著者
井上 健司
出版者
東京大学
巻号頁・発行日
1993

報告番号: 乙11266 ; 学位授与年月日: 1993-05-13 ; 学位の種別: 論文博士 ; 学位の種類: 博士(工学) ; 学位記番号: 第11266号 ; 研究科・専攻: 工学系研究科精密機械工学専攻
著者
青柳 誠司
出版者
東京大学
巻号頁・発行日
1994

報告番号: 乙11595 ; 学位授与年月日: 1993-02-10 ; 学位の種別: 論文博士 ; 学位の種類: 博士(工学) ; 学位記番号: 第11595号 ; 研究科・専攻: 工学系研究科精密機械工学専攻
著者
関 啓明
出版者
東京大学
巻号頁・発行日
1996

報告番号: 甲11589 ; 学位授与年月日: 1996-03-18 ; 学位の種別: 課程博士 ; 学位の種類: 博士(工学) ; 学位記番号: 博工第3539号 ; 研究科・専攻: 工学系研究科精密機械工学専攻
著者
根本 達
出版者
日本文化人類学会
雑誌
文化人類学 (ISSN:13490648)
巻号頁・発行日
vol.78, no.3, pp.345-366, 2013

本論では後期近代の特徴が見られるインドの中間集団として、宗教社会運動の中で再創出されてきたナーグプル市の仏教徒(「不可触民」)集団を取り上げ、ヒンドゥー教から仏教への改宗運動に取り組む仏教徒活動家と、宗教を分断する活動家の働きかけを受けつつも宗教間の境界に立ち続ける「半仏教徒・半ヒンドゥー教徒」の視点に着目する。仏教徒たちは指導者アンベードカルの教えを基盤とする仏教徒共同体を創出している一方、生活世界から立ち上がる「親族」関係の網の目の中にもそれぞれの居場所を持っている。前者は「国民的同一性」の論理に依拠する閉鎖的で排他的な共同体であり、国際社会を宗教によって切断・分類するものである。そこでは「エンジニア」のやり方を基礎とする「分ける者」の連帯が構築されている。後者は「関係性による同一性」の論理に依拠し、水平的に拡張する対面関係の網の目であり、それぞれが家族的な愛情によって繋がっている。現在のナーグプル市では仏教への改宗運動における取り組みを通じて、排他的共同体と対面関係の網の目が対立しており、「過激派」を含め、仏教徒たちは「差別に抗する団結か、家族的な愛情か」という二者択一の問いの前でジレンマに直面している。このような中、「半仏教徒・半ヒンドゥー教徒」と呼ばれる仏教徒青年たちは抗議デモと日常的な喧嘩の間に類似性を見出し、排他的共同体と対面関係の網の目を繋ぎ合わせ、「団結か、愛情か」という二者択一のジレンマを乗り越えている。そこでは「ブリコルール」のやり方を基礎とする「繋ぐ者」の連帯が構築されている。不確実性を特徴とする後期近代において、「分ける者」の連帯の形成が排他的共同体間の対立に繋がるものである一方、「繋ぐ者」の連帯には別々の共同体に属する自己と他者が別の経路を通じて同一の連帯に参加する可能性が常に残されており、自己と他者の交渉の場が開いたままになっている。

1 0 0 0 日本人の顔

著者
若月 英三
出版者
Showa University Dental Society
雑誌
昭和歯学会雑誌 (ISSN:0285922X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.42-45, 2001-03-31
参考文献数
10
被引用文献数
1

モンゴロイドの基盤となる集団と近縁であると考えられるSundadontに属する南方系のフィリピン人 (マニラ市近郊に在住する女性) とSinodontに属する日本人 (昭和大学歯学部女子学生) と日本人の起源と関係の深い北方系の中国人 (青島市在住の女子高校生) の頭顔部の生体計測を行い, 統計的に検討した.計測項目は身長と頭顔面部の計測 (マルチンの基準) (頭長, 頭幅, 頭耳高, 頬骨弓幅, 下顎角幅, 形態顔面高とそれに顔面厚 (美濃部ら)) である.その結果, 頭顔部の計測項目において, 日本人は北方アジア系である中国人と南方アジア系であるフィリピン人との中間に値する計測項目が多かったが, 中国人と同じ値を示す計測項目もあれば, フィリピン人と同じ値を示す計測項目もあった.また, 日本人がこれら他の集団より大きい値を示す計測項目もあった.したがって, 現代の日本人の頭顔部は南方系縄文顔と北方系弥生顔の混血が現在でも進行中と考えられた.よって, この研究は, 埴原の日本人の起源についての仮説を支持する.
著者
青木 恵美
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.609, pp.105-108, 2010-09-13

歴史好きなら幕末風に/トリミングしてフチ加工/リアルな合成で遊ぶ
著者
佐野 竹彦
出版者
愛知教育大学
雑誌
愛知教育大学研究報告 教育科学 (ISSN:0587260X)
巻号頁・発行日
no.34, pp.p237-248, 1985-02

