著者
太田 健一郎 石原 顕光
出版者
公益社団法人 日本表面科学会
雑誌
表面科学 (ISSN:03885321)
巻号頁・発行日
vol.29, no.10, pp.586-591, 2008-10-10 (Released:2008-10-22)
参考文献数
28

In order to commercialize polymer electrolyte fuel cells widely, the development of a non-Pt catalyst for oxygen reduction reaction is essentially required. In this paper, the necessity of non-Pt catalysts for low temperature fuel cells and our new trials using group 4 and 5 metal compounds are explained.
著者
澤 祥 太田 陽子 渡辺 満久 鈴木 康弘
出版者
Japan Association for Quaternary Research
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.233-240, 2000-06-01 (Released:2009-08-21)
参考文献数
20
被引用文献数
3 1

庄内平野東縁南部松山町の活断層は,活断層研究会(1991)により確実度IIIとされていたが,更新世後期から完新世に活動を続けた長さ約7kmの活断層であることが明らかになった.これを松山断層とよぶ.松山断層は,撓曲変形と断層背後での逆傾斜を変位地形の特徴とし,東上がりの逆断層と考えられる.松山断層の鉛直平均変位速度は0.2~0.7m/kyrsである.松山断層は酒田衝上断層群の位置とほぼ一致し,酒田衝上断層群の第四紀後期の活動の現れと解釈される.
著者
福田 健志 太田原 康成 西川 泰正 遠藤 英彦 佐藤 直也 山野目 辰味 小川 彰
出版者
Japanese Association for Acute Medicine
雑誌
日本救急医学会雑誌 (ISSN:0915924X)
巻号頁・発行日
vol.14, no.11, pp.745-747, 2003-11-15 (Released:2009-03-27)
参考文献数
10

A 38-year-old man complained of headache and nausea after traveling by aeroplane. On physical examination, high fever and nuchal rigidity were found. Computed tomography showed pneumocephalus. Magnetic resonance imaging showed sphenoid sinusitis. Cerebrospinal fluid examination revealed purulent meningitis. The patient was medically treated using antibiotic agents. The pneumocephalus disappeared and the purulent meningitis was resolved. We suggest that the barotrauma resulted in the pneumocephalus and purulent meningitis. Barotrauma is a potential cause of pneumocephalus, especially if the patient has parasinusitis.
著者
太田 秀
出版者
日本海洋学会
雑誌
日本海洋学会誌
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.65-73, 1976
被引用文献数
7

海中垂下機器-海底間距離測定器材としてピンガーがよく使用される. 従来直達音と反射音の到達時間差をCRT, PDRなどで読みとっていたが, 近距離の測定には精度が不足であった. ピンガー発信音を受信後, パルス群を両波整流し, R-Cフィルターで平滑化する極めて単純な検波回路を介在させ, エレクトロニックカウンターで時間間隔を測定する方法で, 海底上1.5から10m程度の範囲の機器-海底間距離をcm単位で連続的に求めることができた. このシステムを淡青丸 (KT-73-15; KT-74-14), 白鳳丸 (KH-74-3) 航海での海底写真撮影に利用し, 100mから4, 250mにおよぶ深度で約2万枚の海底写真を効率よく撮影することができた. 種々の較正を行った結果, 実用上±2.5%以内の誤差で距離がモニターできることから, シングルカメラでも海底面の物体のサイズを測定でき, 従来最も困難とされてい た表在性メガロベントスの定量化が容易となった.なお, このシステムは底層採水, 採泥, コアリングなど広範な利用が考えられる.
著者
道津 光生 野村 浩貴 太田 雅隆 岩倉 祐二
出版者
日本水産學會
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.65, no.2, pp.216-222, 1999-03-15
参考文献数
24
被引用文献数
5 11

北海道南西部の盃沿岸は海底地形が複雑で, マウンド状に盛り上がった場所にホソメコンブ群落が形成されていた。盃沿岸の水温・塩分, 栄養塩, 光, 波浪の季節変化を近傍の磯焼け域である泊沿岸と比較した。その結果, 波浪のみに両沿岸に差が認められた。盃は泊に比べて波浪が強く, 特に冬季に強くなることが明らかになった。盃のマウンド上のキタムラサキウニの密度は秋∿冬にかけて波浪が強くなるとともに減少し, 冬∿春にはほとんど生息しない状態となった。一方, マウンド周辺のコンブ群落外のウニの密度は年間を通してほぼ一定の値で推移した。波浪の強さの変化に関連したウニの季節的移動により, 冬∿春にかけてマウンド上のウニの密度が減少し, コンブの新規加入群に対するウニの摂食圧が減少することによってコンブが繁殖するのではないかと推定した。
著者
Springer Rudolf 太田 仁樹
出版者
岡山大学経済学会
雑誌
岡山大学経済学会雑誌 (ISSN:03863069)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.77-97, 2006-06

序説(第37巻第3号)第1篇問題(第37巻第3号)第2篇民族的理念の公準第1章民族的区分(第37巻第4号)第2章民族的理念の法的公準(本号)第13節個人の権利第14節民族全体第15節国家に対する民族の法的位置第16節民族的権利の内容第17節公準の概観第3篇秩序ある国家行政の公準(以下,次号)第4篇国家的公準と民族的公準の妥協第4篇民族的自治と国家連合の実現としての多民族=連邦国家付録
著者
太田 雄子 下谷 保治
出版者
市立室蘭総合病院
雑誌
市立室蘭総合病院医誌 = Journal of Muroran City General Hospital (ISSN:02892774)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.43-46, 2003-03

