著者
尾崎 剛 寺田 隆哉 武田 真一 泉 佳伸 西嶋 茂宏
出版者
The Society of Life Support Engineering
雑誌
ライフサポート (ISSN:13419455)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.3-8, 2007-03-30 (Released:2010-07-21)
参考文献数
8

The stress induced during visual display terminals tasks in various environments was researched. One subject was made to do visual display terminals. The stress induced during visual display terminals tasks was evaluated using concentration of cortisol in saliva, sensory value, and work efficiency. In addition, the correlation between them was studied. New indices concerning stress and work efficiency were derived by means of the multivariate analysis. It was found that two new indices were enable to design a comfortable working environment.
著者
小武内 清貴 福田 忠生 尾崎 公一
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.84, no.863, pp.18-00106, 2018 (Released:2018-07-25)
参考文献数
10

The purpose of this study is to propose an effective model to estimate the effective thermal conductivity of compacts made from magnesium alloy particles, considering the effects of particle size, temperature and pressure. In order to investigate the influence of the particle size, six kinds of particles were prepared in which the cross sectional area was different. The test particles made from AZ91D were poured into a compression vessel and then a given pressure was applied to the piston of vessel for six hours under constant temperature condition. After compression, effective thermal conductivity of compacts were measured by steady state comparative-longitudinal heat flow method. The numerical calculation considering two-dimensional steady heat conduction was also conducted by using the actual cross section of compacts. Test results showed that the effective thermal conductivity of compacts were increased with increase of applied pressure and temperature elevation. Calculation results also revealed that by considering the actual cross section of compacts, the effective thermal conductivity could be well estimated when filling fraction is lower than 0.8. However, when filling fraction is exceed 0.8, the effect of thermal contact resistance between particles on thermal conductivity is not negligible. The experimental equation of effective thermal conductivity of compacts was determined to discuss the effects of cross sectional area of particles.
著者
多谷 邦彦 竹田 直人 小林 正 尾崎 吉明 黒木 修隆
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. C (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.137, no.5, pp.742-749, 2017
被引用文献数
4

<p>Today we can take many pictures with smart phones or digital cameras, and can edit them easily by ourselves. These pictures are very useful not only for hobby, but for investigation. It is very important to check whether they are doctored or not. This paper proposes an automatic detection method of doctored JPEG images based on two different analyisis: the block noise analysis and the Double-JPEG analysis. Former can find unnatural boundaries of 8×8 DCT blocks while latter can find double saved images by other editing software. Finally SVM classifies images into doctored and undoctored groups based on the above analysis. Experimental results have shown that the detection accuracy of our method achieves 0.90 in terms of F-measure while J. He's method achieves 0.82.</p>
著者
尾崎 純平 宇戸 寿幸 大上 健二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.485, pp.7-12, 2009-03-09
参考文献数
7

ディジタル画像は,修正が容易であり,修正されても痕跡が残らないという特徴がある.そのため,証拠写真としてディジタル画像を利用する際,改ざんが行われたか否かを検出できなくてはならない.そこで,本論文では,複素スミア変換と位相を用いた画像改ざん検出法を提案する.提案法は,複素スミア変換の拡散係数を鍵情報として透かし情報を埋め込むため,第三者による透かし情報の特定が困難である.また,複素インパルスの位相を透かし情報として埋め込むことにより画質の劣化を抑え,高い改ざん検出率をもたせた.計算機実験により,コピー&ペーストによる改ざんに対して正確な改ざん検出が行えることを示す.
著者
尾崎 文代 上田 大輔
出版者
大学図書館研究編集委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.79, pp.35-42, 2007-03

<p>広島大学では,2006年4月に機関リポジトリである広島大学学術情報リポジトリ(HiR)を立ち上げ,2006年12月6日現在で1,945件の教育研究コンテンツを公開している。本稿では,私たちが行った研究者への個別訪問による初期コンテンツの収集について,また,学内刊行物の収集やデータベースを用いた最新論文の提供依頼,機関リポジトリ活用のための工夫などによって継続的にコンテンツを収集し,機関リポジトリを育て続けていくための戦略について述べる。</p>
著者
岸本 徹 尾崎 一隆 鰐川 彰
出版者
社団法人 におい・かおり環境協会
雑誌
におい・かおり環境学会誌 (ISSN:13482904)
巻号頁・発行日
vol.38, no.5, pp.361-367, 2007-09-25 (Released:2008-09-19)
参考文献数
21
被引用文献数
2 1

