著者
池田 聖 岡部 孝弘 佐藤 智和 阪野 貴彦 向川 康博 山崎 俊太郎 佐藤 洋一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.539, pp.415-424, 2008-03-03

2007年10月16日〜19日にブラジル リオデジャネイロで開催されたコンピュータビジョンに関する国際会議ICCV2007の概要を報告する.
著者
山崎 昌広 佐藤 陽彦
出版者
日本人類学会
雑誌
人類学雑誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.98, no.4, pp.p385-401, 1990-10
被引用文献数
2

歩行研究は日常生活における自然歩行と実験室内で実施される実験歩行に分けることができる。これらの方法から得られた結果は同じ速度であっても一致しないものがあり, またそれぞれの実験条件でしか観察できない内容もある。そこで, 本稿では両者の結果を示すことにより, その違いを明確にしながらヒトの歩行の特徴を論じた。歩行の特徴は歩幅および歩調を資料として速度, 性, 年齢および民族別に考察した。またこれに加えて, 自然歩行では時代, 履物および地域差についても論じた。実験歩行については床歩行とトレッドミル歩行に分け, 歩行時の上肢動作およびエネルギー代謝量についても言及した。In this review, the characteristics of human walking were discussed with special reference to step length, cadence, speed and energy expenditure. For this purpose, the natural walking was distinguished from experimental walking including floor and treadmill walking in a laboratory. The conclusions obtained from this review were as follows.1) Step lengths in natural and floor walking tend to be greater compared with those obtained during treadmill walking.2) The older people walk with shorter step length, slower cadence, longer walking cycle and slower speed as compared with the younger people.3) The sex differences which were consistently found both in natural and experimental walking were higher speed walking with longer step length in men than in women.4) There exist the regional difference in walking speed and the ethnical difference in gait pattern. In Japan, the people in Osaka and Tokyo seem to walk faster than those in other cities investigated.5) In natural walking, Japanese walk with shorter step length, higher cadence and faster speed than American. In treadmill walking, the step length of Japanese was shorter than Caucasian by about 5cm at any speed.6) The degree of shoulder extension increases with the walking speed. At the speeds of 120 and 130 m/min, the tall subjects showed the least excursion of shoulder extension.7) For the prediction of the metabolic costs during experimental walking, an equation was presented from the literature (PANDOLF er al., 1977) which took account of body weight, exernal load carried, walking speed, nature of terrain and grade.8) It is estimated that the energy cost of overcoming wind resistance in walking is about 104000f total energy cost at the wind velocity of 5m/sec and 35 0x1.02938bfffa01p+147t 8m/sec.
著者
佐藤 史朋 秦 美暢 笹本 修一 加藤 信秀 高木 啓吾 高井 雄二郎 長谷川 千花子 渋谷 和俊
出版者
特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.21, no.6, pp.809-813, 2007-09-15

58歳男性.睡眠時無呼吸症候群でnCPAP療法中に,右肺S^2/S^6間に増大傾向を示す15mm大の不整結節影を認めたため,超音波メスを用いて右肺部分切除術を施行した.病理組織所見は線維性瘢痕であり,術後は空気漏れがなく術後7日目に軽快退院した.帰宅後翌日にnCPAPを再開したところ右前胸部痛が出現し,胸部X線所見で右上下葉間に薄壁空洞を認め,nCPAP再開を契機とした肺瘻の出現が疑われた.空洞は次第に縮小し術後6ヵ月で消失した.nCPAP使用中の肺切除術では,肺実質切離の方法やnCPAPの再開時期ならびに再開方法について留意すべきと思われた.
著者
佐藤 忠嗣 三砂 將裕 塚田 順一 菊池 亮 織田 進 千葉 省三 江藤 澄哉
出版者
産業医科大学学会
雑誌
産業医科大学雑誌 (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.10, no.3, pp.289-296, 1988-09-01

