著者
西村 元一 二宮 致 橋本 之方 鎌田 徹 米村 豊
出版者
Japan Surgical Association
雑誌
日本臨床外科医学会雑誌 (ISSN:03869776)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.951-955, 1993-04-25 (Released:2009-01-22)
参考文献数
15

メネトリエ病の報告例は増加しているが,まだ治療法および癌との関連性に関しては一定の見解が得られていない.われわれは保存的治療で効果が得られず,胃全摘術を施行したメネトリエ病の1例を経験したので,増殖帯の検討も含めて報告した. 症例は34歳男性.低蛋白血症を合併したメネトリエ病の診断で抗プラスミン剤,H2-プロッカーを投与したが無効であったため,胃全摘術を施行した.術後経過は良好で低蛋白血症は認めていない.また切除標本では増殖帯を検討したところ,増殖帯の拡大は認められたが,増殖細胞の密度や分布の異常は認められなかった. 今後,さらに癌化の可能性を探索することが治療法を選択する上での課題と思われた.
著者
都能 和俊 橋本 幸太郎 山中 良太 有森 秀夫
出版者
公益社団法人 日本放射線技術学会
雑誌
日本放射線技術学会雑誌 (ISSN:03694305)
巻号頁・発行日
vol.75, no.2, pp.174-182, 2019 (Released:2019-02-20)
参考文献数
12
被引用文献数
3 2

This study aimed to evaluate the effect of pulmonary arteriovenous computed tomography (CT) value and CT value difference on the pulmonary arteriovenous automatic extraction ability of a medical workstation. We classified patients who previously underwent contrast-enhanced CT as those with a pulmonary arteriovenous CT value difference of <50 Hounsfield unit (HU) and ≥100 HU. The groups were further divided into four subgroups each, with a total of eight groups, based on low pulmonary arteriovenous CT values of 200 or more and <250 HU, 250 or more and <300 HU, 300 or more and <350 HU, and 350 HU or more. A radiographer conducted a visual evaluation, and we judged whether it could extract pulmonary arteries A1–A10 and pulmonary veins V1–V10 without errors. When the CT value difference was <50 HU, the low pulmonary arteriovenous CT value of 200 or more and <250 HU significantly decreased the extraction ability compared with the ≥350 HU group (p<0.05), but when the CT value difference was ≥100 HU, no difference in the CT value was found. The pulmonary arteriovenous CT value and CT value difference affect the pulmonary arteriovenous automatic extraction ability of the medical workstation, but revision by the creator is necessary because misrecognition is included even if a CT value and CT value difference is high.
著者
薬袋 淳子 野末 波輝 山田 裕加 福澤 大樹 橋本 廣子 成 順月 舩戸 恵子
出版者
一般社団法人 日本在宅薬学会
雑誌
在宅薬学 (ISSN:2188658X)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.3-10, 2022 (Released:2022-04-25)
参考文献数
14

要旨:本研究は,地域在住高齢者が認知症に移行しないことを目指して,地域包括支援センターと連携し,MCIの早期発見および回復に向けた取り組みを行う.方法は,日本の高齢者を対象に認知症関連リスク要因を検証した研究をシステマティックレビューし,その要点をチェック表にまとめ,本研究参加者約300名に1年間実施してもらう.同時にタッチパネルを用いて認知機能得点の変化を把握する.結果を分析し,取り組みの成果をまとめていく.認知症を薬により根本から治すことが確立されていない現在,地域在住高齢者が認知症に移行しないことが最重要となる.また,MCIからの回復が見込めない場合は,域包括支援センターに繋げていく仕組みを作る.これらの流れについて,本総説で概説する.
著者
庹 進梅 樺山 舞 黄 雅 赤木 優也 呉代 華容 清重 映里 畑中 裕美 橋本 澄代 菊池 健 神出 計
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.459-469, 2021-07-25 (Released:2021-09-06)
参考文献数
26
被引用文献数
1 2