本研究は,関係固定型の真偽反応形式のアナロジー推理のプロセスについて,正答表象形成モデルと関係比較モデルのデータに対する適合度を比較することを目的とした。被験者は,大学生32名であり,彼らに2種類のアナロジー推理課題(人物画アナロジー推理課題と幾何図形アナロジー推理課題)を実施した。正答表象形成モデル,関係比較モデルともに,符号化の方法,写像の有無,属性比較の方法,の3つを組合わせて,12個の下位モデルを作成した。個人データについて,各項目タイプでの各コンポーネントの実行回数を独立変数とし,反応時間を従属変数とする重回帰分析を行い,2つのモデルの各々について,最適下位モデルを同定した。4つの観点から2つのモデルを比較した結果,以下のことが明らかになった。人物画アナロジー推理課題では,正答表象形成モデルの方がデータによく適合した。正答表象形成モデルにより,31名について,最適下位モデルを同定することができ,最適下位モデルの重相関係数の中央値は,.941であった。幾何図形アナロジー推理課題でも,正答表象形成モデルの方がデータによく適合した。しかし,正答表象形成モデルにより,最適下位モデルを同定することのできた被験者は,18名にとどまった。また,最適下位モデルの重相関係数の中央値は,.844であった。以上の結果から,幾何図形アナロジー推理課題については,ここで吟味した2つのモデル以外のモデルによる吟味の必要性が議論された。
著者
佐野 竹彦
出版者
愛知教育大学
雑誌
愛知教育大学研究報告 教育科学 (ISSN:0587260X)
巻号頁・発行日
no.38, pp.p211-220, 1989-02
被引用文献数
1

本研究の目的は,佐野(1982,1985)が行った関係固定型の2種のアナロジー推理課題の解決プロセスについての分析結果と比較しながら,関係変動型の幾何図形アナロジー推理課題の解決プロセスについて吟味することであった。被験者は大学生,および大学院生30名であり,彼らに真偽反応形式の関係変動型の幾何図形アナロジー推理課題を実施した。解決プロセスのモデルとして,正答表象形成モデルと関係比較モデルの2つを仮定し,両モデルとも,符号化の方法,写像の有無,属性比較の方法,の3つを組み合わせて,12個の下位モデルを作成した。個人データについて,各項目タイプでの各成分の実行回数を独立変数とし,反応時間を従属変数とする重回帰分析を行い,2つのモデルの各々について,最適下位モデルを決定した。得られた結果は以下のとおりである。1.関係固定型のアナロジー推理課題の場合と同様に,関係変動型のアナロジー推理課題についても,関係比較モデルよりも正答表象形成モデルの方がデータに対する適合度が高かった。2.正答表象形成モデルによる分析結果に基づいて,佐野(1982, 1985)と本研究で用いた3種の課題を成分レベルで比較した。符号化の方法,写像の有無についての課題差は,課題を構成する刺激次元の差(分離次元が統合次元)に帰因すると考えられた。属性比較の方法については,課題差はなく,3課題ともほとんどの被験者が,すべての属性比較を中途打切り的に行っていた。3.成分の実行時間について3課題を比較した結果,符号化に要する時間では,3課題相互間に差がみられた。属性比較に要する時間は,関係固定型の課題よりも関係変動型の課題の方が長かった。
著者
柴原 浩章 金澤 理一郎 山崎 則行 竹村 正 香山 浩二 五熊 丈義 山東 太介 三澤 真人 甲斐 俊朗 原 宏
出版者
近畿産科婦人科学会
雑誌
産婦人科の進歩 (ISSN:03708446)
巻号頁・発行日
vol.48, no.6, pp.616-622, 1996

末梢血幹細胞移植(PBSCT)を併用する超大量化学療法が,進行卵巣癌の予後を改善する新しい癌戦略法として最近注目されている.今回われわれは,Virchowリンパ節転移を伴う卵巣癌症例に対し本治療を応用したので報告する.症例は50歳の経産婦人で,平成7年5月に左頸部リンパ節転移を伴う卵巣悪性腫瘍の診断のもと,近院産婦人科で開腹手術を受け,左卵巣原発の低分化型漿液性腺癌と診断を受け,術後管理の目的で当院紹介となった.まずCAP療法を3コース施行し,化学療法後にG-CSFを併用して計1.16メIOs個/kgのCFU-GMを採取し凍結保存した.同年9月にSecondlookoperationを施行後,十分な支持療法を併用したうえで,CBDCAおよびVP-16をおのおの900mg/m2ずつ投与する超大量化学療法を行った.PBSCTとG-CSFの連日投与により,血小板輸血は必要としたが,超大量化学療法の終了約2週間後に骨髄機能は回復した.〔産婦の進歩48(6);616--622,1996(平成8年11月)〕
著者
佐内 幸夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.876, pp.73-76, 1997-02-03

自分の持ち株をすべて売却し,公開企業のオーナーの座を下りた。「相続税が高すぎる。手放すしか選択肢はなかった」と憤る。一部のオーナーの行きすぎた節税対策が,課税強化を招いたという。送風機を製造するローヤル電機では,1996年10月に大きな動きがあり,新体制が発足しました。大きな動きとは,大株主の異動です。
著者
大塚 二郎 吉田 昌史 野崎 考志 十朱 寧
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.827-828, 2013

昔から同種金属同士の摺動は避けるべきとして「ともがね」と言われた。しかし、この現象を知らずに、機械を設計・製作し、失敗する例が見受けられる。ここでは、ボールねじ、リニアガイド、締結用ねじなどのともがねについて述べ、その対策を示す。