妊娠21週および22週で子宮口が開大し胎胞の形成が認められた切迫流早産の2例を経験した。経膣超音波による子宮頚管の観察や早産マーカーである顆粒球エラスターゼ、癌胎児性フィブロネクチンを測定することで早期に切迫流早産と診断することができた。子宮収縮抑制剤、感染の予防および治療などの膣炎の治療法に加えて、ウリナスタチン膣坐薬による局所の抗炎症療法を併用した結果、妊娠期間が延長され生児を得ることができた。
著者
太田愛著
出版者
KADOKAWA
巻号頁・発行日
2017

1 0 0 0 幻夏

著者
太田愛 [著]
出版者
KADOKAWA
巻号頁・発行日
2017
著者
束原 史華 影山 志保 太田 実 諸岡 信久
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 69回大会(2017)
巻号頁・発行日
pp.92, 2017 (Released:2017-07-08)

目的 甘酒はアミノ酸などが豊富に含まれ、飲む点滴という異名を持つ日本特有の甘味飲料である。現代の日本では冬に温かくして飲まれることが多いが、江戸時代には夏バテ防止に飲む冷やし甘酒が多かった。しかし甘酒には独特の風味があり甘酒が苦手という人も多くいる。そこで甘酒が苦手な人でも飲めるように甘酒と様々な三次機能を持つ牛乳を混合し飲みやすくした飲料を検討した。この飲料は夏の暑い時期、栄養補給ができるバランスの良い栄養飲料として位置付けることをねらった。  方法 福島県の太田酢店の甘酒と酪王乳業の普通牛乳を使用し、糖度計(ASONE APAL-1)、pH測定器(HORIBA SENSOR)、K⁺測定器(HORIBA B-731)、Na⁺測定器(HORIBA B-722)、Ca⁺²測定器(HORIBA B-751)、塩分測定器(HORIBA C-121)を用いた成分検査と官能検査の結果から配合を検討した。また、配合が定まった飲料の添加物についての検討を行った。 結果 甘酒と牛乳の混合比率に関する官能検査では甘酒40%、牛乳60%の比率が最も高評価であった。次にこの比率をもとに試料を水で希釈した所、甘酒20%、牛乳30%、水50%の試料が官能検査では最も高評価であった。この試料の成分分析結果は、Brix 13.8%、pH6.3、Na⁺150 mg/kg、K⁺570 mg/kg、Ca⁺²110 mg/kg、NaCl 0.02 g/mlだった。次にこの試料にNaClを添加したが、味がくどくなったためCaCl₂に変更し、試料に添加した。その結果CaCl₂添加の試料はNaCl添加の試料よりも後味がさわやかになった。CaCl₂添加試料の成分分析の結果はBrix 11.1%、pH5.5、Na⁺210 mg/kg、K⁺750 mg/kg、Ca⁺²350 mg/kg、NaClとして0.02 mg/100mlであった。
著者
赤松 泰次 北原 桂 白川 晴章 市川 真也 長屋 匡信 須藤 貴森 武田 龍太郎 竹中 一弘 太田 浩良 宮林 秀晴 田中 榮司
出版者
医学書院
雑誌
胃と腸 (ISSN:05362180)
巻号頁・発行日
vol.44, no.5, pp.805-812, 2009-04-25

要旨 当科で診断した胃MALTリンパ腫98例の内視鏡所見を検討した.胃MALTリンパ腫の内視鏡所見は,早期胃癌(IIc)類似型,胃炎類似型,隆起型の3群に大別できた.早期胃癌類似型と早期胃癌の鑑別のポイントは① 正常粘膜との境界が不明瞭,② 蚕食像がないか,あってもごく一部,③ 陥凹内に粘膜模様が観察される,④ 病変が多発することが多い,の4点であった.胃炎類似型はさらに,びらん・潰瘍型,色調変化型,顆粒・結節型に細分類され,びらん性胃炎,急性胃粘膜病変,消化性潰瘍,萎縮性胃炎,鳥肌状胃炎などとの鑑別が必要である.一方,隆起型は,表面にびらんや潰瘍を伴い,形状も不整であることから間葉系腫瘍との鑑別は容易であるが,IIa型早期胃癌や形質細胞腫との鑑別が問題となる.早期胃癌類似型は胃炎類似型に比べて,壁深達度がSM以深の症例が多く(p<0.01),Helicobacter pylori感染を認めない症例の割合が高かった(p<0.01).
著者
荒谷 和慶 嶋田 敏 太田 順 原 辰徳
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2014年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.411-412, 2014-03-01 (Released:2014-09-01)

観光ツアーは,ツアー企画者の経験や勘という暗黙知に基づき設計されており,複数事業者による共同設計や,設計知識の継承において課題がある.従って本研究では,観光ツアーは,観光資源間の意味性や近接性に基づき観光資源の組み合わせが決められツアーが構成されるという観光ツアー構成論理の仮説を立て,その仮説を検証する.検証においては,仮説に基づき構築した観光情報基板上で複数の既存ツアーを表現し比較する.
著者
太田 保世
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.88, no.1, pp.1-3, 1999-01-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
9
被引用文献数
1 1