PWM-SCMを造血刺激因子(CSF)とした軟寒天一層法により, 血清をBSA, コレステロールおよびトランスフェリンで置き換えた無血清培養法のCFU-Cコロニー形成に関する基礎的検討と純化GM-CSFの効果につき, マウス骨髄を用いて検討した. 1)CFU-Cコロニーは培養後4日目をピークとして出現した. 2)CFU-Cコロニー数と培養細胞数との間には直線的な相関関係が認められた. 3)無血清培地はFCS20%を含む血清培地と同等のCFU-Cコロニー形成能を有していた. 4)BSAおよびコレステロールは無血清培地におけるCFU-Cコロニー形成において, 必須であると考えられた. 5)CFU-Cコロニー数は,純化GM-CSF濃度に依存して増加し, 25U/ml濃度添加以上でプラトーに達した. また, 形成されたコロニーの半数以上がGMコロニーであった. 以上の成績から, 無血清培養法は, 血清中に含まれる造血刺激因子に影響されることなく, in vitroにおけるgranulopoiesisを研究する上で有用であると考えられた.(1988年5月10日 受付)
著者
松尾 文碩 佐藤 誉夫 高山 悟
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.36, no.6, pp.1486-1494, 1995-06-15
被引用文献数
1

情報検索システムのキーワード転置ファイルには、索引の見出し語(キーワード)の内容を格納したファイルがあり、これを文書参照ファイルということにする。見出し語の内容は、文書番号あるいは見出し語の生起位置の線形リストであり、この長さの分布は非常に偏っている。文書参照ファイルにおいて、長短リストを同形式で記憶し、2次記憶アクセス回数を減らすためにブロックサイズを大きくとると、低頻度キーワードのために非常に大きな無駄領域が生じる。本稿では、英文科学技術抄録文に関して、個々の低頻度キーワードの増加は予測できないが、生起回数が同一なものをまとめると、群として増加が予測できることを利用して、低頻度キーワードリストを生起回数ごとに群として管理する方法を提案した。この方法によって無駄領域を大きく減少させることが可能である。
著者
西尾 裕志 山内 航一郎 佐藤 幸男
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.26, pp.1-8, 2004-03-05

近年CGや服飾の分野など 実在する人物の3次元全身計測データが必要とされる場面が増加しており すでにいくつかの人体計測装置が開発・利用されている.しかし計測データそのままでは各種分野への応用は難しい.これは計測データが人体データとしてモデル化されていないことによる問題である.そこで本稿では人体の全身計測データに対し あらかじめ用意した人体パッチモデルをアクティブバルーンモデルの原理を用いてフィッティングすることを考える.本手法では一般的なCGソフトで作成された人体データを人体モデルとして使用することを前提としており 人体モデルの構造に依存しないモデル化を行うことが可能である.またフィッティングの際に問題となる姿勢合わせについては少数の特徴点を指定することで解決する.Recently, it has been increasing that a demand for a range data of human body in the fields of Computer Graphics or apparel, and some 3D human body measurement system have been used. However, it is difficult to apply these range data to various fields, because these data is not modeled as a human body model. In this paper, we propose a method for modeling a human body from a range data by the principle of Active Balloon Model. It is premised on using a human CG data created with a general CG software as the human body patch model. And we also solve the problem about normalization of human model posture by specifying a few feature points.
著者
吹田 義一 正箱 信一郎 佐藤 順子 黒川 哲平 高井 大輔 佃 芳行 寺嶋 昇 藤澤 正一郎 黄地 尚義 増渕 興一
出版者
社団法人溶接学会
雑誌
溶接学会論文集 : quarterly journal of the Japan Welding Society (ISSN:02884771)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.33-38, 2003-02-05
被引用文献数
6 8

As a welding method in space, the authors have proposed the GHTA (Gas Hollow Tungsten Arc) welding method in the previous papers, where some GHTA welding experiments have been conducted under the condition of low pressure (10^-2 Pa) and/or the micro-gravity. In the present paper, a feasibility study has been conducted whether the method can be used under such a high vacuum condition (10^-5 Pa) as on the space station orbit. As a result, it is made clear that the GHTA method is quite feasible under the high vacuum condition and its melting process strongly depends on the operating gas species such as Ne, Ar and Kr. Increasing the flow rate of operating gas decreases the mass of metal vapor from molten pool and the use of a heavy operating gas such as Kr also decreases the mass of metal vapor.
著者
北井 智 清水 晃 河野 潤一 佐藤 絵理 中野 千紗 北川 浩 藤尾 公輔 松村 浩介 安田 亮 稲元 哲朗
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.67, no.3, pp.269-274, 2005-03-25
被引用文献数
6 61

