著者
小川 恒男
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

本研究は、日本を訪れた中国人が明治の東京を描いた作品群を研究対象とし、その集成を目的とした。具体的な研究成果として「郁曼陀『東京雑事詩』訳注」が挙げられる。郁曼陀は当時の市井の人々の目線で東京を描いており、取り分け女性の姿を好んで描写していた。彼は幕末から明治にかけて流行した日本漢詩を模倣しており、ある意味において、郁曼陀「東京雑事詩」は中国人でありながら日本漢詩を作るという試みであったという結論を得た。

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1919年01月17日, 1919-01-17

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1917年05月30日, 1917-05-30
著者
関谷 洋之 岩田 圭弘
出版者
東京大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2012-04-01

キセノン(Xe)は、暗黒物質探索、二重ベータ崩壊探索等の稀事象探索に広く用いられる重要な元素であり、バックグラウンドとなる不純物をを如何に抑えられるかがキーポイントになる。キセノン中に含まれる放射性希ガス不純物の中で、アルゴン(39Ar)及びクリプトン(85Kr)は蒸留により容易に除去できる。しかし、ラドン(222Rn)は検出器の構成物質からキセノン中へ定常的に放出されるため、長時間にわたり連続的にラドンを除去する手法を開発する必要があった。そこで、本研究ではレーザーを用いた共鳴イオン化技術に着目し、ラドンのみを選択的にイオン化して除去する斬新な手法を導入し、原理検証に成功した。

1 0 0 0 OA 経済学全集

著者
福田徳三 著
出版者
同文館
巻号頁・発行日
vol.第6集(下) 経済政策及時事問題, 1926
著者
鈴木公啓
雑誌
精神科診断学
巻号頁・発行日
vol.15, pp.15-24, 2004
被引用文献数
1
著者
細羽 竜也 内田 信行 生和 秀敏
出版者
広島大学
雑誌
Memoirs of the Faculty of Integrated Arts and Sciences, Hiroshima University. IV, Science reports : studies of fundamental and environmental sciences (ISSN:13408364)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.53-61, 1992-12-31
被引用文献数
1

The 30-items Maudsley Obsessional-Compulsive Inventory (MOCI) was developed as an instrument for assessing the existence and extend of different obsessional-compulsive complaints by Hodgson & Rachman (1977). MOCI is composed of two major types of complaint, checking and cleaning compulsions, and two minor types, slowness and doubting. Rachman & Hodgson (1980) considered the complaints of checking and cleaning as the representative coping behaviors of prevention and provocation. These types of coping behavior could be observed in daily stressful situation. This study was to explore the Japanese version of MOCI available to evaluate the degree of obsessional-compulsive tendency observed in non-clinical persons. The Japanese version of MOCI was administered to 600 normal students to re-investigate the factor structure of this scale. Principal factor analysis and varimax rotation were adopted to extract the significant factors from 30×30 correlation matrix. Three factors, checking, cleaning and doubting-ruminating were extracted independently, but the complaint of slowness was not found as a significant factor. Additively to explore in their correlations with obsessional-complsive complaints, trait anxiety and time anxiety, MOCI, STAI-T form and TAS were administered to 213 normal students. TAS is composed of three subscales, namely, time confusion, time irritation and time submissiveness. The results were as follows. (1) Checking, cleaning and doubting were positively correlated with trait anxiety, but slowness was negatively correlated. (2) All obsessional-compulsive complaints but slowness were positively correlated with time confusion. Slowness and cleaning were positively correlated with time irritation, and negatively correlated with time submissiveness. These results indicate that slowness and cleaning complaints are somewhat different from other obsessional-compulsive complaints.
著者
西村 剛
出版者
日本人類学会
雑誌
Anthropological Science (Japanese Series) (ISSN:13443992)
巻号頁・発行日
vol.116, no.1, pp.1-14, 2008 (Released:2008-06-30)
参考文献数
105
被引用文献数
2 2

