著者
丸山 千晶 石塚 英弘 小野 理
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.178-184, 2010-05-28 (Released:2011-06-25)

野鳥の分布とその関連情報をWebで提供するGIS (地理情報システム)の典型例として,アジアの鳥類分布データベース:BirdBaseがあり,2004年から公開されている.同システムはArcIMSの当時の版を用いて構築されており,その後に実現し,注目されているGoogle Maps API技術は用いていない.BirdBaseは野鳥の分布とその鳥の生息環境を示す土地利用情報を検索表示する総合システムであるが,野鳥の分布と土地利用情報を同時に見やすい形で表示することは容易でない.そこで,Google Maps API関連技術を用いた野鳥分布と土地利用情報を検索表示するシステムを試作した.野鳥分布データベースはBirdBaseの開発・運用機関:北海道立総合研究機構環境科学研究センターから許可を得て,北海道の野鳥のデータに限定して期間限定で借用した.
著者
中川 裕志 小野 晋
出版者
言語処理学会
雑誌
自然言語処理 = Journal of natural language processing (ISSN:13407619)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.3-18, 1996-04-10
被引用文献数
4

終助詞「よ」「ね」「な」は,書き言葉の文には殆んど用いられないが,日常会話において頻繁に使われており,文全体の解釈に及ぼす影響が大きい. そのため,機械による会話理解には,終助詞の機能の研究は不可欠である.本論文では,代表的な終助詞「よ」「ね」「な」について,階層的記憶モデルによる終助詞の機能を提案する.まず,終助詞「よ」の機能は,文の表す命題が発話以前に記憶中のある階層に存在することを表すことである.次に,終助詞「ね」「な」の機能は,文の表す命題を記憶中に保存する処理をモニターすることである.本稿で提案する機能は,従来の終助詞の機能が説明してきた終助詞「よ」「ね」「な」の用法を全て説明できるだけでなく,従来のものでは説明できなかった終助詞の用法を説明できる.Japanese sentence final particles(JSFPs henceforth) are used extremely frequently in utterances. We propose functions of Japanese Sentence Final Particles YO NE and NA that are based on a hierarchal memory model which consists of Long Term Memory, Episodic Memory and Discourse Memory. The proposed functions of JSFPs are basically monitoring functions of the mental process being done in utterance. YO shows that the propositional content of the utterance that ends with YO was already in the speaker's Episodic Memory or Long Term Memory, while NE and NA show that the speaker is processing the propositional contents with the contents of speaker's memory. The proposed functions succeed in accounting for the phenomena yet to be explained in the previous works.
著者
三寺 史夫 大島 慶一郎 中村 知裕 小野 数也 小埜 恒夫
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

オホーツク海から北太平洋にかけての中層温暖化の実態を明らかにするとともに、熱塩(中層)循環の力学過程とその変動メカニズムの解明、および、その基礎となる高密度陸棚水(DSW)生成過程の解明を目的とした。北西陸棚域で生成されるDSWはここ50年間で約0.1PSU減少し軽くなっており、これが26.8-27.0σ_θでは温暖化シグナルとして現れている。数値実験の結果、DSWの塩分は、気温の上昇(海氷生成量の減少)、降水量の増加、風応力の変動の影響を受けて変動することが示された。一方、低緯度の亜熱帯循環中層では逆に低温化が顕著である。これは、70年代半ば以降、亜寒帯循環が強化され、親潮を通した亜寒帯から亜熱帯への低温水流入量が増加したためである。
著者
柳田 健太 小野 良平 伊藤 弘 下村 彰男
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.67, no.5, pp.643-646, 2004-03-31
被引用文献数
4

Today, people have paid more attention to scenery in Japan. Scenery from trains is not exception. Some local governments mention about scenery from trains in their issue of landscape planning, though they are only statements without detailed plan. The aim of this study is to analyze characters of scenery from trains by comparing impressions on movies and a series of still pictures of scenery from the same train. The results are 1) scenery which locates 200-300 meters away showed more differences of impressions between movies and a series of still pictures of scenery, 2) scenery of cities showed more differences in 'perception of three dimensions' and 'changes', 3) scenery from trains is easily affected by surroundings. From these 3 results, some guidelines about diverse scenery from trains, which are urban, natural, and ever with train stations, can be proposed.
著者
米澤 健次 諏訪 好英 小野 佳之 長沼 一洋
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文集 (ISSN:13404202)
巻号頁・発行日
vol.71, no.601, pp.151-158, 2006
被引用文献数
1 1

