著者
佐々木 正人 鈴木 健太郎
出版者
心理学評論刊行会
雑誌
心理学評論 (ISSN:03861058)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.454-472, 1994 (Released:2019-07-24)
被引用文献数
4
著者
狩野 泰則 佐々木 猛智 石川 裕
出版者
日本貝類学会
雑誌
Venus : journal of the Malacological Society of Japan (ISSN:13482955)
巻号頁・発行日
vol.60, no.3, pp.129-140, 2001-09-30
被引用文献数
1

鹿児島県上甑島の汽水湖(貝池 : 模式産地)ならびに高知・愛媛県の3河川(赤野川・仁淀川・蓮乗寺川)河口域の礫下から得られたコハクカノコ科の新種Neritilia mimotoiツバサコハクカノコ(新称)を記載する。貝殻は白色半透明, 殻径2 mm内外で, 殻形は変異に富み, 内唇滑層後端には時にツバサカノコ(アマオブネ科)同様の翼状突起を備える。本種はジャマイカ産のNeritilia pusillaに近似するが, サイズがより大きく, また殻口がより広がる点で区別される。同属のその他の既知種はすべて有色(赤褐色∿黄褐色)の殻をもち, 本種と容易に区別される。
著者
佐々木 正己 地曳 文夫 広部 達道
出版者
玉川大学農学部
巻号頁・発行日
no.24, pp.26-42, 1984 (Released:2014-03-24)
著者
佐々木 定
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.101, no.4, pp.198-206, 2006-04-15
参考文献数
17
被引用文献数
1

長期間低迷してきた日本酒の需要は, 最近になって回復の兆しが見えつつある。この機会を捉え需要回復へつなげるため, 消費者ニーズに合った味わいの日本酒を提供する必要性を説き, その具体策として, 全国新酒鑑評会の在り方, 美味しいと思われるような旨味のあるお酒の提供などについて述べられている。また, わが国の総人口の減少, 高齢社会など, 人口問題を要因とする市場構造の急速な変化への対応についても提言されている。
著者
竹保 義博 佐々木 秀和 山本 健 西川 隆敏 筒本 隆博
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.211-212, 2014

本研究は,撮像式の機上工具測定システムによる振れ測定方法を提案する。使用するシステムは,主軸エンコーダのZ相信号を利用した回転同期高速シャッター方式を採用する。この測定のために,三分探索を応用した切れ刃位置の探索方法を考案した。この振れ測定方法は,工具の取り付け角度に特段の注意を払う必要がなく,測定時間が5秒以下と短いため実用的である。

1 0 0 0 OA 脊髄空洞症

著者
矢部 一郎 佐々木 秀直
出版者
日本神経治療学会
雑誌
神経治療学 (ISSN:09168443)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.346-349, 2018 (Released:2018-02-20)
参考文献数
17

We reviewed the recent advances in syringomelia based on nationwide survey on the epidemiology of syringomyelia in Japan. The estimated prevalence of ambulatory syringomyelia patients in Japan was 1.94 per 100,000. The proportion of asymptomatic syringomyelia patients was 22.7%. Chiari type I malformations and idiopathic syringomyelia were the first and second most common etiologies. Approximately 70% patients were performed foramen magnum decompression (FMD) with dural patch grafting and/or dural dissection. Several pedigrees with familial syringomyelia were observed. The progress of genetic analysis study is expected.
著者
酒井 達哉 佐々木 顕彦 西本 望 伊藤 博章 Tatsuya SAKAI Akihiko SASAKI Nozomu NISHIMOTO Hiroaki ITO
雑誌
学校教育センター紀要 = Bulletin of School Education Center (ISSN:24353396)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.109-121, 2021-03-31

本研究では,女子大学を卒業した新卒3 年目までの正規採用の小学校教員を対象に,若手教員の意識や研修課題及び卒業生支援に対する要望を調べ,それらに対する方策について検討を行った。調査の結果,卒業生の若手教員の多くが教職にやりがいを感じながらも,採用前の予想を上回る学校現場の厳しい困難な現実に直面し,それぞれに研修課題を抱いている実状が明らかになった。例えば,研修課題においては,日々,適切な指導が求められる「教科等の指導」,「生徒指導」や新しい教育課題である「特別の教科 道徳」などのニーズが高いことなどが明らかになった。こうした結果を踏まえ,本研究報告は,在学中の早い段階から教職の魅力を伝えたり,実践的指導力の向上を意識した授業内容を設定したりすることなどの教職課程の改善や,卒業後もニーズに応じた研修を提供するなどの卒業生支援の拡充についての方策を提言している。
著者
鷹取 泰子 佐々木 リディア
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2015, 2015