わが国で統一化されたビール官能評価方法について解説した.北米およびヨーロッパで統一化された国際評価方法をもとに,日本と欧米との言葉や文化の違いを視野に入れ,それらの香味用語が意図する意味を十分に考慮し作成されたものである.また,ビール独自の官能評価方法に関して述べ,官能評価と成分を対応させる試みについて,ホップ香気や酸化臭について具体例を挙げ解説した.
著者
加藤 浩 満倉 靖恵 尾崎 千万生
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.A0074, 2008

【目的】<BR>表面筋電図(以下EMG)を用いた定量的評価は,理学療法士にとってEBMに基づいた治療を実践していく上で極めて有効な手段となる.しかし,欧米と比べ,日本においてEMGは研究ベースで使用されることが多く,臨床ベースで使用しているユーザーは少ない.その理由として1.機器本体が高額であり購入が困難であること,2.オペレーションシステムの使途が研究ベースで構築されているものが多いため操作が複雑であり専門的知識を必要とすることなどが挙げられる.そこで我々は5年前から岡山県及び文部科学省からの助成金を得て,臨床ベースで使用することを前提とした安価,小型,軽量,易操作性を特徴とする臨床普及型のEMG評価システムの開発を行ってきた.その結果,有線タイプのシステムを完成させ,昨年,世界福祉機器展(H.C.R.2007)に出展した.そこで本研究では,さらに(1)無線システムの開発と小型化,(2)リアルタイムwavelet周波数解析の組み込み(世界初)を目標にさらなる開発を進めているので報告する.<BR>註:wavelet周波数解析:筋電図周波数解析手法の一つで,従来の高速フーリエ変換(FFT)より動作時の筋の質的筋活動評価に優れている.<BR>【開発内容】<BR>1.小型EMGアンプの開発<BR>オリジナルの小型4chEMGアンプを開発した.大きさは約10cm×6cm×2cmで,標準的な白衣の胸ポケットに収まるサイズである.また,重さは約110gで,単4アルカリ電池で使用可能である.連続使用時間は約12時間で屋外での長時間計測にも耐えうる.さらに,モーションアーチファクト除去性能が極めて高い特徴を持ち動作時のEMG評価に適している.<BR>2.ワイヤレス送受信ユニットの開発<BR>EMGアンプからコンピュータ(以下PC)への転送は,EMGアンプに内蔵可能なオリジナルの小型送信機を開発した.同送信機は無線周波数2.4GHz帯域で,4ch分のEMGアナログ信号をサンプリング1kHzでA/D変換しリアルタイムに送信する.受信機はPCとUSB変換ケーブルにより接続する.重さは送受信機合わせて約100gであり極めて軽量である.<BR><wavelet周波数解析のリアルタイム処理及び評価指標の検討><BR>現在,約10秒間のEMGデータをPCで解析した場合,市販ソフトで約20秒間かかる処理時間が,本プログラムでは1秒以下であり,リアルタイム処理・表示に限りなく近づいている.さらに新たな臨床的評価指標の表示について検討している.<BR>【本研究成果の特徴】<BR>1.低価格・軽量・無線・プログラム自動化の実現により,多くの理学療法士を中心に臨床ベースで広く使われることが期待される.<BR><BR>本研究の一部は平成19年度日本学術振興会科学研究費補助金「(基盤研究C)(課題番号19500467)」及び,平成18年中小企業活路開拓調査・実現化事業の採択を受けた産学連携プロジェクトである.<BR>
著者
尾崎 新斗 内海 彰
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集
巻号頁・発行日
vol.29, pp.132, 2013

