著者
河野 康一 佐々木 光信 嘉藤田 進 片桐 聡 深谷 正道 藤井 大輔 宇都出 公也
出版者
日本保険医学会
雑誌
日本保険医学会誌 (ISSN:0301262X)
巻号頁・発行日
vol.110, no.2, pp.156-162, 2012-06

本年(2011年),当社より発売したがん保険の新商品「Days」においては,がんに対する放射線治療の給付要件「50グレイ以上の照射で,施術の開始日から60日の間に1回の給付を限度とする」から「50グレイ以上の照射で」(以下,総線量50Gy規定と記載する)の規定を廃止した。本規定はもともと1981年に作成された「疾病・手術に関する全社統一約款」において,当時のがん治療の実態から手術給付金の一つとして設けられたものであった。その後,放射線治療は多様化・個別化しており,現在では,臨床と保険給付要件との間に乖離が生じている。当社では,がん保険の新商品の発売に当たり,現在のがん医療の実情に合わせた保険とすべく約款内容の検討を行った。総線量50Gy規定の廃止もその一つである。本規定の廃止は,本邦のがん保険においては当社が初めて行ったものであり,歴史的にも意義の深いものと考えられるので,ここに報告する。
著者
久保田 義弘
出版者
札幌学院大学総合研究所
雑誌
札幌学院大学経済論集 (ISSN:18848974)
巻号頁・発行日
no.5, pp.1-20, 2013-03

15世紀末から16世紀前半のイングランド王国やフランス王国の対立する国際情勢の中で,スコットランド王国のアイデンティティを模索した国王ジェイムズ4は,イングランド王国の支配や征服を回避したが,徐々にイングランド王国との一体化政策に飲み込まれていった。本稿では,宗教改革前夜のスコットランド王国の歴史的出来事からそのことを検証する。イングランド王国によるスコットランド王国の征服・併合策謀は,エドワード1世(在位1272年-1307年)やエドワード3世(在位1327年-1377年)時代からすでに現れていたが,しかし,スコットランド王国のイングランド王国からの第1次独立戦争(1306年から1328年まで)や第2次独立戦争(1329年から1377年ごろまで)でのスコットランドの勝利によって回避された。その両イングランド国王は,スコットランド王国に臣従を迫り,スコットランドを直接的に支配しようとした。テューダ朝においては,ヘンリー7世の治世下での経済力伸展に基づいて,ヘンリー8世のフランス侵攻戦略と呼応させ,イングランド王国による一体化攻勢がスコットランドに向けられた。1603年のジェイムズ6世(在位1567年-1625年)による同君連合や1707年のイングランドとスコットランドの議会連合によるイングランド王国とスコットランド王国の併合・一体化に到る萌芽がすでにヘンリー8世の永久平和条約とジェイムズ4世とマーガレット・テューダの結婚(1503年)に始まっていたことを提示する。国際情勢下におけるスコットランド王国とウォーベック問題に対するジェイムズ4世の外交政策とその後のジェイムズ4世のイングランドとの対応とフロドゥンの戦いについて概観する。最後に,ジェイムズ5世の政治体制の特徴を概説する。論文
著者
戸塚 唯氏 深田 博己 木村 堅一
出版者
The Japanese Group Dynamics Association
雑誌
実験社会心理学研究 (ISSN:03877973)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.83-90, 2002-09-30 (Released:2010-06-04)
参考文献数
11

本研究の目的は, 脅威アピールを用いた説得メッセージにおいて, 脅威に晒されていることを強調する脅威ターゲットとして受け手自身と受け手にとって重要な他者である家族を用いた場合の説得効果を比較検討することであった。独立変数は, (1) 脅威ターゲッ (受け手, 家族), (2) 脅威度 (高, 低), (3) 対処効率 (高, 低) であった。249人の女子大学生を8条件のうちの1つに無作為に配置した後, 被験者に説得メッセージを呈示し, 最後に質問紙に回答させた。質問紙では, 勧告した2つの対処行動に対する実行意図と肯定的態度を測定した。その結果, 脅威度や対処効率が大きいほど, 実行意図と肯定的態度の得点が大きくなることが明らかとなった。また実行意図の得点は, 受け手ターゲット条件よりも家族ターゲット条件の方で大きいことが明らかとなった。本研究で得られた知見によって, 重要な他者を脅威ターゲットとする説得技法が, 説得効果を高めるために有用であることが示唆された。
著者
北村 克郎
出版者
学校法人 開智学園 開智国際大学
雑誌
開智国際大学紀要 (ISSN:24334618)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.47-74, 2016-03-01 (Released:2017-11-20)

