著者
堤林 剣 堤林 恵
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法學研究 : 法律・政治・社会 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.81, no.8, pp.109-124, 2008-08 (Released:2008-00-00)

資料 一 解題二 第四版のための端書三 初版前書四 第三版前書五 はじめに六 第一部征服の精神について 第一章 ある特定の時代の社会状態において戦争と両立しうる徳について 第二章 戦争に関する近代の諸国民の特性について 第三章 ヨーロッパの現在の状況における征服の精神について 第四章 利益によってのみ行動する戦士集団について 第五章 征服の体制において軍人層が堕落することのもう一つの原因
著者
北川 裕久 田島 秀浩 中川原 寿俊 牧野 勇 中沼 伸一 林 泰寛 高村 博之 二宮 致 伏田 幸夫 萱原 正都 太田 哲生
出版者
日本膵臓学会
雑誌
膵臓 = The Journal of Japan Pancreas Society (ISSN:09130071)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.178-184, 2013-04-25
参考文献数
13
被引用文献数
3

膵頭部癌の膵頭十二指腸切除術後消化吸収障害に対する,腸溶性高力価膵消化酵素剤パンクレリパーゼの有効性を,従来の膵消化酵素剤から本剤に切り替えた7症例で評価した.消化吸収障害は下痢の程度,体重の増減,日常生活の活動性,消化不良の症状を織り交ぜWong-Bakerのフェイススケールにあわせて,0から5までのGrade分類を新たに作成して評価した.1例で重度の下痢がみられ投与中止した.他の6例では腸溶性パンクレリパーゼへの変更によって,5例で体重増加がみられ,4例で止痢剤減量を要した.消化吸収障害Gradeは,体重増加のなかった症例,止痢剤減量ができなかった症例も含め6例全例で0または1にまで改善していた.膵頭部癌術後の消化吸収障害の改善に,腸溶性パンクレリパーゼの投与は,有用であることが示唆された.また,今回考案した臨床に即したGrade分類は,消化吸収障害の評価に有用であった.<br>
著者
竹原 正也 永浜 政博 小林 敬子
出版者
徳島文理大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

宿主は、細菌感染に対して好中球の産生を亢進し対抗するが、一部の細菌感染は致死的である。我々は、ウエルシュ菌が感染したマウスや、α毒素を投与したマウスでは成熟好中球が減少することを発見した。また、本菌の感染は末梢の成熟好中球を減少させた。骨髄細胞をα毒素で処理すると、脂質ラフトが変化し、好中球の分化が抑制された。脂質ラフトの阻害剤を処理した骨髄細胞では、好中球の分化が抑制され、脂質ラフトの阻害がα毒素による好中球の分化抑制に関与することが示唆された。以上の結果より、ウエルシュ菌α毒素は好中球の分化を阻害し宿主免疫を障害する、本菌の新しい免疫回避機構が明らかとなった。
著者
中瀬 浩太 林 英子
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
海洋開発論文集 (ISSN:09127348)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.31-36, 2002 (Released:2011-06-27)
参考文献数
4
被引用文献数
1 1

Tokyo Port Wild Bird Park, which was originally a part of the reclaimed industrial area, was constructed in 1989 by the request of the local citizens. Since then, the seaside park that includes an artificial lagoon has provided precious opportunities of natural experience for the people in urbanized Tokyo-Bay Area.For the maintenance and management of the park, volunteer citizens groups have played a crucial role. Since the opening of the park, the highly motivated volunteer groups, in cooperation with members of Wild Bird Society of Japan, have continuously monitored the topographical change of the artificial lagoon and the situation of birds, benthos, and vegetation. In addition, the volunteer groups carriedout some field experiments. For example, they constructed an artificial creek and monitored the growth of thereed around it. They also constructed bamboo fences to check their anti-erosion effect at the shoreline and seabed. These continuous activities help to build better understanding of the environmental management in an artificial lagoon. The authors suggest the need of the involvement of more persons with biological knowledge, in addition to the volunteer group, in order to enhance the quality of the management method.
著者
福田 春香 鈴木 豊史 橋崎 要 吉村 彩也香 小林 千翔 重谷 美子 鈴木 直人 金沢 貴憲 深水 啓朗 山本 佳久
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.139, no.2, pp.299-308, 2019-02-01 (Released:2019-02-01)
参考文献数
21
被引用文献数
2

To clarify the volume of water required to paste pediatric powders, we herein established a standard for the powder paste state by measuring yield values when water was added to powders. The powders used in the present study were selected from 8 types including original and generic drugs. Tipepidine hibenzate is prescribed in the pediatric field in combination with ambroxol hydrochloride and l-carbocysteine. The volumes of water needed to achieve the paste state of ambroxol hydrochloride between the original and generic drugs were similar. However, the volumes of water needed for l-carbocysteine markedly differed between the original and generic drugs due to differences in their additives. The spreadability of the mixture when water was added to the powders was evaluated using a spread meter. Among the powders tested in the present study, the yield value to achieve a paste state with the addition of water was approximately 1000 dyne/cm2. The optimum volume of water estimated from this yield value using the linear proportional relationship for the amount of powder may be applied to the mixture of each pediatric power for dosage/body weight.
著者
鈴木 俊幸 齋藤 真麻理 小林 一彦 田中 大士 中嶋 隆 入口 敦志 海野 圭介 栁瀬 千穂 岩橋 清美 荒木 仁朗 粂 汐里 滝澤 みか 小林 健二
出版者
人間文化研究機構国文学研究資料館
雑誌
国文研ニューズ = NIJL News (ISSN:18831931)
巻号頁・発行日
no.54, pp.1-16, 2019-01-23