目的:“いきいき百歳体操”は住民への介護予防の取り組みの一つとして,全国で広く実施されている体操である.本研究では,身体機能への効果についての検証を行うことを目的とし,合わせて主観的健康感への影響,社会活動との関連についても検討することとした.方法:本研究は,2015年10月~2019年6月の期間に,大阪府能勢町において,介護予防事業として実施されている,いきいき百歳体操に参加した町民を対象とした.初回から半年ごとに体力測定,基本チェックリスト,いきいき百歳体操支援アンケートを実施しており,体力測定については初回と1年後のデータを比較した.体力測定項目は,5 m間最大歩行,Time Up and Go Test,5回立ち上がり時間,握力である.対象者におけるフレイル状態有無は基本チェックリストを用いて判定した.性別,フレイル有無別に体力測定結果を比較した.結果:本研究期間にいきいき百歳体操に一度でも参加し,調査を行えたのは1,028人であった.女性が766人(74.5%)と多く,平均年齢は72.6±8.0歳,506人(49.2%)が前期高齢者であった.データの揃っている464名において,体力測定での測定値の変化について,初回と1年後を比較したところ,4項目すべてで有意な改善を認めた.主観的健康感が良いと回答した者は,初回の29.1%から半年後には45.4%に増えていた.毎月1回以上参加している社会活動については,半年後,1年後に,老人クラブ,ボランティア活動など一部の社会活動への参加割合が増加していた.結論:いきいき百歳体操は地域在住高齢者の身体機能を維持・改善させることが示唆された.加えて,体操参加により,主観的健康感が高まり,社会活動も活発化する可能性があり,特に高齢化の進む地域や自治体において推奨される介護予防事業であると考えられた.
著者
橋本 一浩
出版者
一般社団法人 室内環境学会
雑誌
室内環境 (ISSN:18820395)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.107-118, 2020 (Released:2020-08-01)
参考文献数
30

シリーズ最終回となる本解説では, 室内微生物の測定法と汚染対策法について, 著者の測定事例や最新の知見, また2020年6月現在, 世界的なパンデミックに発展している新型コロナウイルスの話題を交えて紹介する。 室内微生物の測定法として, 培養法による浮遊微生物測定, 付着微生物測定およびハウスダストのカビ分析の手法を解説する。 さらに培養を伴わない迅速測定法や, 近年, 発展が著しい分子生物学的手法による網羅的菌叢解析も併せて紹介する。 また, 室内微生物汚染の対策法として, 浮遊微生物を低減する具体的な手法や, 一般家庭で使える代表的な殺菌剤の特徴について記述する。
著者
橋本 智 山木 朝彦 山木 眞理子 古賀 美千留
出版者
日本語教育方法研究会
雑誌
日本語教育方法研究会誌 (ISSN:18813968)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.2-3, 2012-03-10 (Released:2017-05-25)
被引用文献数
1

Visual Thinking Strategies (VTS) were developed by Abigail Housen and Phillip Yanawine. VTS is a new concept in the art education field, and it is considered to be an effective tool not only to develop students' artistic ability but also cultivate their critical thinking ability and communication skills. At the VTS session, a facilitator asks students one question, "What's going on in this picture?" The facilitator paraphrases their statements and helps them continue the discussion. This paper discusses the possibility for the application of VTS in Japanese education and a case study to examine it.
著者
橋本 祥夫
出版者
京都文教大学地域協働研究教育センター
雑誌
京都文教大学地域協働研究教育センター 地域協働研究ジャーナル = Journal of Local Collaborative Research and Education, Kyoto Bunkyo University Center of Local Collaborative Research and Education (ISSN:24369667)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.3-18, 2022-03-31

