著者
新田 慶治
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測と制御 (ISSN:04534662)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.141-146, 1984-01-10 (Released:2009-11-26)
参考文献数
4
著者
新田 章太 小西 俊司 竹内 郁雄
雑誌
情報教育シンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.114-121, 2019-08-10

プログラミング教育の普及に伴い,プログラミング学習環境の構築や改善への期待が高まっている。企業などにおけるプログラミング研修や,新しいプログラミング教育法を開拓している学校では,プログラミング言語の多様化や高度化,アップデートへの対応が必要である。このためには,少ないヒューマンリソースで,進化の激しいプログラミング技術領域における学習教材・試験の編集・改善ができるシステムが望まれる。本研究では,学校や企業におけるプログラミング教育に用いることのできるシステムとして track というオンラインプログラミング学習・試験配信システムを提案する。 track は複数のプログラミング言語に対応しやすい実行環境や自動採点機能を搭載した,オンラインのプログラミング教材や問題を誰もが柔軟に作成・編集できるシステムである。本論文は track の研究課題と解決手法を記述し,プログラミング教育の新しい手法として提案する。
著者
新田 和宏
出版者
近畿大学
雑誌
Memoirs of the School of Biology-Oriented Science and Technology of Kinki University = 近畿大学生物理工学部紀要 (ISSN:13427202)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.51-62, 2006-03-31
被引用文献数
1

本稿は、日本における熟議民主主義の実践的な展開を、「市民会議」もしくは「市民委員会」での「ワークショップという熟議民主主義」として捉える。日本では、参加民主主義を実質的かつ制度的に保障すべき「参加の制度設計」を模索する中から、基礎自治体レベルにおいて、市民が政策形成過程に参加する「市民会議」・「市民委員会」方式が試みられてきた。その「市民会議」の内実を冷静に観察すると、そこでは「ワークショップという熟議民主主義」と呼ぶべき「日本型熟議民主主義」が展開されている。そして、本稿では、「ワークショップという熟議民主主義」を設定すべき要件とは何か、またそれを促進する要件とは何か、という問題意識に基づきながら、それらの基本要件を考察する。そのような考察から、「ワークショップという熟議民主主義」を担うファシリテーターという新しいタイプの政治的サブ・リーダーに注目する。さらに、何故に、日本では、熟議民主主義が「ワークショップという熟議民主主義」として展開してきたのか、その理由を「新しい政治文化」の出現に探る。
著者
寺島 久美 三宅 玉恵 山岸 仁美 新田 なつ子 邊木 園幸 植田 彩 山本 利江 田中 美智子 須永 清
出版者
宮崎県立看護大学
雑誌
宮崎県立看護大学研究紀要 (ISSN:1345692X)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.39-46, 2006-03

第一報で,シャンプー洗髪後さらに洗髪をして,アミノ酸及びその誘導体が洗髪洗浄液中に認められなくなった状態を確認した後に,弱酸性美容洗髪法を施行するとその洗髪洗浄液中に再びかなりのアミノ酸及びその誘導体が排出されること,さらに通常のシャンプー洗浄液では検出されないエタノールアミン及びトリプトファンが検出されることを報告した。今回は洗髪洗浄液中の尿素やアミノ酸類の質及び量に関して,弱酸性美容洗髪法の還元剤塗布時と酸化剤入りの第一洗浄液(pH4.0),第二洗浄液(pH3.5)による洗髪時の頭皮に対する手指圧の強さ及び被洗髪者のこの洗髪法の経験の有無による影響を検討した。その結果は,弱酸性美容洗髪法による洗髪洗浄液中のアミノ酸類の排出,特に洗髪洗浄液中の尿素及びグルタミン(グルタミン酸を含む)の排出量の増量には最初の還元剤の頭皮への十分な塗布と酸化剤入りの洗浄液による洗髪が不可欠であることが示唆された。しかし,還元剤処理及びその後の洗髪時の手指圧の強さは洗髪洗浄液中のアミノ酸類の質及び量にあまり影響を与えないことを示した。また,弱酸性美容洗髪の初回時と数週間後の2回目の洗髪洗浄液との間には,洗浄液中の上記物質を含むアミノ酸類の質及び量には有意差は認められなかった。
著者
宮崎 勝 藤沢 寛 中川 俊夫 岡田 将吾 新田 克己
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.429-439, 2015-03-01 (Released:2015-01-30)
参考文献数
17
被引用文献数
1

The spread of Video on Demand (VOD) services is driving the creation of video viewing environments in which users can watch whatever they like, whenever they like. The recent appearance of social networking services (SNSs), moreover, is bringing big changes to the world of media by enabling anyone to become a disseminator of information. We are studying a platform that combines VOD and SNS to create ``horizontal links'' between program viewers, and to facilitate encounters with new programs. To investigate user behaviors on this platform, we built an SNS site called ``teleda,'' that enables program viewing by VOD, and conducted a large-scale, three-month verification trial with about 1000 participants. In this paper, we report on the relational analysis of teleda users' viewing and communication behaviors. In order to clarify how the users' communication structures relate to the viewing and posting behaviors on this system, we described the communication structures in terms of network structures, and ran a correlation analysis of network indicators and user behavior indicators such as viewing and posting. As a result, we revealed that relationships between the users' communication structures, viewing behaviors, and posting actions are characteristics of each program's genre.
著者
新田 孝行
出版者
美学会
雑誌
美學 (ISSN:05200962)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.25-36, 2011-12-31

