著者
帆足 喜与子
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.65-74,126, 1961-08-30 (Released:2013-02-19)
参考文献数
17

要求水準とパーソナリティとの間に関係ありと認められた事柄は次のとおりである。(1) 安定感のあるものは, 成功すれば水準を上げ, 失敗すれば下げるというふうに適応的反応をする。(2) 失敗をまともにうけ入れるものも適応的反応をする。(3) 自分の地位に満足するものも適応的反応をする。(4) 妥協的, 協調的のものは場面によって設定態度を変化させる。(5) 競争心の強いものは目標を固執する傾向にある。(6) 本実験においては, 常にパーソナリティ評点のよいものの方がGDSが大きかった。個人について設定態度が比較的固定しているところから見ても, また特定のパーソナリティと特定の設定態度との関連性の存在から見ても, 要求水準には個性が相当にあらわれるといいうる。
著者
杉戸 信彦 廣内 大助 塩野 敏昭
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.121, no.7, pp.217-232, 2015-07-15 (Released:2015-08-04)
参考文献数
49

長野盆地西縁断層帯は,羽越褶曲断層帯の南端付近に位置する西側隆起の逆断層である.本断層帯は,盆地西縁部に断層変位地形や先行谷を発達させ,豊野層や南郷層とその分布・構造に深く関与してきた.1847年に発生した弘化善光寺地震は,この断層帯が引き起こしたM7.4の大地震である.明瞭な地表地震断層が出現し,多数の斜面崩壊が発生した点で,同じく羽越褶曲断層帯で発生した2004年新潟県中越地震などと共通点が多い.本巡検では,変動地形の分布と大地震に伴う地表変位,また関連する地質および地質構造の発達史について,災害という側面を意識しながら,地形・地質学的観点から議論する.
著者
山田 剛史 杉澤 武俊 村井 潤一郎
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.31, no.Suppl., pp.53-56, 2008-02-10 (Released:2016-08-04)
参考文献数
8
被引用文献数
1

本研究では,心理統計のテスト項目データベースの開発を試みた.本システムはWebブラウザからアクセスでき,複数のキーによる項目検索が可能である.また,データベースに項目特性値の情報を持たせる場合の問題点として,これらの指標は集団依存性が非常に強い可能性が挙げられる.これを検討するため,複数の大学で共通のテストを実施し比較した.その結果,基礎的な問題については集団によらず類似した値を取るが,発展的な問題については受験者集団によりかなり異なる値となった.このことから,データベースに載せる情報として項目特性値のような量的な情報だけでなく,質的な情報についても検討すべきであることが示唆された.
著者
村井 潤一郎 山田 剛史 杉澤 武俊
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.33, no.Suppl., pp.9-12, 2009-12-20 (Released:2016-08-06)
参考文献数
3

心理学関連学科において,心理統計教育は重要な意味を持っている.そこで,心理統計教育の現状把握のため,質問紙を用いた全国調査を行った.調査票を全国の担当教員に送付し,授業の担当教員,その授業を受ける学生,双方からデータを収集し分析した.基本統計量に基づき考察した結果,学生が力がつくと思っている授業,教員が実際に行っている授業それぞれの特徴が明らかになった.これらの結果の,心理学以外の統計教育への適用可能性も示唆された.
著者
遠山和大 沖野浩二 上木佐季子 黒田卓
出版者
国立大学法人 情報系センター協議会
雑誌
学術情報処理研究 (ISSN:13432915)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.71-82, 2018-09-19 (Released:2018-09-10)
参考文献数
7

近年,情報セキュリティ・インシデント(以下,インシデント)が学内外において多発している.富山大学では,学生や教職員(以下,構成員)の情報セキュリティに対する知識や意識レベルを向上させ,インシデントを未然に防止したり,軽微な段階での対処が可能となるよう,セキュリティ体制の強化を進めている.その一環として,本学ではe-Learningを用いたセキュリティ教育を全構成員に義務づけている.本稿では,直近の3年間について,本学のセキュリティ教育を受講したユーザのアクセス記録とテスト結果を分析する.更にそれらの動向と,学内におけるインシデントの発生状況とを比較検討し,e-Learningを用いたセキュリティ教育が,本学構成員にどのような効果をもたらしたかを考察する.
著者
水木 麻衣子 高橋 都 甲斐 一郎
出版者
社会技術研究会
雑誌
社会技術研究論文集 (ISSN:13490184)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.222-231, 2010 (Released:2011-09-14)
参考文献数
71
被引用文献数
1