Hydrogen explosion tests were conducted to grasp nonlinear response and to get its fundamental data for reinforced concrete walls subjected to hydrogen explosive load. In the tests, an explosive source (37m^3 -volume) that contained 30% hydrogen and 70% air was detonated, and the responses of the walls close to the source were measured. Two preliminary and three main tests were conducted for a variety of wall types with different thickness, heights, and steel reinforcements. The walls were instrumented with pressure sensors, displacement sensors, strain gauges, accelerometers and thermocouple. Wide varieties of experimental data were obtained in damage ranging from elasticity to complete failure. It was also confirmed that the wall nonlinear response depends on the blast wave duration and initial natural period. With increasing the initial natural period, the higher vibration modes were appeared on the response of the walls. Furthermore effects of strain rate were quantitatively investigated on the basis of the test results.
著者
小野 佑大 甲藤 二郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告オーディオビジュアル複合情報処理(AVM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.23, pp.61-66, 2009-02-26

近年、大規模楽曲データベースの中から類似した楽曲を検索するシステムの構築が期待されている。そして、楽曲の類似性を判断する指標として、楽曲を聴いたときに受ける印象を推定する研究が行われている。代表的なものに、Thayerの音響心理学実験で得られたモデルによって定義される4つの印象を表現するクラスタへ楽曲を分類する手法があるが、その印象は曖昧なもので、音楽情報検索に応用することが難しかった。そこで本稿では、ThayerモデルにおけるArousal-Valence値を求め、楽曲を印象の分布として表現する。そして、特定の領域において非排他的クラスタリングを行ない、精度の向上を図る。Recently, construction of the system that retrieves similar music from the large-scale music data base is expected. As a metric of the music similarity, estimation of the emotion feeling in listening to music has been studied. As a typical method, music emotion classification to four emotion clusters defined by Thayer's musical psychology experiment had been proposed. However, categorized emotions are too ambiguous for music information retrieval. Therefore, in this paper, we calculate arousal and valence values of Thayer's model, and show distribution of music emotions. Furthermore, overlapping clustering is applied to improve accuracy.
著者
石田 博子 小野木 雄三
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.94, pp.21-26, 2006-09-12
被引用文献数
1

一般向け医学サイトで病名を精度良く検索するには、医学用語が必要とされる。しかし、一般ユーザーは医学用語を使用しないため、検索語は日常会話内となる。そこで、日常の言葉で検索精度を向上させるため、自らの病名説明語のうち、受容器官で動機づけられた感覚における日本語での概念形成手段としての比喩表現である擬態語・擬音語に着目する。本研究では、病名解説文書を利用し自然言語処理により擬態語・擬音語と受容器・感覚との関係を得ることを目的とした。擬態語・擬音語との共起語の関連度をKL-距離(Kullback-Leibler Divergence)によって抽出し、神経生理学的感覚分類に基づき受容器・感覚を分類した。また、別の一般向け医学コーパスで本手法の分類によるカバー率を確認した。To retrieve a disorder name properly on medical site for general user, it still requires medical terms. While it is assumed that people use only ordinary spoken language for retrieval, user's ordinary expression as Japanese metaphor of sense such as an imitative word caused by reception in organ can directly influence effect. The purpose of this study was to obtain relation among imitative word, site and sense with disorder discription by natural language processing. The extract with relevance ratio between imitative word and co-occurring tems was made by KL-Divergence, and the classification was premised on neurophysiological clue. Then we checked how many terms could be covered with another data by this method.
著者
小堀 研一 小野 修一郎 西岡 郁夫
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.33, pp.2151-2152, 1986-10-01

筆者らは,歪みの少ない四角形要素を発生するアルゴリズムを開発したので,その手法について報告する。これは,直線,円弧,楕円,自由曲線(以下エンティティという)などで構成された平面上にある閉じた領域を分割するもので,四辺で囲まれた領域を要素分割する際,互いに向かい合った辺上の分割数に制約をもたない,自動メッシュ生成を可能にするものである。
著者
小野田 崇
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.85, no.5, pp.776-784, 2002-05-01
被引用文献数
9

