著者
茗荷 傑 橋本 恵祐 亀井 宏行 渡邊 眞紀子
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理学評論 Series A (ISSN:18834388)
巻号頁・発行日
vol.90, no.3, pp.257-270, 2017-05-01 (Released:2022-03-02)
参考文献数
22

諏訪之瀬島における今日の農業土地利用を支える土壌の特性を明らかにすることを目的として,農耕地,放牧地,林地および1813年噴出のスコリア層下の埋没土層の土壌分析を行った.対象とした土壌は「火山放出物未熟土」と一部「未熟黒ボク土」に分類された.土壌分析の結果,農業にとって不適な土地ではないことが明らかとなったが,現在も噴火活動による降灰が続くため,諏訪之瀬島の土壌が黒ボク土へと成熟していくことは期待しにくい.露頭の埋没A層の特性は,土つくり実験地,ミカン栽培地,および斜面の崖下にある竹林の土壌特性に類似していた.緑肥の投入など人間による積極的な干渉が強い土壌ほど地力が高いことが示された.埋没A層は1813年の無人島化以前の農業生産活動を支えた土壌であり,諏訪之瀬島の資源であるといえる.今日の農業基盤拡大にあたり,過去の土壌資源を活用することが効果的であると考えられる.
著者
橋本 征二
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会誌 (ISSN:18802761)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.2, 2022 (Released:2022-01-25)

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1 0 0 0 維新日誌

著者
橋本博 編
出版者
静岡郷土研究会
巻号頁・発行日
vol.第1期 巻3, 1935
著者
鬼塚 健一郎 星野 敏 橋本 禅
出版者
一般社団法人 環境情報科学センター
雑誌
環境情報科学論文集 Vol.27(第27回環境情報科学学術研究論文発表会)
巻号頁・発行日
pp.335-340, 2013-11-26 (Released:2015-02-07)
参考文献数
8
被引用文献数
1

農村地域においてもインターネット利用環境の整備が進んでおり,SNS 等のソーシャル・メディアには地域のための新たな交流の場としての役割が期待される。一方で,そのようなツールの利用が個人的なものに偏ると,逆に地域意識が低下し,地域コミュニティが一層弱体化することも懸念される。本研究では,SNS の利用タイプ間における地域意識の差について比較分析を行った。その結果,1)地域意識は外向き・内向きで異なること,2)実名SNS の利用者では,特に外向きの地域意識が高いこと,3)いずれの地域意識についても農村部の方が都市部より高いこと,4)将来,実名SNS の利用により地域外との交流の活発化が期待できることなどが明らかとなった。
著者
廣澤 春任 名取 通弘 紀伊 恒男 高野 忠 橋本 樹明 大西 晃 井上 浩三郎 村田 泰宏 三好 一雄 井上 登志夫 野田 隆彦 栗林 豊 田嶋 隆範 近藤 久美子 佐々木 崇志 箭内 英雄 萩野 慎二 小倉 直人 岡本 章 杉山 祥太郎 HIROSAWA Haruto NATORI Michihiro KII Tsuneo TAKANO Tadashi HASHIMOTO Tatsuaki OHNISHI Akira INOUE Kouzaburo MURATA Yasuhiro MIYOSHI Kazuo INOUE Toshio NODA Takahiko KURIBAYASHI Yutaka TAJIMA Takanori KONDOH Kumiko SASAKI Takashi YANAI Hideo HAGINO Shinji OGURA Naoto OKAMOTO Akira SUGIYAMA Shohtaro 中川 栄治 NAKAGAWA Eiji
出版者
宇宙科学研究所
雑誌
宇宙科学研究所報告 (ISSN:02852853)
巻号頁・発行日
vol.101, pp.1-27, 1998-06

科学衛星「はるか」は, スポース VLBI に必要な工学諸技術の実験ならびにスペース VLBI による電波天文観測を行うことを目的として, 1997年2月12日, 宇宙科学研究所の新型ロケット M-V の初号機により打ち上げられた。「はるか」では数々の工学的課題への取り組みがなされたが, それらの中で, ケーブルとメッシュからなる, 有効開口径8cmのパラボラアンテナの軌道上での展開が, 最大の工学的課題であった。打ち上げ約2週間後の2月24日から28日にかけてアンテナ展開実験を行い, 展開に成功した。本稿は「はるか」のアンテナ展開実験を, 衛星システム全体としてのオペレーションの観点から詳述するものである。
著者
橋本 隆雄 内田 秀明 宗川 清
出版者
国士舘大学理工学部
雑誌
国士舘大学理工学部紀要 = TRANSACTIONS OF THE KOKUSHIKAN UNIVERSITY SCHOOL OF SCIENCE AND ENGINEERING (ISSN:18824013)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.77-94, 2020-03-31

The residential land in the Omagari area of Kitahiroshima City collapsed 28 houses along the river by the 2018 Hokkaido Iburi Eastern Earthquake. In addition, the stricken area suffered heavy rain by Typhoon 21 the day before the earthquake. The cause of the damage is thought to be an increase in groundwater level in the valley-filled embankment in addition to the earthquake. Therefore, in this paper, the cause of residential land damage was estimated by slip stability analysis, and the effect of groundwater reduction method was clarified.
著者
山本 憲志 橋本 眞明
出版者
日本赤十字北海道看護大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

炭酸泉浴(CO2 ≥1000 ppm)は浸漬部皮膚の紅潮、皮膚血流の改善などが観察されている。炭酸泉浴の応答において、交感神経活動の減少が筋疲労回復の促進される可能性がある。我々はレジスタンス運動後の筋硬度や筋肉痛といった疲労回復に人工炭酸泉浴が影響を与えるか否かを検討した。レジスタンス運動後3日目に筋硬度は最大となり、その後漸次低下した。水道水浴における筋肉痛は運動後2日目にピークとなり、その後漸次低下した。炭酸泉浴において筋肉痛は3日目に消失した。人工炭酸泉浴は筋疲労からの急速な回復に貢献できる可能性を秘めていることが示唆された。
著者
橋本 政朋
雑誌
ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2022論文集
巻号頁・発行日
vol.2022, pp.153-154, 2022-08-29

ソースコードがどのように変更されたのかを調べる際には,テキストとしての差分を計算するツールを用いることが一般的である.しかしながらそのようなツールは基本的に記述言語の文法を考慮せず変更を行単位で示すのみであるため,ソースコードの最適化や不具合修正などの変更パターンを抽出するといった用途には不向きである.本稿では,テキストを行単位で比較するのではなく抽象構文木をノード単位で比較するツールDiff/ASTを紹介する.