著者
澤田 純兵 茂木 進一 南 政孝 道平 雅一
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.138, no.1, pp.86-87, 2018-01-01 (Released:2018-01-01)
参考文献数
3

Generally, in electric equipment, a large inrush current flows in the capacitor when the power is turned on. The inrush current causes deposition of terminals and switches, melting of fuses, and so on. Therefore, conventional inrush current prevention circuits using an electrical relay and a controller are provided. However, the use of electrical relay enhances concern about an increase in cost and charge-time. In order to solve these problems, this paper proposes the inrush current prevention circuit without electrical relay. In this paper, the authors examine the effectiveness of the proposed circuit from experimental results.
著者
矢内 義顕
出版者
早稲田商学同攻会
雑誌
早稲田商學 (ISSN:03873404)
巻号頁・発行日
vol.438, pp.349-368, 2013-12-15
著者
札野 順
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.124, no.10, pp.630-633, 2004-10-01 (Released:2008-04-17)
参考文献数
15
被引用文献数
1 1
著者
星 瑞希
出版者
日本質的心理学会
雑誌
質的心理学研究 (ISSN:24357065)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.83-101, 2023 (Released:2023-04-01)

本研究では,主権者育成を目標とする歴史授業を高校生がいかに意味づけたのかを,学習文脈と生徒の特性に着目して明らかにする。高校教師である筆者の授業を受けた高校生全員に対し質問紙調査と,そのうち18 名に半構造化面接を行い,M–GTA を用いて,意味づけのプロセスを明らかにした。暗記することに執着がある生徒以外は筆者の主権者育成を目標とする歴史授業を肯定的に意味づけていることが明らかになった。肯定的に意味づけている生徒は歴史事象と現代社会を関連づけたり,現代の歴史論争問題に関与したりすることを肯定的に意味づけ,歴史を学ぶ意味を実感していた。調査校では多大な歴史知識の暗記が求められる受験を意識しない学びが許容されている一方で,多くの歴史授業では生徒が多大な歴史知識を暗記することを評価している。そのため,暗記が苦手な生徒は多大な知識の暗記を要求しない筆者の歴史授業を肯定的に意味づけている。これに対し,暗記が得意でこれまでの試験で充分な試験の得点を取ってきた生徒は,筆者の試験でも充分な得点が取れる場合には,筆者の授業を否定的に意味づけることはなかったが,充分な得点が取れない場合は,筆者の授業を否定的に意味づけている。歴史マンガや家族との歴史談笑を好む生徒は,筆者の意図とは異なり歴史事象と現代を関連づけることをあまり肯定的には意味づけておらず,過去を学ぶこと自体を肯定的に意味づけていることが明らかになった。
著者
ノット ジェフリー
出版者
国文学研究資料館
雑誌
国文学研究資料館紀要 文学研究篇 = The Bulletin of The National Institure of Japanese Literature (ISSN:24363316)
巻号頁・発行日
no.48, pp.288-354, 2022-03-18

本稿は、早稲田大学図書館の伊地知鉄男文庫に所蔵される宗祇『帚木別注』の一伝本(「伊地知本」)が独自に伝える、大量かつ特徴的な増補注記群を翻刻したものである。 This article presents a transcription of the unique, extensive layer of supplementarycommentary found in the Ijichi Tetsuo Collection MS of Sōgi's Hahakigi betchūhoused at Waseda University.
著者
宮入 暢子
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.69, no.11, pp.529-534, 2019-11-01 (Released:2019-11-01)

学術情報の電子化と標準化が進む一方,その流通量の増加とコンテンツの多様化は,データの構造化と横断的な分析をますます困難なものにしている。近年,自然言語処理や機械学習アルゴリズムの実装や,メタデータ取得の自動化によってこれらの課題を克服しようとする学術データベースが相次いでリリースされている。本稿ではそうした新世代のデータベースのいくつかを概観し,それらが成立した背景要因として,機械可読識別子の普及やオープンなコンテンツの拡大,人工知能の学術情報サービスへの応用などについて検討するとともに,それらが今後の学術情報流通に与える影響について展望する。

