著者
小谷 清
出版者
筑波大学社会科学系 (経済学)
雑誌
筑波大学経済学論集
巻号頁・発行日
no.47, pp.135-166, 2001-10-31

戦前から戦後そして現在に至るまで我が国の社会経済問題についての思考を頑強に支配し続けてきたのは、この小論で制度主義と呼ぶ思考パターンである。わが国でも、政府の介入によってではなく、市場機構に経済問題の解決は任せるべきであるという。制度主義とは相い対立する市場主義が、ある程度の社会的合意を得た考え方として ...
著者
渡邊 智 藤原 敏雄 川崎 義巳 大塚 吉則
出版者
日本温泉気候物理医学会
雑誌
日本温泉気候物理医学会雑誌 (ISSN:00290343)
巻号頁・発行日
vol.60, no.4, pp.235-239, 1997-08-01
参考文献数
13
被引用文献数
2

We investigated the effects of bathing with bath preparation (sodium sulfate, sodium chloride, 30g/200l) on the thermal preservability in healthy volunteers. We also investigated these effects on the antioxidative defense system in patients with vibration syndrome (VS). In these investigations, we measured the activities of erythrocyte superoxide dismutase (SOD). After immersion at 41℃ for 5 min, forearm skin temperature, photoplethysmograph, and transepidermal water loss increased significantly as compared with those after bathing in a plain water. After bathing for 4 weeks at around 40℃ for 10min, activities of erythrocyte SOD increased significantly. These data indicate that bathing with the bath preparation has a stronger effect on thermal preservability in healthy volunteers and activation of the antioxidative defense system in patients with vibration syndrome due to a significant increase in activities of erythrocyte SOD.
著者
フランク スコットハウエル 猪俣 芳栄 橋本 剛 スコット ハウエル 猪俣 芳栄
出版者
上智大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

次の二つの観点より「化学英語論文における複合名詞」の研究を行った。1.Inorganic Chemistry誌中、英語圏の化学者と日本人が執筆した論文の各章の複合名詞(NCs)の使用頻度を比較した。両地域のNCsの利用頻度はほぼ同じで、日本人のNCs用法は適切であることがわかった。更に、NCs中に隠された表現を検討した。2.Dalton Transactions誌の英語圏化学者の論文中で使用されている頻出NCsをPERCコーパスで検索し、用法を調べた。その結果、NCs の従属部は単数形をとること、「名詞+名詞」と「形容詞+名詞」が同じ意味をとる場合、前者は意味を限定する役割があることがわかった。
著者
港屋 浩一 小野 高幸 佐藤 夏雄 巻田 和男 芳野 赳夫
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.113-147, 1994-07

オーロラの位置, 形および動きに関する南北共役性の解析を行うためにオーロラ画像処理システムの開発を行った。本システムは以下の3点で重要な特徴をもっている。1)本システムにより, 大量の画像データを高速かつ効率的に解析できる。2)磁気座標展開図およびオーロラダイナミック表示図により, オーロラの位置, 形および動きに関する南北比較が容易である。3)昭和基地とあすか基地の画像を合成することにより広範囲のオーロラ像を確認することができる。本システムを用いた実データ解析として, 1991年9月9日∿10日, 昭和基地, あすか基地, Husafellの3点同時に観測されたSITオーロラTVカメラデータに適用してみた。
著者
藤井 雅弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. WBS, ワイドバンドシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.324, pp.19-22, 2009-12-01
参考文献数
5

2009年9月9日から11日の3日間にわたってカナダのバンクーバーのHyatt Regency VancouverホテルでICUWB2009(The 2009 IEEE International Conference on Ultra-Wideband)が開催された。本会議はUWB技術に特化した国際会議である。本稿では、ICUWB2009に関して報告し、本会議で議論されたUWBに関する最新のトピックスに関して述べる。
著者
麻原彰晃著
出版者
オウム
巻号頁・発行日
1995
著者
佐藤 正明
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.957, pp.88-91, 1998-09-14

1976年9月9日、ビクターは満を持してVHSを発表した。ソニーのベータマックスとVHSのどちらが主導権を握るか。その審判は市場にゆだねられたかに思えたが、VHSが発売されて1週間とたたないうちに、規格統一問題が再燃した。テープの互換性のなさが販売に支障をきたすとして、城南電機社長の宮路年雄が社会党議員を突き上げた結果、国会で取り上げられたためだ。
著者
三輪 公忠
出版者
上智大学
雑誌
ソフィア (ISSN:04896432)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, 1964-04
著者
高田 智之
出版者
共栄大学
雑誌
共栄大学研究論集 (ISSN:13480596)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.67-74, 2013-03-31