本報告では、ルーマニア・南トランシルバニア地方で活躍する「ADEPT Transylvania Foundation (アデプト・トランシルバニア財団)」というNGOの活動に注目した。ルーマニアでは1989年の革命以降、NGOの数が増えており、6万2千団体以上が登録されているが(2010年時点)、農村地域で活動する団体はその3割にも満たない。<br><br>事例として取り上げる本財団はEUの共通農業政策のもと、地元自治体や他のNGO・財団法人と協力し、農村の持続可能な発展や伝統的な農村景観の保全などを目指した活動を行っている。その活動は主に以下の3つのレベルで行われている。<br><br>まず、地域コミュニティーのレベルでは、具体的に様々な事業(環境調査・保全、持続可能な農業に関するコンサルティング、食品加工開発・マーケティングなど、農村経済の多様化に関する零細・中小企業・起業家へのサポート、地元学校での環境教育など)を実現させている。<br><br>また、地域レベルでは、共通農業政策の支援金やその他のスポンサー、財団の支援を取り付ける役割を果たしている。<br><br>さらに、国・EUレベルでは、共通農業政策の改善を目指して、地域コミュニティーのニーズに合わせた政策や支援金の実現を求め、ADEPTが実際に提案し、小規模農家を対象とした支援金制度が2014年より実施されるようになっている。<br><br>10年以上にわたって実績を積んだこのようなNGOの活躍と、農​村​の​持​続​可​能​な​発​展への貢献が今後も期待されている。<br>
著者
大神 訓章 佐々木 桂二 児玉 善廣 吉田 健司
出版者
山形大学
雑誌
山形大學紀要. 教育科學 (ISSN:05134668)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.35-47, 2006-02-15
被引用文献数
1

バスケットボールゲームは,対峙する2チーム間で,一定時間プレイし,得点の多寡を競う競技である。ゲームの勝敗を決定する要素として,シュート力,ボールキープ力,リバウンド力等の技術的要素と共に,プレイヤーの身長差等の体格的要素と多岐に亘る。そこで,本研究は,2004年に開催されたアテネオリンピックにおけるアメリカ男子バスケットボールチームの計8ゲームを分析対象とし,高さ(身長)とうまさを数量化し,チーム戦力の分析を試みた。分析方法は,ボックススコアを基に,キープ力,シュート力,リバウンド力を求め,オフェンス力とディフェンス力を算出した。次に,期待値として捉えた核とその変動の幅(ブレ),身長とリバウンド比による大きさ,それぞれの項目のうまさを数量化した。その結果,キープ力・シュート力・リバウンド力において,身長差をうまさで補うことは可能であり,また,身長とリバウンド比による大きさを基に,高さとうまさを分離することは,チーム戦力を高さ抜きで平等に評価するうえで,有効であると思われる。更に,ブレの数値を比較することで,そのチームがどのようなゲーム展開をしているかを推測でき,また,ブレの有無やその大きさによって,チームにおける戦力等の課題把握に客観的な資料を提供した。 This study was analyzed for USA men's team on the hight and skillfulness, about 8 games of the basketball championship on Athens Olympic in 2004. The results may be summarized as follows; 1. In the V score on the hight and rebound rate in USA team, it was 1.12 against PUE,1.19 against ANG, 1.09 against LIT, it was showed USA team was a high numerical value, so it was strong rebound. 2. In the skillfulness of keep, it was showed that ANG was 1.04 in the highest score as compared with the other team. In the skillfulness of shot, LIT was 0.73, so it seemed to show high the shot ability, and in the skillfulness of rebound, USA was the highest score. 3. It was showed that it is possible to the skillfulness cover a hight difference, and it was available to separate skillfulness from hight on equally estimation the value.
著者
佐々木 朝子
出版者
北海道大学大学文書館
雑誌
北海道大学大学文書館年報 (ISSN:18809421)
巻号頁・発行日
no.16, pp.23-37, 2021-03-31

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著者
佐々木 淳
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2020-04-01