看護師の役割拡大に対する認識は立場によって異なり,関係者間でコンセンサスが得られにくいため潜在的な問題を把握できないまま政策課題の設定がなされる可能性がある.本研究では,看護師の処方権導入にあたり利害関係者間の問題を明らかにするために文献研究を行った.その結果,処方権をもつ看護師と利害関係者間には認識の「ずれ」があり,処方権をもつ看護師の処方実践の障害になっていること,「ずれ」を調整する仕組みがないことがわかった.
著者
二階堂 副包
出版者
日本経済学会
雑誌
季刊 理論経済学 (ISSN:0557109X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.1-9, 1979-04-27 (Released:2007-10-18)
参考文献数
4

Pathology inherent to neoclassical equilibrium growth is diagnosed to reveal its instability by imbedding it in a Harrodian growth process in a disequilibrium dynamics setting. Despite the alleged stabilizing effect of smooth factor substitution it proves to be balanced just on a knifeedge. Once off the dead center the economy eventually suffers from either growth with prolonged inflation or secular depression. The malignancy is due to firms' investment behaviors, that can not be cured even by smooth factor substitution.
著者
南 和彦 丸山 萩乃 土師 知行
出版者
日本音声言語医学会
雑誌
音声言語医学 (ISSN:00302813)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.180-185, 2015 (Released:2015-05-21)
参考文献数
14
被引用文献数
2

チューブ発声法はさまざまな音声障害に有効な音声治療として使用されており,コンピュータによるシミュレーションによると,声道の入力インピーダンスと声門のインピーダンスとを容易に適合させて効率の良い発声を導きやすくさせるとされている.しかし,実際にチューブ発声を行っている状態の声帯振動を観察した報告はわれわれが確認した範囲では,ない.当院では声帯結節に対してチューブ発声法を積極的に指導しているが,同訓練法の声帯振動への影響は不明であった.本検討ではチューブ発声時の声帯振動を電子スコープで観察したところ,通常発声時と比較して声帯振幅が増大する傾向にあることがわかった.これはコンピュータでのシミュレーションのように,チューブ発声が効率の良い発声を導くことを示す一つの証拠となると考えられた.チューブ発声法は自宅で簡便に訓練でき,継続的な訓練が可能である.今後,さらなる症例を重ねて治療効果についても検討したい.
著者
デブナール ミロシュ
出版者
社会学研究会
雑誌
ソシオロジ (ISSN:05841380)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.37-53,132, 2012-10-31 (Released:2015-05-13)
参考文献数
22

In the age of globalization, the number of foreign nationals living in Japan is growing and their composition is diversifying rapidly. It has also been suggested that the diversification of migrants is a more complex phenomena than mere multi-nationalization, and concepts capable of understanding various aspects of foreign populations, such as super-diversity, have been proposed. The process of the diversification of foreigners has also been addressed in previous studies on Japan, although research subjects are usually limited to economically driven and systematic migrations. Applying the perspective of super-diversity allows us to also focus on different groups and to critically reconsider the assumptions on ethnic groups as the most obvious and unproblematic units of research and integration. In this paper, I focus on the case of Czechs and Slovaks in Japan. This case represents not only the growing diversification of foreigners in Japan, but in this case I also attempt to scrutinize the assumed natural inclination toward ethnic group formation. A small scale questionnaire and 13 in-depth interviews were conducted. Analyses of egocentric social networks based on interviews were used for the identification of social integration patterns and the role of ethnic peers or groups within the everyday life and survival strategies adopted by the subjects. The results show that the migration patterns of Czechs and Slovaks to Japan are more individualistic and less driven by economic factors then in the case of previously studied migrant groups in Japan. The subjects do not tend to naturally gravitate toward their ethnic peers and do not attach great importance to ethnicity as the primary criterion for social activities in their daily life, nor do they deny their ethnic identity. However, this particular integration pattern does not result only from their low numbers, but also the specific character of their migration and its effect on the transformation of the capital they possess.
著者
内藤 泰
出版者
特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会
雑誌
頭頸部外科 (ISSN:1349581X)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.33-39, 2013 (Released:2013-07-09)
参考文献数
20

めまいの保存的治療と外科的治療について,救急外来のめまい,薬物治療,難治性メニエール病への外科的アプローチを取り上げて解説した。救急外来でのめまい診療では,危険なめまいを見逃さないトリアージが大切である。めまいの薬物治療では本邦のみで常用されている薬物もあり,めまい患者の適正な診療のためにも,その有効性の再確認が望まれる。難治性メニエール病の第一選択は内リンパ嚢開放術であり,これでもめまい発作の制御ができない例に前庭神経切断術などが用いられる。メニエール病に対する鼓膜換気チューブ留置術や中耳の筋腱切断術などの低侵襲処置の有効性の報告もあるが,その確認にはさらなる検討が必要である。
著者
栗田 大輔 武藤 昱 姫野 俵太
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.46, no.7, pp.465-471, 2008-07-01 (Released:2011-04-14)
参考文献数
41