AdaBoostの有する高い汎化能力は,Support Vector Machineで導入されたmarginの概念を適用することで解明されている.しかしながら,この汎化能力の高さは,学習データ中に誤分類や非常に大きい雑音を含んだデータがない場合に限られるものである.誤分類や大きい雑音を含む場合,AdaBoostは高い汎化能力を実現できないことが実験的に示されている.また,これらの結果はmarginの改善という視点から,Schapireらの研究によって理論的な裏付けが行われている.本論文では,Schapireらの議論に基づき,AdaBoostの起こす過学習を避けるため,AdaBoostが最小化する目的関数に正則化項を導外した新たなアルゴリズムAdaBoost_<Reg>,ν-Arc,ν-Boostを提案する.
著者
小野 雅琴
出版者
日本マーケティング学会
雑誌
マーケティングジャーナル (ISSN:03897265)
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, pp.68-75, 2024-01-10 (Released:2024-01-10)
参考文献数
45

広告音楽は,広告の非言語的手掛かりとして,消費者の反応に影響を与える重要な広告構成要素である。広告研究の分野では,1980年代から,広告音楽に関する研究が盛んに行われてきた。本論は,これらの膨大で多様な広告音楽研究を整序するに際して,依拠している理論基盤に着目し,広告音楽研究を,3つのカテゴリー,すなわち,(1)古典的条件付け理論を援用した研究,(2)精緻化見込みモデルを援用した研究,および,(3)処理流暢性を援用した研究に分けてレビューする。そして,レビューの結果として浮上する今後の研究の方向性として,(A)インターネット広告の音楽の効果に関する研究や,(B)消費者個人の要因やマーケティング情報の要因など,様々な要因の適合による処理流暢性の向上,すなわち,無意識的な情報処理に焦点を合わせた研究が,求められるということを指摘する。
著者
小野寺 有
巻号頁・発行日
2009-03-25

乾燥地域において遊牧は,限られた資源(草,水)を持続的に利用しながら,家畜がもたらす利得を最大限に高める生業である.遊牧民は,高い移動性を維持し,家畜を複合的に放牧することにより,飼料となる草原植生の回復性や多様性を維持してきた.ここでは,降水や気温などの気象条件に応じて激しく変動する草原植生を適切に利用することが求められるが,その方法を誤れば遊牧の持続性は崩壊する.モンゴルでは1990 年代初頭の民主化以後,家畜管理(頭数,構成など)や土地利用(放牧地選定,移動頻度)が個人の裁量に委ねられるようになった.必然的に遊牧民が個人単位で利益を追求するようになり,草原は過剰な利用に晒されている.これに近年の乾燥化による草原生産力の低下も加担し,草原劣化さらには砂漠化に至ることが懸念されている.有効な対策を打ち立てるには,遊牧民の環境意識を知る必要がある.本研究で着目したのは以下の2 点である.1)遊牧の持続性が崩れつつある現状を,遊牧民はどのように受けとめているのか.2)彼らは将来の遊牧をどのように指向しているのか.モンゴルは北部から南部へと,森林-草原-砂漠に遷移する明瞭なエコトーン帯に位置する.これらの植生帯で生活する遊牧民から,家畜構成,土地利用,自然環境の変化,ヤギと草原劣化との因果関係などを,事前に作成した質問項目に沿って聞き取った.聞き取りの最後に,近年の草原劣化と,気温や植生変移の将来予測を簡単に紹介し,それらに対する自由な意見を求めた.2007 年と2008 年の夏季3 カ月間に調査を実施し,合計161 人の遊牧民から回答を得た.近年の草原劣化(砂漠化)を回答者の約9 割が実感しており,その原因についての認識は森林-草原-砂漠ごとに特徴がみられた.砂漠地域では降水量の減少や井戸の枯渇など水に係わる意見が,草原地域では過放牧などの不適切な土地利用に係わる意見が多く聞かれた.一方で,森林地域では草原の植生が比較的豊かであるため,草原劣化を実感している遊牧民は他の地域よりも少なかった.いずれの地域でも,降水量の経年減少を指摘する遊牧民が多かったが,この結果は,現地の気象観測データと符合していた.普段,気象観測データに接することのない遊牧民が,身近な生活環境の変化として気候変動を実感していることは注目に値する.今後の砂漠化対策として,多くの遊牧民は植林活動や新たな井戸の設置を望んでいる.こうした彼らの思考は,モンゴルの草原劣化に関する科学的な知見や,実践されている対策と類似している.また,家畜頭数(特にヤギ)抑制の必要性を指摘する意見も多かった.しかし近年,市場へのアクセスの良い首都ウランバートル近郊や,中国との国境付近で,高価なカシミアのとれるヤギが増加している.これらの地域では,ヤギが草原の持続性を低下させること(草の根まで食べる,機敏な行動力など)が多くの先行研究で指摘されているにも関わらず,ヤギ頭数を増やす遊牧民が多い.草原へ与える負荷が多大であると知りつつも,自己利益を優先するという彼らの葛藤がうかがえる.
著者
戸原 玄 才藤 栄一 馬場 尊 小野木 啓子 植松 宏
出版者
一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
雑誌
日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌 (ISSN:13438441)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.196-206, 2002-12-30 (Released:2020-08-20)
参考文献数
38
被引用文献数
1

