著者
北村 寿宏 丹生 晃隆 藤原 貴典 川崎 一正 伊藤 正実
出版者
特定非営利活動法人 産学連携学会
雑誌
産学連携学 (ISSN:13496913)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.2_32-2_41, 2014 (Released:2014-07-02)
参考文献数
13

各都道府県における企業の研究・開発活動の活発さを検討するために,特許出願件数の推移を調査した.その結果,特許出願件数は2000~2012年の13年間を通し,ほとんどの都道府県で減少傾向にあることが分かった.大都市圏や大規模大学を有する地域以外の各県においては,各県における特許出願件数とそこに位置する国立大学における企業を相手先とする共同研究の件数の間に緩やかな相関があることがわかった.特に,北東北や山陰,四国,九州に位置する各県の多くでは,他の都道府県に比べて,当該県における特許出願件数が少なく,そこに位置する国立大学においては企業を相手先とする共同研究の件数が少ない傾向にあることが明らかになった.この結果は,これらの地域では企業だけでなく当該地域に位置する大学を含めた地域の研究・開発活動の活発さが弱いことを示唆している.地域イノベーションの創出の観点からは,これらの地域では特に研究・開発力の向上に向けて,今後,地域の状況に応じた対策が必要であると考えられる.
著者
Baym Gordon 真部 知博 伊藤 正和 寺中 久男 高木 春男 松井 哲男 乙藤 岳志 上羽 牧夫
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.315-333, 1980-07-20

今まで高密度物質についていろいろと話をしてきました。物質を圧縮すると何がおこるだろうか。密度が10^4g/cm^3に達するとイオン状態になる。すベての電子は伝導状態にはいり,裸の原子核と電子のプラズマになってしまう。つづけて圧縮すると,核物質密度で原子核はくっつきはじめて核子の流体になる。この核子はそれぞれ3つのクォークから構成されている。更に圧縮されて核子同士がくっつきはじめると,ばらばらのクォークからなる液体になる。それはクォーク物質と呼ばれる。
著者
段 旭東 洪 蘭 田代 学 呉 迪 山家 智之 仁田 新一 伊藤 正敏
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.343-354, 2006-09-01

バーチャルリアリティ(Virtual Reality, VR)視聴覚刺激に対して個体差を解明するために、本研究は初めて、性格傾向と視聴覚刺激による生体反応の相関性を焦点としてアプローチした。対象は健常成人男子ボランティア12名とし、被験者の心理スケーリング傾向は「A型傾向判別表」を用いて分析した。実験は20分間安静させ、次に「Descent」というVR三次元射撃ゲームを20分間施行させた。ゲームとコントロール時の比による変化率と、数量化された心理スケーリングスコアとの相関関係を求めた。その結果、実験後症状の合計得点とTOIの間に正の相関があった。したがって、タイプAはゲームに熱中しやすい、熱中になると、脳への血流量、血液酸素の要求も増加しやすいという傾向があると推定できる。
著者
礒崎 初仁 田口 一博 金井 利之 田口 一博 阿部 昌樹 礒崎 初仁 伊藤 正次 亀井 源太郎 阿部 昌樹 伊藤 正次 亀井 源太郎
出版者
中央大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

自治体の不祥事は多様であるが、(1)組織的不正行為、(2)組織的失敗行為、(3)職務上の個人的不正行為、(4)職務外の個人的不祥事に分けられる。その原因としては、(1)職務の複雑さと責任の拡大、(2)人材育成不足と職務環境の劣化、(3)社会からの要求の厳格化等がある。そこで対策としては、(1)事務執行の手続整備、(2)検査・監査体制の実質化、(3)関係者通報の促進、(4)人事政策・組織改革が必要である。今後の法令遵守には、(1)地方分権による決定権の拡大、(2)政策法務の発想の浸透、(3)情報公開・説明責任の仕組みが重要である。法令遵守は、自治体の自己改革と住民自治を促進する意味をもつのである。
著者
井上 勝一 中島 収 宮本 宏 川上 義和 伊藤 正美
出版者
日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.513-520, 1990-08-20

赤血球亜鉛量と血清亜鉛量を64例の肺癌患者で測定し, 以下の結果を得た.1)進行肺癌患者では健康成人に比し血清亜鉛量は低下し, 赤血球球亜鉛量は増加した.2)しかし, 炭酸脱水素酵素量に差はなかった.3)進行肺癌患者の赤血球をヘパリン加生食で洗浄すると, 赤血球亜鉛量の約1%の亜鉛の遊離を認めた.4)以上より, 進行肺癌患者では亜鉛の赤血球への集積が見られ, 担癌生体の亜鉛の動態に多大な影響を示すものと考えられた.
著者
浪江 巌 篠田 武司 宮本 太郎 横山 寿一 前田 信彦 北 明美 伊藤 正純
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2002

