著者
工藤 卓哉
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.65, no.10, pp.418-423, 2015-10-01

今日,世界的な先進企業が,日々生成される膨大なデータのなかから「金鉱」を見つけ出そうと躍起になっている。日本でも数年前から「ビッグデータ」や「データサイエンス」という言葉が流布してはいるものの,国内ではいまだバズワードの域を出たとは言いがたい。データ活用が,デジタル化社会の将来を見越したビジネスモデルの再構築にまで到達するケースがいまだ限られているからだ。そこで本稿では,日米を拠点にさまざまなデータ分析案件に携わる筆者の視点から,デジタル化社会におけるデータ活用のキーポイントを先端事例を交えながら論じていく。
著者
工藤 元男
出版者
東洋史研究會
雑誌
東洋史研究 (ISSN:03869059)
巻号頁・発行日
vol.59, no.4, pp.645-674, 2001-03-31
被引用文献数
1
著者
工藤 孝幾
出版者
福島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

本研究の目的は、運動技術を練習するときの練習の仕方について、大学生がどの程度正しく認識しているかを、実験的方法を中心にインタビューと質問調査法を組み合わせることによって多角的に分析することであった。分析の結果、彼らは、正しい動きの反復練習を繰り返すだけでは学習にはつながらないことを認識しているにもかかわらず、実際の練習行動においては、できるだけ正しい動きの反復回数を増やす方略を採用していることが分かった。
著者
佐藤 文俊 森本 玲 岩倉 芳倫 小野 美澄 松田 謙 祢津 昌広 尾股 慧 工藤 正孝 伊藤 貞嘉
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.103, no.4, pp.886-894, 2014-04-10 (Released:2015-04-10)
参考文献数
12

原発性アルドステロン症は臓器障害の可能性の高さと頻度の多さからスクリーニングの重要性が提唱され,血漿アルドステロン濃度/血漿レニン活性比を用いて疑う.低カリウム血症を伴う(ARB・ACE阻害薬の内服患者では正常低値も),比較的若年者,血圧コントロール不良,グレードII(160/100 mmHg)以上の高血圧患者等は当然診断対象だが,特に手術で治癒が可能な腺腫病変は早期診断・治療が望まれる.薬物治療ではミネラルコルチコイド受容体拮抗薬を含んだ十分な降圧を行うことが肝要である.
著者
工藤 高裕
出版者
日本コンピュータ化学会
雑誌
Journal of Computer Chemistry, Japan (ISSN:13471767)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.A3-A5, 2015 (Released:2015-03-30)
参考文献数
7

Here I introduce some examples of molecular structures related to disease therapy. One is oseltamivir which is also given the trade name Tamiflu. The important processes of influenza infection are to ENTER the host cell and to GO OUT from it, and some of the antiviral medicines target these processes. The enzyme neuraminidase clips off a sialic acid from the cell membrane to assist the replicated viruses to go out. Tamiflu is a molecule with a similar structure to it which also binds to neuraminidase, and inhibits the enzyme function (Figure 1). In the case of mutant enzyme (H274Y), Tamiflu binds to it weaker than the wild type, so Tamiflu has less effect than the mutant type. The replaced 274th residue tyrosine is bulkier than the original amino acid histidine and causes orientation change of the amino acid at the active site (Figure 2). Another example is involved in Ebolavirus causing epidemics in West Africa. Although the effective therapeutic medicine and vaccine have not been found yet, the molecular structure of the antibody complex with virus glycoprotein from a human survivor is already deposited to PDB (Figure 3). Now scientists are searching for some effective chemicals and methods using this information.
著者
工藤 章
出版者
信州大学経済学部
雑誌
信州大学経済学論集 (ISSN:02880466)
巻号頁・発行日
no.16, pp.p61-79, 1980
著者
片岡 千恵 野津 有司 工藤 晶子 佐藤 幸 久保 元芳 中山 直子 岩田 英樹 渡部 基
出版者
日本公衆衛生学会
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
vol.61, no.9, pp.535-544, 2014 (Released:2014-10-08)
参考文献数
29