Jean Gremillon (1901-59) etait musicien avant de devenir cineaste et it a meme compose de la musique de certains de ses films. En effet, on a toujours parle de la musicalite de son cinema. Le plus remarquable, c'est que Remorques (1939-41), mis en musique par Alexis Roland-Manuel, a ete fait allusion a l'opera bien qu'il ne soit pas son adaptation cinematographique, ni un film-opera qui contient des scenes de sa representation. Si Remorques est une sorte d'opera, c'est parce que ce film est meticuleusement elabore au niveau des acoustiques comme par exemple dans la sequence finale evoquant l'agonie de la femme isolee (Madeleine Renaud) par l'oratorio qui commence tout apres sa mort. De plus, la direction d'acteurs et la figuration cinematographique chez Gremillon font apparaitre des secrets caches des comediens, en creant des personnages allegoriques comme celles de l'opera, dans le but qu'on soit invite a porter des hypotheses sur leur identite ou, selon les mots du cineaste, "trouver et rejoindre leur secret". Catherine (Michele Morgan) est plus et autre que ce qu'elle est comme Wotan ou Salome. Remorques, film qu'il existe des personnages operatiques sans voix chantee, peut etre lui-meme defini comme un double de l'opera.
著者
久光 徹 新田 義彦
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.42, pp.1-2, 1991-02-25
被引用文献数
3

形態素解析において生じる多数の解を、尤度により序列化して出力するための統一的な手法として「接続コスト最小法」を提案し、未登録語を含む教科書の文1000個を用いた実験結果を報告する。日本語のように単語間に切れ目を置かない膠着言語の文の処理において、形態素解析は第一の関門である。形態素解析の解の個数は、一般に文字列の長さの指数関数となるため、解を効率よく尤度付けして出力する技術の確立が望まれる。個々の解の間の尤度を比較する手法は数多く提案されているが、尤度の高い順に解を導出するための計算量を評価した論文は少ない。その少数のうちの代表例として[4]があげられる。[4]は文節数最小法の基礎を与えるものであるが、全解を文節数により分類し、文節数の少ない解から出力するための解析表(付録参照)を、文字数nに関して時間計算量0(n^2)で作製するアルゴリズムを与えている。しかし応用の観点からは、文節数だけでは尤度基準として弱いため、文節数最小解を求め、「自立語の後は付属語が来るものを優先する」などの基準を援用してさらに詳細な尤度付けをすることが多い。しかし、文節数最小解の個数は、一般に文字数の指数関数となるため、最尤解の出力に多大の時間を必要とする恐れがある。したがって、文節数最小法よりきめ細かい尤度付けができ、かつ、妥当な計算量が保証された手法を基礎付けることが望まれる。本報告では、そのような尤度付き形態素解析の手法を、実験結果と共に報告する。
著者
新田 英雄 塚本 浩司
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
大学の物理教育 (ISSN:1340993X)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.16-19, 2011-03-15 (Released:2018-12-20)
参考文献数
6
被引用文献数
4
著者
太田 久裕 山田 浩之 新田 清一 鈴木 大介 本間 大和 和泉 光倫 今村 香菜子 南 隆二 中山 梨絵 上野 真史 若林 毅 島貫 茉莉江 大石 直樹 小澤 宏之
出版者
一般社団法人 日本聴覚医学会
雑誌
AUDIOLOGY JAPAN (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.65, no.6, pp.556-564, 2022-12-28 (Released:2023-01-18)
参考文献数
14

要旨: 近年, 国民の難聴対策の必要性の増加に伴い, 政府や関連学会より言語聴覚士の活用や雇用の促進が訴えられている。今後は言語聴覚士 (以下 ST) の聴覚医療における貢献や活躍が期待されている。今回, 補聴器外来を医師1名から医師と ST の協力体制に移行する前後を比較し, 患者, 医師, 医療機関にどのような影響を与えたかについて検討した。補聴器購入後の補聴器全体の満足度は医師 1 名体制で平均82点, 医師と ST の協力体制で平均80点と同等の結果で, 高い患者満足度を維持することができた。1週間の最大患者枠数は14人から54人に増えた。1年間の補聴器適合検査数は1回目が2.2倍, 2回目以降が3.2倍に増加した。医師と ST の協力体制に移行しても満足度が維持できたことから, ST の積極的な参加は, 補聴器医療の需要に対応していく上で有効な選択肢で, 今後, より一層の ST の補聴器医療への関与が期待される。
著者
錦織 史子 新田 弘子
出版者
学校法人 天満学園 太成学院大学
雑誌
太成学院大学紀要 (ISSN:13490966)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.93-100, 2018 (Released:2018-04-02)
参考文献数
12

近年,看護学生には様々な心理的問題が指摘されている。そこで今回の研究目的は第1に看護学生の性格特性を調査する事を目的とした。第2に「情緒不安定」や「社会的不適応」の性格特性を持つ看護学生はどのようなレジリエンス因子に影響しているのかを,資質的,獲得的レジリエンス要因の両方から検討した。結果,近年の看護学生は概ね社交的だが,3割以上の学生は「情緒不安定」や「社会的不適応」の性格特性であることが分かった。そのような学生は遺伝的にも環境的にも総じてレジリエンスが弱く,精神の健康障がいを引き起こしやすいことが推測された。 今回の結果から,レジリエンスを高め,健康的に学校生活を送るためには,どのような教育が必要なのか手がかりを得ることが出来た。