●メッセージ継承と蓄積●研究ノートホノルル美術館蔵『塵滴問答』について●エッセイ一期一会●トピックス第11回日本古典文学学術賞受賞者発表第11回日本古典文学学術賞選考講評中世日本の写本文化をめぐる研究集会肥前島原松平文庫における合同古典籍研修会日本古典籍セミナーUniversity of California, Berkeley 2018公開研究会「古典籍画像に対する文字認識と内容解析への取り組み」大学共同利用機関シンポジウム2018「福島県浜通りの歴史と文化の継承―『大字誌ふるさと請戸』という方法―」平成30年度古典の日講演会第42回国際日本文学研究集会総合研究大学院大学日本文学研究専攻の近況●表紙絵資料紹介『かみよ物語絵巻貼付屏風』六曲一隻
著者
小林 惣八
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤史学 (ISSN:04506928)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.55-64, 1972-03
著者
小林 良樹
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2009-02

制度:新 ; 報告番号:甲2886号 ; 学位の種類:博士(学術) ; 授与年月日:2009/6/15 ; 早大学位記番号:新5113
著者
貝沼 重信 山本 悠哉 林 秀幸 伊藤 義浩 押川 渡
出版者
公益社団法人 腐食防食学会
雑誌
Zairyo-to-Kankyo (ISSN:09170480)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.50-57, 2014-02-15 (Released:2014-08-22)
参考文献数
11
被引用文献数
2 10

鋼構造物を腐食損傷に対して,経済的に維持管理するためには,その部位レベルの腐食環境を定量的に把握した上で,腐食挙動の経時性を評価する必要がある.そこで,本研究ではFe/Ag対ACM型腐食センサーを用いて,降雨や飛来海塩に着目した大気環境における無塗装普通鋼板の経時腐食深さの評価方法を提案することを目的とした.そのために,降雨や飛来海塩の影響が著しく異なる4地点において,無塗装普通鋼板の大気暴露試験を実施した.また,その鋼板の対空・対地面の腐食環境をACM型腐食センサーによりモニタリングした.
著者
小坂 丈予 小沢 竹二郎 松尾 禎士 平林 順一 大隅 多加志
出版者
Tokyo Geographical Society
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.94, no.6, pp.551-563, 1985-12-25 (Released:2009-11-12)
被引用文献数
5 5

The temperature of fumarolic gas ranged from 100 to 128 °C. These gas usually contained few HCl and SO2, and contained a small amount of H2S. These facts indicated that acidic gas components were absorbed into the aquifer during the cause of ascent. Hot springs may be classified into three types according to their chemical composition : 1) volcanic thermal water type ; 2) sea water type ; and 3) type of mixture of 1 and 2.δD and δ18O of waters collected from this island are high. The rocks from Iwo-jima are all trachy andesite with the SiO2 content of 54-58 %, and with the Na2O+K2O content of 9-10 %.
著者
小林 正男
出版者
海人社
雑誌
世界の艦船
巻号頁・発行日
no.891, pp.194-201, 2019-01
著者
松山 惇 渡辺 学 林 憲一朗 江澤 真 清澤 功 長澤 太郎
出版者
japan association of food preservation scientists
雑誌
日本食品低温保蔵学会誌 (ISSN:09147675)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.24-29, 1993-03-30 (Released:2011-05-20)
参考文献数
20

80℃, 30分間殺菌した豆乳にLactobacillus bulgaricus, Streptococcus thermophilusおよびBifidobacterium longumを混合接種して調製した発酵豆乳および発酵植物油添加豆乳ならびに市販プレーンヨーグルトを10日間冷温保蔵 (5℃) し, 48時間ごとにpH, 酸度, 乳酸菌およびビフィズス菌の生菌数およびホエー量を測定した。発酵豆乳および発酵植物油添加豆乳では, 日数の経過とともにpHは低下し, 酸度が上昇した。乳酸菌数は, いずれも減少傾向を示したが, 10日間保蔵で生菌数107以上を確保することができた。また, B.longumは, 10日間保蔵で108の菌数を保持した。ホエー量は, 保蔵日数の経過とともに, いずれもわずかに増加したが, ヨーグルトより少なかった。次に, 殺菌温度 (80℃, 90℃, 100℃, 30分間および121℃, 15分間) の異なる豆乳を用いて, 発酵豆乳および発酵植物油添加豆乳を調製して冷温保蔵した。その結果, 90℃, 30分間加熱の発酵豆乳は, 0日目のpHが最も高く, 酸度が最も低かったが, 冷温保蔵時にはその変化が, 最も大きかった。生菌数は, いずれの殺菌温度で冷温保蔵によって減少傾向を示したが, 10日間冷温保蔵で107以上を保持した。ホエー量は, いずれの発酵豆乳も殺菌温度が低いほど多かったが, ヨーグルトより低値であった。なお, 植物油添加の有無による差異はとくに認められなかった。