タンパク質合成の場であるリボソームは,3種類のRNAと50種類以上のタンパク質からなる分子量250万もの巨大な複合体であることから,構造解析は困難と考えられてきたが,今世紀に入り相次いで高分解能の結晶構造が報告された.最近では,tRNAをはじめ各種翻訳因子とリボソームとの複合体の構造も報告されるようになり,その中から“タンパク質がtRNAを分子擬態する”という新しい概念が生まれた.ここでは,トランス・トランスレーションと呼ばれる変則的な翻訳システムとその主役であるtmRNAに焦点を当て,これまでにない新しい“分子擬態”について紹介する.
著者
山本 寿 粟飯原 菜美 伊庭 なつき 西嶋 三香子
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集 平成18年度日本調理科学会大会
巻号頁・発行日
pp.127, 2006 (Released:2006-09-07)

加水温度,ヤマイモ粉の配合割合,ヒエ粉/タピオカ粉の重量比,茹で時間を変動させて,ヒエ粉,タピオカ粉,ヤマイモ粉の混合麺(ヒエ混合麺)を調製し,その応力‐ひずみ特性を小麦麺と比較した.加水温度が70℃のときに全ての応力‐ひずみ特性値が最大になった.ヤマイモ粉の割合の増加に伴って,ヒエ混合麺の初期弾性率は線形に増大し,破断応力は線形に減少した.タピオカ粉に対するヒエ粉の割合が増えると,初期弾性率はやや低下し,破断応力や破断エネルギーは大きく線形に減少した.加水温度70℃,ヤマイモ粉の配合割合20%,ヒエ粉/タピオカ粉の重量比 5/5,茹で時間10minという条件で調製されたヒエ混合麺の全応力‐ひずみ特性値は小麦麺との間に有意差を示さなかった.このヒエ混合麺と小麦麺を試料として7段階評点法による官能評価を行った.粘弾性,なめらかさ,食味では有意差は認められなかったが,色と外観においては小麦麺が,かたさではヒエ混合麺がそれぞれ有意に高く評価された.
著者
曽良 一郎 福島 攝
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.125, no.6, pp.373-377, 2005 (Released:2005-08-01)
参考文献数
8

近年ノックアウトマウス作製技術の向上に伴い,多くの研究室でノックアウトマウスを保有し,様々な表現型解析,行動解析が行われている.ノックアウトマウスの入手法には作製,提供,購入の3通りの手段がある.いずれかの方法でノックアウトマウスを所有した場合,実験計画に合わせてマウスを繁殖させ,飼育していかなければならない.繁殖,飼育にはいくつか注意点があり,例えば成長障害のあるマウスでは死亡数をいかに減らすかが効率よく実験を進める上で重要となる.成長したノックアウトマウスを実験に使う場合,マウスの遺伝型判別が前提となり,正確な個体識別が必須となる.また実際に実験を進めていく上で,マウスの遺伝背景や環境因子にも注意しなければならない.本稿では,ノックアウトマウスを用いた研究を行っていくための,マウスの繁殖・飼育方法や個体識別法,行動解析を行う上での注意事項などを,筆者らの経験をもとに紹介する.
著者
鈴木 操
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.129, no.5, pp.320-324, 2007 (Released:2007-05-14)

