2 0 0 0 OA 易経大講座

著者
小林一郎 著
出版者
平凡社
巻号頁・発行日
vol.第3巻, 1940
著者
川崎 興太
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画. 別冊, 都市計画論文集 = City planning review. Special issue, Papers on city planning (ISSN:09131280)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.25-33, 2008-10-15
参考文献数
33
被引用文献数
4

本研究は、都市計画決定の処分性と計画裁量に関する判例の状況について整理した上で、伊東市都市計画道路変更決定事件東京高裁判決に関する考察を行うことを通じて、今後の都市計画訴訟をめぐる議論に基礎資料を提供することを目的とするものである。本件判決は、基礎調査の結果が客観性、実証性を欠くために現状の認識及び将来の見通しが合理性を欠くにもかかわらず、これに依拠して都市計画が変更決定されたとして、その違法性を判示した。本研究では、本件判決につき、行政庁が都市計画変更決定に関する計画裁量を行使する上での判断過程について密度の高い統制手法を採ったこと、行政庁に適正調査義務とでも言うべき法的義務を義務づけたこと、行政庁に主張立証責任を要求したことに着目して考察した。最後に、本件判決を踏まえつつ、都市計画訴訟制度の再構築に向けた検討課題として、都市計画に関する策定手続を充実させた上で、都市計画決定又は変更決定自体を争えることにする代わりに、その後にはその違法主張を認めないという都市計画に特有の訴訟制度を創設することが検討されるべきであることを提言するとともに、都市計画制度の再構築に向けた検討課題として、基礎調査の充実と都市計画決定に至る判断過程の客観的明示の義務化が検討されるべきであることを提起した。
著者
富岡 紘
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.23, no.8, pp.50-57, 1985-08-01 (Released:2013-04-26)

本四連絡橋亀浦高架橋は, 神戸・鳴門ルート大鳴門橋に接続する四国側の長大PC道路橋である。 本橋は暫定4車線で施工されているため, 全幅が18.25mと比較的広く, 2径間連続箱げた橋および3径問連続箱げた橋2連からなる。2径間部はフレシネー工法, 3径間部はディビダーク工法によりそれぞれ施工され, そのうち道路および漁港施設と交差する部分の側径間部の施工にあたっては, 仮支柱を構築してワーゲン施工を行った。 本稿は, 3径間部の上部工の施工について述べる。
著者
板垣 竜太 太田 修 高 榮珍 水野 直樹 喜多 恵美子 谷川 竜一 森 類臣 呉 永鎬
出版者
同志社大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2020-04-01

本研究は、冷戦期(1945年~1980年代)の北朝鮮において、国内外での人口や情報の流動性を背景として、いかに文化の諸領域が歴史的に形成され変化を遂げてきたのかを学際的に明らかにすることを目的とする。研究に際しては、社会の流動性、北朝鮮外の人口の相互影響、個人の能動性、文化の諸領域の相互関係(収斂)という4つの視点を一貫して導入する。その遂行のために学際的な研究体制を組織し、海外に散在する豊富な北朝鮮資料を共同で調査・分析するとともに、インタビュー調査も併用する。
著者
板垣 竜太
出版者
同志社大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究を通じて、20世紀前半の朝鮮半島北部の地域社会におけるプロテスタント教会の役割の大きさが分かったとともに、北米の宣教師文書が詳細に地域情報を残していたことが明らかになった。それらと公文書・新聞資料やインタビュー等を組み合わせることで、1945年以前の地域社会史の多面的な復元が可能となった。また1945年以降についても新聞記事や米軍の鹵獲文書などのほか、北朝鮮の民俗学等によって地域社会が照明できることも分かった。
著者
板垣 竜太 SHAPIRO MICHAEL SHAPIRO Michael マイケル シャピロ
出版者
同志社大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2013-04-01

