日
no.15, pp.82-82, 2014-03-27

広島大学大学院社会科学研究科マネジメント専攻 平成25年度修士論文要旨〈学会員の論文要旨のみ掲載〉
著者
小澤 壯行
出版者
日本獣医畜産大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

本研究においては、以下の8点を明らかにした。1.近年着実に山羊飼養の「復権的傾向」が見受けられること、さらに一村一品活動の成果として各種の山羊産品が生まれつつあること。2.消費者は山羊肉に対して「臭い」等の印象を抱いているが、「適当な価格で料理法が明示されているならば」購入してみたいとの意向が強いこと。3.しかし、都内沖縄料理店を対象とした調査では山羊肉料理は都市住民には好まれず、積極的な展開をする意志が無いこと。4.学生に対する山羊肉官能試験では、山羊肉の感受性は好評であり、モモ肉に比べてロース肉の嗜好性が優ったこと。また、消費の意向でも「また食べてみたい」と回答する者が過半を占め、市場性の存在が示唆されたこと。5.山羊飼養の先進地であるニュージーランドでは、肥育牛との複合経営部門として肉用山羊が位置づけられており、その収益性よりもむしろ雑草防除的な位置づけがなされていること。6.国産ザーネン去勢種とニュージーランド産ボア雑種のロース及びモモ肉部位の官能試験を行った結果、ロース肉間の嗜好性については品種間の有意差は認められなかったこと。またモモ肉間の嗜好性については「ジューシーさ」と「歯ごたえ」において有意にボア雑種がザーネン種を上回り高い評価を得たこと。7.山羊肉利用料理の官能試験実施による受容性の検討では、(1)肉じゃが、(2)ハヤシライス、(3)酢豚風を調理した。このうち山羊肉の調理法が一番合っているとして支持を集めた料理は酢豚風で全体の約半数を占め、次いでハヤシライス、肉じゃがの順となり、濃厚な味付けが適していること。8.山羊肉の販路開拓検討案の策定については、(1)山羊肉の栄養面的特徴、(2)山羊肉の呼称として「シェーブルミート」を提唱および(3)レシピカードの作成による消費訴求を提唱すること。