著者
高田 稜一 高橋 江梨香 内田 孝紀 杉谷 賢一郎 谷川 博哉 野口 尚史 平田 勝哉
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
流体工学部門講演会講演論文集 (ISSN:24242896)
巻号頁・発行日
pp.OS03-05, 2020 (Released:2021-05-25)

In the present study we investigate the relationship between various aerodynamic characteristics and attack angle α for FP (a flat plate), NACA0015 and iNACA0015 (the NACA0015 placed back to front) by numerical analysis and water-tank experiment at Re = 100 – 800. Then, we reveal the effects of α upon various aerodynamic characteristics such as the lift coefficient CL, drag coefficient CD and the lift-to-drag ratio CL/CD. In order to discuss these revealed α effects, we further visualize the flow around the airfoils in terms of the velocity vector, vorticity and the Q value at α = 0 – 30 deg., based on PIV analyses by water-tank experiment. Such results suggest that FP is similar not with NACA0015 but with iNACA0015 from an aerodynamic point of view.
著者
平田 貞雄
出版者
一般社団法人 日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.13, no.4, pp.125-128, 1963-08-01 (Released:2017-04-08)

The larvae of Mamestra (Barathra) brassicae (L.) were reared from hatching to pupation under solitary and crowded (10 individuals in a vial) conditions at a constant temperature of 25℃ in darkness on young leaves of the rape, Brassica napus L. Observations were made on the amount of food consumed by the larvae, the body weight of larvae and resulted pupae, and the dry weight of excreta of the 4th, 5th and 6th (final) instar larvae. The results of the observations are summarized in Table 1. Comparing with the solitary larvae, the crowded larvae consumed a larger amount of food in the 1st and 2nd instars, but less in the 4th and 5th instars. In the 3rd and 6th instars, no remarkable differences in the food consumption were observed between the solitary and crowded larvae. The total amount of food consumed in the larval stage was about equal in both densities of rearing. The crowded insects were heavier in body weight in the 1st and 2nd instars than the solitary ones, but the reversed trends were observed in the remaining instars and also in the pupal stage. The smaller ratio of the body weight to the amount of food consumed was obtained in the crowded culture in all, but the 4th instar. The dry weight of the excreta was about equal in both the solitary and crowded larvae. However, the ratio of that to the amount of food consumed was slightly smaller in the crowded larvae than in the solitary ones.
著者
平良 知子 曽田 彩夏 坂口 翔一 石松 隆志 園田 昭彦 平山 英雄 成田 勇樹 門脇 大介 平田 純生
出版者
一般社団法人 日本腎臓病薬物療法学会
雑誌
日本腎臓病薬物療法学会誌 (ISSN:21870411)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.15-25, 2012 (Released:2018-04-02)
参考文献数
30

血液透析(HD)患者は、カリウム制限による水溶性ビタミン摂取不足、HDによる水溶性ビタミンの除去、酸化ストレス亢進に伴う抗酸化ビタミンの消費亢進などにより一部のビタミンが欠乏するという報告が散見される。そこで、HD患者に至適量のビタミン補給を目的としたチュアブル錠のマルチビタミンサプリメント「ネフビタンKD」(以下、KD-MV)が日本で初めて研究開発され、上市された。本研究ではKD-MV摂取の有用性及び安全性の評価を目的として検討を行った。 対象は維持透析療法を受けているHD患者83人で、二重盲検プラセボ対照無作為化クロスオーバー試験を1年間行った。クロスオーバーは半年経過後に実施し、A群はKD-MVを前半の半年間、B群は後半の半年間摂取した。調査項目は、腎疾患患者用QOL評価尺度であるKDQOL、酸化ストレス指標、その他臨床検査値及び血液生化学検査項目とし、安全性の評価は患者や医療者からの報告の有無で判断した。2ヶ月間の平均服薬率が75%未満、または採血ポイント欠落の患者は解析から除外した。 解析対象者は45人で、クロスオーバー解析の結果、KDQOLでは「症状」「腎不全の日常生活への影響」の項目でKD-MV摂取後に改善傾向を示し、特に筋痙攣やしびれなどの改善が認められた。AST・ALT値はKD-MV摂取後、正常範囲内で有意に上昇したが(⊿AST; 3.4±5.6 IU/L、p<0.001、⊿ALT; 4.2±6.5 IU/L、p<0.001)、他の生化学検査項目・酸化ストレス指標はともに有意な変化は認められなかった。有害事象は、KD-MVと因果関係不明な不定愁訴3件のみであった。 今回、KD-MV服用により主な検査値や酸化ストレスの変動は認められなかったものの、有害事象を示さず、HD患者のQOLを改善する結果が得られた。したがって、今回の知見はHD患者におけるKD-MV摂取の有用性を示唆するものである。
著者
平田 富士男
出版者
一般社団法人 環境情報科学センター
雑誌
環境情報科学論文集
巻号頁・発行日
vol.16, pp.35, 2002