完全雇用は、どの先進諸国においても戦後福祉国家にとっての基本的な政策であった。しかし、現在のグローバル化と知識社会化のもとでは、完全雇用を実現することは困難になってきた。福祉国家の危機も進んでいる。では、こうした雇用と福祉の危機のなかで、各国はどのようにそれに対処しようとしているのか。それを高度福祉国家スウェーデンにおいてみながら、日本にとってのその意味を考察したのが本研究である。本研究で明らかになったことは、次のことである。(1)完全雇用を実現することを福祉国家スウェーデンの中心的政策として明確に位置付けてきたスウェーデンにおいても、その実現は難しくなっていること、(2)特に、社会的弱者ともいえる移民、青年層、女性、障害者などが労働市場から排除されるか、雇用の多様化が進む中で雇用の質が落ちていること、(3)しかし、現実には将来的に少子化の中で雇用をいかに確保するべきかがいまから大きな課題として認識されていること、(4)したがって、あくまで失業率を下げ、雇用率を上げるために政府は労働市場政策プログラムを様々な形で展開していること、(5)しかし、財政の関係、ならびにEU内でも進むワークフェアー的な労働市場政策の影響も受け、90年代以降その政策が変わりつつあること、などを確認した。では、どのように労働市場政策は変わりつつあるのか。ひとことでいえば、(1)労働市場政策の分権化、いいかえれば地方の役割を大きくしつつあることである。(2)多用な雇用形態が進むとともに、規制緩和が進み、民間企業による派遣事業が許可された。(3)労働市場弱者にたいするきめ細かい政策が実行されていることである。労働市場弱者を労働市場から排除しないことが社会結合にとって大きな課題であることが自覚されている。日本においても失業率の高止まり、また将来的には労働力不足を迎えるという事態はスウェーデンと変わらない。したがって、雇用対策がこの間、重視され、様々な政策が実行されてきた。しかし、まだスウェーデンと比べると危機感が少ないかに見えるし、対策の効用も十分あきらかにされていないかに見える。報告書は、12章から成り立つ。1章-「スウェーデン労働市場とG・レーン(宮本)、2章「労働市場の現状と政策の変化」(篠田)、3章「労働市場政策プログラムと職業訓練・教育」(伊藤)、4章「スウェーデンにおける雇用の男女平等」(北)、5章「保護雇用会社のサムハルの現状と未来」(福地)、6章「若年雇用政策の理念と現実」(櫻井)、7章「高齢者による人口問題の解決」(B・ヴィクルンド)、8章「障害者雇用の現実と課題」(横山)、9章「雇用対策における非営利セクターの役割」(中里)、10章「労働時間をめぐる政策動向」(浪江)、11章「分権化とクラスター・ダイナミクス」(G・ヨーラン)、12章「惨めなリーン生産方式か、豊な方式か?」(T・ニルソン)
著者
伊藤 正勝 長嶋 雲兵
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) (ISSN:18827829)
巻号頁・発行日
vol.45, no.6, pp.234-243, 2004-05-15

生体分子のシミュレーションを開発する際には,正確な熱力学量を求めるための膨大な計算コストと,対象系に合わせて多様なシミュレーションプログラムを開発する煩雑さが問題となる.これに対し,我々は,レプリカ交換分子動力学法に基づいてシミュレーションを並列化し,計算時間を短縮するためのツールキット(REMD toolkit)を開発した.また,対象系に応じて,サンプリング方法,ポテンシャルエネルギー関数などの組合せを変えることができるように,ツールキットをカスタマイズ可能なソフトウェアコンポーネントの集まりとして設計した.これにより,様々なシミュレーション機能が,ツールキットが提供するコンポーネントと,外部プログラムに由来するコンポーネントの組合せとして実現される.ツールキットを検証するために,原子クラスタAr13,オリゴペプチド(Ala)10といったモデルケースのそれぞれについて,プログラムを生成し,実行した.この結果,レプリカ数の増加により総計算量は圧縮され,さらに並列化によって計算時間はCPU数に反比例して短縮されることが確認された.We have developed a toolkit to generate a replica-exchange molecular dynamics program which accelerates the estimation of thermodynamical quantities. The toolkit is designed as a set of software components, so that any new variant of simulation program can be built by assembling suitable components. They are categorized according to three types of customizations : (1) parallelization of simulation programs, (2) selection of structure sampling method, and (3) incorporation of an arbitrary force field implementation into the program. The extensibility of the toolkit is demonstrated by generating new variants of replica-exchange molecular dynamics programs, and the efficiency of the generated programs is examined in the heat capacity estimation of Ar13 and (Ala)10. It is shown that the replica-exchange scheme not only reduces the total computational cost with the increase in the number of replicas but achieves almost linear-speedup with the number of CPUs.
著者
杉浦 伸也 藤井 英太郎 藤田 聡 中村 真潮 伊藤 正明
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.45, no.SUPPL.3, pp.S3_86-S3_91, 2013 (Released:2015-01-09)
参考文献数
9