インクドロップスプレッド(IDS)法は機械学習の1つであり,対象システムの入出力データを複数の2次元平面に描画し,特徴を抽出する.更にその特徴を組み合わせることで対象システムを再現する.既存の研究においてIDS法は,2値分類問題の識別率が高いことが示されている.そこで本研究では多値分類への適用を行う.
著者
尾崎 宏和 一瀬 寛 福士 謙介 渡邉 泉
出版者
社団法人 環境科学会
雑誌
環境科学会誌 (ISSN:09150048)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.3-15, 2015-01-30 (Released:2016-03-05)
参考文献数
38

足尾銅山による環境汚染を通史的に検討するため,渡良瀬遊水地に隣接する沼で底泥表層から深度25cm までのコア試料を2本採取して,重金属濃度の鉛直分布を検討した。汚染レベルは,試料の最深層のすぐ上部から増加し始め,中層部と表層付近でピークを示した。コア1では,とくに深度12~14cmと2cm以浅でMn,Cu,Zn,Ag,Cd,Sb,Pb,Biに増加傾向がみられた。このうち第13層ではCu濃度は最大値51.6mg/kgを示した。コア2では,Cu濃度は深度4~10cmと深度15~19cmで高く,後者ではMn,Zn,Ag,Pb濃度も上昇した。こうした変化を足尾銅山の銅生産履歴と比べると,江戸時代末期から明治初期の近代的操業の開始とともに汚染は明瞭となり,日露戦争後の急速な軍備拡張政策や第一次世界大戦後の好景気,戦後の高度経済成長期の増産でさらに進行したと考えられた。一方,第二次世界大戦末期から終戦直後は汚染の軽減が認められ,当時の生産低迷を反映していると推測された。コア1 最表層部では,とくにAgとSb,次いでCu,Zn,Pbの濃度が明瞭に増加した。高度成長期の増産を支えた外国産鉱石は,足尾産鉱石と比較してAgやSbはCuに対して高い濃度を有している。底泥内での元素の鉛直移動を考慮しても,輸入鉱石はとくにAg,次いでCu,Zn,Pb,Sbの表層分布に影響したと考えられた。以上から,本研究は汚染の履歴は当時の国内外の社会,政治,経済状況と強く関連することを明らかとした。
著者
尾崎 博美
出版者
教育思想史学会
雑誌
近代教育フォーラム (ISSN:09196560)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.42-49, 2015-09-12 (Released:2017-08-10)

「公衆」と「大衆」を分かつものは何か。「トランザクション」によって形成される「公衆性」を「知性」の一様式として捉えるとき、「公衆」とは実体ある集団の名前ではなく「個人」の一様態として特徴づけられる。「集団=協働」に基づく「行為」や「関係性」の観点から「公衆性」を形成する「教育」としてデューイの「デモクラシー」を描くことを試みる。
著者
尾崎 幸紘 菅 忠三 吉岡 利紘 森本 悌次郎 原田 正敏
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.110, no.4, pp.268-272, 1990-04-25 (Released:2008-05-30)
参考文献数
12
被引用文献数
1 4

The present study was carried out to evaluate an equivalence of pharmacological properties between natural crude drugs and their cultured cells. The effects of ether extract of Lithospermi Radix and cultured cells of Lithospermum erythrorhizon SIEB. et ZUCC. and aqueous extract of Coptidis Rizoma and cultured cells of Coptis japonica MAKINO var. dissecta NAKAI on proliferation of granulation tissue in rats were compared. The ether extracts of Lithospermi Radix and the cultured cells enhanced proliferation of granulation tissue by the cotton pellet method. The potency of both extract was about the same, if results were compared with the corresponding doses which contained the same quantity of shikonin derivatives. On the other hand, the aqueous extracts of Coptidis Rhizoma and the cultured cells inhibited it. The potency of both extract was about the same, if results were compared with the corresponding doses which contained the same quantity of berberine-type alkaloids. From these results, to evaluate an equivalence of pharmacological properties between natural crude drugs and their cultured cells, it is concluded that their qualities and quantities are not so different each other and the almost same pharmacological effect expected on the basis of their uses is required.
著者
田中こころ 菊池史織ラニヤ 尾崎風香 緒方英彦
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学年次大会2018(神戸)
巻号頁・発行日
2018-06-20

