著者
向井 直樹
出版者
筑波大学体育科学系
雑誌
体育科学系紀要 (ISSN:03867129)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.125-127, 2005-03

競技大会の医学サポートに携わって今年で9年。ユニバーシアード・アジア大会・世界選手権などの帯同ドクターを経験し、2年前にはソルトレーク冬季オリンピックにも行かせてもらった。冬季オリンピックは前回の長野大会でも ...
著者
堂坂 浩二 島津 明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション
巻号頁・発行日
vol.95, no.321, pp.1-8, 1995-10-20
被引用文献数
3

本稿では,実時間対話における漸次的発話を生成するためのプランに基づくモデルを提案する.このモデルは,与えられた問題を解決しながら,その問題の解を対話相手に自然言語で提案するために,時間制限の下に漸次的に発話を行う.このモデルは(1)問題の解が部分的に決まった段階で発話を開始する,(2)実時間対話に特有の談話構造を利用して,小さな発話単位で発話を行う,(3)言語運用制約を使って,発話の自然性を損なうことなく,発話を漸次的に行うという利点をもつ.また,発話シミュレーション実験により,モデルの有効性を検証した.
著者
高木 秀樹 李 鼎超 石井 直宏
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.1-2, 1997-09-24

命令レベルでの並列実行が可能な計算機アーキテクチャの代表的なものとして, スーパースカラアーキテクチャがある。スーパースカラプロセッサでは, 機能ユニットで生成された変数の値は, 一旦リオーダバッファに入れられる。そして, リオーダバッファからリタイアした後でレジスタに書き込まれる。そのため, リオーダバッファのエントリのサイズよりも生存区間か短い変数は, リオーダバッファ内でその生存区間を終え, レジスタからは読み出されない。これらの変数をレジスタファイルに書き込むことは, 無駄な書き込みとなる。本稿では, 限られた資源であるレジスタをより効率良く利用するために, 無駄な書き込みを軽減するための, アーキテクチャサポートの検討を行なう。
著者
高木 秀樹 李 鼎超 石井 直宏
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.76, pp.109-114, 1997-08-20

プログラム中で使用される変数の大部分は、その生存区間がわずか数命令であるという意味で、shortである。スーパースカラプロセッサでは、これらのshortな変数は、リオーダバッファ内で処理される。これらの変数は、レジスタファイルから読み出されないため、レジスタファイルに書き込むのは無駄である。本稿では、このような無駄な書き込みを軽減し、レジスタアクセスを抑制するためのアーキテクチャサポートの検討を行う。A significant number of program variables are short in the sense that their live range are only few instructions. In superscalar processors using the reorder buffr, their live range may occur within the reorder buffer. Because none of value produced by these variable, would be ever obtained from the register file, they do not need to be written back to the register file. In this paper, we present the architecture support to reduce the number of register access.
著者
Iwashita Yasutaka Tanaka Hajime
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.87, no.1, pp.162-163, 2006-10-20

相分離は、ヘテロな空間構造を形成するうえで最も基本的な物理現象の一つである。しかし多くのソフトマターのようにメゾスケールの内部秩序を持つ系の相分離に関しては、幾つかの興味深いパターン形成が報告されているものの、その秩序が相分離キネティクスに与える影響については未だ十分に解明されていない。本研究ではリオトロピック液晶のラメラ(スメクチック)-スポンジ(等方)相分離を用いた実験を行い、基本的な(低次元の)秩序であるスメクチック秩序が相分離パターン形成においてどのような役割を果たすか調べた。その結果スメクチック秩序と相分離のキネティックな競合により、ネットワーク、フォーム、ドロップレットといった全く異なる空間構造が形成され得ることを示した。
著者
Tavares Marcos de Mendonga Jr. Joel Braga
出版者
日本甲殻類学会
雑誌
Crustacean research (ISSN:02873478)
巻号頁・発行日
no.25, pp.151-157, 1996-12-20

西大西洋におけるCharybdis helleriiは,カリブ海(1987,1988) ,北東ヴュネズェラ(1987),およびフロリダ東部(1995)において外来種として発見されている.新たに本種はブラジルの南東部沿岸(リオデジャネイロ)で記録された.また,ブラジルにおける本種の出現ならびに他の海産十脚類の7外来種について論議した.
著者
小鮒 幸洋 橋本 敬
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.86, pp.37-40, 2007-09-03

