著者
八木 玲子
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.684, pp.60-67, 2013-10-28

民間の企業の動きも、にわかに活発化している。2013年5月には、ICT関連企業が中心となった「Windows クラスルーム協議会」が発足。日本マイクロソフト、インテル、NTTドコモなどが発起人を務め、パソコンやソフトウエアのメーカー、教科書会社など40社以上が参加…
著者
伊豆原 英子
出版者
愛知学院大学
雑誌
愛知学院大学教養部紀要 (ISSN:09162631)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.1-15, 2003

終助詞「よ」「よね」「ね」のこれまでの研究は、三者を統一的に見たものは少なく、二者間の差異、または意味・機能を同じくする他の領域の語群との差異を明らかにするものが多かった。本稿は、終助詞「よ」「よね」「ね」三者の機能を統一的にとらえようとした点が従来の研究と異なる。本研究で明らかになったことは次の点である。「よ」「よね」「ね」はともに、話し手の認識の受け入れを聞き手に求める話し手の発話態度を表すものであるが、違いはその手続きにある。つまり、・「よ」は聞き手の認識に働きかけて何らかの変化を促したり、そのことによって何らかの行動を促そうとするものである。・「よね」は話し手の認識が聞き手の認識でもあるかを聞き手に確認するという過程をとることで、話し手の認識領域に聞き手を引き入れようとするものである。・「ね」は話し手の認識を聞き手が受け入れることを当然とみなし、聞き手の同意を求めるという過程をとることで、話し手の認識領域に聞き手を引き入れようとするものである。
著者
石川 剛生
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.59, no.7, pp.356-362, 2009-07-01

研究活動を取り巻く環境の複雑化に伴い,国,大学の規模を問わず,各大学では,今後の研究活動のあり方を巡り,大学の学長,理事の方々は日々頭を悩ませている。「今後どの研究分野を強化すべきか」「どの分野に資源を注力すべきか」等。日本,アジアのみならず,世界的な傾向として見られる。エルゼビア社では,これらの悩みの解消を多少でも支援すべく,新たなツール:SciVal Spotlight(サイバル・スポットライト)を開発した。SciVal Spotlightの主な特徴は何か。どのような機能があるのか。Scopus(スコーパス)との違いは何か。本稿では,具体例を挙げながら,SciVal Spotlightの特徴を紹介する。
著者
新島 龍美
出版者
九州大学大学院比較社会文化学府
雑誌
比較社会文化 (ISSN:13411659)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.51-64, 2010

本研究は、アリストテレス作と伝えられる『大道徳学』(Magna Moralia)のテキスト校訂に関わる作業の一環として、従来学問的に最も高く評価されてきたズーゼミール校訂のトイプナー版の検討を行うものである。本稿は、その最初の作業として、同版の「印刷ミス」、および、用いられた諸写本や印刷諸刊本の読み方並びに先行研究によって提案された推測(conjectures)の報告に関する誤りを指摘し、新たな批判校訂版の必要性を示す。This study aims to show the necessity for a new edition of the supposedly Aristotelian work, Magna Moralia, by considering the exacteness of its most reliable text that is edited by Franz Susemihl, published by Teubner.

3 0 0 0 OA 新撰日本文典

著者
鈴木忠孝 著
出版者
興文社
巻号頁・発行日
1899
著者
林甕臣 著
出版者
国文語学会事務所
巻号頁・発行日
vol.上巻 上,中編, 1894
著者
内堀 俊和
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.421-426, 2008-03-14

我々の研究会は歴史上の人物や出来事からPMへの貴重な教訓を得ることを目的としている.今回,日本の戦国時代(正式には安土桃山時代)において有名な出来事の一つである羽柴秀吉の「中国大返し」プロジェクトを報告する.1582年,京都近辺において本能寺の変が起きた時,秀吉は中国地方(日本の西部)にある高松城で孤立していた.しかし結局のところ,秀吉は,暗殺された親分信長の仇を素早く討って,天下統一の扉を開いていったのである.いかにして秀吉は窮地を脱し,形勢を逆転させたのであろうか?私はこれらの点についてPMの観点から考察を行った.今報告において数冊の文献を参考にしたが,あくまでも歴史上の人物や解釈に関する力点はPMの視点に置いたものである.
著者
宮崎 邦彦 岩村 充 松本 勉 佐々木 良一 吉浦 裕 松木 武 秦野 康生 手塚 悟 今井 秀樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.46, no.8, pp.1871-1879, 2005-08-15
被引用文献数
1