In this study, with the aim of revitalizing the region, how children's consciousness changes through activities such as children covering the region, writing articles, and expressing their thoughts from the perspective of Regional Journalism. From the perspective of Regional Journalism, we examined the activities of the Kids Reporter Club and clarified its significance.As a research method, we compared and examined the results of the questionnaire survey in 2020, which was the interview in COVID-19 calamity, and the questionnaire survey in 2017 before COVID-19 calamity, and analyzed how much it is thought that the qualities and abilities as Regional Journalism were acquired.It can be considered that the element of Regional Journalism is included in the element of Citizenship by the activities of the Kids Reporter Club. It was found that the activities of the Kids Reporter Club, which incorporates the perspective of Regional Journalism, contribute to the development of Citizenship in the interview activities in COVID-19.From the perspective of Regional Journalism, we hope that children's reporters will disseminate information about the region, creating sympathy for many people in the region, and thereby revitalizing the region. However, the relationship between the activities of the children's press club and the revitalization of the community has not been verified. In the future, I would like to examine what kind of impact the activities of the Children's Press Club have on the community and whether they can.
著者
橋本 博行 池田 達哉 吉光 真人 清田 恭平
出版者
公益社団法人 日本食品衛生学会
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.70-78, 2022-04-25 (Released:2022-06-01)
参考文献数
23
被引用文献数
1

バッター液を調製した調理器具の洗浄後,スポンジたわしに小麦粉が残留することがある.このようなスポンジたわしを洗浄に使用すれば,調理器具間で小麦アレルゲンの二次汚染が懸念される.そこで本研究では,バッター液調理後の洗浄方法として,スポンジたわしによるボウルの洗剤洗浄の条件設定を行って調査を行った.繰り返し試行の結果,バッター液10 gを塗布したボウルから,小麦アレルゲンがスポンジたわしを介して別の未使用ボウルへ陽性率約80%で二次汚染した.洗浄・すすぎ操作後のスポンジたわしにはバッター液由来の残留物が認められ,残留率は20%程度であった.残留状態を詳細に観察したところ,グルテン等のタンパク質がスポンジたわしのセル骨格や骨格間に付着し,そのタンパク質にデンプン粒が付着していた.この状態のスポンジたわしに対してすすぎ条件を追加したが,小麦アレルゲンの完全除去は困難であった.このことから,アレルゲン混入リスクを回避すべきアレルギー対応食等の調理施設では,スポンジたわしは小麦を使用した食品調理器具の洗浄用に専用化することが望ましいと考えられる.
著者
松井 利樹 橋本 剛 橋本 隼一 野口 陽来
雑誌
情報処理学会研究報告ゲーム情報学(GI)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.59(2008-GI-020), pp.9-15, 2008-06-20

本研究ではボナンザメソッドに進行度を用いた評価関数の学習法を提案する。将棋では一般的に序盤は駒の損得、終盤では寄せの速度が重要と言われており、ゲームの進行に応じて適切な値が変動していると考えられる。しかし、序盤から終盤まで単一な局面評価ではどうしても値が平均化されてしまうので良い値を得られないことがしばしばある。そこで従来の将棋プログラムで使われてきた局面の進行具合を表す変数(進行度)を使って表現し、より精度の高い評価関数を設計した。自己対戦の結果より提案した手法の有効性を確認した。
著者
南角 吉彦 橋本 佳 徳田 恵一 大浦 圭一郎
出版者
名古屋工業大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2019-04-01

本研究では従来の隠れマルコフモデルに基づく音声合成と近年の深層学習に基づくEnd-to-End音声合成を融合した次世代音声合成技術の開発を目的とする。「統計的生成モデルに基づくニューラルネットワークの構造化」および「音声合成のための中間的特徴を利用した半教師有り学習の枠組み」という2つのアイデアを核として、現状の深層学習に基づくEnd-to-End音声合成における3つの問題点、1.従来手法に比べ学習に大量のデータが必要、2.直感的に理解しやすい音声特徴に基づいた合成音声のコントロールが困難、3.入力と出力を繋ぐ中間的な特徴表現や不完全なデータを利用する枠組みが未確立、の解決を目指す。
著者
橋本 悟 小澤 茂樹
出版者
日本交通学会
雑誌
交通学研究 (ISSN:03873137)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.115-124, 2010 (Released:2019-05-27)
参考文献数
16
被引用文献数
1