欺き行動は社会で他個体より有利に立つことで利益を得る方策として,ヒトの社会的知能の進化を説明するマキヤベリ的知性仮説で着目されている.また,欺きの能力は他者の内部状態を推定する能力と関連していることが実験などで示されている.本論文では,欺き能力と内部状態推定能力の進化との関係を研究する基礎として,欺き行動を形式的にモデル化することを試みる.ここでは,欺き行動を,ランナーがキャッチャーから逃れようとする「逃走・捕獲ゲーム」における,ランナーによるフェイント行動としてモデル化する.ここでは,ランナーはキャッチャーの次の行動が読めるとし,その情報を利用してフェイントの仕方を決める.また,キャッチャーはランナーの過去の行動から次の行動を予測する.このモデルの振るまいをエージェントシミュレーションで調べたところ,キャッチャーが予測能力を持つ場合にのみ,フェイントが十分有効であることがわかった.この結果から,相手に誤った情報をわざと与えて誤導することで利益を得るという,欺き行動の本質的部分がモデル化できたと考えられる.Deception is a remarkable human behavior in order to get an advantage over other people in a society. It is paid attention in the Machiavellian intelligence hypothesis as to explain the evolution of social intelligence of humans. Some experimental results show that deception behavior is relevant to the ability to recursively infer others' internal states. In this paper, we try to model deception behavior as a basis of studying the evolution of deception ability and the recursive inference ability of others' internal states. In this model, deception is modeled by feint behavior in "Running-Catching" game, in which a runner tries to escape from a catcher. The runner is thought to be able to "read" the catcher's next behavior, which is catcher's internal state, and decide the way to feint using the information. The catcher can predict runner's next behavior using past behavior of the runner. It is shown by agent simulations that the feint behavior is useful to escape from the catcher only when the catcher has the prediction ability. It is considered that the essence of deception, namely, getting advantage by giving erroneous information to others and misleading them, is modeled by this game and the feint behavior.
著者
金井 秀作 大塚 彰 沖 貞明 佐々木 由利子 岡林 浩二 安棟 恵 吉岡 幸浩
出版者
県立広島大学
雑誌
広島県立保健福祉大学誌人間と科学 (ISSN:13463217)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.39-46, 2004-03

三原市および周辺地域 (2市, 8町) を対象とした三原市障害者生活支援事業が三原市社会福祉協議会を中心に2000年度より試行, 2001年度より実施されることになった。従来, ソーシャルワーカー等の福祉関連職種が行っていたが, 医学・リハビリテーション・補装具・福祉機器用具に関する相談のニーズが高まったことから, 相談員のメンバーに医師やリハビリテーション専門職, 福祉用具製作者を加え, 各分野の専門相談を実施することにした。2001年度から2002年度までの実績および事例を通じて, 本事業における専門相談員の役割と今後の課題について検証した。その結果, 専門相談に対するニーズが高いことを再認識するとともに, 各地域における専門相談員を増員し, 頻回な訪問実態調査を実施することが今後の課題になると思われた。
著者
山田 純也 岡 光昭 平尾 茂一 後藤 真佳
出版者
日本保健物理学会
雑誌
保健物理 : hoken buturi (ISSN:03676110)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.10-13, 2008-03

NRE VIIIは2007年10月7〜12日の6日間,ブラジルの,リオ・デ・ジャネイロ近郊のブジオスという海岸の美しい町で開催された。ブジオスは,リオ・デ・ジャネイロの中心地から180kmほど離れた,大西洋に突き出た半島に位置する。NREの歴史を振り返ると1963年にアメリカ,ヒューストンで第1回大会が開催され,続けてアメリカで2回,ポルトガル,オーストリア,カナダ,ギリシャでそれぞれ1回ずつ,不定期的に開催されてきた。今大会は,欧米以外での初の開催となった。日本およびアジア地域での開催が望まれる。日本からは,京都大学,日本原子力研究開発機構,首都大学東京,中央医療技術専門学校,名古屋大学,藤田保健衛生大学,放射線医学総合研究所,琉球大学からの参加があった。今大会の発表は,基調講演が13講演,Oral発表,ポスター発表がそれぞれ51,127件行われた。NRE VIIIの話題を以下に示す。
著者
舟渡 信彦 吉川 耕平 花田 恵太郎 宮本 雅之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.34, no.6, pp.1258-1267, 1993-06-15
被引用文献数
9

本論文では、アニメーションの作成・修正を簡便化することを目的としたアニメーション作成支環システムを提案する。本システムは、アニメーションの作成作業の一部である「登場物の動き」の記述を日本語で行うことを可能にする。このためにシステムは、日本語のシナリオを入力とし、(1)アスペクトを用いた登場物の動作間に成り立つ順序関係の抽出、(2)動作に付随する状態変化知識を用いた順序関係を補正するための推論、(3)得られた関係からの事象駆動方式にもとづくアニメーション記述言語プログラムの生成、を行う。日本語こよるシナリオの記述を許すことで、利用者が習得しなければならないシステムに関する知識は軽減される。また、従来のフレームごとの画像を作成する方法に比べて、作成したいアニメーションを直接的に表現することができるため、試行錯誤が容易になる。これらの特徴により、本システムは専門的な知識をもたない利用者が自らアニメーション作成作業を行う場合に有効である。
著者
石井 茂
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.29, no.11, pp.29-39, 1980-11-10

It had been said that materials for Hitokure no Tsuchi were suggested by Heizo Rikiishi who was from Yugawara. However, it was quite unknown who the model for a heroine was. This is a research on the bereaved family, and as a result, it has become clear that Heizo's uncle Ichitaro Ozawa's wife, Raku might be a model.