Self-practice/Self-reflectionプログラム(SP/SR)とは、認知行動療法の新しいトレーニング法である。自らの問題に対して認知行動療法の技法を使って取り組み(Self-practice)、そのプロセスを振り返って記述する(Self-reflection)ことによって、スキルの知識や技法の習熟だけでなく、体験的理解が促され今後に生かすべきことを自分で見つける省察力が育まれることが明らかになっている。本研究では、SP/SRプログラムの日本語版を確定し、心理職のトレイニーの省察力がこのプログラムによって高まるかを確認する。
著者
小野寺 康 佐藤 魁星 渡部 誠也 佐々木 信也
出版者
一般社団法人 日本トライボロジー学会
雑誌
トライボロジスト (ISSN:09151168)
巻号頁・発行日
vol.66, no.5, pp.363-371, 2021-05-15 (Released:2021-05-15)
参考文献数
16

Friction reduction by engine oil under low and high temperature conditions is required because of the increasing number of hybrid vehicles where oil temperature is low. Friction modifier (FM) technology to realize it are required. Friction performance of molybdenum dithiocarbamate (MoDTC) used with adsorption type FMs was investigated, which showed different results depending on types of adsorption type FMs: glycerol monooleate (GMO) inhibited friction reduction while polymer FM (PFM) did not. To understand the cause of the difference, the effect of reaction film formation by Zinc dithiophosphate (ZnDTP), which is crucial for the friction reduction by MoDTC, on adsorption type FMs was investigated. GMO inhibited the reaction film formation by ZnDTP, while PFM did not fully, observed with mini-traction machine spacer layer imaging (MTM-SLIM) and EPMA analysis. The cause was studied by their adsorption performance examined by quartz crystal microbalance (QCM). GMO showed higher adsorption density, while PFM showed lower compared to that of ZnDTP. The result indicated that GMO competitively adsorbed on the surface, inhibiting the reaction film formation by ZnDTP while polymer FM did not. Adsorption performance under co-existence of PFM and ZnDTP indicated that ZnDTP is capable to adsorb on the surface under the existence of PFM. The study indicated that the key to achieve low friction is to use PFM which does not fully inhibit ZnDTP reaction film formation.
著者
平澤 美恵子 新道 幸恵 内藤 洋子 佐々木 和子 熊沢 美奈好 松岡 恵
出版者
一般社団法人 日本助産学会
雑誌
日本助産学会誌 (ISSN:09176357)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.21-31, 1988

助産婦の新卒者が助産婦としての能力に習熟する過程と, その過程に影響する要因を明らかにする目的で, 国立および公的助産婦学校3校の卒業生92名を対象に, 妊産婦へのケア能力を中心に, 1年間追跡調査した。<BR>対象の平均年齢は23.5歳, 看護婦歴のあるものは34.7%, その平均職歴は2.6年, 200~999床の病産院に勤務したものが過半数である。対象者の大半が妊産婦ケア能力の到達状況がよくなるのは就後1年時である。新生児の仮死蘇生術やハイリスク新生児の看護は、1年時になっても未経験者が多い。<BR>仕事ぶりに満足という意識をもつ人の割合は経時的に増加し, それとともに, その意識に相関する妊産婦ケア能力の項目が増加している。職場の人間関係に関する意識にも能力の到達状況と相関が認められた。その意識のうち, ケア能力の到達項目の多くと相関がみられたのは, 1か月時には職場の雰囲気がよい, 6か月時には職員の意見交換が多い, である。
著者
岸 洋一 佐々木 研 古越 隆信
出版者
茨城県病害虫研究会
雑誌
茨城県病害虫研究会報 (ISSN:03862739)
巻号頁・発行日
no.16, pp.12-15, 1977-03

マツノザイセンチュウ加害に対する抵抗性には,遺伝的なものと環境的なものとがあるようで,それに関する報告は多い。これまでの遺伝面からの研究では,外国産マツには抵抗性が認められる樹種があるようであり,国内産マツには抵抗性系統の存在に希望があるようである。一方,環境面からの研究では,気温の低い地域,標高の高い地域では,マツノザイセンチュウ被害は発生しにくく,土壌の物理的性質も,被害発生をかなり制御しているようである。以上の研究は,すべて九州,近畿地方において行なわれたものである。気温が低く,西日本よりも被害が発生しにくい東日本においては,ほとんど報告が見られない。このような環境的抵抗性をすでに備えている東日本において,クロマツ精英樹自然交雑家系,外国産マツとこれとの交雑種およびアカマツ特殊個体クローンに対し,マツノザイセンチュウを接種し,先導的な試験を試みたので,ここに報告する。