ガーデニングの普及とともに淡路島のように自然に恵まれた地域でも、外国から輸入された園芸種が多用されるようになってきた。真に自然と共生する社会を実現していくためには、何でもいいから花や緑を植栽すればいいのではなく、その地域に自生する植物の有効利用を考える視点が重要である。そこで島民へのアンケートを通じて、自生植物等の利用に関する意識を調査したところ、園芸種の多用は、その植物の好き嫌いやコストの問題ではなく、むしろ増殖しやすいかどうか、が大きな理由であることがわかった。また、自生植物に関する認識も高く、特に、ユリ、スイセンの利用に対する意識が高いことがわかった。これらの自生種は今後園芸利用の対象として有望だが、住民が容易に育成、増殖できるような技術開発が重要であることも把握された。
著者
平田 勝弘
出版者
大阪大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

本研究では,有限要素法による数値解析を用いて提案したアウターロータ型三自由度球面アクチュエータの動作メカニズムを明らかにし,本アクチュエータの有用性を示した。更にイメージセンサセンサを用いた可動子の位置検知法と新しいフィードバック制御法を開発した。解析により磁気回路パラメータ及び制御ゲインを最適化し,優れた性能を実現した。更に,得られた解析結果をもとに試作機を製作した。今後、本機を用いた実験検証を行っていく予定。
著者
光武 翼 中田 祐治 岡 真一郎 平田 大勝 森田 義満 堀川 悦夫
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.41 Suppl. No.2 (第49回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.0804, 2014 (Released:2014-05-09)

