著者
小林 伸幸
出版者
公益社団法人 日本不動産学会
雑誌
日本不動産学会誌 (ISSN:09113576)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.129-138, 2018-03-26 (Released:2019-03-26)
参考文献数
29
被引用文献数
1

When an incorporated educational institution acquires real estate to establish a school, real estate acquisition tax is tax exemption. There are two interpretations of this tax exemption requirements. One is interpretation that acquisition of real estate to establish a school is a tax exemption requirement. The other is interpretation that the establishment of a school is a tax exemption requirement. This paper discusses this tax exemption requirements, accreditation standards of this tax exemption requirements, and limited interpretation of this tax exemption requirements.
著者
千島 隆司 石川 孝 林崎 良英
出版者
横浜市立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

耳垢タイプはABCC11遺伝子多型によって決まることが知られている。一方、海外では耳垢タイプによって乳癌罹患率が異なるとの報告を認めている。本研究では、日本人女性における遺伝子多型(耳垢タイプ)と乳癌罹患率の関係について検討した。その結果、遺伝子多型が湿性耳垢の女性は、健常女性に比べて乳癌罹患率が1.63倍と有意に上昇していた。耳垢タイプは簡単なアンケートだけで判定できるため、高リスク女性に個別化検診を行うことで、効率的に早期乳癌を発見できる可能性が示された。

2 0 0 0 OA 通航一覧

著者
林韑 編
出版者
国書刊行会
巻号頁・発行日
vol.第8, 1913
著者
林 秀紀
出版者
日本感性工学会
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18845258)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.347-355, 2021 (Released:2021-12-24)
参考文献数
12

With the promotion of the maintenance and utilization of domestic forest resources, a variety of educational activities, called “mokuiku,” which aims to raise awareness of forestation through hands-on experience with wood from early childhood, have been developed with a focus on “mokuiku” toys. In a preliminary study, through a survey and analysis of wooden toys, the author created an index that clearly indicated their educational characteristics and the relationship between children’s developmental stages and design. In this study, we created five prototype designs based on this index, and examined how they would affect children’s growth. The evaluation results of the experiments at the nursery school confirmed the educational effects of each of the prototypes on the nursery school children, including the development of fingertips, concentration, imagination, and coordination, suggesting that the toy designs created based on the indexes may promote children’s growth and development.
著者
髙尾 なつみ 榎本 浩幸 木谷 有加 田中 恭子 井上 真規 小林 眞司 折舘 伸彦
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.123, no.5, pp.371-376, 2020-05-20 (Released:2020-06-05)
参考文献数
16

アデノイド切除術後の合併症として鼻咽腔閉鎖不全を来すことがあるが, 多くは保存的加療で消失する. 今回アデノイド切除術後に重度の開鼻声を生じ改善に外科的治療を要した一症例を経験した. 症例は5歳女児. 両側滲出性中耳炎, アデノイド増殖症に対し両側鼓膜チューブ留置術, アデノイド切除術を施行した.術後より聴力は改善したが, 開鼻声を来し発話明瞭度が低下した. 手術4カ月後から言語訓練を開始したが改善せず, 上咽頭ファイバースコピー, X 線所見より先天性鼻咽腔閉鎖不全症と診断し7歳9カ月で自家肋軟骨移植による咽頭後壁増量法を施行し症状は改善した. 術前予見可能性および発症後の対応について検討したので報告する.
著者
奥田 泰雄 林 泰一 横木 研 丸山 敬
出版者
一般社団法人 日本風工学会
雑誌
風工学シンポジウム論文集 第18回風工学シンポジウム論文集
巻号頁・発行日
pp.000038, 2005 (Released:2005-07-20)

When Typhoon Maemi passed over the Miyako Island, maximum instantaneous wind speed 74.1 m/s and minimum atmospheric pressure 912 hPa were observed at Miyakojima Local Meteorological Observatory on September 11, 2003. In connection with this high wind, the serious wind damage occurred on the Miyako Island since the 3rd Miyakojima Typhoon in 1968. We already reported on the meteorological situation and the high wind damage in Miyako Islands in some reports. As a result of investigating about the high wind of Typhoon Maemi using meteorological data, such as weather survey data in weather government offices and a weather radar echo charts, it turns out that the high wind were observed under the strong rain band on the west of the ring inside the double eye of the typhoon in this paper. We also classify the damage situation of buildings and structures and compare wind speed records observed at Miyakojima Local Meteorological Observatory with wind loads in Japan Building Code.