硬化コンクリートの密度の測定方法はJISで規定されておらず,密度を求めるために必要な体積は便宜的にノギス法や浮力法で測定されている。しかしノギス法では,劣化などにより表面形状が一定でない場合において体積を正確に測定することができない。また浮力法では,ひび割れなどの影響で吸水する場合において体積を正確に測定することができない。そこで本研究では,これらの問題を解決するために,新たな密度測定方法として砂充填法を開発することにした。その結果,砂充填法に使用する充填砂が密度の測定におよぼす影響を明らかにし,本手法の実用性を明らかにした。
著者
片倉 浩理 畠中 陸郎 山下 直己 佐藤 寿彦 岩切 章太郎 尾崎 良智 長井 信二郎 岡崎 強 塙 健 松井 輝夫 美崎 幸平 桑原 正喜 松原 義人 船津 武志 池田 貞雄
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
雑誌
気管支学 (ISSN:02872137)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.281-284, 1999
参考文献数
14

症例は41歳, 男性。脇差しにより頸部正中刺創を受け, 近医で皮膚縫合を施行されたが, 頸部腫脹, 発声障害が進行するため, 受傷後約18時間後に当院を受診した。著明な皮下気腫を認め, 気管の損傷を疑い気管支鏡を施行した。第1気管軟骨輪に約2cm, 同レベルの膜様部に約1cmの損傷を認めた。同検査中再出血により緊急手術を施行した。出血は甲状腺左葉内の動脈性出血であり縫合止血した。食道の損傷はなかった。気管軟骨輪および膜様部の縫合を行った。術後経過は良好で退院したが, 肉芽形成の可能性もあり, 経過観察が必要である。
著者
益岡 了 尾関 圭 小森 久栄 尾崎 洋
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第55回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.181, 2008 (Released:2008-06-16)

現在、3DCG の技術は以前と比べ、コンピューターの性能向上、ソフトウェアの技術向上により急速な発展を遂げ、より精微な表現が可能となった。そこで日本画を調査、研究し、現代の3DCG 技術を使い日本画の持つ独特な表現を再構築することで、新しい日本画的3DCG表現の可能性と、視覚的な親和を目指した。3DCG アプリケーションをそのまま使用しただけでは、日本画的な表現の再現が困難であるために、レンダリング表現の一つである、トゥーンレンダリング技術の活用について検討した。そして基本的なトゥーンシェーダーを改良し、「筆画風トゥーンシェーダー」の開発を行い、輪郭線線の幅を手描きのように自然な風合や日本画の持つ柔らかい陰影表現を含んだ日本画的な表現を可能にした。日本画と西洋的な技術を持った3DCG の融合は、日本独自の芸術表現形の可能性の一つであると考える。
著者
深見 沙織 中村 崇仁 柳田 勝康 山田 慎悟 重村 隼人 伊藤 美香利 岩田 弘幸 朱宮 哲明 西村 直子 尾崎 隆男
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.96-103, 2011-07-30
参考文献数
12

近年わが国では,食生活の変化に伴い子どもにおける肥満や生活習慣病の増加が起こっている。その解決策として,食育が必要と考えられている。この度われわれは,入院中の子どもとその保護者を対象に,食事を提供する医療従事者の立場で次のような食育の取り組みを開始した。栄養バランスが良く,子どもたちが好き嫌いなく食べられるように工夫した「お子様ランチ」という新メニューを創った。古来の季節行事の日の「お子様ランチ」には,わが国の季節に応じた食文化の紹介文を添えた。保護者に対して,食育の意義,献立に使用した食品の栄養素の解説,レシピ等を記載したパンフレットを週1回定期的に配布した。<br> また,この取り組みを評価するため,保護者に対し毎週1回アンケート調査を行なった。開始後3か月間のアンケート結果 (n=215,回収率87%) では,「お子様ランチ」の献立内容,盛付け,子どもの反応,パンフレットの内容の4項目全てで,「よい」という回答が過半数を占めた。食育に興味があるとの回答は93%であり,保護者の食育に対する関心は高かった。一方,子どもが好む食材のみを使用する傾向,外食が多い傾向等,食育上の問題点が見出された。<br> 入院期間中という短期間の取り組みであるが,保護者に子どもの食育を考える機会を提供できたと考える。今後もこの取り組みを継続し,子どもたちの食育に生かしていきたい。