目的 我が国の高校生における危険行動と睡眠時間との関連を明らかにする。方法 分析には,Japan Youth Risk Behavior Survey 2011のデータ(全国の高校から無作為に抽出された102校の 1~3 年生,男子5,027人,女子4,751人,計9,778人)を用いた。危険行動に関しては,「有酸素運動不足」,「朝食欠食」,「月喫煙」,「月飲酒」,「シンナー乱用経験」,「性交経験」,「シートベルト非着用」,「暴力行為」,「自殺願望」の 9 項目を取り上げた。結果 睡眠時間の実態は,6 時間未満の者が男女ともに40%前後を占める等,憂慮される状況であった。危険行動が最も低率であった,睡眠時間が「6 時間以上 8 時間未満」の群を基準として,他の群における危険行動のオッズ比を算出した結果,「4 時間以上 6 時間未満」の群では,男女ともの「有酸素運動不足」および「朝食欠食」等のオッズ比が有意に高値であった。さらに睡眠時間が短い「4 時間未満」の群では,男子では全 9 項目(オッズ比1.47~3.28),女子では「シートベルト非着用」を除く 8 項目(1.54~4.68)について,オッズ比が有意に高値であった。他方で,睡眠時間が長過ぎる「10時間以上」の群でも,男女ともの「月喫煙」および「シンナー乱用経験」等について,オッズ比が有意に高値であった。結論 我が国の高校生において,6 時間未満の短い睡眠時間および10時間以上の長過ぎる睡眠時間は危険行動に関連していることが示され,睡眠時間も危険行動の一つとして注目していくことの必要性が示唆された。
著者
工藤 知草
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2005-03

制度:新 ; 文部省報告番号:甲2075号 ; 学位の種類:博士(理学) ; 授与年月日:2005/3/24 ; 早大学位記番号:新4042
著者
工藤 力男
出版者
成城大学
雑誌
成城文藝 (ISSN:02865718)
巻号頁・発行日
vol.190, pp.43-49, 2005-03-10
著者
深倉 和明 工藤 孝幾
出版者
社団法人日本体育学会
雑誌
体育學研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.109-115, 1987-09-01

The purpose of this study was to analyse the tackling distance estimated by a soccer player at the intercollegiate level. The meaning of the tackling distance is the longest distance between a ball and a tackler in which he is sure to tackle the ball successfully. Skilled players (N = 5) and unskilled players (N = 5) were selected among the Fukushima Univ. Soccer Team according to their ability of tackling. Each of the subjects was required to tackle a ball, and the tackling distance and the movement time (MT) taken from the initial movement of his feet to his touch of the ball with the tackling foot were measured. The opponent's reaction time (RT) was also measured in order to be compared with MT. The results were as follows: 1) The tackling distance of the skilled group was longer than that of the unskilled group. 2) When the tackler's MT was compared with the opponent's RT, the former was shorter than the latter, and this was remarkable in the case of the unskilled group. 3) But there was no difference between the two groups regarding the probability of success in the practical one-against-one tackling trials. 4) These results may suggest that there were some differences between two groups in the action prior to the main tackling action, and also the tackling action of the unskilled group was more easily anticipated by the opponent.
著者
工藤 眞由美 山東 功
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

ボリビア沖縄系移民社会(沖縄第1移住地)では、琉球語(沖縄中南部方言)、本土日本語、スペイン語とのダイナミックな言語接触が起こっている。談話録音については、世代ごと(1世成人移民、1世子供移民、2世、3世)に、文字化を行い、報告書『ボリビア沖縄系移民社会における談話録音資料』としてまとめた。沖縄県那覇市を中心とするウチナーヤマトゥグチ的な表現形式(~シヨッタ形式、~ワケサ等)も使用されていることが明らかになった。言語生活調査については、ブラジル沖縄系移民社会(サンパウロ市)と比較した結果、ブラジル(サンパウロ)では、ポルトガル語へのモノリンガル化が急速に進んでおり、ボリビアでは日本語が維持されるバイリンガルな状況にあることが多面的な調査項目から明らかになった。