2 0 0 0 OA 徳川栄華物語

著者
松林伯知 著
出版者
新橋堂
巻号頁・発行日
vol.続編 椿の巻, 1910
著者
林 紋美 横田 素美
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.71, no.2, pp.122-132, 2022 (Released:2022-08-26)
参考文献数
29

本研究の目的は,糖尿病看護に携わる看護師が抱く,患者と看護師の関係に対する思いとコントロール不良な糖尿病患者に対する思いを明らかにし,その関係を探索することである。看護師10名を対象に半構成的面接を実施し,質的帰納的に分析した。患者と看護の関係に対する思いは5つ,コントロール不良な糖尿病患者に対する思いが6つ抽出された。看護師が,患者と看護師との関係に対して【看護師の指導を受け入れて欲しい】【自分が傷つく患者には関わりたくない】【患者や医療者から看護師としての自分を評価されたい】という思いを抱いていると,コントロール不良な糖尿病患者へ【糖尿病はコントロールできる】や【病状悪化は患者の責任】【コントロール不良な患者への看護は虚しい】という思いを抱いていた。また【患者を尊重したい】や【真摯な姿勢は患者に伝わる】という思いを抱いていると,コントロール不良な患者に対して【良い方向へ変化して欲しい】や【糖尿病を抱えることは大変】という思いを抱く反面,繰り返される入退院の現実を前にすると【患者の気持ちが分からない】という思いを抱いていた。看護師が患者を尊重する思いを持ち続けることが,コントロール不良な患者を看護することにおいて重要な要素になると考える。
著者
林 長河
出版者
専門日本語教育学会
雑誌
専門日本語教育研究 (ISSN:13451995)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.15-20, 2016-12-25 (Released:2020-09-08)
参考文献数
9

台湾の日本語教育には逆風が吹いている。グローバル化や少子化の影響を受け、定員割れの学科が続出している。2016年の入試試験では計23校、203学科に定員割れが見られ、このうちの6校では定員の半数以下しか新入生が集まらなかった。英語シフトと就職に役立つ学科が推奨され、日本語学科の価値が改めて検討されている。さらに大卒者の失業率が平均数値より高いことに対する世論の批判もさることながら、企業側が大学の教育内容のミスマッチを指摘し、社会のニーズに合った卒業生が少ないと嘆いていることなど、高等教育は批判の渦中に置かれている。これに対して、政府も教育機関も次第に改革に向けて動き出している。日本語の人材育成といった観点から見ると、日本語学科には、カリキュラム、教員のアイデンティティー、学生のキャリア能力開発を行なう第2専攻等の内容と制度の欠如、学科の競争力の向上などの課題があり、カリキュラムの見直し、業界との連携によるビジネス・観光日本語の開発、インターンシップの導入などにより、学科の付加価値を高めるといった対策が立てられている。今後の課題として、高等教育における専門日本語教育の深化、非専攻のJOP (Japanese for Occupational Purposes)教育などの研究と実践、中等教育の日本語教育の拡大が望まれる。
著者
田淵 俊人 小林 孝至
出版者
日本沙漠学会
雑誌
沙漠研究 (ISSN:09176985)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.29-43, 2019-06-30 (Released:2019-06-26)
参考文献数
66

野生種トマトは,南米・アンデス山地の太平洋沿岸やガラパゴス諸島に分布し,自生地の多くは乾燥地や半乾燥地で独自の多様な生態系を作り上げている.これらは,人々がトマトを利用していく上で大変重要な形質を多く含み,品種改良をする上で貴重な遺伝資源となっているが,その形質や生理学的な特徴はほとんど知られていない.その一方で,地球規模の環境変化,人為的な開発により種自体が絶滅,あるいは自生地そのものの消失が危惧されている.また,利用にあたっては,国際法が適用され自生地からの導入や利用が規制されている.本稿では,野生種トマトについて種の特性を詳述するとともに,遺伝資源としての保全,利用上のルールなどについて概説する.