ヒトの話しことばにみられる連続的で変化に富んだ音声は,他の霊長類の音声とは異なり,言語で整理された多種多様な情報のすばやい効率的な伝達を可能にする。ヒトは,ヒト以外の哺乳類とは異なり,脳で作られた音声計画に合わせて音声器官の運動を随意に制御し,声道形状を的確なかたちへと連続的に変化させて,話しことばをつくりだす。古人類学的研究では,その話しことばに関連すると考えられる形態学的特徴を探し出し,その特徴に関する古人類の比較形態学的分析を通じて,言語の起源が論じられてきた。一方,ヒト以外の霊長類における音声器官の比較形態学的研究や音声の生物音響学的研究の進展は,話しことばの生物学的基盤は,ヒト系統以前から,それとは関係のない別々の適応を経て現れたというモザイク進化モデルを描き始めた。今後,両研究アプローチによる知見の蓄積とともに,それらが運動学的分析のもとに統合されることを期待したい。それにより,話しことばの解剖学的基盤の何がヒト特異的であるのか,あらためて浮き彫りになるだろう。その実証的知見が古人類学的研究へ還元されるとき,話しことばを含む言語の長い進化プロセスの解明への新たな一歩がふみ出されるに違いない。
著者
金澤 雄一郎 S.J. Turnbull 明城 聡
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

差別化された製品の需要推定は、ブランド価値の評価や価格設定などマーケティングにとって重要な問題の研究に必要不可欠である。しかしながら製品の市場シェアとその特性のみが入手可能な場合も少なくない。このような場合に製品から得られる効用最大化を目指す個人の消費行動と利益最大化を目指す寡占企業の供給行動から市場価格と市場シェアを説明する頻度・ベイズ理論に基づくモデルを提案し、多期間への拡張の準備を行った。
著者
松本 健志 田中 正夫 内藤 尚 中村 匡徳
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

骨折後の早期離床は安静・廃用による骨萎縮を軽減し,高齢者の寝たきりや骨粗鬆症の予防,若年者の正常な骨発達を助け,将来の骨粗鬆症罹患リスクを低減する.本研究では,β交感神経系を介した骨折の可能性について,特に骨修復早期に着目し,動物実験による検討を行った.脛骨皮質骨に欠損を作製したラットを尾部懸垂し,無処置(C), propranololでβ交感神経を遮断(PRO), desferrioxamineで血管新生を促進(DFO)した3群に対し,欠損作製後5日あるいは10日においてジルコニア・アガロース血管造影剤を注入した.各群の試料はジルコニアk吸収端の直上(18. 1keV)及び直下(17. 9keV)で放射光CTスキャンし,再生骨及び新生血管をイメージングした.術後5日目には3群とも血管新生が見られたが,その体積率はC群に比較してDFO群で有意に高く, PRO群では増加傾向が見られたのみであった.骨の再生については特にPRO及びDFOの処置による効果は確認できなかった.術後10日目には血管新生の体積率は3群で差はなくなったが,再生骨の体積率はDFO群で有意に高値を示した. PRO群では骨再生の増加傾向は見られたが,有意な効果は認められなかった.β交感神経遮断の骨修復への効果については,効果の濃度依存性や選択的遮断など,さらに詳細な検討が必要である.
著者
倉本 晶夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.90, no.9, pp.797-809, 2007-09-01
被引用文献数
25

最近,UWB技術を用いたワイヤレスPANやワイヤレスUSBを実現するための小形・広帯域のアンテナが多数提案されている. UWB技術を用いたワイヤレスPANでは,3.1〜10.6GHzの周波数を利用して,高画質の動画をリアルタイムに転送することができる.また,ワイヤレスUSBでは,USBによるデータ転送をワイヤレス化するものであり,ディジタルカメラなどの大きな動画ファイルもUWB技術により数秒で転送が可能になる.いずれの用途においても,小形で広帯域のアンテナが必要になる.特にワイヤレスUSB端末では,アンテナ放射素子部の最大寸法を20mm程度以下とする要望がある.本論文は,ワイヤレスPANやワイヤレスUSBを実現するために,今まで報告されてきた小形・広帯域化技術を取り上げて紹介する.更に,その中の有力なものについて,その特性と課題について示す.
著者
佐田介石 著
出版者
森江書店
巻号頁・発行日
1893
著者
飯島 伸子
出版者
環境社会学会
雑誌
環境社会学研究
巻号頁・発行日
no.6, pp.5-22, 2000-10-31

公害問題は,一般的に過去のものとみなされる風潮が生まれて久しい。本稿は,この風潮に対し,公害問題は地域社会においても,国際的規模でもいまだに発生している実態があるとの問題提起をおこなっている。さらに,国際的規模における公害・環境問題と地域規模における公害問題を含めた加害-被害関係の新たな枠組提示も,各地の調査結果を踏まえておこなった。
著者
鈴木 万里
出版者
東京工芸大学
雑誌
東京工芸大学芸術学部紀要 (ISSN:13418696)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.53-65, 2009-03-31