『満蒙』という76 年の歴史を持つ筆者の実家の老舗鮮魚店の屋号と、実家に保管されていた戦前の写真グラフなどを通して、内地の日本人として祖父と父が満洲(現・中国東北部)に対してどのような理解を得ていたかを考察した。一方、実家の店以外にも満洲にちなんだ屋号を持つ商店や旅館があることが分かり、それらの屋号の由来について経営者に聞いた。その結果、筆者の祖父や父を含め、彼らが満洲に対して繁栄、希望、懐古といったシンプルかつ独善的なイメージを抱いていたことが確認された。そのようなイメージは日本の傀儡国家・満洲国に代表される当時の満洲の実態とはかけ離れたものであるが、今日の尖閣諸島問題のような日中間の歴史認識の隔たりを理解する手掛かりを提供してくれる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経バイト (ISSN:02896508)
巻号頁・発行日
no.182, pp.192-201, 1998-10

98年8月24日,米Intel社はPentiumの動作周波数を400MHzから450MHzに引き上げた。同じ日には,1000ドル・パソコンなど基本構成デスクトップ向けのCeleronも動作周波数を266MHzから333MHzに引き上げた(写真1)。その後間もなく98年9月9日にはノート・パソコン向けのMobile Pentiumの動作周波数を266MHzから300MHzに引き上げた。
著者
帝国少年議会編輯局 編
出版者
博報堂
巻号頁・発行日
1901
著者
竹川 暢之 岩上 直幹 岡林 昌宏
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙科学研究所報告. 特集 (ISSN:02859920)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.45-55, 1999-03

我々は, 上部成層圏において酸素原子O (^3P)の測定を行うために, 共鳴蛍光法による気球搭載型O (^3P)測定器を開発した。この方法は絶対測定であり, 実験室における高精度の較正実験が要求される。我々は, 数値シミュレーション計算および室内実験を基に測定器の性能を詳細に調べた。高高度気球BT15によるO (^3P)とオゾン(O_3)の同時測定は, 1997年9月9日正午前後に宇宙科学研究所三陸大気球観測所において行われた。O_3は同じ気球に搭載された東北大の光学オゾンゾンデにより測定された。高度38-44kmにおける測定値とモデル値の比較を行ったところ, 両者は誤差の範囲内でほぼ一致していたが, [O (^3P)]/[O_3] 比の測定値の傾きとモデル計算値の傾きの間には違いが見られた。しかしながら, O (^3P)測定値の精度および確度は充分なものではなく, この傾きの違いに関して詳細な議論を行うまでには至らなかった。
著者
寺内 美奈 久保 敦 長嶋 祐二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. WIT, 福祉情報工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.57, pp.59-64, 2006-05-12
参考文献数
6
被引用文献数
4

聴覚に障害のある人のコミュニケーション手段の一つである手話は,手指信号と非手指信号より構成されている対話型言語である.著者らはネイティブサイナによる手話対話をできるだけ詳細に記録し,対話主導権のあり方,会話進行の特徴を明らかにすることを検討してきた.また,非手指動作(NMS)を抑制した場合や手指動作(MS)を抑制した場合に対話中の発話交替に与える影響について解析を進めている.本報告では,時間遅延が発話交替にどのような影響を及ぼすか調べるため,一組の対話中に伝送遅延を施し,その対話状況を解析した.その結果,遅延環境下では協調戦略的介入が2倍近くになることと,招致介入は遅延の影響が少ないことが判明した.また,通常伝送下での対話は遅延環境下よりも戦略的介入が積極的に行われたことを確認した.
著者
神沼 克伊
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大学地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.48, no.6, pp.1165-1180, 1970-11

Three future problems in the study of aftershocks are proposed by the authors (Kaminuma and Goto; 1970). One of these problems is the necessity to discuss the accuracy of hypocenters with the objectives to obtain the absolute locations of earthquake hypocenters and to determine the necessary accuracy for each of the study.
著者
村井 勇
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大学地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.48, no.6, pp.1251-1266, 1970-11

On Sept., 9, 1969, a local earthquake with magnitude 6.6 occurred in the mountains of the central part of Gifu Prefecture. The damage to buildings was slight, and no trace of a new earthquake-fault could be found in the epicentral area. Rock falls, land slides, and cracks in the ground, however, were concentrated in the zone extending in the WNW-ESE direction from Hatase-toge to Shinden. At a locality on the active fault with a WNW-ESE trend in the epicentral area, cracks occurred which showed a tendency of left lateral slip.
著者
海谷 治彦 佐伯 元司 青山 幹雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ソフトウェア工学(SE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.22, pp.145-152, 2003-03-06
参考文献数
14

RE (IEEE International Requirements Engineering Conference)は,要求工学の分野でもっとも大規模な国際会議である.そのREが,2002年9月9日から13日の5日間,ドイツのエッセンで行われ,筆者らも参加した.本稿では,RE'02の内容と参加した感想について報告する.RE, IEEE International Requirements Engineering Conference, is one of the biggest conference of requirements engineering. RE'02 was held in Essen in Germany last year and we attendet it. In this article, we report the details of RE and my impression.
著者
内山 真一郎 堤 由紀子 長山 隆 小林 逸郎 丸山 勝一 日下部 きよ子
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.454-454, 1980-05-25

第2回東京女子医科大学血栓止血研究会 昭和63年9月9日 第一臨床講堂