国際バカロレア(以下IB)の初等教育プログラム(以下PYP)は「概念-操作」カリキュラムである。PYPの「概念-操作」カリキュラムが、他の構成主義の学びの方法に対してたいへん優れているのは、その道具立てがしっかりしているためである。この道具立ての一つである「概念に基づく学び」(concept based learning)はとりわけ重要なものであるが、八つの「概念」は、相互の間の関係が規定されていない。そこで、諸概念との関係や、その位置づけと役割と限界を明らかにした、ヘーゲルの論理学の「概念論」の「主観的概念」における「判断論」を認識論的に読み直すことにより、PYPの諸概念の役割と限界と相互の関係を認識の深化のプロセスの中に位置づけようと考える。そして、その準備作業として、まず、ヘーゲルの判断論を認識論的に概観してみたい。そのためには、特殊の役割に注目して判断論を理解しなくてはならない。
著者
花田 惇史 吉田 裕一 佐藤 卓也 後藤 丹十郎 安場 健一郎 田中 義行
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.161-169, 2016 (Released:2016-06-30)
参考文献数
27
被引用文献数
3 4

近年,受粉用ミツバチがしばしば不足し,果実を中心に園芸作物の生産コスト増大や品質低下を引き起こしている.その解決策の一つとして,医療用の無菌ウジ増殖技術を応用して生産したヒロズキンバエについて,施設栽培作物の花粉媒介昆虫としての実用化の可能性を検討した.イチゴ,トマト,ナスおよびメロンを対象として,開花期にヒロズキンバエをハウス内に放飼し,着果率や果実形態の比較によって,各作物への受粉効果を調査した.トマト,ナスおよびメロンにおいては,明確な着果促進効果は得られなかった.一方,イチゴでは,ハエは羽化直後から盛んに花に飛来する姿が観察され,ハエ搬入前と比較して受精不良果発生率は大きく低下した.ただし,90 m2当たり400頭の搬入では品種によって効果が不十分であった.しかし,1000頭搬入した場合は,ミツバチと同等の効果が得られたことから,ヒロズキンバエはミツバチの代替ポリネーターとして十分利用可能であると考えられた.
著者
松本 八重子
出版者
ラテン・アメリカ政経学会
雑誌
ラテン・アメリカ論集 (ISSN:0286004X)
巻号頁・発行日
vol.54, pp.69-96, 2020 (Released:2021-09-10)
参考文献数
34

During decolonization, from 1958 to 1967, Suriname experienced consociational grand coalition governments, which were formed by the three ethnic groups: Creole, East Indian (Hindustani) and Javanese. After the turbulent times characterized by the military regime and the civil war in the 1980s, the fourth ethnic group, who were descendants of Maroons, became integrated into Suriname’s plural political system. Since the country’s democratization in 1988, Suriname’s party system has changed into a competitive system. This paper aims to systematically examine the historical changes in the party system of Suriname. After surveying previous studies conducted in this field, this study conceptualizes the categories “ethnic parties,” composed of the four major ethnic groups, and “non-ethnic parties,” composed of developmental, left-wing, and civic groups. Based on the analytical framework, this paper describes the historical development of Suriname party politics from the 1940s to the 2015 general election, and analyzes the formation and reorganization of party alliances after democratization. The results of analysis indicate that during the period between democratization and the 2015 election, Suriname’s party system satisfied the four lenient conditions for twopartism, in which the “governing alone” clause of twopartism was relaxed by G. Sartori himself. Therefore, it could be concluded that the New Front alliances descended from the grand-coalition and the developmental National Democratic Party with its origins in the military regime played roles as the two major parties. Meanwhile, each Javanese party tended to seek its political orientation and interests separately, by shifting its allegiance one way or the other in the bipolar system.
著者
丸井 英二
出版者
日本医学教育学会
雑誌
医学教育 = Medical education (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, pp.147-150, 2012-06-25

  公衆衛生(学)はpublic health を日本語に翻訳した用語であるが,日本語と英語の意味するところは必ずしも同一ではない.そこには歴史的背景によるズレがある.わが国の医学教育における公衆衛生学の位置づけは,むしろ基礎医学,臨床医学そして「社会医学(social medicine)」として,医学の一部として位置づけられることが望ましい.Public health としての公衆衛生学は医学と並行したかたちで独立した領域として,医学生のみならず広い対象について教育を行うことが,「公衆衛生大学院」において始まっていることは,今後への期待となる.
著者
萩行 正嗣 河原 大輔 黒橋 禎夫
出版者
一般社団法人 言語処理学会
雑誌
自然言語処理 (ISSN:13407619)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.563-600, 2014-06-16 (Released:2014-09-16)
参考文献数
22
被引用文献数
2 3