【目的】後頭下筋群は筋紡錘密度が非常に高く,視覚や前庭覚と統合する固有受容器として中枢神経系との感覚運動制御に関与する。後頭下筋群の中でも深層の大小後頭直筋は頸部における運動制御機能の低下によって筋肉内に脂肪浸潤しやすいことが示されている(Elliott et al, 2006)。脳梗塞患者は,発症後の臥床や活動性の低下,日常生活活動,麻痺側上下肢の感覚運動機能障害など様々な要因によって後頭下筋群の形態的変化を引き起こす可能性がある。本研究の目的は,Magnetic Resonance Imaging(以下,MRI)を用いて後頭下筋群の1つである大後頭直筋の脂肪浸潤を計測し,脳梗塞発症時と発症後の脂肪浸潤の変化を明確にすることとした。また,多変量解析を用いて大後頭直筋の脂肪浸潤に影響を及ぼす因子を明らかにすることとした。【方法】対象は,脳梗塞発症時と発症後にMRI(PHILPS社製ACHIEVA1.5T NOVA DUAL)検査を行った患者38名(年齢73.6±10.0歳,右麻痺18名,左麻痺20名)とした。発症時から発症後のMRI計測期間は49.9±21.3日であった。方法は臨床検査技師によって計測されたMRIを用いてT1強調画像のC1/2水平面を使用した。取得した画像はPC画面上で画像解析ソフトウェア(横河医療ソリューションズ社製ShadeQuest/ViewC)により両側大後頭直筋を計測した。Elliottら(2005)による脂肪浸潤の計測方法を用いて筋肉内脂肪と筋肉間脂肪のpixel信号強度の平均値を除することで相対的な筋肉内の脂肪浸潤を計測した。大後頭直筋の計測は再現性を検討するため級内相関係数ICC(2,1)を用いた。発症時と発症後における大後頭直筋の脂肪浸潤の比較はpaired t検定を用いた。また,大後頭直筋の脂肪浸潤に影響を及ぼす因子を決定するために,発症時から発症後の脂肪浸潤の変化率を従属変数とし,年齢,Body Mass Index(以下,BMI),発症から離床までの期間(以下,臥床期間),Functional Independence Measure(以下,FIM),National Institute of Health Stroke Scale(以下,NIHSS),発症時から発症後までのMRI計測期間を独立変数としたステップワイズ重回帰分析を行った。回帰モデルに対する各独立変数はp≧0.05を示した変数を除外した。回帰モデルに含まれるすべての独立変数がp<0.05になるまで分析を行った。重回帰分析を行う際,各独立変数間のvariance inflation factor(以下,VIF)の値を求めて多重共線性を確認した。すべての検定の有意水準は5%とした。【倫理的配慮,説明と同意】すべての患者に対して文章,口頭による説明を行い,署名により同意が得られた者を対象とした。【結果】対象者のBMIは21.5±3.3,臥床期間は5.3±9.5日,FIMは84.6±34.5点,NIHSSは5.6±5.9点であった。大後頭直筋の脂肪浸潤におけるICC(2,1)は発症前r=0.716,発症後r=0.948となり,高い再現性が示された。脳梗塞発症時と発症後に対する大後頭直筋の脂肪浸潤の比較については発症時0.46±0.09,発症後0.51±0.09となり,有意な増加が認められた(p<0.001)。また重回帰分析の結果,大後頭直筋における脂肪浸潤の変化率に影響を及ぼす因子としてNIHSSが抽出された。得られた回帰式は,大後頭直筋の脂肪浸潤=1.008+0.018×NIHSSとなり,寄与率は77.5%(p<0.001)であった。多重共線性を確認するために各変数のVIF値を求めた結果,独立変数は1.008~4.892の範囲であり,多重共線性の問題は生じないことが確認された。【考察】脳梗塞患者の頸部体幹は,内側運動制御系として麻痺が出現しにくい部位である。しかし片側の運動機能障害は体軸-肩甲骨間筋群内の張力-長さ関係を変化させ,頸椎の安定性が損なわれる(Jull et al, 2009)。この頸部の不安定性は筋線維におけるType I線維からType II線維へ形質転換を引き起こし(Uhlig et al, 1995),細胞内脂肪が増加しやすいことが示されている(Schrauwen-Hinderling et al, 2006)。脳梗塞発症時のMRIは発症前の頸部筋機能を反映し,発症後のMRIは脳梗塞になってからの頸部筋機能が反映している。そのため,脳梗塞を発症することで大後頭直筋の脂肪浸潤は増加する可能性がある。また大後頭直筋の脂肪浸潤に影響を及ぼす因子としてNIHSSが抽出され,麻痺の重症度が関係している可能性が示唆された。今後の課題は,脳梗塞患者における大後頭直筋の脂肪浸潤によって姿勢や運動制御に及ぼす影響を検証していきたい。【理学療法学研究としての意義】脳梗塞片麻痺患者は一側上下肢の機能障害だけでなく頸部深層筋に関しても形態的変化をもたらす可能性があり,脳梗塞患者に対する理学療法の施行において治療選択の一助となることが考えられる。
著者
平田 昌弘
出版者
食品資材研究会
雑誌
New Food Industry (ISSN:05470277)
巻号頁・発行日
vol.53, no.7, pp.65-73, 2011