症例は36歳, 男性. 動悸を主訴に近医を受診した. 12誘導心電図にデルタ波はなく, ホルター心電図で心拍数150/分のlong RP'頻拍を認めた. 心臓電気生理学的検査で再現性をもって周期454msの頻拍が誘発された. 頻拍中の心房最早期興奮部位は左側壁で, 頻拍中にヒス束が不応期の時相に右室から加えた期外刺激にて早期心房補足現象が認められた. 頻拍中の室房伝導時間は220msと長く, 頻拍中の右室頻回刺激 (周期400ms) にて, 室房伝導にWenckebach blockを認めた. 以上の所見から本頻拍は左側壁に存在するslow Kent束を逆行性伝導とする房室回帰性頻拍と診断した. 同部位に対する通電にて副伝導路の離断に成功した. Slow Kentを介した房室回帰性頻拍の 1例を経験したため報告する.
著者
西岡 和昭 伊藤 正裕 林 省吾 平井 宗一 福沢 嘉孝 大滝 純司
出版者
日本医学教育学会
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, pp.199-204, 2012-06-25 (Released:2014-01-09)
参考文献数
8

献体標本を用いて各部位の名称や機能を問う実習試験と一般的な解剖学的知識を問う筆記試験の正答率を比較して解析した.1)実習試験の正答率と筆記試験の正答率との相関は弱かった.2)実習試験では,通常の筆記試験では測れない能力を評価している可能性が示唆された.3)人体の構造の多様性・個体差の要素が含まれる献体を用いた実習試験と解剖学知識を問う筆記試験の併用は,学生を評価する上で有用であることが推測された.
著者
伊藤 正人 小林 奈津子 佐伯 大輔
出版者
一般社団法人 日本行動分析学会
雑誌
行動分析学研究 (ISSN:09138013)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.122-140, 2002-03-30 (Released:2017-06-28)

本研究は、並立連鎖スケジュールにもとづく同時選択手続きを用いた3つの実験を通して、ラットにおける強化量の選択行動に及ぼす絶対強化量、体重レベル、経済環境の効果を、選択率と需要分析における価格弾力性を測度として検討した。強化量条件としては、相対強化量を1:3として、絶対強化量(1個45mgの餌ペレット数)を1個:3個から4個:12個の範囲の4条件設け、給餌が実験セッション内に限られる封鎖経済環境と実験セッション外給餌のある開放経済環境の下で各被験体に選択させた。また、セッション時間やセッション外給餌量により体重レベルを実験間で操作した。実験lと3では、体重を自由摂食時安定体重の約80%に維持し、実験2では、体重を自由摂食時安定体重の約95%に維持した。その結果、絶対強化量条件間を比べると、開放経済環境における1個:3個条件よりも4個:12個条件の方が高いことが認められた。選択期と結果受容期の反応に需要分析を適用すると、いずれの体重レベルにおいても、開放経済環境において弾力性の高いことが示された。これらの結果は、経済環境の相違が体重レベルやセッション時間ではなく、セッション外給餌の有無に依存することを示唆している。
著者
伊藤 正哉 小玉 正博
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.222-232, 2006-06-30 (Released:2013-02-19)
参考文献数
48
被引用文献数
14 6