全国47都道府県のスーパーマーケット145店舗で市販されていた鶏肉444検体(もも肉, 胸肉, 手羽, 肝臓, 筋胃, 心臓, 卵巣)について, 黄色ブドウ球菌とエンテロトキシン(SE)産生黄色ブドウ球菌の汚染状況を調べた.黄色ブドウ球菌は444検体中292検体(65.8%)から, また145店舗中131店舗の検体から分離され, 種類別による検出率には差がなかった.分離した黄色ブドウ球菌714株の約80%がPoultry型(57.1%)とHuman型(22.1%)の生物型に属した.供試した360株中78株(21.7%)がSEを産生し, 31都道府県・53店舗の78検体から分離され, そのSE型はB(50株), A(14株), C(8株), A+B(2株), A+C(2株)であった.SE産生株の多くがHumanとPoultry生物型, コアグラーゼVII, VIII, IV型に, またIII群のファージに溶菌した.同一のSE型・生物型・コアグラーゼ型・パルスフィールドゲル電気泳動法(PFGE)パターンの菌株が同一店舗の異なった種類の検体から, 同一県の異なった店舗の検体から, また複数県の検体から分離され, 疫学的に興味深い所見が得られた.SEB産生50株中27(54%)株が3つの類似したPFGEパターンを示し, 遺伝学的に近縁関係にあった.これらのパターンを示す菌株が11県・17店舗の検体から分離され, わが国の鶏肉の間で広く分布していることが示唆された.
著者
松畑 煕一 中野 宏 名合 智子 橋内 幸子 垣見 益子 佐生 武彦 佐藤 大介
出版者
中国学園大学
雑誌
中国学園紀要 (ISSN:13479350)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.49-58, 2006-06-16

本学で開講した「中国学園小学校英語活動支援講座」に関して受講生を対象にアンケート調査をした結果,講座の回数,長さ,時間帯,時期,会場・設備,配付資料のいずれの項目においても,満足のいくものであったという回答が全体の8割を超えていた。ほぼ2週間おきの土曜日開講については,前述の項目に比べて満足度がやや下がったものの,全体の7割近くが支持をしている。特に役に立つ内容としては,ゲームやチャンツのような実践的指導スキルが最も多く挙げられており,続いて,クラスルームイングリッシュなどの英語力強化内容,模擬授業などの実践,年間計画などの順であった。以上の結果から,本講座は,受講生のニーズに十分に応えたものであったといえる。
著者
佐藤 彰洋 内匠 逸 畑 雅恭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IT, 情報理論
巻号頁・発行日
vol.95, no.590, pp.31-36, 1996-03-18
被引用文献数
1

素数の平方剰余はLegendre系列と呼ばれ, 良好な疑似乱数系列であることが知られている. また, その部分系列も良好な疑似乱数系列である. Legendre部分系列が与えられたときに, その生成に使われた素数を推定する新しい手法を考察する. 本手法は, 部分系列の取り出し位置か既知である場合に平方剰余の相互法則を用いて, 部分系列の生成に使われた素数を求める手法である. 本手法は特に短いLegendre部分系列に対して有効である. また, この特性をシミュレーションによって確認した.
著者
井坂 茂夫 岡野 達弥 島崎 淳 村上 信之 原 徹 片海 七郎 吉田 豊彦 長山 忠男 和田 隆弘 北村 温 香村 衡一 石川 堯夫 外間 孝夫 座間 秀一 佐藤 信夫 小寺 重行 川地 義雄 並木 徳重郎 梶本 伸一 伊藤 晴夫 皆川 秀夫 高岸 秀俊 村山 直人 真鍋 溥
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.83, no.10, pp.1662-1667, 1992-10-20
被引用文献数
4

日本において近年腎細胞癌患者数が増加してきていることが言われているが,人口動態の変化をもとにした発症率に関して最近の実情を報告したものはほとんどない.人口約500万人,手術設備のある25の泌尿器科を有する千葉県において,過去10年間の腎細胞癌患者の実態を調査した.郵送アンケート方式にて組織学的に確認された症例について検討した.調査項目は,性別,年齢,住所,職業,症状,発見のきっかけとなった検査法,手術日,腫瘍径,臨床病期などであった.22の施設から回答が得られ,1980年から1989年までの間に千葉県在住で560例が報告された.年間10万人当たりの発症率は10年間で0.32から2.07へと増加した.小さくて無症状かつlow stageの癌が急激に増加しつつあることが判明したが,転移病期のものの減少は認められなかった.腎細胞癌増加の主体は診断方法の発達による早期診断症例の増加であると考えられたが,なんらかの発癌因子が関与している可能性も否定できなかった.