前号Vol.53 No.6に引き続き,インドの都市と農村での乳製品の種類とその製造法,そして,乳製品の利用のされ方について紹介する。本稿では,乳のみの乳製品に様々な添加物を付加して加工した「乳菓」を概説する。そして,インドの乳加工体系の特徴を分析し,複雑なインドの乳加工体系の本質に迫ってみたい。
著者
平田 庸子 弘原海 剛 濱田 尚美 白井 麻子 渡辺 一志
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.70, no.4, pp.269-276, 2021-08-01 (Released:2021-07-15)
参考文献数
40
被引用文献数
1

This study aimed to clarify the effects of carbohydrate mouth rinse on exercise performance. We examined the effect of mouth rinse on fatigability. Thirty healthy male college students completed three trials with non mouth rinse (CON), mouth rinse intervention of 6% glucose (GMR), and artificial sweetener (PLA). Handgrip exercise was performed as a fatigue task. The subjects performed a 10-seconds maximal voluntary contraction (MVC) followed by a 40% MVC rhythmic grasping movement for 14 per minutes, followed by a 4-seconds rest. This set of exercises was performed for a total of ten sets. Mouth rinse was performed from the 5th set to the 10th set. The subjects were divided into three groups: L, M, and S, according to the degree of decrease in MVC due to fatigue in CON. The effect was evaluated using the rate of change in MVC after the mouth rinse. The evaluation was performed for each trail and group. In the L group, mouth rinse significantly improved the rate of change of MVC compared with the other trials (GMR vs. CON: P = 0.002; PLA vs. CON: P = 0.042). A significant trend was observed in the M (GMR vs. CON: P = 0.062), but not in the S. In conclusion, the effects of mouth rinse differed depending on fatigability in isometric hand grip performance, with mouth rinse inhibiting the decrease of motor fatigue. In addition, it was suggested that the sweetness of carbohydrates may have an effect on mouth rinse.
著者
大竹 真紀子 廣井 孝弘 中村 良介 武田 弘 荒井 朋子 横田 康弘 春山 純一 諸田 智克 松永 恒雄 宮本 英昭 本田 親寿 小川 佳子 平田 成
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.23, 2009

マルチバンドイメージャは月周回衛星かぐや観測機器の1つであり、高度100kmの軌道から可視・近赤外波長域、合計9バンドの月面分光画像を取得する。本研究では、MIの高い月面空間分解能とS/Nを生かして月上部地殻の組成を推定した。解析対象として、月全球のクレータ約70個を直径や年代等の条件により選定・解析し、詳細な鉱物含有量比推定を行った。結果、最終選別した約30箇所のうち高地地域の直径30km以上の全クレータ(20箇所)で、極端に斜長石に富んだ(斜長石含有量が98vol.%程度以上の)岩層の分布が観測された。また、これら岩層は深さ4から30kmに分布する。月高地地域の上部地殻は、この極端に斜長石に富んだ層で構成されると考えられ、このような組成の地殻を形成するために非常に効率的なマグマからの斜長石結晶の分離プロセスが必要となることを示唆している。
著者
平田 郁美
出版者
共愛学園前橋国際大学
雑誌
共愛学園前橋国際大学論集 = Maebashi Kyoai Gakuen College ronshu (ISSN:2187333X)
巻号頁・発行日
no.15, pp.1-28, 2015