鉄道貨物輸送とトラック輸送は輸送サービスの質が異なる。本稿では鉄道貨物輸送の規模の経済や全要素生産性上昇率を推定し、これらを用いて鉄道貨物輸送とトラック輸送の輸送サービスの輸送特性を比較した。その結果、鉄道貨物輸送には規模の経済が発生し、長距離輸送に優位な輸送モードであることが確認できた。一方で、トラック輸送の全要素生産性上昇率は鉄道貨物輸送のそれよりも高いことが確認できた。
著者
妹尾 拓司 橋本 晋輔 三ツ井 奨一朗 山本 涼平 猪谷 富雄
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.90, no.2, pp.182-193, 2021-04-05 (Released:2021-05-20)
参考文献数
52

葉色が緑色でないイネ(葉色変異稲)は,観賞用イネとして水田アートやドライフラワーなどに用いられる.中でも植物体が紫色に見える品種を紫稲,黄色に見える品種を黄稲という.紫稲および黄稲の利用に際して,その品種特性の解明と安定した色素発現が重要になる.紫稲の着色はアントシアニンによるもので,その生合成は他の作物の場合と同様に栽培時の光質・光量の影響を強く受けると考えられるが報告は少ない.本研究では,紫稲9品種および黄稲2品種の計11品種を対象に,水田での栽培のほか,UVカットフィルムや黒色寒冷紗などの被覆資材を用いて植物体に対する光量・光質を変化させたポット栽培を行い,色彩色差計を用いた葉身の色調とアントシアニン含量を測定した.実験の結果,紫稲の品種は出穂期や稈長の変異が大きく,アントシアニン含量は10倍以上の違いが認められ,その含量によって色調も赤から緑へと段階的に変化した.紫稲は,UVカットフィルムの被覆処理区でアントシアニン含量の減少が大きく,アントシアニン生合成には390 nm以下の光質が特に重要であることが示された.黄稲の2品種の色調は黄色と黄緑色を示し,また被覆処理区の色調はすべて緑に近づいた.とくに黒色寒冷紗でその傾向が強かったことから,黄稲の着色には光量が重要であると考えられた.また,年次と栽培地を変更して紫稲・黄稲など5品種を栽培し,3種類の非破壊測定器を適用して,葉身の色彩色差値,葉緑素含量(SPAD値),アントシアニン含量(ACI値)の測定値から,その違いを明確にした.
著者
森岡 一幸 李 周浩 橋本 秀紀
出版者
The Robotics Society of Japan
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.103-111, 2004-01-15 (Released:2010-08-25)
参考文献数
17
被引用文献数
5 5

In the environment that human and robots coexist, mobile robots have to approach human as much as possible in order to provide human with physical services. For friendly interaction with human, the robots should be able to afford human-affinitive movement. In this paper, human following, as one of human-affinitive movements, of robot is achieved. The human following robot requires several techniques; the recognition of the target human, the recognition of the environment around the robot, and the control strategy for stable human following. In this research, Intelligent Space, where many sensors and intelligent devices are distributed, is used for the recognition of the target human and the environment around the robot. The control law based on the virtual spring model is proposed to mitigate the difference of movement between the human and the mobile robot. The proposed control law is applied to Intelligent Space and its performance is verified by computer simulation and experiment.
著者
林 輝明 上田 昌宏 中澤 公揮 橋本 佳奈 桂木 聡子 天野 学 清水 忠
出版者
一般社団法人 日本薬学教育学会
雑誌
薬学教育 (ISSN:24324124)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.2021-039, 2022 (Released:2022-05-13)
参考文献数
10