日本語では用言の項が省略されるゼロ照応と呼ばれる現象が頻出する.ゼロ照応は照応先が文章中に明示的に出現する文章内ゼロ照応と,明示的に出現しない外界ゼロ照応に分類でき,従来のゼロ照応解析は主に前者を対象としてきた.近年,Web が社会基盤となり,Web上でのテキストによる情報伝達がますます重要性をましている.そこでは,情報の送り手・受け手である著者・読者が重要な役割をはたすため,Web テキストの言語処理においても著者・読者を正確にとらえることが必要となる.しかし,文脈中で明確な表現(人称代名詞など)で言及されていない著者・読者は,従来の文章内ゼロ照応中心のゼロ照応解析では多くの場合対象外であった.このような背景から,本論文では,外界ゼロ照応および文章の著者・読者を扱うゼロ照応解析モデルを提案する.提案手法では外界ゼロ照応を扱うために,ゼロ代名詞の照応先の候補に外界ゼロ照応に対応する仮想的な談話要素を加える.また,語彙統語パターンを利用することで,文章中で著者や読者に言及している表現を自動的に識別する.実験により,我々の提案手法が外界ゼロ照応解析だけでなく,文章内ゼロ照応解析に対しても有効であることを示す.
著者
大村 敏郎
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.1958, 1988-12-20

師走になると街に慌しさが増してくる.その中を縫うようにして走る救急車の警笛をきき,屋根で回る赤ランプを見ると,白衣を着ていない時でも臨床医はつい職業意識を呼びさまされるのが常である. 今月はその救急車のルーツに触れてみたい.最初の救急車は,ライン川流域で活動していたフランス軍団の26歳の軍医ドミニク・ジャン・ラレー(Dominique JeanLarrey,1766〜1842)によって1792年に開発された.まだフランス革命の混乱からぬけきれていない時期である.このあとナポレオン(Napoléon,1769〜1821)が登場してきて,ラレーはその殆んどの戦役に従軍し,首席外科医としてナポレオンからも兵士たちからも大きな信頼を寄せられることになる.
著者
寺部 雄太 市岡 滋
出版者
日本下肢救済・足病学会
雑誌
日本下肢救済・足病学会誌 (ISSN:1883857X)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.74-78, 2017

序文:下肢慢性創傷治療においてLimb salvageのみならずFunctional salvageを見据えての治療が重要となる.小切断後の足部は,内反変形をきたすことが多い.長期の経過で変形は高度となり,変形により創傷を発生させることがある.その際に外科的除圧(Surgical off-loading)を図ることがある.今回三関節固定術によるSurgical off-loadingを行ったため報告する.方法:Surgical off-loadingは創傷の発生予防もしくは治療のために変形した足部のアライメントを整える治療である.今回リスフラン関節離断術後の48歳女性が内反変形により足部外側に創傷を発生.装具調整も含めた保存的治療を行っても改善しないため,創傷治療のため三関節固定術を施行した.結語:術後新たな短下肢装具を作製し,歩行を開始した.1年経過時点で明らかな問題なく経過している.三関節固定術は,適応を考慮すれば有用な方法となると考えられる.
著者
BURNS Susan L.
出版者
International Research Center for Japanese Studies
雑誌
Nichibunken Japan review : Journal of the International Research Center for Japanese Studies (ISSN:09150986)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.191-211, 2004-01-01

Following the promulgation of the 1931 “leprosy prevention law,” Japan’s leprosarium system expanded rapidly, and the number of confinees almost tripled between 1930 and 1940. During this decade there was a new fascination with what came to be termed “leprosy literature,” the short stories, essays, and poetry authored by sufferers of leprosy living within the leprosaria. Ho?jo? Tamio, the best known author of “leprosy literature,” published a series of works in literary journals, and a number of collections of “leprosy literature” were published for a general readership. This paper explores the phenomenon of “leprosy literature” by examining the social and cultural context of its production during the 1930s and its role in legitimating the confinement system. This history of leprosy literature is used to reflect upon a contemporary development, the recent publication of the Hansenbyo bungaku zenshu (Collected Works of Hansen Disease Literature).
著者
鈴木 麻純
出版者
首都大学東京
巻号頁・発行日
pp.1-79, 2019-03-25