3 0 0 0 宇宙への道

著者
ガガーリン 著
出版者
新潮社
巻号頁・発行日
1961
著者
大野 能之 樋坂 章博 山田 麻衣子 山本 武人 鈴木 洋史
出版者
一般社団法人 日本腎臓病薬物療法学会
雑誌
日本腎臓病薬物療法学会誌 (ISSN:21870411)
巻号頁・発行日
vol.1, no.3, pp.119-130, 2012 (Released:2018-04-02)
参考文献数
29

腎機能障害時には、各薬剤の腎排泄寄与率を正しく把握しておく必要がある。腎排泄寄与率とは、全身クリアランスに対する腎のクリアランスの割合を指す。この時重要なのが、基本的には未変化体の尿中排泄率である。不活性の代謝物を含めた腎排泄率が高くても、活性本体の未変化体の排泄が少なければ、腎機能の低下は薬効にさほど影響しない。ただし、内服薬の場合は、投与された薬剤が全身循環する割合、すなわちバイオアベイラビリティを考慮し、補正しなければならない。その他、腎から排泄される代謝物に薬効や毒性がある場合は、腎機能に応じて投与量を調整する必要がある。また、特に血中濃度半減期が極端に長い薬剤の場合は、体内から排泄が終了するまで、十分時間をとって観察されたデータを用いるべきである。 腎機能障害がある場合に、そうでない場合と同程度の血中濃度を維持する方法としては、一回あたりの投与量の減量と、一回あたりの投与量の減量はせず投与間隔を延長をする方法の2つが考えられる。投与量の調整は比較的簡便である一方、薬剤によっては血中濃度が定常状態に達するまでに時間を要することが懸念される。このような場合、速やかな効果発現を求めるのであれば、治療初期は通常用量で使用し、血中濃度が治療濃度域に達した後に減量するなどの対応が必要になる。 投与間隔を調整する場合には、1 回の用量は変わらないため、血中濃度のピーク値は通常使用時と同程度まで上がり、投与間隔をあける分、トラフ値も同程度となる。しかし、高濃度または低濃度の時間が継続するため、効果や副作用の面から望ましくない場合もある。こうした長所、短所を理解したうえで、個々の薬剤及び患者ごとに適切な投与設計を行うことが重要である。
著者
横田 健一 曽根 正勝
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.158-162, 2022-04-25 (Released:2022-06-02)
参考文献数
28

副腎から分泌されるホルモンは加齢に伴い質的・量的な変化を生じ,高齢者における認知機能低下,不眠,フレイル,サルコペニアや糖尿病,高血圧,骨粗鬆症,易感染性など様々な病態に関与していると考えられている.また,副腎の各種疾患においても高齢者特有の所見や経過を示すため診療において配慮が必要である.
著者
伊勢田 哲治
出版者
名古屋工業大学技術倫理研究会
雑誌
技術倫理研究 = Journal of engineering ethics (ISSN:13494805)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.1-36, 2016-11-30

フォード・ピントの設計上の欠陥の事例は, その設計のもとになったとされる非倫理的計算を示す「ピント・メモ」とともに, 日本の技術者倫理教科書の中で頻繁に言及されてきた. しかし、この事例についての「通説」には多くの不正確な点があり, とりわけ, 「ピント・メモ」は実はピントの設計に直接は関係しない文書であることが分かっている. この問題についての注意喚起はすでになされているが, 技術者倫理教育コミュニティの反応はそれほど敏感とはいえない. 本論文では「通説」の不正確な部分をより一次資料に近い文献をもとに確認するとともに, 現行の技術者倫理教科書でこの事例がどのように扱われているか, 具体的に検討し, 分類する. さらに, 現行のさまざまな取り上げ方に長短があることを踏まえ, 本論文で「フィクション派」と名付ける, 別の取り上げ方を提案する.