電子署名技術の利用にあたっては,署名者は秘密鍵を安全に管理する必要がある.一般には,秘密鍵を安全に管理することは署名者自身にとって利益となると考えられているが,署名者の状況によっては,安全に管理することが利益とならないケースも生じうる.本稿では,署名者が債務超過に近い状態にある債務者である場合を例にあげて,署名鍵の自己暴露が債権者に対する攻撃となることを指摘する.さらに債務者が鍵自己暴露の可能性を持つことが,債権者?債務者間の債務縮減交渉に与える影響について分析を行い,この問題への対策の方針と例を示す.In application of digital signature technology, a signer needs to manage his/her private key safely. Keeping the private key safely is seemingly profit for the signer him/herself, but this may not true in certain situation. In this paper, the case where the signer is an obligor who is almost crushed by debt is mentioned as an example and we point out that self-compromising the signing private key by the obligor serves as an attack on a creditor. Furthermore, we analyze how it affects on the debt curtailment bargaining between a creditor and an obligor that the obligor has private key self-compromising, and show examples for countermeasure.
著者
勝浦 眞仁
出版者
京都大学大学院人間・環境学研究科
雑誌
人間・環境学 (ISSN:09182829)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.25-33, 2010-12-20

発達障碍を抱える生徒独自の捉え方や感じ方をどのように受け止めるのか,という特別支援 教育における重要な問題に対して,定型発達者の「見立て」による,評価的観点からのアプローチ が広く受け入れられているしかし当事者の著書や自伝,また支援員であった筆者の体験からは, 現行のアプローチに対する非定型発達者の強い反発が窺え,彼らの体験に十分迫り切れていない面 があった. そこで本稿では,非定型発達と恩われるある一男児の事例を通して,その生徒を学校において 「異文化」に生きる人として位置付け, その枠組みを支援に活かすことの意義と教育実践上の難し さについて,特別支援教育支援員の立場から,エピソード記述法を用いて検討した. その結果, I異文化」を生きる生徒たちを, その人らしい「我が」ままを生きる人として受け止 めていく枠組みが有効であることを示す一方で,学校という場では共に生きるがゆえに,学校文化 との「同調性」を求めてしまうところが少なからずあり,その両面にどう折り合いをつけるかが教 育実践を行う上での難しさであることを明らかにした.
著者
青井 議輝
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2003-02

制度:新 ; 文部省報告番号:甲1700号 ; 学位の種類:博士(工学) ; 授与年月日:2003/3/15 ; 早大学位記番号:新3448
著者
中澤 潤 中道 圭人 朝比奈 美佳 中道 圭人 ナカミチ ケイト Nakamichi Keito 朝比奈 美佳 アサヒナ ミカ Asahina Mika 古賀 彩 コガ アヤ Koga Aya
出版者
千葉大学教育学部
雑誌
千葉大学教育学部研究紀要 (ISSN:13482084)
巻号頁・発行日
vol.56, pp.125-130, 2008-03

本研究では,音楽や造形の熟達者と非熟達者の幼少期の環境の違いを検討した。調査1(N =307)では音楽専攻の大学生と,調査2(N =216)では造形専攻の大学生と他の学問を専攻する大学生を比較した。その結果,音楽や造形に熟達している大学生は,そうでない大学生に比べ,幼少期の音楽や造形に関する物理的な環境や人的な環境が整っていたことが示された。さらに,物理的な環境より人的な環境が音楽や造形の熟達には影響している可能性が示された。This study examined differences between environments in young childhood of artistic expert and novice. Ex 1. (N=307) compared expert students in music with novice students, and Ex 2. (N=216) compared expert students in design art with novice students. These results showed that expert students had rich physical and human environments in young childhood more than novice students. In addition, human environments influenced expertise of music and design art more than physical environments.
著者
柳谷 あゆみ
出版者
三田史学会
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.81, no.4, pp.43(575)-65(597), 2013-01

論文はじめに第一章 ヒドゥマの成立と履行第二章 ヒドゥマの解消第三章 ヒドゥマの維持おわりに
著者
谷村 晋
出版者
日本国際保健医療学会
雑誌
国際保健医療 (ISSN:09176543)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.91-92, 2014-06-20 (Released:2014-07-17)
著者
林 健一
出版者
日本動物分類学会
雑誌
動物分類学会誌 (ISSN:02870223)
巻号頁・発行日
no.32, pp.17-29, 1986-03-25

文部省の海外学術調査により1984年7月から9月にかけてギルバート,ナウルとソロモン諸島を訪れ,調査の一員として甲殻類の採集を行った.今回はそのうちのテッポウエビ科とテナガエビ科を除くエビ類について簡単に報告する.低潮時にサンゴ礁上とその周辺の浅海域でスノーケルや一部SCUBAを使って採集を行った.調査標本は2亜目,5科,20種に分類された.ナウルの採集物の中には該当するエビ類は1種も発見できなかった.ソロモン諸島で採れたモエビ科の1種Hippolyte sp.は既知種のどれにも一致しなかった.クルマエビ科の唯一の種であるMetapenaeopsis tarawaensisはその名前の通り,タラワ環礁が基産地であり,今回はアベママ環礁で採集されたが,この科のものとしては特異な分布を示し,キリバス以外からは報告がない.その他の種類はほとんどインド西太平洋種で,広い分布域を持つ.ただモエビ科の2種とオトメエビ科の2種は稀であり,今回の標本がそれぞれ2〜3回目の報告となる.日本にはこのうちの13種が分布している.