本論文では、ボードレールの「他処(ailleurs)」における「匂い/香り」の様々な機能を明らかにし、その重要性を探る。「他処」=「ここでないどこか」は、詩人ボードレールとその詩学において極めて重要なテーマの1つであり、ある種の強迫観念(オプセッション)として様々な作品のなかにあらわれている。現実世界という「今ここ」からの脱出を渇望する詩人は、自然豊かな異国の島や神秘的な未知の理想郷など、ありとあらゆる「他処」を描いていくのであるが、その「他処」には、必ずと言っていいほど香りが漂っている。記憶や想像力にはたきかけ、情景を一瞬にして喚起する「起動装置(déclenchement)」としての香りが動的に作用するのに対して、喚起された情景のなかを「漂う」香りの機能は限りなくささやかなものに見える。しかし、複数の詩篇において、このような「漂う」香りが描かれていることを見ると、「他処」には何らかの香りが漂っていなければならなかった、とさえ言える。したがって本論では、「記憶」と「夢想空間」をテーマとし、それぞれの「他処」のなかでどのように「匂い/香り」が機能しているかを考察する。第1章では「記憶」をテーマとする。第1節では、香りによる記憶の喚起が描かれる「髪」«La Chevelure»を取り上げる。この詩では髪の香りに解き放たれた詩人が、過去を見出すという物語が「航海」として描かれている。ここでは、「ほとんど死に絶えた(presque défunt)」世界までをも蘇らせる、香りの魔術性について論じる。第2節では、「憂愁」«Spleen»とともに『人工天国』の「記憶の羊皮紙」を扱い、まずは、詩人のなかに眠る記憶のあり方を考察する。これら2つのテクストの読解に加え、「記憶の羊皮紙」と、その原作であるトマス・ド・クインシー『深き淵よりの嘆息』を比較するなかで、記憶の膨大さ、不死性、未知性という3つの側面が明らかになる。また、「憂愁」を「漂う」香りは、記憶に「防腐処置をする(embaumer)」という機能をもつことがわかる。第3節では、「前世」«La Vie antérieure»を扱う。この詩では、神秘的で壮大な「他処」が、詩人の「長い間暮らした地」として表現されているが、ボードレールにおける「郷愁(ノスタルジー)」というフェリックス・リーキーの分析を中心に考察するなかで、それは記憶であるよりはむしろ「想像された前世」にちかいものであることがわかる。さらに、「他処」にいながら苦悩する詩人という「矛盾」に着目し、この詩では、「今ここ」の「他処」への侵入が現れていることを見る。この詩を漂う香りの機能は、ここでは曖昧なままであるが、夢想空間をテーマとした第2章のなかに、その鍵となる機能がある。第2章では「夢想空間」をテーマとする。第1節では、まず、記憶と想像力の不可分性について書かれたホフマンやバシュラールのテクストを考察し、そのことがあらわれている詩として「異国の香り」«Parfum exotique»を取り上げる。この詩では、恋人の乳房の香りによって夢想が始まり、詩人はそのなかで様々な情景を見る。自然豊かな島の景色は、若い頃のボードレールが滞在したモーリス島やブルボン島の風景を思わせるが、感覚描写などに注意して詩を読んでいくと、想像力の作用なしには、この詩の「生きた空間」は存在しえないことがわかる。最後に、夢想のなかに新しくあらわれる「緑のタマリンドの香り」がどのように作用しているかを考察する。第2節では、「旅への誘い」«L’Invitation au voyage»を取り上げる。ここでは、「匂い(odeur)」の語源である「満たす」という性質から出発し、ジョルジュ・プーレ、ミンコフスキー、テレンバッハのテクストを参考にしながら、夢想空間に「生命を吹き込む(animer)」という新たな機能について考察する。次に、«odeur»のもう一つの語源である「浸透する」という性質から、夢想を「深化させる(approfondir)」という香りの機能が明らかになる。第3詩節では、散文詩「二重の部屋」(La Chambre double)を取り上げ、より深くなった夢想のなかで香りの機能がどのように変化しているかを見る。まず、香りが観念に近いものとして表されていることから、香りと観念の関係について考察する。するとボードレールの美術批評の「香りが観念の世界を語る」という一節をはじめとして、「万物照応」«Correspondances»などでも、香りと観念の親和性があらわされていることがわかる。次に、匂いの表現が他の詩篇と比べて抽象的で曖昧であることに着目し、そこから、本来は繋がれていない2つの世界を「繋ぐ(relier)」という5つ目の機能が明らかになる。このように、香りは「他処」を喚起するだけでなく、過去の世界に「防腐処置(embaumer)」をし、それがいつか「他処」として、現在のなかに蘇ることを可能にする。空間を満たす香りは「生命を吹き込(animer)」み、浸透する香りは夢想を「深化させる(approfondir)」。そして最後に、香りは2つの世界を「繋ぐ(relier)」。つまり香りは、「今ここ」にいながら、あらゆる時空間で生きることを可能にするものだと言える。そして、それゆえに香りは、ボードレールの「他処」の詩学に欠くことのできないものなのである。
著者
菅原 操
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.1985, no.353, pp.1-10, 1985-01-20 (Released:2010-08-24)
参考文献数
28
被引用文献数
2