遺伝子改変マウス(トランスジェニックマウス,ノックアウトマウス)の作製および使用は,遺伝子組換え実験(注1)の動物使用実験(動物作成実験)に該当するので,「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(注2)(以下,カルタヘナ法)が適用される.このカルタヘナ法は「生物の多様性に関する条約のバイオセーフティーに関するカルタヘナ議定書」(注3)(以下,カルタヘナ議定書)の的確かつ円滑な実施を確保することを目的としている.すなわち,遺伝子改変マウスの作製および使用は,生物多様性への悪影響を防止するために,環境中への拡散を防止しつつ行われなければならない.具体的なルールは「研究開発等に係る遺伝子組換え生物等の第二種使用等に当たって執るべき拡散防止措置等を定める省令」(注4)(以下,研究開発二種省令)などに規定されている.遺伝子組換え実験の手続きは,実験責任者が,執るべき拡散防止措置があらかじめ定められているかどうかを確認の上,実験計画書(機関内実験)または大臣確認申請書(大臣確認実験)を作成し,所属機関内の遺伝子組換え実験安全委員会等に申請して,承認または確認を得なければならない.カルタヘナ法に違反した場合には,最も重いもので,1年以内の懲役もしくは100万円以内の罰金またはこれの併科とされているので,実験者は,事前にカルタヘナ法を熟知して実験を行わなければならない. 注1)遺伝子組換え実験:遺伝子組換え技術により得られた核酸またはその複製物(組換え核酸)を有する遺伝子組換え生物等の使用等をいう. 注2)遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律 注3)生物の多様性に関する条約のバイオセーフティーに関するカルタヘナ議定書 注4)研究開発等に係る遺伝子組換え生物等の第二種使用等に当たって執るべき拡散防止措置等を定める省令 注1,2,3,4)の詳細は,文部科学省ホームページを参照. http://www.lifescience-mext.jp/bioethics/anzen.html#kumikae
著者
鈴木 恵子
出版者
Japan Association for Fire Science and Engineering
雑誌
日本火災学会論文集 (ISSN:05460794)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.29-38, 2007 (Released:2009-09-02)
参考文献数
19
被引用文献数
1

2005年の住宅火災による死者数は前年から急増して1,220人に達し、消防機関はさらなる対策を求められている。この急増した死者数が誤差によるものか、別の要因になるものかを判断し、有効な対策を提案することを目的として、死亡率の算出とその推移の分析及び死者の類型化を行った。この結果、2005年の死者総数は1990年の死亡率に基づく推定の誤差の範囲内であるが、属性別の死亡率は変化していること、死者を家族型、中年男性型、高齢者型の3クラスターに分類でき、中でも中年男性型の死者数と死亡率が上昇していることが判った。これまで住宅防火対策の重点的啓発対象となっていなかった中年男性を対象とした対策を講じることが必要である。(オンラインのみ掲載)
著者
川谷 茂樹
出版者
日本体育・スポーツ哲学会
雑誌
体育・スポーツ哲学研究 (ISSN:09155104)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.31-43, 2013 (Released:2014-04-16)
参考文献数
29
被引用文献数
4 3 1

A main purpose of this paper is to reconsider “the logical incompatibility thesis” which has claimed many adherents among scholars of philosophy of sport since 1970’s. In respect to this thesis that asserts that cheating and game-playing are logically incompatible, it is Kreider that suggests a very important argument. According to Kreider’s argument, rule-following is not the necessary condition of game-playing. It is sufficient for game-playing to commit conforming one’s behavior to the rules of the respective games.This argument seems to be the most serious one against the logical incompatibility thesis until now and suggests that it is impossible in principle for game-players to damage the identity of a particular game. In order to maintain the identity, it is required that not the identity of the player’s play but the institutional identity is retained.But the commitment to rules in this sense does not always involve the commitment to winning. In other words, it is obviously possible for a player to commit rules and at the same time commit defeat (e.g. the player who “throws” a fixed game). Though, of course, even in such a game the institutional identity of the game is maintained, we may well think that something important has been lost. If so, what is it?We should consider that the end of the game or contest in question has not been accomplished. That is, in such a game it has not been decided which player is superior even if a winner is determined, and it is indispensable for all players to commit winning substantially in order to accomplish that end of the game.The logical incompatibility thesis, in fact, has not referred to that end of a game but we tend to misunderstand as if it would do. Although, as stated above, the thesis is literally wrong, its persuasiveness seems to stem from our natural misunderstanding about it.
著者
Hiroto MAEDA Kaori HAYASHI Takayuki ISHIGE Tomohiro SUNAGAWA Shigeko TANIGAWA Mika MISHINA Toshifumi WATANABE Kazuyuki SOGAWA
出版者
JAPANESE SOCIETY OF VETERINARY SCIENCE
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
pp.18-0145, (Released:2018-08-09)
被引用文献数
5

With the increasing number of cats kept as pets, opportunities to treat cats with lower urinary tract disease (LUTD) have recently increased in the clinical veterinary field. Urine samples collected from 50 cats with bacterial cystitis brought to Maeda Veterinary Hospital between August 10, 2015 and March 31, 2017 were used in the study. Sample preparation of the urine was performed using a MALDI Sepsityper kit and rapid BACpro. To identify the isolates, MALDI-TOF MS was performed on an AutoFlex TOF/TOF mass spectrometer. MALDI-TOF MS using rapid BACpro for pretreatment was found to be a quick and reliable method for identification of bacteria from infected urine, with a shortened analysis time enabling earlier and more accurate selection of antibiotics for treatment of feline LUTD.