本研究では, 大学生の主体的な自己形成として自律性, 可能性追求意識, 現状改善意識を取り上げ, これらに影響する内的要因として本来感, 自己価値の随伴性, 自尊感情を検討した。以上の変数を測定する尺度を含んだ質問紙が大学生男女220名に実施された。邦訳された自己価値の随伴性尺度についての尺度分析の結果, その信頼性と妥当性が確認された。多変量重回帰モデルを検討した結果, 本来感は自律性, 可能性追求意識, 現状改善意識に正の影響を与えており, 自己価値の随伴性は自律性には負の影響を与えている一方で, 現状改善意識には正の影響を与えていた。また, 自尊感情は自己形成に影響を与えてはいなかった。以上の結果から, 大学生の主体的な自己形成の理解において, 単なる自尊感情の高低に注目する視点を精緻化させ, 本来感と自己価値の随伴性を考慮する有用性が考察された。
著者
平林 一広 岩田 進 松本 広淳 森 武雄 柴田 承二 馬場 昌範 伊藤 正彦 茂田 士郎 中島 秀喜 山本 直樹
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.112-115, 1991-01-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
15
被引用文献数
67 79

Chemically modified compounds of glycyrrhizin have been synthesized and evaluated for their inhibitory effect on the replication of human immunodeficiency virus type 1 (HIV-1) and herpes simplex virus type 1 (HSV-1). Among them, the 11-deoxo compound having a heteroannular diene structure at the C and D rings proved as active against HIV-1 as glycyrrhizin in MT-4 and MOLT-4 cells. It completely inhibited HIV-1-induced cytopathogenicity in both cell lines at a concentration of 0.16mM. The compound was also effective against HSV-1 with a 50% inhibitory concentration of 0.5μM.
著者
伊藤 正雄
出版者
The Society of Synthetic Organic Chemistry, Japan
雑誌
有機合成化学協会誌 (ISSN:00379980)
巻号頁・発行日
vol.34, no.7, pp.505-511, 1976-07-01 (Released:2009-11-13)
参考文献数
32
被引用文献数
2 4

Maleic Anhydride is produced through an oxidation in a catalytic vapor phase of various hydrocarbons, and Benzene and C4 Hydrocarbons are usually its feedstock in commercial production.A catalyst having vanadium oxides as an active component acts an important role in the process of oxidating hydrocarbons into Maleic Anhydride. In order to find out a catalyst having a higher selectivity against Maleic Anhydride, a study on the oxigen transfer mechanism over the surface of catalyst in the course of oxidation procedure was first carried out, and the oxidation kinetics was also developed for determing the optimum conditions for reation.Process for commercial purpose employs two types of reactor ; one being a fixed bed type and the other a fluidized bed type. In the following, comparison of these two types and characteristic features of several commercial processes for Maleic Anhydride production are also dealt with.
著者
高野 頌 北里 翔大 村山 史秀 進藤 千代彦 楠澤 英夫 伊藤 正行
出版者
耳鼻咽喉科展望会
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.55, no.Supplement1, pp.s49-s55, 2012 (Released:2013-08-29)
参考文献数
8

上気道感染症としての季節性インフルエンザ治療に, ドライパウダー吸入剤として製剤化された抗インフルエンザウイルス吸入剤が臨床適用されている。吸入剤の気道局所送達率が薬剤の粒子径分布と吸気条件に依存することから, 本報ではこの最適吸気条件を検討した。実験には, 吸入剤として, ザナミビル水和物製剤およびラニナミビルオクタン酸エステル水和物製剤を用いた。製剤の粒子径分布の測定結果および気道粒子沈着解析の結果から, 上気道局所への製剤送達率は吸気条件により変化し, 最適吸気条件は正座位での正常時吸気であることを明らかにした。
著者
伊藤 正範 Masanori Ito
雑誌
商学論究 (ISSN:02872552)
巻号頁・発行日
vol.64, no.6, pp.89-105, 2017-03-10
著者
鈴木 重人 伊藤 正裕 杉浦 孜
出版者
Japan Association of Mineralogical Sciences
雑誌
岩石鉱物鉱床学会誌 (ISSN:00214825)
巻号頁・発行日
vol.71, no.7, pp.183-192, 1976-07-05 (Released:2008-08-07)
参考文献数
3
被引用文献数
3

本鉱物は,三波川帯中の各種銅鉱物をともなう蛇紋岩体の割れ目より発見された。細かな針状ないし長柱状をなし,特徴的なsky-blueの色を呈する。構造式(C=1)として, Mn0.019Ni0.231Cu7.770(SO4)3.904(CO3)(OH)6.232・48.4H2O または, (Mn,Ni,Cu)8(SO4)4(CO3)(OH)6・48H2Oをもつ。 本鉱物の光学的性質, X線回折,電子線回折, DTA-TG, IRパターンに見られる諸性質について報告した。また,産状の違いにより, X線回折およびDTAパターンに僅かな違いが見られ,これらについても検討した。 Nakauri, Shinshiro, Aichi Prefecture愛知県新城市中宇利