基礎実習や臨床事前実習の学習効果を向上させるためには,受講生が既に学習済の内容が実習内容と繋がっているかを予習し,関連する部分の知識を整理した上で実習に取り組むことが望ましい.我々は,臨床事前実習コースの化学的な知識を踏まえた配合変化の学習において,チーム基盤型学習(TBL)を導入し,応用演習の部分に実習を位置づけた方略を構築した.授業終了後に行ったアンケートの因子分析およびクラスター分析の結果から,臨床に関連する化学的な知識に自信がなくてもTBLを経験することによって,実習内容が理解できたと実感している可能性が示された.TBLと実習を組み合わせた本授業方略が,化学的な知識と臨床を繋ぐ実習内容の理解度を高める可能性のあるプログラムであることが示唆された.
著者
橋本 邦衛
出版者
社団法人 日本産業衛生学会
雑誌
産業医学 (ISSN:00471879)
巻号頁・発行日
vol.5, no.9, pp.563-578, 1963-09-20 (Released:2008-04-14)
参考文献数
28
被引用文献数
9 7

flicker値(FF)の生理学的意味を明らかにするにはチラツキの融合が,どの部位でおこるかを知ることである。Sherrington, Hecht, Granit以来,融合部位は網膜だと信ぜられてきたが,Walkerや小木の電気生理学的実験によって,視覚系に誘発される電位変動は,網膜でも融合するが,視覚皮質野では,その約1/2の低頻度で融合をおこすことが明らかにされ,また感覚的な融合頻度は,新皮質の興奮性を示す脳波のpatternとほぼ平行して変化することが,Gellhornや筆者によって確かめられた。また緊張や注意の集中によってFFが高進するのは,視覚中枢における生理的融合頻度の上昇とともに,視覚連合皮質の自発的興奮により,時間識別力が増大するためであって,おそらく中枢で生理的融合がおこる前に,これを感覚的に融合と判断する機能が,FFの基礎であると考えられる。 要するにFFは,視覚系をふくむ知覚連合皮質の興奮性の一つの表現であって,もし網膜の興奮性がほぼ一定に保たれ,またチラツキの出現点の判別に大きな誤差がなければ,FFは知覚皮質領域の興奮水準,あるいは意識の機能水準を示す生理学的指標とみることができ,また労働生理学や精神生理学の重要な研究手段として利用することができると考える。 FFは,疲労時に測定しても低下しないことがある。もし作業終了時のような,興奮が一時的に高まる時期に測定するとか,あるいはtestが被検者に興奮刺激を与えるようなことがあれば,FFの低下は陰蔽されて測定値に現われぬことも当然である。FFの測定が他の生理学的測定と最も異なる点は,testが被検者の意識状態を刺激し,それがFFを変化させること,つまり測定が不確定だということである。測定の物理的条件を一定にするだけではこの不確定性は解決されない。ここにflicker testの難かしさと意味が存在することを指摘し,測定の具体的な進め方について筆者の見解を述べた。
著者
藤沢 孝司 秋山 順史 若杉 正則 松下 文彦 鈴木 浩之 式守 道夫 水野 明夫 橋本 賢二
出版者
特定非営利活動法人 日本顎変形症学会
雑誌
日本顎変形症学会雑誌 (ISSN:09167048)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.79-83, 1992-04-30 (Released:2011-02-09)
参考文献数
7

A case of mandibular prognathism with Marfan's syndrome treated with sagittal splitting ramus osteotomy was presented.A 37 year-old man, complaining of difficulty of mouth opening was referred to our clinic. The patient was diagnosed as bilateral temporomandibular joints arthrosis with mandibular prognathism.Although occlusal treatment with bite splint was effective to some extent, intermittent trismus did not disappear, so bilateral sagittal splitting ramus osteotomy was performed to correct his dental malocclusion.Postoperative course was not eventful and his range of mouth opening increased to 35mm between incisal edges of maxillary and mandibular central incisor.