本年度の研究目的は、現在までの研究をシャピロ氏が書籍にまとめることにあった。その内容は、日本帝国とグローバル規模のキリスト教伝道事業を代表するキリスト教青年会(YMCA)との二重の枠組みのなかで、日本と朝鮮におけるキリスト教徒がどのような関係を結んだのかを解明しようとするものである。この目的に向けて、2冊の出版企画書をまとめた。一つは日本・朝鮮・中国のYMCA運動の起源と相互関連を取り上げ、それらが植民地朝鮮においてどう交差したのかを問うものである。これまでの研究では、この過程を単に<非キリスト教勢力 対 キリスト教勢力>の衝突として扱うことが主流であったが、この研究ではキリスト教青年会(YMCA)に焦点を当て、このグローバル規模のキリスト教伝道団体と日本帝国における天皇制という二つの異質的な制度が、いかに植民地朝鮮において妥協点を探りながら共存しようとしたのかという観点に基づき二者の関係の解釈を試みる。もう一つの企画書は、プロテスタント教徒で有名なジャーナリストだった徳冨蘇峰が朝鮮総督府の御用新聞であった『毎日申報』の監督として果たした役割を取り上げる書籍の出版企画書である。1910年代の毎日申報を取り上げている先行研究では、監督の徳富蘇峰の編集方針を度外視してきたが、この発見によって朝鮮における最初の近代小説家とされる李光洙(イ・グァンス)との意外な思想的関係が明らかになる、というのがこの本の主張である。これをもとに、現在、出版企画が進んでいる。
著者
藤永 壯 伊地知 紀子 高 正子 村上 尚子 福本 拓 金 京子
出版者
大阪産業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

本研究では、在日済州島出身者へのインタビュー調査や現地踏査を中心に、第2次大戦直後の時期の在阪朝鮮人の生活状況を復元しようとした。インタビューの記録は研究代表者の勤務先の学会誌に掲載中であり、またそのうち一部を翻訳し韓国で単行本として出版した。また研究の成果を、済州4・3平和財団、琉球大学、朝鮮史研究会などの主催する学術会議で報告し、その一部は研究論文として発表している。
著者
アブリティプ アブライティ 阪田 升 高橋 裕子
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 令和元年度大会(札幌)学術講演論文集 第7巻 空気質 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.141-144, 2019 (Released:2020-10-31)

受動喫煙は社会問題にまでなりつつあるが、喫煙室の煙の広がりについて評価した例は少ない。 本報告では移動物体CFD解析手法を用いて、人体が喫煙室を退出する際の煙濃度の移流拡散状況の再現を試みた。スライド式ドアとヒンジ式ドアの2つの種類のドアを対象に解析を行い、現場実測での煙(VOC)濃度との対応について考察した。
著者
石渡 小百合
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.53, no.8, pp.823, 2017 (Released:2017-08-01)
参考文献数
4

自閉症スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(ASD)は,社会性や言語コミュニケーションの障害,反復行動を特徴とする多表現型の疾患である.これまでの双性児研究や家族間一致率の研究等から,ASDの発症には遺伝的要因が関与していると考えられている.一方,末梢から供給される分岐鎖アミノ酸(BCAA)は脳の活動に重要である.Novarinoらは,ASD,知的障害そして癲癇患者の中に,BCAAの分解を抑制的に制御するbranched chain keto-acid dehydrogenase kinase(BCKDK)遺伝子の変異を持っている患者がいること,彼らの末梢中BCAA濃度は低下していることを明らかにした.本稿では,BCAAを脳内に輸送するトランスポーターの変異が,ある種のASD病態に関与し,さらにBCAAの投与がそうした病態を改善する可能性があることを示したTarlungeanuらの報告を紹介する.なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.1) Bailey A. et al., Psychol. Med., 25, 63–77(1995).2) Zhao Z. et al., Cell, 163, 1064–1078(2015).3) Novarino G. et al., Science, 338, 394–397(2012).4) Tarlungeanu D. et al., Cell, 167, 1481–1494(2016).
著者
萩原 薫
出版者
東京昆蟲學會
雑誌
昆蟲
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.421-430, 1977

京都府下芦生演習林におけるセッケイカワゲラEocapnia nivalis (UEENO)の生活環について, 1973年10月から1974年3月にかけて調査した.1. セッケイカワゲラの幼虫が枕谷および沢谷において, 成虫が枕谷において採集された.2. セッケイカワゲラ幼虫は11月から2月にかけて主に河床の沈葉中にすみ, 水温4℃前後の12月には終令への移行と羽化を開始し, 2月末までにほぼ羽化を完了する.3. セッケイカワゲラ成虫の頭幅は12月から2月にかけて小型化するが, これは良く成長した個体が早く羽化するためであろうと考えられる.4. セッケイカワゲラ成虫の雪上での活動は気温約-4℃以上のとき主に日中に認められる.
著者
小林 喜男 水谷 慎作
出版者
Japanese Society of Farm Work Research
雑誌
農作業研究 (ISSN:03891763)
巻号頁・発行日
vol.1968, no.5, pp.61-68, 1968-03-20 (Released:2010-02-09)
参考文献数
5
被引用文献数
1