32桁を除く33桁までの整数についてカプレカ変換を実行し、到達点として得られる2558個の数のループの持つ規則性を調べた。すべてのループは、周期1(固定点、カプレカ数)、2,3,4,5,7,8または14に分類され、他の周期のループは現れない。すべてのループは周期ごとにいくつかの系列に分類され、系列ごとにただ一つの種となるループを持つ。種となるループの各要素に、いくつかの決まった桁数字を加えることによって、高次桁のループが生成され、系列を形成している。系列によっては、他の系列との間に親子関係がある。親系列の種となるループの各要素に特定の桁数字を加えることによって、子系列の種となるループが生成され、系列群を形成している。周期1のループは5つの系列群に、周期2のループは3つの系列群に分類される。
著者
平田 光彦
出版者
岩手大学教育学部
雑誌
岩手大学教育学部研究年報 (ISSN:03677370)
巻号頁・発行日
vol.75, pp.113-130, 2016-03-15

筆者が大学の専門課程で書を学び始めた当初、「字を書くのではなく、線を書く」、「字を書くのではなく白を書く」といった教示を恩師や先輩方からいただいた。これは、「線を書いた結果が文字であったと考える」また「書とは白を書くことである」等と換言できるであろうか。もちろん書は文字を書くという前提をふまえての助言であるが、書く、観るという行為における「意識の転換」を促すこの比喩は、単体の文字をきれいに書く、あるいは整えて、丁寧に書くといった「テキストとしての文字の姿」を美的に彫琢する次元とは別種の美意識が、書の中に隠されていることを予見させる。 本稿の目的の一つ目は、王朝仮名古筆を対象として、単なる文字の美しさにとどまらない、こうした美の諸相を詳らかにすることである。また同時に、書字行為にまつわる様々な意識を分析(1)することが二つ目の目的である。特に美意識や感性の働きを視点として、筆意の詳細な分析による検討を行いたい。 そうして得られた知見について、文芸や美術、日本文化や美学など、周辺にある領域と相関させて考察を試みることで、書の世界や書に関わる研究領域の見通しが広がると考える。本研究を、書と書を取り巻く諸領域とを繋ぐささやかな結び目としたい。 従来、書の領域で書美を研究対象とする場合には、例えば中国の書論にたいする解釈や評価、書き手の人物評伝ということに集約される傾向があった。また、書きぶりそのものを研究対象とする場合には、書風や個人の書きぶりを分類するという意味での筆跡分析によって、その書が歴史や書風、価値的評価の上で定位される位相などを論述することがおおよその目的であった。したがって現在のところ、筆意の分析を手法として得られた知見を研究上の観点を明らかにするためのエビデンスとするアプローチは希少である(2)。 本研究の構成は次の通りである。 第一章では、本研究の予備知識を得るため、仮名の成立過程を確認する。また仮名完成期の夜明け前にあたる、女手時代の仮名に対する美意識を考察する。 第二章、第三章では、王朝仮名古筆の名品に数えられる「三色紙」を対象に、書美をめぐる感性について研究する。第二章では仮名の線が形成する流れや響きを手がかりとして、第三章では空間を視点として、考察を行う。 第四章では、前章までの考察内容を整理し、今後への展望を得ることとする。 なお、本研究では美意識の語を「美に関する意識。美に対する感覚や判断力」という一般的な意味で使用する(3)。
著者
長谷川 摂 小野 奈津子 平田 知資 鈴木 みのる 森嶋 朗
出版者
あいち産業科学技術総合センター企画連携部企画室
雑誌
あいち産業科学技術総合センター研究報告 (ISSN:21875073)
巻号頁・発行日
no.3, pp.80-81, 2015-01

たまりしょうゆのもろみ等から分離した3種6菌株の酵母を添加して、実験室レベルのたまりしょうゆの試醸を行った。添加した酵母による香りの違いを評価するため、におい識別装置を使用してもろみのにおいの類似度を比較した。その結果、Zygosaccharomyces rouxiiの2株を添加したサンプル間ではにおいの類似度は高く、Candida versatilisを添加したもろみは、菌株によってはにおいの類似度が低いものがあった。
著者
平田 重和
出版者
關西大學文學會
雑誌
關西大學文學論集 (ISSN:04214706)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.9-32, 2005-12-20