著者
鶴崎 新一郎
出版者
九州大学
雑誌
法政研究 (ISSN:03872882)
巻号頁・発行日
vol.66, no.4, pp.1859-1869, 2000-03-27
著者
森田 桂 小林 栄
出版者
天然有機化合物討論会
雑誌
天然有機化合物討論会講演要旨集
巻号頁・発行日
no.10, pp.111-117, 1966-09-15

Lenthionine, a highly sulfur-containing odorous substance, has been isolated from Lentinus edodes (Berk.) Sing [Shiitake Mushroom]. The compound represents the characteristic odor of the mushroom and the structure was established to be 1,2,3,5,6-pentathiepane (1) by physico-chemical measurements. 1,2,4,6-Tetrathiepane (II) and 1,2,3,4,5,6-hexathiepane (III) were also separated from the mushroom in minor quantities. All these cyclic methylene polysulfides from natural source were synthesized from simple starting materials. A precursor of lenthionine was isolated in a crystalline form. The compound was not stable and gradually decomposed into lenthionine and its analogs after being left standing at room temperature. The structure of this precursor (IV) is proposed on the basis of the conventional and high resolution mass spectral studies. Finally, the mechanisms of formation of lenthionine and its analogs from the precursor is discussed.
著者
芦原 睦 大平 泰子 佐田 彰見
出版者
一般社団法人日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.111-118, 2005-02-01
被引用文献数
3

産業医からの紹介により当科を受診した症例および当科を受診した職場ストレス症例を対象として背景調査を行い, 心療内科の立場からみた職場ストレスについて検討した. 産業医からの紹介症例ではうつ病圏が最多であり, これらが職場において事例性が高いと推察された. またその研究より産業現場と臨床現場の役割分担が明確でなく, 連携が十分とはいいがたい状況が把握できた. 当科を受診した職場ストレス症例においても, うつ病圏が最も多くみられた. 発症要因となった職場のストレッサーで最も多かったのは"仕事の質"によるものであり, 職場ストレス症例のストレッサーは仕事の質によるものが多いことが把握しえた. 今後, 産業現場と臨床現場とが休職, 復職, 再発予防教育の点などで密接な連携を図り, 勤労者に対してストレス関連疾患の予防やメンタルヘルスに関する知識の普及啓発活動を推進していく必要性が考えられる.
著者
芦原 睦 大平 泰子 佐田 彰見
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.111-118, 2005
参考文献数
9
被引用文献数
3

産業医からの紹介により当科を受診した症例および当科を受診した職場ストレス症例を対象として背景調査を行い, 心療内科の立場からみた職場ストレスについて検討した. 産業医からの紹介症例ではうつ病圏が最多であり, これらが職場において事例性が高いと推察された. またその研究より産業現場と臨床現場の役割分担が明確でなく, 連携が十分とはいいがたい状況が把握できた. 当科を受診した職場ストレス症例においても, うつ病圏が最も多くみられた. 発症要因となった職場のストレッサーで最も多かったのは"仕事の質"によるものであり, 職場ストレス症例のストレッサーは仕事の質によるものが多いことが把握しえた. 今後, 産業現場と臨床現場とが休職, 復職, 再発予防教育の点などで密接な連携を図り, 勤労者に対してストレス関連疾患の予防やメンタルヘルスに関する知識の普及啓発活動を推進していく必要性が考えられる.
著者
井村 伸正 小川 裕司 内藤 猛章 樹林 千尋
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.147-152, 1995-02-01
被引用文献数
1
著者
伊藤 太郎
出版者
帯広畜産大学
雑誌
帯広畜産大学学術研究報告. 第I部 (ISSN:0470925X)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.223-231, 1960-12-25

Homothallic種Sordaria fimicolaの天然分離の集塊胞子培養によって得られた子実体に形成された子のう胞子中に,4種の色調差を有するものが4種の分離型(同質接合体型 異質接合体型(2種)不規則型)に従って配列形成されていた。色調形質因子の発現作用考究のためには,先ず同因子の数及び因子構成が調査されねばならないが,本研究では自家和合系形質発現作用考究の一部として,子のう胞子の分離を四分子分析法によって調査した。その結果として,異質接合体型中,後還元的分離を示したものは50ないし63%で,OLIVE氏の人為然変異型間の交配により現出された濃淡色子のう胞子の分離頻度に略一致することが明ちかになった。これは更に不規則型分離型の子のうにおいても適用されると見なした。これはその第一次から第三次の核分裂で同形質発現因子に異常を来たし,その作用が不活性化されるか遅滞するために形成子のう胞子に淡色のものが生じたと見なした。即ち濃淡色子のう胞子配列により,第一次核分裂において生じた単一核に,第二次又は第三次分裂に際して遅滞がおきたと見なされるもの(第一群分離型),第一次分裂に続いて,第二次分裂及び第三次分裂に遅滞がおきたもの(第二群分離型),更に第二次及び第三次分離に遅滞がおきたもの(第三群分離型)として,その始発分裂時期によって第一群を同質接合体型に,第二群を異質接合体型(I)(前還元分離型),第三群を異質接合体型(II)(後還元分離型)に準ずるものと見なし,三群に群別することによって得られた後還元分離頻度は約50%である。従ってこれらの事実から同菌の胞子色調形質発現は単一遺伝子支配で,その核分裂時に屡々同形質発現の機能的因子が欠失されるか,同因子の作用が不活性化されることがあろうと推察した。
著者
奥村 元伸 鐘 寧
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.603, pp.1-5, 2004-01-19
被引用文献数
1

最近では電子メールはコミュニケーションに欠かせないツールとなっている.一方,送られてきた大量のメールの中から自分にとって必要なメールを探し出すことが困難になるという問題も起きてきている.そこで,電子メールを半自動で分類してくれる電子メールフィルタリングシステムが必要となる.本稿では関係学習による単語の概念構造を用いたテキスト分類ルールの生成,評価及び電子メールフィルタリングシステムヘの応用について述べる.
著者
三品 美夏 渡邊 俊文 藤井 康一 前田 浩人 若尾 義人 高橋 貢
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.59, no.11, pp.989-993, 1997-11-25
被引用文献数
8

麻布大学附属動物病院に来院した犬152頭 (正常群102頭, 腎疾患群13頭, 心疾患群37頭) に対し, オシロメトリック法を用い, 最高血圧, 平均血圧, 最低血圧, 心拍数の測定を行った. オシロメトリック法で測定した血圧および心拍数は, 正常群では測定回数を重ねるに従い低下し, 安定する傾向が認められた. 前腕部と尾根部において血圧および心拍数を測定したところ, 両者間での測定値に有意差は認められなかった. 性差に関して雄は, 雌に比較して有意 (p<0.05) に高値を示した. 年齢と血圧の関係は認められなかった. 正常群および疾患群の心拍数と血圧の検討では, 各群間で心拍数には差は認められなかったが, 最高血圧, 平均血圧, 最低血圧のすべてにおいて正常群, 心疾患群に比較して腎疾患群は有意 (p<0.05) に高値を示した. このことから, 犬における腎疾患の症例では高血圧が発症していると考えられた.