現在,摂食・嚥下障害の評価法では嚥下ビデオレントゲン造影(Videofluorography;以後VF)が gold standardとして広く認知されている.VFは誤嚥の有無のみならず嚥下関連器官の形態・機能異常すなわち静的および動的異常を観察でき,信頼性の高い摂食・嚥下障害の診断を可能とする有用な検査法であり,設備を持つ施設においては摂食・嚥下障害が疑われる患者に対しほぼルーチンに行われている.しかし実際にはVFに必要な設備を持たない施設は多く,問題があれば経管栄養を選択せざるを得ず,摂食・嚥下障害の評価,対応が適切になされているとは言い難い.このため,医療,福祉の現場からはVFを用いない簡便な臨床的検査法を求める声が高かった.平成11年度厚生省長寿科学研究「摂食・嚥下障害の治療・対応に関する統合的研究(主任研究者:才藤栄一)」において,改訂水飲みテスト,食物テスト,および嚥下前・後レントゲン撮影といった臨床検査の規格化とそれらを組み合わせたフローチャート,および摂食・嚥下障害の重症度分類が作成された.何らかの摂食・嚥下障害を訴えた63名の患者に対し,VFと各臨床検査を行い,食物を用いた直接訓練開始レベルの判定が本フローチャートにより可能であるかについて,実際のVF結果との比較検討を行った.各臨床的検査のカットオフ値は妥当であり,フローチャートの感度,特異度,陰性反応的中度,一致率は極めて高かった.よって直接訓練開始可能レベルの判定において,フローチャートは有用であると考えられた.また安全性も高く特にVFを持たない施設において有用であると結論できた.
著者
小野 晃典 小野 雅琴
出版者
日本マーケティング学会
雑誌
マーケティングジャーナル (ISSN:03897265)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.90-100, 2023-09-29 (Released:2023-09-29)
参考文献数
12

日本全国9,000以上の駅を美少女キャラたちと周遊する位置情報連動型ゲーム「駅メモ! ―ステーションメモリーズ!―」は,最近,乗客減に悩む鉄道会社や自治体等のO2Oデスティネーション・マーケティング施策に加担するべく,当地を出身地とする美少女キャラを誕生させると共に,その美少女キャラを主人公とした短期デジタルスタンプラリーを開催することによって,このゲームに熱狂し多大な時間的・金銭的コストを喜んで旅に振り向けるゲームオタク,鉄道オタク,および美少女キャラオタクたちを,デジタルスタンプラリーの開催地に誘客し,周遊させることに成功している。本論は,「駅メモ!」による数多くの成功例のうちの数例を振り返った上で,そのO2Oデスティネーション・マーケティング・モデルとしてのポテンシャルについて議論する。
著者
中西 真一 粕谷 孝光 小野 剛
出版者
一般社団法人 日本静脈経腸栄養学会
雑誌
日本静脈経腸栄養学会雑誌 (ISSN:21890161)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.742-747, 2016 (Released:2016-04-26)
参考文献数
6

【目的】最近は胃瘻に対して慎重であるべきとの意見が散見されるが、過去の報告で胃瘻造設をした家族の満足度は60~ 70%と決して低くない。今回胃瘻造設に対する家族と医療従事者側の考えの違いをアンケートで検討した。【対象及び方法】1) H22.4.1~ H25.3.31に当院で PEG造設術を施行した患者家族、2) 一般病棟・療養病棟に勤務している看護師・介護士、3) 老健保健施設・特別養護老人ホームに勤務している看護師・介護士・介護員を対象にアンケートを実施した。【結果】家族51人、医療従事者側213人 (一般病棟85人、療養病棟27人、老健保健施設43人、特別養護老人ホーム58人) だった。胃瘻に満足しているのは家族では74.5%で、医療従事者側の一般病棟39.0%・療養病棟30.8%・老健保健施設27.5%・特別養護老人ホーム14.3%より有意に多かった。自分自身で胃瘻を希望する家族は31.3%で、医療従事者側の3.4~ 11.1%より有意に多かった。【結論】家族は医療従事者側より、胃瘻に対して肯定的な意見が多かった。医療従事者側では、介護施設で胃瘻に対して否定的な意見が多かった。